JP2523681B2 - 鋼管の防食方法 - Google Patents

鋼管の防食方法

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JP2523681B2 JP23582887A JP23582887A JP2523681B2 JP 2523681 B2 JP2523681 B2 JP 2523681B2 JP 23582887 A JP23582887 A JP 23582887A JP 23582887 A JP23582887 A JP 23582887A JP 2523681 B2 JP2523681 B2 JP 2523681B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は鋼管の防食方法に関し、更に詳しくは防食テ
ープを用いる鋼管、特に溶接部の防食方法に関する。
<従来の技術> 石油、ガスなどの流体物の輸送方法の一つとして鋼管
を用いてパイプラインを施敷する方法が行われている。
かかる方法の一つの問題点は鋼管が腐食することであ
る。
これまでかかる鋼管の腐食を防止する方法として種々
の方法が採用されており、主に鋼管表面に各種ライニン
グを施こした防食被覆法が行なわれている。
このような方法としては、 瀝青物層をコーティングする方法。
ポリエチレン系防食テープを巻き付ける方法。
が主として行なわれているが、これらは何れも鋼管温度
が上昇した際の防食性に問題点を有するものである。即
ち、瀝青物層をコーティングした場合、高温下では軟化
してしまうため外的な応力が加わると変形や流れ出しが
起こり防食性能に欠ける。また、ポリエチレン系防食テ
ープを用いた場合でも該テープの接着剤層を形成してい
る材料が軟化して同様の現象を起こすようになる。従っ
て、これらの防食方法では鋼管温度が50〜60℃程度まで
のものに使用条件が限定されるものである。
近年、80〜100℃のような高温になる鋼管の防食方法
として、 耐熱性エポキシ粉体塗料による粉体塗装法。
ポリエチレン押し出し被覆法。
が提案されて実施されている。
これらのものは3次元架橋したエポキシ樹脂を主体と
していたり、耐熱グレードのポリエチレンを用いてお
り、高温下での前記問題点を改善するものである。
<発明が解決しようとする問題点> しかしながら、上記改善された防食方法は施工された
防食被覆層に高温下での性能を付与したものであって、
実際に石油や重油などの流体を輸送するパイプラインに
施工する場合には充分ではない。
つまり、上記方法は専用の加熱設備や、塗装設備、押
し出し設備が必要なために工場内でしか鋼管への被覆操
作が行なえず、被覆を施こした鋼管をパイプライン施設
現場へ搬送して、現場で被覆鋼管を溶接しなければなら
ない。ところが現場での溶接を行なうと、溶接部および
その付近の被覆層が溶接熱により焼失や劣化を起こすこ
とになるので、鋼管の両端数十cmには被覆を施こさない
のが実情であり、この部分(溶接部分)の被覆が不可欠
である。
そこでこの部分に防食被覆を施こす場合に、前記した
ように改善された方法では設備的に搬入することが困難
であり、結局、従来からのポリエチレン系防食テープな
どの加熱操作を必要としない方法を用いざるを得ず、こ
の部分(溶接部分)については耐熱性に依然、問題点を
有するものである。
従って、本発明の目的は上記したような鋼管の溶接部
分においても優れた防食性、特に耐熱性にも優れた防食
被覆層が得られる防食方法を提供することにある。
<問題点を解決するための手段> 本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意検討を行なっ
た結果、特定組成の下塗り剤を鋼管に塗布し、且つ特定
構造からなる熱硬化性防食テープを施工に用いることで
優れた防食被覆層が得られることを見い出し、本発明に
至った。
即ち、本発明は鋼管表面に、有機溶剤を含む下塗り剤
層を形成せしめ、次いで該下塗り剤の有機溶剤が揮発し
ない間に、耐熱性ポリオレフィンの両面に接着性ポリオ
レフィン層が形成され且つ該接着性ポリオレフィン層の
一方に織布または不織布にて補強されたエポキシ樹脂組
成物からなる接着剤層が形成されてなる熱硬化性防食テ
ープを重ね巻きする方法であって、且つ該下塗り剤が有
機溶剤と上記エポキシ樹脂組成物を常温で硬化剤を含有
してなるものであることを特徴とする鋼管の防食方法に
関するものである。
本発明の防食方法に用いる熱硬化性防食テープは耐熱
性に優れた防食テープであり、常温下でも施工可能なも
のである。該防食テープの接着剤層を形成するエポキシ
樹脂組成物は、エポキシ樹脂及び/又は変性エポキシ樹
脂とこれを硬化し得る硬化剤を必須成分として含むもの
が好ましく、必要に応じて硬化促進剤、充填剤、軟化
剤、接着性付与剤、着色剤、熱可塑性樹脂、ゴム、老化
防止剤、カップリング剤などの各種添加剤を含むもので
ある。
上記エポキシ樹脂としてはビスフェノール系、ノボラ
ック系の如きグリシジルエーテル型、グリシジルエステ
ル型、グリシジルアミン型などのエポキシ樹脂がある。
また、変性エポキシ樹脂としては、エポキシウレタン樹
脂、エポキシエステル樹脂、エポキシアルキド樹脂、エ
ポキシフェノール樹脂、エポキシアルキドメラミン樹
脂、ゴム変性エポキシ樹脂などがある。これらの1種を
単独で、または2種以上を併用して使用する。これらの
エポキシ樹脂のうち硬化剤の強度や接着性、防食性の点
からはビスフェノールA型エポキシ樹脂を使用するエポ
キシ樹脂のうち少なくとも50重量%配合することが好ま
しい。
また、上記エポキシ樹脂組成物は常温で粘着性を有す
るか、もしくは施工温度で粘着性を発揮するものが好ま
しい。つまり、本発明における熱硬化性防食テープは施
工時の巻き付け作業の際に加熱設備を用いずに接着剤層
が粘着性を発揮すればよいので、常温パイプに施工する
場合には常温で液状のエポキシ樹脂と同形のエポキシ樹
脂を併用して常温にて適度な粘着性を発揮するように設
計し、また高温にて稼動中のパイプに施工する場合には
常温で固形のエポキシ樹脂の中から適宜選択し、施工温
度で粘着性を発揮するようにすることが好ましい。
上記エポキシ樹脂を硬化させるための硬化剤として
は、エポキシ樹脂に通常用いる硬化剤が広く適用される
が、その適用部位を考慮して120℃以下で硬化し得るも
のがよく、たとえばジアミノジフェニルアミンの如き芳
香族ジアミン、脂肪族アミンと脂肪族ジカルボン酸の縮
合物、ジシアンジアミド、イミダゾール類などのアミン
系硬化剤、無水テトラヒドロフタル酸、無水ベンゾフェ
ノンテトラカルボン酸、無水トリメリット酸などの有機
酸無水物系硬化剤、フェノール樹脂、ビスフェノールA
などのフェノール系硬化剤などが挙げられる。これら硬
化剤は1種または2種以上で使用される。
また、エポキシ樹脂とその硬化剤の選定にあたっては
その硬化物のガラス転移温度が防食施工物の使用温度環
境より高いものが好ましい。
またエポキシ樹脂組成物には必要に応じて次の様な各
種添加剤を含有せしめることができる。たとえば接着剤
層の粘度調整および硬化後の強度向上の目的で、炭酸カ
ルシウム、タルク、アスベスト、けい酸類、カーボンブ
ラック、コロイダルシリカなどの充填剤が用いられる。
配合量は、エポキシ樹脂100重量部に対して通常0〜300
重量部程度とすればよい。さらに、粘度を下げ、ぬれ性
を向上させる目的で、ブチルグリシジルエーテル、長鎖
アルコールのモノグリシジルエーテルなどの反応性希釈
剤、ジオクチルフタレートのごときフタル酸系可塑剤、
トリクレンジホスフェートのごときりん酸系可塑剤など
を配合できる。これらの量は、エポキシ樹脂100重量部
に対して通常0〜30重量部程度とするのがよい。
接着性ポリオレフィン層と接着剤層の接着性を良好に
するために、エポキシ樹脂組成物に接着性ポリオレフィ
ン層に用いる樹脂を配合することもできる。この場合の
配合量はエポキシ樹脂100重量部に対して接着性ポリオ
レフィン0〜30重量部程度とするのがよい。
本発明の方法に用いる熱硬化性防食テープの上記接着
剤層は織布または不織布を内在するものである。内在さ
せるには織布または不織布にエポキシ樹脂組成物を直接
塗布したり、転写により層状に設けて接着剤層の内部に
埋入する方法や、貼り合わせたのち圧着して織布または
不織布にエポキシ樹脂組成物を含浸させる方法などが採
用できる。内在させることにより、接着剤層を補強し保
形性を高めて施工時、特に高温配管への施工においても
加熱により接着剤層の流動性が高まることを抑制でき、
密着性不良に陥いることが防止できる。また、これらの
効果以外にも硬化後の接着剤層の強度を向上させ外部か
らの衝撃力などによる接着剤層の破損を防ぐ効果もあ
る。
このような織布または不織布の材質は特に制限されな
いが、ある程度の耐熱性は必要であり、好ましくは120
℃以上のビカット軟化点を有するポリエステル、ナイロ
ン、ビニロンなどの合成樹脂やガラス繊維、カーボン繊
維などの無機性基材が用いられる。これらのうち、エポ
キシ樹脂組成物との接着性や親和性、耐熱性、経済性の
点からはガラス繊維からなる織布や不織布が特に好適で
ある。
また、上記織布や不織布としては、被着体への追従性
と接着剤層の流れ出し防止機能を有するものが好まし
く、厚さが0.3mm以下でかつ、接着剤層全体の厚さの20
〜80%であるものが好適である。厚さが上記範囲以上の
ものでは被着体の追従性が不充分となり、上記範囲以下
のものでは接着剤層の流れ出し防止効果が不充分となる
場合がある。
次に本発明で用いる熱硬化性防食テープの支持体を形
成する耐熱性ポリオレフィンフィルムは、使用環境温度
で軟化しないことが必要であり、好ましくはビカット軟
化点(ASTM−D1525、1Kg荷重)が120℃以上のポリプロ
ピレンまたはポリエチレンを使用し、これらの1種を単
独で、または2種以上を積層または混合して使用する。
また上記耐熱性ポリオレフィンフィルムには必要に応
じて、着色剤、酸化防止剤、充填剤など各種添加剤を配
合することができる。またテープとしての柔軟性を確保
するため通常5〜100μm、好ましくは10〜600μmの厚
みにする。
一般に高い軟化温度を有するプラスチックフィルムは
それ自体柔軟性に乏しいものが多く、支持体の厚みを厚
くしすぎるとテープとしての柔軟性が極端に損なわれ、
テープ巻き付け作業性の低下などを起こしやすい。
耐熱性ポリオレフィンフィルムは透水性が非常に低
く、接着剤層の吸水による劣化を防ぐのに極めて有効な
ものであるが、一般に極性が低いことに起因してエポキ
シ樹脂との接着性が劣るものである。このため、耐熱性
ポリオレフィンフィルムの表面に接着処理を施す必要が
あり、また、このテープの使用方法はパイプなどにラッ
プ巻き(重ね巻き)であるので、耐熱性ポリオレフィン
フィルムの両面に接着性ポリオレフィン層を形成する必
要がある。
ここで使用する接着性ポリオレフィン樹脂とはポリオ
レフィン樹脂に不飽和カルボン酸またはその無水物また
は不飽和エポキシ単量体を変性剤としてグラフト重合さ
せた変性ポリオレフィン樹脂であり、変性剤の量は変性
ポリオレフィン樹脂100重量部に対して0.1〜20重量部好
ましくは0.2〜15重量部更に好ましくは0.5〜10重量部で
ある。
上記変性ポリオレフィン樹脂のベースとなるポリオレ
フィン樹脂にはポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−ビニルア
セテート共重合体(熱可塑性共重合ポリエステル)があ
る。
また上記変性剤としての不飽和カルボン酸およびその
無水物としてはアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、フマル酸、無水マレイン酸、無水フマル酸、イタコ
ン酸などがあり、不飽和エポキシ単量体としてはグリシ
ジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、イタコ
ン酸のモノ、ジおよびトリグリシジルエステル、アクリ
ルグリシジルエーテル、3,4−エポキシ−1−ブテンな
どがあり、好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、グリシジルアクリレート、
グリシジルメタクリレートなどを用いる。
上記接着性ポリオレフィン層の厚みは、それぞれ10〜
80μm、好ましくは15〜50μm程度である。この厚みが
あまりにも小さすぎると前記耐熱性ポリオレフィンフィ
ルムとの密着性が不充分となり、また厚みがあまりにも
大きすぎる場合は、耐熱性ポリオレフィンフィルムと接
着剤層との間へ水分が侵入しやすくなり高温多湿環境下
での耐久性に問題を生じることがある。
また、上記接着性ポリオレフィン樹脂は使用環境温度
での接着力を確保するためにビカット軟化点が90℃以上
であることが好ましい。
このような構成からなる熱硬化性防食テープの製造方
法の一例を示すと次の通りである。先ずテープの支持体
層に関しての製法としては(イ)耐熱性ポリオレフィン
樹脂をカレンダー加工や押出成形によりピンホールなど
の欠陥のない1層または2層以上の構造を有するフィル
ムとし、インフレーション成形等により作った接着性ポ
リオレフィンフィルムと貼り合せする方法、(ロ)耐熱
性ポリオレフィン樹脂と接着性ポリオレフィン樹脂とを
多層押出成形法により耐熱性ポリオレフィン層の両側に
接着性ポリオレフィン層を有する多層構造のフィルムと
する方法などがあり、これらの方法によりテープの支持
体層を作成することができる。
次いで、上記テープ支持体層に押出成形法、カレンダ
ー加工法などによりシート化したエポキシ樹脂組成物層
に織布または不織布を貼り合わせ、ロールプレスにより
織布または不織布をエポキシ樹脂組成物層内へ埋入させ
て得た接着剤層を、上記支持体層に貼り合わせることに
より上記熱硬化性防食テープが得られる。
いずれの場合も、接着剤層の厚みは、良好な接着力を
得るために20μm以上であるのが好ましい。また、テー
プとして使用する際に巻き戻しが困難な場合には、予め
接着剤層に離型用フィルムを貼り付けておき使用時にこ
の離型フィルムを剥離しながらテープを配管に巻き付け
るのが好ましい。
本発明の防食方法は基本的には下塗り剤の塗布、及び
上記防食テープの重ね巻きからなっている。
本発明において使用する下塗り剤としては、防食テー
プの接着剤層を形成するエポキシ樹脂組成物を常温で硬
化し得る硬化剤を必須成分として含み、その他に必要に
応じて硬化促進剤、希釈剤、有機溶剤、充填剤、軟化
剤、接着性付与剤、着色剤、酸化防止剤、流れ調整剤な
どを含むものが使用される。
この際の硬化剤としては使用する防食テープの接着剤
層の硬化剤として作用するものが広く使用でき、特に接
着剤層と相溶性を有するものが好ましい。硬化剤として
は常温でエポキシ樹脂を硬化できる通常の常温硬化用硬
化剤が使用され、更に詳しくは、ポリアミドポリアミ
ン、脂肪族ポリアミン、芳香族ポリアミン、脂環式ポリ
アミンなどが例示できる。これら以外の硬化剤や硬化促
進剤なども勿論使用可能で、たとえば酸無水物、ポリア
ミド、スルフィド樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、
メラミン樹脂などの初期縮合物、ジシアンジアミドをは
じめ、触媒的に使用する第3級アミン類、三弗化硼素−
アミンコンプレックスなども用いることができる。これ
ら硬化剤は1種または2種以上で使用される。
硬化剤の配合量は下塗り剤全量の1重量%以上、好ま
しくは2重量%以上である。配合量が1重量%に達しな
い場合、鋼管と防食テープの接着剤層とのぬれが不充分
となり、接着性の低下を生じることがある。
また、本発明において防食テープを鋼管に巻き付けた
後、速やかに接着剤層を常温硬化させたい場合には、下
塗り剤の硬化剤としてエポキシ樹脂を常温硬化させる付
加重合型硬化剤に、エポキシ樹脂を常温硬化させる塩基
性重合触媒を併存させることが好ましい。
この際に使用される付加重合型硬化剤は、エポキシ基
との反応によって架橋構造物中に組み込まれるため、エ
ポキシ樹脂シートと被着体の接着界面にトラップされや
すく、また、塩基性重合触媒の共存下では反応速度が非
常に大きくなるため、エポキシ樹脂シートと被着体の界
面の接着を早めるのに効果的であり、エポキシ樹脂シー
ト全体が硬化するまでに界面の接着を確保して、シート
のズレ防止、被着体の防錆効果の早期化に効果的に作用
する。このような付加重合型硬化剤としては、例えばジ
エチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラ
エチレンペンタミン、ジエチルアミノプロピアルアミン
などの鎖状脂肪族ポリアミン、N−アミノエチルピペラ
ジン、イソフォロンジアミンなどの環状脂肪族ポリアミ
ン、キシリレンジアミン、キシリレンジアミンの三量
体、キシリレンジアミン誘導体などの脂肪芳香族アミ
ン、主としてダイマー酸とポリアミンの縮合により得ら
れ、分子中に反応性の第1および第2アミノ基を有する
ポリアミドアミン、末端にSH基を有するポリメルカプタ
ンなどがあり、これらの少なくとも一種を使用する。こ
れらの中でもエポキシ樹脂との反応性の高いものが好ま
しく、例えば室温で塩基性重合触媒の存在下でエポキシ
当量約190〜200のビスフェノールA型液エポキシ樹脂と
当量で混合した場合の指触乾燥時間が1時間以下のもの
が好ましい。
但し、指触乾燥時間とは一般的には塗料などの被膜一
次形成時間を表現するものであるが、ここでは、上記混
合後厚さ約1mmに塗布して放置し、指で接触しても指に
付着するまでの時間をいう。
一方、塩基性重合触媒は通常、低分子量であるので防
食テープの厚み方向への拡散が生じやすく、少量でもテ
ープ中のエポキシ樹脂の硬化剤による硬化を促進する。
このような塩基性重合触媒としては、例えば、トリエチ
レンジアミン、N,N−ジメチル−n−ブチルアミン、N,N
−ジメチル−n−オクチル−アミン、N,N−ジメチル−
n−ドデシルアミン、N,N−ジメチルベンジルアミン、
N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、トリエチルアミ
ン、N,N−ジエチル−n−ブチルアミン、N,N−ジエチル
−n−オクチルアミン、N,N−ジエチル−n−ドデシル
アミン、N,N−ジエチル−ベンジルアミン、N,N−ジプロ
ピル−n−ブチルアミン、N,N−ジメチルピペラジン、
トリエタノールアミン、2−(ジメチルアミノメチル)
フェノール、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)
フェノールなどの第3アミン類、テトラメチルグアニジ
ン、ヘプタメチルイソビグアニドなどのグアニジン化合
物、2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール
などのイミダゾール類、DBU〔1,8−ジアザ−ビシクロ
〔5,4,0〕ウンデセン−7〕、およびDBUの塩などがあ
り、これらの少なくとも一種を使用する。特にこれらの
中でも塩基度の高いものが好ましく、pKaが10以上のも
のが好ましい。
但しpKaとは酸解離定数KaからpKa=−log Kaにより求
められる塩酸基の強さを表す1つの指数である。
特に塩基性度が高く、且つエポキシ樹脂との相溶性の
良好なものが好ましく、上記硬化物の中から例えば、テ
トラメチルグアニジン、DBU、トリエチレンジアミン、
1−ベンジル−2−メチルイミダゾールなどが特に好ま
しい。
上記付加重合型硬化剤と塩基性重合触媒とは、その反
応において相互に影響して防食テープの接着剤層の迅速
な硬化を行なうものであり、両者の配合比率は任意に設
定する。実用的には付加重合型硬化剤量/塩基性重合触
媒量は重量比で1/9〜9/1であるのが好ましく、さらに好
ましくは2/8〜8/2の範囲である。
本発明にて用いる下塗り剤には上記硬化剤が含有して
いるが、塗布できるように有機溶剤に溶解して使用に供
する。該有機溶剤量は下塗り剤の粘度にも影響し、有機
溶剤量が多い場合には防食テープの接着剤層へ拡散する
硬化剤が希釈効果によって少なくなり硬化速度が遅くな
る。また少ない場合には下塗り剤粘度が高くなるので接
着剤層へ硬化剤が拡散しにくくなり、下塗り剤が被塗物
である鋼管と防食テープの接着剤層との間に多く残留
し、接着阻害を起こしやすくなる。このために実用的に
は下塗り剤中の硬化剤量/有機溶剤量は重量比で2/1〜1
/10であるのが好ましく、さらに好ましくは3/2〜1/8の
範囲である。
このような有機溶剤は防食テープ中のエポキシ樹脂と
下塗り剤中の硬化剤とを室温下で溶解できるものであ
り、下塗り剤塗布後に防食テープを巻き付けた際に、エ
ポキシ樹脂を一部溶解し、硬化剤がエポキシ樹脂と接触
しやすくする役目をするものである。使用できる有機溶
剤としては、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、2−ペンタノン、2−ヘキサノ
ン等のケトン類、ジプロピルエーテル、イソプロピルエ
ーテル、ジブチルエーテルなどのエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、2−エチ
ルブチルアセテート、2−エチルヘキシルアセテートな
どのエステル類、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリク
ロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、トリクロ
ロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼンなどの
ハロゲン化炭化水素、メタノール、プロパノール、1−
ブタノール、イソブチルアルコールなどのアルコール
類、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、シクロヘキサンな
どの炭化水素類、メチルセロソブル、メチルセロソルブ
アセテート、セロソルブアセテートなどの多価アルコー
ル、N,N−ジメチルホルムアミド等の含窒素溶剤などが
あるが、好ましくは沸点が50〜200℃のものを使用す
る。沸点が50℃より低い場合には安全性に問題があり、
また使用時に下塗り剤塗布後防食テープを巻き付けるま
でに溶剤が揮発しやすく、下塗り剤中の硬化剤のエポキ
シ樹脂シートへの拡散が不充分になりやすい。また、沸
点が200℃より大である場合には防食テープを巻き付け
た後溶剤が揮発しにくく、硬化物に充分な強度が付与で
きなかったり、接着性不良に陥いることがある。
上記構成からなる下塗り剤は通常の塗布方法、例えば
ヘラ、刷毛、スプレーなどによって塗布するが、塗布量
は固形分量で2〜50g/m2、好ましくは3〜20g/m2の範囲
となるように調整する。塗布量が少ないと下塗り効果が
充分に発揮せず、また多すぎると被塗物と防食テープの
接着剤層との界面に未反応の硬化剤が残留し接着性不良
に陥いる原因となるために好ましくない。
また、上記下塗り剤は被覆が必要な鋼管の表面、特に
その溶接部分に塗布するが、防食テープを鋼管の同一部
分に多層に重ね巻きする場合には2重目以降は防食テー
プの接着剤層、または巻き付けてある防食テープの背面
(接着性ポリオレフィン層)に下塗り剤を塗布して防食
テープを重ね巻きする。このようにすることにより、防
食テープを重ね巻きしても常に下塗り剤は接着剤層と接
触するので、常温での硬化反応が速やかに起こるのであ
る。
本発明の防食方法をエポキシライニング鋼管の溶接部
の防食施工を具体例を挙げて説明する。
一般に該ライニング鋼管の外面は管端部から10〜数十
cmの範囲には被覆を施こさず裸管の状態となっており、
管端部同士を突き合わせて溶接作業を行なう。
次に、ブラストやサンドペーパーなどを用いて鋼管の
裸管部分の錆落とし、および表面調整を行なう。この
際、ライニング部端部から10cmぐらいまでの所も同様に
処理して汚れの除去および表面調整を行なう。
次いで、表面調整を行なった上記裸管部分およびライ
ニング部に下塗り剤を刷毛などの適宜手段により有機溶
剤揮発後の厚みが0.005〜0.5mm、好ましくは0.01〜0.2m
mとなるように塗布する。
下塗り剤塗布後、有機溶剤が揮発しないうちに速やか
に熱硬化性防食テープを第2図のような多層巻きや第3
図のようなハーフラップ巻きなどの方法で上述の下塗り
剤塗布部分に巻き付ける。既に巻き付けた防食テープの
背面に防食テープが重なって巻き付けるに際し、既に巻
き付けてある防食テープの背面または巻き付けようとす
る防食テープの接着剤層に下塗り剤を塗布して巻き付け
る。尚、巻き始めおよび巻き終りにはフッ素樹脂テープ
などの耐熱性を有するテープで仮り止めすることが好ま
しい。
また、地中埋設など、外部から大きな力を受けるよう
な場合は、上記テープを巻き付けた外側に、さらに保護
テープを巻くことにより、より完全な防食性能が確保さ
れる。この際の保護テープには、その支持体が、テープ
として取り扱える範囲内で、高い弾性率を有するプラス
チックシートまたはゴムシートであるのが好ましく、そ
の接着剤層は非極性ゴムを主成分とする粘着性コンパウ
ンドが好ましい。保護テープは、少なくとも本発明の防
食テープの接着剤層が硬化するまでの間では、土圧、石
などの外力からテープを保護し、デープのずれ、の発生
を防止する効果がある。
<実施例> 皺以下、本発明を実施例により具体的に説明する。但
し、部とあるのは重量部を意味する。
実施例1 外径50mmの鋼管の端から5cmを残して外面にエポキシ
粉体塗装を施こした塗装鋼管の端部同士をつき合わせて
溶接を行ない試験体とした。
試験体の裸管部分(約10cm)およびエポキシ塗装部分
の端から各5cmをサンドペーパー(#240)で研磨した
後、下記配合で調整した下塗り剤を溶剤揮発後の重量
(固形分重量)が10g/m2となるように刷毛塗りし、その
直後に下記構成の幅200mmの防食テープを3重に巻き付
けた。その際、2重目以降は既に巻き付けてあるテープ
の背面に下塗り剤を刷毛塗りしながら巻き付けた。テー
プの巻き終わりをフッ素樹脂テープにて仮り止めした。
下塗り剤配合組成 1−ベンジル−2−メチルイミダゾール ……20部 ポリアミドアミン(活性水素当量65g/eq.) ……20部 メチルエチルケトン ……50部 酢酸エチル ……20部 防食テープの構成 耐熱性ポリオレフィン層:ビカット軟化点155℃、メ
ルトフローインデックス0.5g/10分のポリプロピレン、
厚さ300μm。
接着性ポリオレフィン層:上記ポリプロピレンに無水
マレイン酸をグラフトした変性ポリプロピレン(ポリプ
ロレン100重量部に対する無水マレイン酸の付加量を2.0
重量部、ビカット軟化点140℃、メルトフローインデッ
クス0.8g/10分)、厚さ30μm:耐熱性ポリオレフィン層
の両面に形成。
接着剤層:厚さ300μm(厚さ70μm、重量40g/m2
ポリエステルクロス内圧) 接着剤層配合組成 ビスフェノールA型エポキシ樹脂(エポキシ当量19
0) ……100部 フェノキシ樹脂(分子量40,000)…… 20部 ブチルジグリシジルエーテル ……10部 微粉末タルク ……50部 γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン…
…1部 ジシアンジアミド ……5部 2−ウンデシルイミダゾール ……1部 実施例2 実施例1において防食テープの幅を40mmとし、裸管部
分の被覆端部の合計20cmに対してハーフラップ(テープ
が半分重なるスパイラル巻き)にて巻き付け、ラップ部
の接着剤層にも下塗り剤を塗布して施工し、その他は実
施例1と同様に処理した。
実施例3 実施例1に於いて、防食テープの構成及び接着剤層の
配合組成を下記とし、その他は実施例1と同様に処理し
た。
防食テープの構成 耐熱性ポリオレフィン層:ビカット軟化点128℃、メ
ルトフローインデックス0.5g/10分の高密度ポリエチレ
ン、厚さ300μm。
接着性ポリオレフィン層:上記ポリエチレンにメタク
リル酸をグラフトした変性ポリエチレン(ポリエチレン
100重量部に対するメタクリル酸付加量3.0部、ビカット
軟化点120℃、メルトフローインデックス0.8g/10分)、
厚さ30μm、耐熱性ポリオレフィン層の両面に形成。
接着剤層:厚さ300μm(厚さ40μm、重量20g/m2
ポリエステルの不織布内在) 接着剤層の配合組成 ビスフェノールA型エポキシ樹脂 ……70部 (エポキシ当量190) ビスフェノールA型エポキシ樹脂 ……30部 (エポキシ当量1,700) 両末端にカルボキシル基を有するアクリロニトリルブ
タジエン共重合体 ……20部 (平均分子量4,000) 結晶性シリカ粉末(平均粒度20μm) ……100部 γ−アミノプロピルトリメトキシシラン ……1部 アジピン酸ヒドラジド ……5部 2−メチルイミダゾール ……1部 実施例4 実施例1において下塗り剤配合を下記の配合とし、そ
の他は実施例1と同様に処理した。
下塗り剤配合組成 テトラメチルグアニジン ……15部 イソホロンジアミン変性物 ……20部 (活性水素当量100g/eq.) メチルエチルケトン ……40部 シクロヘキサン ……25部 比較例1 実施例1において下塗り剤を使用せずにテープを巻き
付けた。その他は実施例1と同様に処理した。
比較例2 実施例2に於いて接着性ポリオレフィン層を形成しな
いテープを巻き付けた。その他は実施例2と同様に処理
した。
比較例3 実施例2において接着性ポリオレフィン層を耐熱性ポ
リオレフィン層側の片側のみ(接着剤層側のみ)に形成
したテープを巻き付けた。その他は実施例2と同様に処
理した。
比較例4 実施例1において接着剤層を形成しないテープを巻き
付けた。その他は実施例1と同様に処理した。
上記の実施例、ならびに比較例の被覆鋼管を40℃で20
時間放置した後、以下の試験を行い第1表に示す結果を
得た。
(1)熱水試験:被覆鋼管を100℃沸水中に20日間浸漬
した後、被覆のふくれの発生の観察、ピンホールテスタ
ーにより湿潤状態にてDC100Vでピンホールの有無の確認
を行った。
(2)埋設試験:被覆鋼管内に熱媒オイルを流すことが
できるように鋼管両端に耐熱、耐圧ホースを取り付け、
地下1mに埋設した後、100℃の熱媒用オイルを1000ml/mi
nの流量で20日間流し続けた。その後この被覆鋼管を取
り出し、常温に戻した後、被覆のふくれ、しわなどの外
観変化を観察した。
<発明の効果> 上記実施例からも明らかなように本発明の防食方法に
よると優れた耐熱性を有する防食処理鋼管、特に溶接部
に対する防食被覆を施こした鋼管が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法で使用する熱硬化性防食テープの
1例を示す断面図、第2図は本発明の方法により防食テ
ープを多重(多層)巻きする施工図、第3図は防食テー
プをハーフラップ巻きする施工図を示す。 1……耐熱性ポリオレフィン、2,2′……接着性ポリオ
レフィン、3……接着剤層、4……織布または不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−82022(JP,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管表面に、有機溶剤を含む下塗り剤層を
    形成せしめ、次いで該下塗り剤の有機溶剤が揮発しない
    間に、耐熱性ポリオレフィンの両面に接着性ポリオレフ
    ィン層が形成され且つ該接着性ポリオレフィン層の一方
    に織布または不織布にて補強されたエポキシ樹脂組成物
    からなる接着剤層が形成されてなる熱硬化性防食テープ
    を重ね巻きする方法であって、且つ該下塗り剤が有機溶
    剤と上記エポキシ樹脂組成物を常温で硬化しうる硬化剤
    を含有してなるものであることを特徴とする鋼管の防食
    方法。
  2. 【請求項2】耐熱性ポリオレフィンフィルムが100℃以
    上のビカット軟化点を有するポリプロピレン又はポリエ
    チレンからなり、接着性ポリオレフィン層が80℃以上の
    ビカット軟化点を有するものであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の鋼管の防食方法。
  3. 【請求項3】エポキシ樹脂組成物が常温で粘着性を有す
    るか、もしくは施工温度で粘着性を発揮するものである
    特許請求の範囲第1項記載の鋼管の防食方法。
  4. 【請求項4】エポキシ樹脂組成物がエポキシ樹脂及び/
    又は変性エポキシ樹脂と硬化剤とを含有し、且つ120℃
    以下の温度で硬化可能な組成物である特許請求の範囲第
    1項または第3項記載の鋼管の防食方法。
  5. 【請求項5】下塗り剤がエポキシ樹脂を常温硬化させる
    塩基性重合触媒と、エポキシ樹脂を常温硬化させる付加
    重合型硬化剤と、有機溶剤からなるものである特許請求
    の範囲第1項記載の鋼管の防食方法。
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