JPH02254434A - 透過型スクリーン - Google Patents

透過型スクリーン

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JPH02254434A
JPH02254434A JP1074986A JP7498689A JPH02254434A JP H02254434 A JPH02254434 A JP H02254434A JP 1074986 A JP1074986 A JP 1074986A JP 7498689 A JP7498689 A JP 7498689A JP H02254434 A JPH02254434 A JP H02254434A
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JP
Japan
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methacrylic resin
polymn
substrate
type screen
transmission screen
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Application number
JP1074986A
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English (en)
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Inventor
Katsuichi Kawasaki
川崎 勝一
Kohei Ozawa
小沢 公平
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光学、電気分野で応用される透過型スクリー
ンの改良に関する。
(従来の技術及び課題) レンチキュラーレンズまたはフレネルレンズを設けた透
過型スクリーンは小型CRTやLCDと(課題を解決す
るための手段) 本発明者らは、特に透過型スクリーンの基板材質につい
て鋭意研究し、透過型スクリーンの構成部材の少なくと
も1つの基板を特定の材質にすれば、凸状あるいは凹状
に成形しなくても、実際に使用する上で、反りによる光
学性能の低下のない透過型スクリーンになることを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は; 少なくとも一面にレンチキュラーレンズまたはフレネル
レンズを設けた透過型スクリーンにおいて、構成部材の
少なくとも1つの基板がメタクリル酸tert−ブチル
シクロヘキシル単位を2〜30モル%含むメタクリル系
樹脂であることを特徴とする、透過型スクリーンに関す
るものである。
本発明において、透過型スクリーン基板のメタクリル系
樹脂を構成するメタクリル酸tertブチルシクロヘキ
シル単位は2〜30モル%でなければならない。2モル
%未満であると、急激な雰囲気の湿度変化が起こると透
過型スクリーンに反りが生じてしまうし、また、30モ
ル%を超えると、機械的特性が低下してスクリーン製造
時に割れなどが生じてしまう。
透過型スクリーン基板のメタクリル系樹脂を構成するメ
タクリル酸tert−ブチルシクロヘキシル単位以外の
主な成分は、メタクリル酸メチルであるが、(1)式で
表されるエチレン性不飽和化合物単位、光拡散剤、着色
剤などがあり、透過型スクリーンの構成または製造方法
によって適宜選択して配合してもよい。
CH,=C−R,R,・・・・(1) 〔ただし、R2:水素原子またはメチル基で、R2:フ
ェニル基、メチル置換フェニ ル基またはC0tZ(Z:炭素数1〜8の非置換または
フッ素原子で置換されたアルキル基)である。〕 (1)式で表されるエチレン性不飽和化合物単位は、製
造時の熱安定性や流動性などを改善する上で効果がある
が、配合割合が30モル%を超えると耐熱性が低下する
ために、配合する場合には30モル%以下でなければな
らない。このエチレン性不飽和化合物単位の種類として
は特に制限はないが、アクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸イソブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシルなど
のアクリル酸アルキルエステル;アクリル酸トリフルオ
ロメチル、アクリル酸−1,1,1−)リフルオロエチ
ルなどのアクリル酸フン化アルキルエステル;スチレン
、α−メチルスチレン、p−メチルスチレンなどの芳香
族ビニル化合物がある。
本発明の透過型スクリーンの基板のメタクリル系樹脂の
製造法については特に制限はなく、通常のキャスト重合
、塊状重合、懸濁重合、乳化重合などが用いられる。
また、光拡散剤あるいは着色剤を配合する場合は、重合
後に加熱混練してもよい。また、レンチキュラーレンズ
またはフレネルレンズを形成するには、上記の重合と同
時でもよいし、上記重合後に通常の射出成形法、圧縮成
形法、押出成形法などを用いてもよい。
透過型スクリーンが1つの部材から構成される場合は、
その基板が本発明で規定するメタクリル系樹脂でなけれ
ばならないが、複数の部材から構成される場合には、そ
の部材の基板の一部が本発明で規定するメタクリル系樹
脂であてもよいし、すべてを発明で規定するメタクリル
系樹脂にしてもよい0例えば、レンチキュラーレンズと
フレネルレンズのそれぞれ別の部材から構成される透過
型スクリーンの場合には、両方とも基板を本発明で規定
するメタクリル系樹脂にしてもよいし、また一方の基板
のみを本発明で規定するメタクリル系樹脂にして、他方
の基板を他の透明樹脂にしてもよい。
本発明において、透過型スクリーンの基板のメタクリル
系樹脂に、目的に応じて光拡散剤を配合できる。配合す
る光拡散剤の種類、配合割合については、特に制限はな
く、必要とされる光拡散性能により選択される。例えば
、無機系としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸
化チタン、二酸化珪素、フッ化カルシウム、タルク、ガ
ラスピーズ等があり、有機系としては、スチレン樹脂、
メチルメタクリレート/アクリル酸エステル/芳香族ビ
ニルモノマーを主成分とする架橋ポリマー等があり、い
ずれも単独もしくは2種以上の組合せで利用できる。こ
の中でも望ましいのは、平均粒径30〜300μのメチ
ルメタクリレート/アクリル酸エステル/芳香族ビニル
モノマーを生成分とする架橋ポリマー、炭酸カルシウム
、石英粉、硫酸バリウム、ガラスピーズなどである。
本発明の透過型スクリーンにおいて、観察面に外光吸収
層を設けることは、画像のコントラスト向上のために望
ましい、外光吸収層の材質、形成方法については、外光
を吸収する性能を有していれば特に制限はない0例えば
、観察面に全反射面を有するレンチキュラーレンズでは
、その全反射面に外光吸収層を形成する場合に、全反射
効率を挙げる工夫としては、例えば特願昭63−223
464号のように、黒色の染料・間料と特定の球状粒子
を配合した塗料を用いて、基材との間に空気層を設ける
方法や、基材の屈折率よりも小さい透明材料を主成分に
して黒色の染料・顔料を配合したものを用いる方法や、
外光吸収層と基材の間に基材より屈折率の小さい透明物
質を主成分とした層を形成する方法などがあり、いずれ
も利用できる。
(実施例・比較例) 以下に実施例と比較例を用いて詳述するが、本発明を限
定するものではない。
!、透過型スクリーンの作製; (1)基板用重合体の製造: 第1表に示す組成のモノマーにアゾビスイソブチロニト
リル0.工5重量部、n−オクチルメルカプタン0.2
重量部を加えた単量体相を、水、ポリアクリル酸カリウ
ム、リン酸水素ナトリウムからなる水相に加えて、かき
混ぜて懸濁させ、さらに75°Cの温度で2時間かき混
ぜて、重合を行った。その後、95°Cに昇温して1時
間保持し、冷却して内容物を濾過、水洗、乾燥を行い、
ビーズ状の重合体を得た。
(2)光拡散剤(有機架橋ポリマー粒子)の製造:撹拌
器、還流冷却器、窒素ガス導入口などの付いた反応容器
に、次の化合物を仕込んだ。
■メタクリル酸メチル     42重量部■メタクリ
ル酸ブチル     33重量部■スチレン     
     25重量部■メタクリル酸アリル    1
,5重量部■t−ドデシルメルカプタン 0.3M量部
■アゾビスイソブチロニトリル0.5fE量部■ポリビ
ニルアルコール   3.0重量部■水       
     200重量部容器内を十分に窒素ガスで置換
した後、上記化合物の混合物を十分に攪拌しながら70
’Cまで加熱し、窒素ガス中で重合を進めた。4時間後
に90′Cまで昇温し、90 ’Cに1時間保持して、
重合を完了させた。重合終了後、脱水、水洗、乾燥して
粒状ビーズを得た。得られたビーズを篩別し、平均粒径
35μの有機架橋ポリマー粒子を得た。
(3)基板の製造: (1)で得られたビーズ状の基板用重合体に(2)で得
られた光拡散剤を3重量%加え、押出機で加熱混練後(
樹脂温度250’C)、ダイスから出た溶融樹脂をロー
ル間に通し、冷却して、850X650X3mmの乳白
色の基板を得た。
(4)レンチキュラーレンズ、フレネルレンズの成形: (3)で製造された基板をレンチキュラーレンズ金型、
フレネルレンズ金型の間に配し、加熱プレスで成形温度
160°C1成形時間10分、成形圧力30kg/et
aの条件で成形した後、10分間水冷して成形品を得た
。使用したフレネルレンズ金型はピンチが0.25mm
、焦点距離1,000mmである。できあがった透過型
スクリーンの有効面の寸法は、813X610mmであ
った。
レンチキュラーレンズの断面形状はピッチ0゜5mm、
中心角85″の円弧である。
■、評価試験 気温23°C,湿度50%の雰囲気中に1週間放置した
試験用の透過型スクリーンをプロジェクシッンテレビに
取付け、気温50°C,湿7180%の恒温恒湿槽に2
時間入れて、透過型スクリーンの中央部の変位を3次元
測定機で測定した。この中央部の変位が10mm以下は
、実用上問題ないとして合格とした。
また、レンチキュラーレンズ、フレネルレンズの成形時
の割れを観察した。
■、結果; 実施例1〜4は吸湿による変位が小さく、また良好な成
形性を有していた。
他方、比較例1は吸湿による変位が大きく、また比較例
2は成形時に割れが生じてしまって不可となった。
(発明の効果) 本発明においては、透過型スクリーンの基板構成部材が
、メタクリル酸tert−ブチルシクロヘキシル単位を
含むメタクリル系樹脂としたので、予め凸状あるいは凹
状に成形しておかなくても、吸湿性、温度差などによる
返りを充分に防止できる。
(ほか1名)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも一面にレンチキュラーレンズまたはフレネル
    レンズを設けた透過型スクリーンにおいて、構成部材の
    少なくとも1つの基板がメタクリル酸tert−ブチル
    シクロヘキシル単位を2〜30モル%含むメタクリル系
    樹脂であることを特徴とする、透過型スクリーン。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2813522A1 (en) 2004-05-31 2014-12-17 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Thermoplastic transparent resin

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58160941A (ja) * 1982-03-19 1983-09-24 Sony Corp 透過形スクリ−ン

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EP2813522A1 (en) 2004-05-31 2014-12-17 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Thermoplastic transparent resin
US9085647B2 (en) 2004-05-31 2015-07-21 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Thermoplastic transparent resin

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