JPH0225521Y2 - - Google Patents

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JPH0225521Y2
JPH0225521Y2 JP9751385U JP9751385U JPH0225521Y2 JP H0225521 Y2 JPH0225521 Y2 JP H0225521Y2 JP 9751385 U JP9751385 U JP 9751385U JP 9751385 U JP9751385 U JP 9751385U JP H0225521 Y2 JPH0225521 Y2 JP H0225521Y2
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JP
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rolling
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JP9751385U
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  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、傾斜圧延機の案内板支持構造に関す
る。
[従来の技術] 一般に、継目無鋼管の穿孔工程には、第8図に
示すように、一対の圧延ロール1を傾斜配置する
とともに、上記両圧延ロール1が形成する圧延領
域の両側に一対の固定シユー2を配置してなる傾
斜圧延機3が用いられる。なお、4はプラグ、5
は素管である。
上記固定シユー2は、素管5の圧延領域からの
飛び出しを防止するとともに、素管5の外径を定
めるものである。しかしながら、固定シユー2
は、被圧延材としての素管5と全面的にすべり接
触するものであるため、多大な熱応力、摩擦力を
受け、クロム、ニツケルを多量に含んだ耐熱、耐
摩耗性を有する高級材料からなるにもかかわら
ず、亀裂、摩耗の発生が著しく、固定シユー2と
素管5との間に焼き付きを生じやすく、結果とし
て、素管5の表面にシユーマークと呼ばれる外表
面引き掻き傷を生じ、素管5の品質性状を劣化さ
せる。また、上記傾斜圧延機3においては、シユ
ーマークの発生を防止するために圧延機を停止
し、固定シユー2における焼き付き部の手入れ、
あるいは固定シユー2の交換を必要とし、これら
が圧延機の稼動率を低下させる原因となつてい
る。
そして、従来、上記固定シユーの使用による不
都合を解消すべく、実開昭56−60507号公報、実
開昭56−40801号公報、特公昭58−48243号公報に
示されるように、両圧延ロールが形成する圧延領
域の両側に、各2本以上のローラシユーを配置し
てなる傾斜圧延機が提案されている。しかしなが
ら、上記従来提案されている傾斜圧延機にあつて
は、4本以上のローラーシユーを極めて狭い空間
内に設置するものであるため、ローラーシユーの
直径が細くなり、圧延時の反力に耐える強度を該
ローラーシユーに持たせることが困難である。
なお、第9図に示す傾斜圧延機6におけるよう
に、両圧延ロールが形成する圧延領域の両側に各
1本のローラーシユー7を配置する場合には、圧
延ロールとローラーシユーとの間隙が大となり、
被圧延材としての素管が薄肉サイズである場合に
は、素管の先端部もしくは後端部が圧延ロールと
ローラーシユーの間から外方にはみ出し、圧延不
能状態に至る不都合がある。
そこで、本出願人は、簡素な構造により、圧延
中の素管を安定支持し、円滑な圧延を行なうこと
を可能とする傾斜圧延機として、特願昭59−
188792号に係るような第7図に示す傾斜圧延機8
を提案している。この傾斜圧延機は、一対の圧延
ロール1を傾斜配置するとともに、両圧延ロール
1が形成する素管5の圧延領域の両側に一対のロ
ーラシユー7を配置し、各圧延ロール1と、各圧
延ロール1の上記圧延領域に対する回転進行方向
に位置するロールシユー7との間に案内板9を配
置するようにしたものである。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記本出願人がすでに提案している
傾斜圧延機にあつては、素管が案内板に及ぼす接
触荷重に抗して、案内板を適正な配設位置に確実
に支持する必要がある。また、素管との接触によ
る案内板の熱膨張により、案内板に熱応力が発生
することを防止する必要がある。
本考案は、案内板を適正位置に確実に支持する
とともに、案内板に熱応力が発生することを防止
し、圧延中の素管を確実に安定支持可能とするこ
とを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、一対の圧延ロールを傾斜配置すると
ともに、上記両圧延ロールが形成する素管の圧延
領域の両側に一対のローラーシユーを配置し、各
圧延ロールと、各圧延ロールの上記圧延領域に対
する回転進行方向に位置するローラーシユーとの
間に案内板を配置してなる傾斜圧延機の案内板支
持構造であつて、案内板の一端部を、ローラーシ
ユー支持台に、ローラーシユーの回転方向におい
て係合するインロー部を介して固定し、案内板の
他端部を、ローラーシユー支持台に、ローラーシ
ユーの軸方向に延びるピンを介して摺動可能に支
持し、案内板の他端部とローラーシユー支持台と
の間に、ローラーシユーの軸方向における案内板
の熱膨張代を吸収する逃げ代相当分の間隙を介在
させる状態で、案内板をローラーシユー支持台に
組付けるようにしたものである。
[作用] 本考案によれば、案内板をインロー部とピンと
によつてローラーシユー支持台に支持することと
なり、したがつて、支持台に対する案内板の位置
決めが確実かつ容易となり、また、素管が案内板
に及ぼす接触荷重を案内板の固定ボルトに作用さ
せることがない。したがつて、案内板を適正位置
に確実に支持することが可能となる。
また、素管との接触によつて、案内板に熱膨張
を生ずる場合には案内板の他端部が支持台に対し
て相対移動してその熱膨張を吸収する。したがつ
て、案内板に熱応力が発生することを防止するこ
とが可能となる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を一部破断して示す
側面図、第2図は第1図の−線に沿う矢視
図、第3図は第1図の−線に沿う断面図、第
4図は第1図の−線に沿う断面図、第5図は
第1図の−線に沿う断面図、第6図は本考案
が適用されてなる傾斜圧延機10を示す模式図で
ある。
傾斜圧延機10は、入側面角と出側面角を有
し、一定の進み角で傾斜配置されてなる一対の圧
延ロール11と、両圧延ロール11が形成する素
管の圧延領域の両側に配置される一対のローラー
シユー12を有している。また、傾斜圧延機10
は各圧延ロール11と、各圧延ロール11の上記
圧延領域に対する回転進行方向に位置するローラ
ーシユー12との間に案内板13を配置してい
る。14はプラグである。
なお、上記ローラーシユー12として、入側面
角と出側面角を有し、駆動モータ等によつて駆動
可能とされる状態で、上記圧延ロール11の隣接
位置に一定の進み角で傾斜配置されてなるドライ
ブローラーシユーを用いるものであつてもよい。
ここで、傾斜圧延機10のローラーシユー12
は、支持台15に支持されている。支持台15は
ベース部16と、左右の軸受部17とからなつて
いる。
しかして、傾斜圧延機10の案内板13は、ロ
ーラーシユー12の上記支持台15に支持されて
いる。
すなわち、案内板13の一端部は、第1図、第
2図、第3図に示すように、インロー部18を介
して、支持台15の一方の軸受部17に支持され
ている。インロー部18は、軸受部17に形成さ
れる凸条部18Aと案内板13に形成される凹溝
部18Bとからなる。19,20は、上記インロ
ー部18の結合状態を保持するための固定ボルト
である。
また、案内板13の他端部は、第1図、第2
図、第5図に示すように、案内板13の他端部に
設けたピン21を介して、支持台15の他方の軸
受部17に設けた支持孔22に摺動可能に支持さ
れている。なお、案内板13は、支持台15の一
方の軸受部17に形成される凸条部18Aに対し
て第1図、第2図にLで示すスライド代を確保す
る状態で、そのピン21を支持孔22に対して着
脱可能とされている。23は、ボルト24によつ
て上記スライド代に対応する凸条部18Aに着脱
可能とされる固定ブロツクである。すなわち、傾
斜圧延機10は、固定ブロツク23を撤去し、固
定ボルト19,20を取りはずす状態下で、案内
板13を支持台15に対して着脱することを可能
としている。
さらに、傾斜圧延機10は、案内板13の他端
部と支持台15との間に、ローラーシユー12の
軸方向における案内板13の熱膨張代を吸収する
逃げ代相当分の間隙Gを介在させる状態で、案内
板13を上記支持台15に組み付けることとして
いる。
なお、上記傾斜圧延機10の圧延領域に対する
案内板13の設定位置は、素管の中央部の圧延時
には素管に接触することなく、素管の先端部と後
端部の圧延時には素管に接触することが可能な位
置に配置するのがよい。すなわち、傾斜圧延機1
0によつて圧延される素管は、第10図に示すよ
うに、その先端部および後端部の圧延時に塑性座
屈によるフレアーを該先端部および後端部に生じ
やすい。したがつて、塑性座屈を生じない素管の
中央部についてはローラーシユー12によつて円
滑に安定支持し、塑性座屈によるフレアーを生じ
やすい素管の先端部および後端部については案内
板13によつてその座屈の発生を阻止することが
可能となるように、案内板13を前記特定位置に
配置するのがよい。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記傾斜圧延機10によれば、案内板13をイ
ンロー部18とピン21とによつてローラーシユ
ー支持台15に支持することとなり、したがつ
て、支持台15に対する案内板13の位置決めが
確実かつ容易となり、また、素管が案内板13に
及ぼす接触荷重を案内板13の固定ボルト19,
20に作用させることがない。したがつて、案内
板13を圧延領域に対する適正位置に確実に支持
することが可能となる。
また、素管との接触によつて、案内板13に熱
膨張を生ずる場合には、案内板13の他端部に設
けられているピン21が、支持台15に設けられ
ている支持孔22に対して相対移動してその熱膨
張を吸収する。したがつて、案内板13に熱応力
が発生することを防止することが可能となる。
[考案の効果] 以上のように、本考案は、一対の圧延ロールを
傾斜配置するとともに、上記両圧延ロールが形成
する素管の圧延領域の両側に一対のローラーシユ
ーを配置し、各圧延ロールと、各圧延ロールの上
記圧延領域に対する回転進行方向に位置するロー
ラーシユーとの間に案内板を配置してなる傾斜圧
延機の案内板支持構造であつて、案内板の一端部
を、ローラーシユー支持台に、ローラーシユーの
回転方向において係合するインロー部を介して固
定し、案内板の他端部を、ローラーシユー支持台
に、ローラーシユーの軸方向に延びるピンを介し
て摺動可能に支持し、案内板の他端部とローラー
シユー支持台との間に、ローラーシユーの軸方向
における案内板の熱膨張代を吸収する逃げ代相当
分の間隙を介在させる状態で、案内板をローラー
シユー支持台に組付けるようにしたものである。
したがつて、案内板を適正位置に確実に支持する
とともに、案内板に熱応力が発生することを防止
し、圧延中の素管を確実に安定支持することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を一部破断して示す
側面図、第2図は第1図の−線に沿う矢視
図、第3図は第1図の−線に沿う断面図、第
4図は第1図の−線に沿う断面図、第5図は
第1図の−線に沿う断面図、第6図は本発明
が適用されてなる傾斜圧延機を示す模式図、第7
図は本出願人がすでに提案している傾斜圧延機を
示す模式図、第8図は従来例に係る傾斜圧延機を
示す模式図、第9図は従来例に係る傾斜圧延機を
示す模式図、第10図は素管の先端部もしくは後
端部に発生するフレアーを示す斜視図である。1
0……傾斜圧延機、11……圧延ロール、12…
…ローラーシユー、13……案内板、15……支
持台、18……インロー部、21……ピン、22
……支持孔、G……間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の圧延ロールを傾斜配置するとともに、上
    記両圧延ロールが形成する素管の圧延領域の両側
    に一対のローラーシユーを配置し、各圧延ロール
    と、各圧延ロールの上記圧延領域に対する回転進
    行方向に位置するローラーシユーとの間に案内板
    を配置してなる傾斜圧延機の案内板支持構造であ
    つて、案内板の一端部を、ローラーシユー支持台
    に、ローラーシユーの回転方向において係合する
    インロー部を介して固定し、案内板の他端部を、
    ローラーシユー支持台に、ローラーシユーの軸方
    向に延びるピンを介して摺動可能に支持し、案内
    板の他端部とローラーシユー支持台との間に、ロ
    ーラーシユーの軸方向における案内板の熱膨張代
    を吸収する逃げ代相当分の間隙を介在させる状態
    で、案内板をローラーシユー支持台に組付ける傾
    斜圧延機の案内板支持構造。
JP9751385U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0225521Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9751385U JPH0225521Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9751385U JPH0225521Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JPS626901U JPS626901U (ja) 1987-01-16
JPH0225521Y2 true JPH0225521Y2 (ja) 1990-07-13

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