JPH02252526A - 融着箱の製造方法 - Google Patents

融着箱の製造方法

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JPH02252526A
JPH02252526A JP1076309A JP7630989A JPH02252526A JP H02252526 A JPH02252526 A JP H02252526A JP 1076309 A JP1076309 A JP 1076309A JP 7630989 A JP7630989 A JP 7630989A JP H02252526 A JPH02252526 A JP H02252526A
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Hisao Ogawa
久雄 小川
Koji Goshoo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、熱可塑性樹脂の板材で形成され、底部に所
定の形状を有する融着箱の製造力、法に関する。
〈従来の技術及び発明が解決しようとする課題〉食料品
等を収容する箱としては、種々のものがあるが、近年で
は、熱可塑性樹脂材料を用いた融着箱が用いられるよう
になっている。この融着箱は、熱可塑性樹脂の板材が適
宜切断され、さらに、側壁部分が折曲起立されて組み立
ててられていると共に、側壁の端部同士が互いに熱融着
された箱である。
ところで、これら融着箱は、底部も側面も平板状である
ため、収容物が内部で移動したり、底部が変形したりす
ることがある。これを防止するためには、プレス加工に
より底部に段差や突起等を形成すればよいのであるが、
完成後の融着箱にプレス加工を施すと、箱が変形したり
、側壁の融着部分が剥離したりする虞がある。
これに対し、底部の変形を防止するため、融着箱に中仕
切材を装着したものが提供されている。
しかし、完成した融着箱の底部にさらに中仕切材を貼り
付ける作業が必要であり、材料が多くなると共に、製造
コストが高くなるという問題点あった。
そこで、この発明は、前記従来の技術的課題に鑑み、人
力によることなく、自動化された製造装置を用いて、底
部に所定の形状が形成されている融着箱を一連の工程で
製造することができる製造方法を提供するものである。
く課題を解決するための手段〉 上記の技術的課題を解決するために、鋭意研究を重ねた
結果、この発明の要旨は、熱可塑性樹脂の板材を用いて
、底部に相当する部分に段差、波形、突起、溝等の四部
と凸部の形状を成形する工程と、上記底部に相当する部
分の周りにさらに側壁に相当する部分を残して上記板材
を切断する工程とを組ろ合わせ、さらに、底部の形状に
合わせた押圧板により当該底部を挾持lまた状態で、板
材の上記側壁相当部分を折曲起立12て底部の周囲に側
壁を形成する工程と、起立させた側壁端部を熱溶着する
工程とを含むことを特徴とする融着箱の製造方法にある
く作 用〉 この発明の製造方法によれば、所定の大きさに切断され
る前か、又は切断された後の平板状の板材の底部に相当
する部分に、段差、波形、突起、溝等の四部と凸部の所
定に形状を成形するので、例えばプレス成形機等を用い
て上記凹部や凸部等を簡単に形成することができると共
に、板材の切断も平板状態で行うので、簡単な構造の切
断装置を使用することができる。さらに、底部の周囲を
折曲起立するだけで、底部の周囲に側壁を形成すること
ができると共に、これらの側壁の端部同士を熱融着して
融着箱を形成することができる。この成形時において、
底部の形状に合わせた抑圧板により当該底部を挾持する
ので、底部に設けた成形部分をつぶしたりすることなく
、しかも、効率良く融着箱を形成することができる。
〈実施例〉 次いで、この発明の詳細な説明する。先ず、第1図を参
照して、融着箱(1)の構造を説明する。
融着箱(1)は、方形の底部(11)の各辺に同じ高さ
の側壁(12)が設けられている。底部(11)には、
収容物が移動しないように、所定の間隔をあけて設けら
れた3個の凸部(13)が2列形成されている。」二記
底部(11)と側壁(12)は、熱可塑性樹脂の板材で
形成されており、底部(11)と各側壁(12)とが継
ぎ目なしに一体形成され、かつ各側壁(12)の端部同
士は熱融着されている。
この融着箱(1)を製造する装置は、材料としての熱可
塑性樹脂の板材に凸部(13)を形成する熱プレス装置
と、凸部(13)が形成された板材を、方形に切断する
切断装置と、凸部(13)を有する板材の所定部分に折
曲溝を形成すると共に、コーナーの不要な耳部を溶断す
る熱力を具備した熱力操作装置と、板材の所定部分を上
記折曲溝から折曲起立して箱を形成する成形装置とから
なっている。
上記熱プレス装置及び切断装置は、いずれも周知のもの
で特に図示していないが、熱ブ1ノス装置は、凸部(1
3)を形成するための所定形状の金型を具備する装置で
あり、切断装置は、長尺の材料を所定の長さに切断して
方形の板材にする装置である。切断する板材は、底部(
11)の周囲に側壁(12)の高さに相当する部分を加
えた大きさである。上記熱プレス装置及び切断装置は、
材料を搬送する搬送コンベアに沿って並列に配置されて
おり、材料に対するプレスと切断を連続して行うことが
できる。これらの装置によって、第2図に示すように、
凸部(13)が形成された板材(P)が製造され、この
板材(P)が多数積み重ねられた状態で搬送され、後述
する供給装置によって次の熱力操作装置に移送される。
熱力操作装置と成形装置は、第3図に示すように、上部
に熱力操作装置(2)が設けられ、下部に成形装置(3
)が設けられて両者が一体状に構成されている。そして
、これらの装置の側方に、上記板材(P)を熱力操作装
置(2)の下方に供給する供給装置(4)が設けられて
いる。
この供給装置(4)は、積み重ねられた板材(P)を収
納する収納ホッパ(41)と、板材(P)を供給する供
給部(42)と、収納ホッパ(41)から板材(P)を
取り出17て供給部(42)にセットする吸引取出装置
(44)とを具備している。供給部(42)は、後述す
る熱力操作装置(2)の熱力(21)の下端からやや下
がった位置に水平に配置された供給テーブル(421)
と、この供給テーブル(420に沿って往復移動する供
給突出板(422)と、この供給突出板(422)を駆
動する駆動装置(430)とを具備している。駆動装置
(430)は、カム軸(431)と一体回転する板状の
カム(L12)と、このカム(432)によって中央部
(433a)を中心に回動する丁字形の従動レバー(4
33)と、従動レバー(433)を時計周りに回転付勢
する引張りばね(434)と、上記従動レバー(433
)に連接され従動レバー(433)の回動に伴って下端
部(435a)を中心に回動する第1リンク(435)
と、第1リンク(435)の上端部に連接された第2リ
ンク(436)とによって構成されており、この第2リ
ンク(43?)の先端が上記供給突出板(422)に連
結されている。
上記吸引取出装置(44)は、上端に開口部を有する吸
引バイブ(441)と、図示していないが、吸引バイブ
(441)を上下に駆動する駆動部と、吸引作動させる
ための吸引部を具備している。なお、上記収納ホッパ(
41)の下部には、ストッパ(411,)が設けられて
おり、上記吸引バイブ(441)によって、板材(P)
が取り出されるときを除いて、収納ホッパ(41)から
板材(P)が落下するのを防止することができる。
次の熱力操作装置(2)は、第4図にも示すように、上
下に移動可能に配置され、板材(P)の所定部に折曲溝
(w)を形成すると共に、コーナーの耳部(n)(第7
図参照)を切断する熱力(21)と、この熱力(21)
を駆動する熱刃駆動装置(22)と、後述する板材(P
)の折曲成形時に板材(P)の上面を支持するため、上
下に移動可能に形成された第1の抑圧板(23)と、こ
の第1の押圧板(23)を駆動する抑圧板駆動装置(2
4)とを具備している。
上記熱力(21)は、第5図に示すように、板材(P)
の上面に当接してV字状折曲溝(1)(第7図参照)を
形成する角枠部分(211)と、この角枠部分(211
)の外方に延設され板材(P)の耳部(n)の切断を行
う延設部分(212)とから井桁状に構成されている。
熱力(21)の刃先の内側には、加熱用のカートリッジ
ヒータ(213)が埋設されており、当該カートリッジ
ヒータ(213)によって熱力(21)は所定の温度に
加熱される。この加熱温度は、角枠部分(211)では
、板材(P)の上面から所定の深さに溝が形成できる程
度の温度に設定されており、延設部分(212)では、
板材(P)を切断することができる温度に設定されてい
る。上記角枠部分(211)の形状は、作製される融着
箱(1)の底部(11)と同じ形状に設定されている。
また、この角枠部分(211)の内方に、上記第1の押
圧板(23)が上下方向に通過するようになっている。
なお、熱力(2I)は、上記井桁状に限定されるもので
はなく、成形される箱の形状に応じて、例えば、6角形
等の多角形のものでも実施可能である。
上記熱刃駆動装置(22)は、第6図に示すように、カ
ム軸(221)と一体回転する板状のカム(222)と
、該カム(222)によって一端部(223a)を中心
に所定角度だけ回動する従動レバー(223)と、この
従動レバー(223)の他端部(223b)に下端部(
224b)が連接された杆体(224)と、この杆体(
224)の上端部(224a)に連接され中央部(22
5c)を中心に回動するロッカーアーム(225)と、
このロッカーアーム(225)の他端部(225b)に
上端部(226a)が連接され、下端部(228b)が
熱刃取付テーブル(227)の側板(227a)に連接
された杆体(22B)とからなっている。
そして、上記熱刃取付テーブル(227)には、熱力(
21)が取付けられていると共に、熱刃取付テーブル(
227)が支軸(228)によって上下に移動自在に支
持されている。また、熱刃取付テーブル(227)の下
部には、支軸(22g)を挿通した復帰ばね(229)
が当接されており、熱刃取付テーブル(227)を上方
へ付勢している。
この熱刃駆動装置(22)は、熱力(21)の下方に板
材(P)が搬送されると、カム(222)が回転して、
従動レバー(224)を押し上げ、ロッカーアーム(2
25) =、杆体(22B)を介して、熱刃取付テーブ
ル(227)を、復帰ばね(229)のばねカに抗して
下方へ移動させる。これにより、熱力(21)が、板材
(P)に当接して、板材(P)に所定の折曲溝(1)を
形成すると共に、耳1部(n)を切除することができる
また、第1の抑圧板(23)を駆動する抑圧板駆動装置
(24)は、第8図に示すように、カム軸(221)と
一体回転する板状のカム(241)と、このカム(24
1)によって一端部(242a)を中心に所定角度だけ
回動する従動レバー(242)と、この従動レバー(2
42)を上方へ付勢(2て反時計周りに回転付勢する圧
縮ばね(243)と、上記従動1ツバ−(242)の他
端部(242b)に下端部(244b)が連接された杆
体(244)と、この杆体(244)の上端部(244
a) aに連接され中央部(245C)を中心に回動す
るロッカーアーム(245)と、このロッカーアーム(
245)の他端部(245b)に上端部(248a)が
連接され、下端部(248a)に上記第1の押圧板(2
3)を取付1ノでいる抑圧板取付部材(24B)とから
なっている。この押圧板駆動装置(24)は、従動レバ
ー(242)がカム(241)の凸部以外の部分に当接
している状態では、圧縮ばね(243)によって従動1
ツバ−(242)が上方へ付勢されているので、杆体(
244) 、ロッカーアーム(245) 、押圧板取付
部材(24B)を介17て1、押圧板(23)を下方へ
付勢しておくことができる。
カム(241)の凸部が従動レバー(242)に接する
と、上記圧縮ばね(243)のばね力に抗17て従動レ
バー(242)を押しさげて、押圧板(23)を上昇さ
せることができ、板材(P)が熱力(21)の下方に搬
入されるとき、上記第1の抑圧板(23)を上昇させる
さらに、成形装置(3)を説明する。この成形装置(3
)は、成形金型(31)と、この成形金型(31)と共
に箱を成形するための製函ゾーン(Sl)、成形後の箱
を冷却する冷却ゾーン(S2)、及び箱が取出される取
出しゾーン(S3)を形成する移送装置(32)とを具
備している。上記製函ゾーン(Sl)、2か所の冷却ゾ
ーン(S2)及び取出しゾーン(S3)の4つのゾーン
は、後述するターンテーブル(325)の周りに、回転
角90度の間隔をあけて設けられており、製函ゾーン(
Sl)で作製された箱(PL)が、冷却ゾーン(S2)
や取出ゾーン(S3)に回動されて、成形直後の箱の冷
却及び冷却後の箱の取出し2作業が行われている間に、
製函ゾーン(Sl)では、次の板材(P)を成形するこ
とができるようになっている。
上記成形金型(31)は、製函ゾーン(Sl)の中心に
設けられており、第9図に示すように、矩形断面の空洞
を形成した固定型のもので、上記空洞に板材(P)を押
入して融着箱(1)の側壁(12)部分を折曲起立させ
て、箱形に組立てる。なお、成形金型(31)は、成形
する箱の大きさや形状に応じて、その断面の大きさや形
状を自在に調整できるようになっており、例えば、6角
形等の任意の多角形の断面形状に形成(7て実施するこ
とも可能である。
この成形金型(31)の上面周囲には、第7図に示すよ
うに、供給突出板(422)によって搬送された板材(
P)を製函ゾーン(81)へ正確に配置するための、位
置決め装置(390)が設けられている。この位置決め
装置(390)は、成形金型(31)の開口部を囲繞さ
せて、2個の15字形ストッパ(391)(392)及
び1個の位置決めブツシャ(393)から構成されてい
る。この位置決め装置(390)では、成形金型(31
)の上面に間欠的に供給されてくる板材(P)を、一方
のL字形ストッパ(391)に当接させ、さらに、搬送
方向に直交する方向から位置決めブツシャ(393)で
押すことによって、他方のL字形ストッパ(392)に
当接させて、板材(P)が搬送される毎に所定の位置に
セットできるようになっている。
また、上記成形金型(31)の下方に、上記移送装置(
32)が設けられている。この移送装置(32)は、成
形金型(31)と略同−断面形状で側壁(12)が起立
された状態の融着箱を押入可能な複数の搬送金型(32
1)と、各搬送金型(321)を製函シー:/(SL)
、冷却ゾーン(S2)及び取出ゾーン(s3)の所定位
置で順次に停止させながら移動させる移送部(322)
が配設されている。
」二記移送部(:122)は、モータ(図示せず)の回
転軸(323)から傘歯車機構成いはウオーム歯車機構
等からなる伝達機構(324)を介して水平軸まわりに
回転駆動されるターンテーブル(325)と、このター
ンテーブル(325)に取付けられた搬送金型(321
)が上部に回転したとき、この搬送金型(321)を上
記成形金型(31)に近接する位置まで上昇させること
ができるように支持する支持部(32G)とからなって
いる。
この支持部(32B)は、第1.0図に示すように、タ
ーンテーブル(325)の端縁に水平方向に設けられた
周側板(327)を、上下に貫通17た支軸(328)
と、この支軸(328)に遊嵌され、搬送金型(32]
、)をターンテーブル(325)の回転中心側に付勢す
る圧縮ばね(329)とからなっている。
この支持部(32B)を移動させる駆動袋@ (830
)は、上記カム軸(221)と一体回転する板状のカム
(331)と、このカム(331)に一端部(H2a)
を接触させカム(331)によって中央部(332e)
を中心に回動する“く゛の字形の従動レバー(333)
と、この従動レバー(333)の他端部(333b)に
取付けられ」−記文軸(328)の端部(328a)を
上下に移動させることができるコ字形形状の保持部(3
34)とからなっている。したがって、カム(331)
が回転して従動レバー(333)を時計周りに回動させ
ると、この従動レバー(333)の上記保持部(834
)が、圧縮ばね(829)に抗して支軸(328)を持
ち上げ搬送金型(321)を成形金! (31)に接触
させる。そして、カム(331)がさらに回転すると、
支軸(328)が圧縮ばね(329)によって元の位置
に戻され、搬送金型(321)は成形金型(31)から
離反する。
また、この移送装置(32)には、成形金型(31)ま
で搬送された板材(P)を下側から支える第2の抑圧板
(340)が設けられている。この第2の抑圧板(34
0)は、第11図に示すように、駆動装置(350)に
よって、成形金型(31)の下方位置から成形金型(3
1)の上面と略同じ高さになる位置まで移動可能に構成
されている。この第2の抑圧板(340)と上記第1の
抑圧板(23)は、板材(P)の底部(i l )に相
当する部分の大きさに設けられていると共に、それらの
対向面は、板材(P)に形成された凸部(13)と同じ
形状に設けられている。したがって、第1の抑圧板(2
3)と第2の抑圧板(340)とによって上記板材(P
)を挾持しても、形成済みの凸部(13)をつぶすこと
はない。
上記駆動装置(350)は、カム軸(221)と一体回
転する板状のカム(351)と、このカム(351)に
よって一端部(352a)を中心に所定角度だけ回動す
る従動レバー(352)と、この従動レバー(352)
を上方に付勢して時計周りに回転付勢する引張りばね(
353)と、上記従動レバー(352)の他端部(35
2b)に下端部(354b)が連接された杆体(354
)と、この杆体(354)の上端部(354a)に連接
され、上端部(355a)に上記第2の抑圧板(340
)が取付けられた押圧板取付部材(355)とからなっ
ている。この駆動装置(350)は、カム(351)の
凸部が従動レバー(352)から外れた状態のとき引張
りばね(353)のばね力で従動レバー(852)が引
き上げられ、杆体(354) 、抑圧板取付部材(35
5)を介して上記第2の押圧板(340)を所定位置ま
で上昇させておくことができる。一方、カム(351)
の凸部が従動レバー (352)に当接すると、第2の
抑圧板(340)を成形金型(31)及び搬送金型(3
21)内を通過させて搬送金型(321)の下方まで下
降させることができる。
さらに、この移送装置(32)には、取出ゾーン(S3
)に回動した搬送金型(321’)の後方から、この搬
送金型(321)に保持された融着箱を押出して、ター
ンテーブル(325)の下方に設けたコンベア(3(i
o) J二に排出する箱取出し用の抑圧板(370)が
配設されている。上記抑圧板(370)は、第12図に
示すように、駆動装置(380)に駆動される。
上記駆動装置(380)は、先端に抑圧板(370)が
取付けられていると共に、水平方向に配置された押圧板
取付部材(381)と、この抑圧板取何部材(381)
を略水平方向に移動させるように、押圧板取付部材(3
81)と共に平行型リンクを連成した一対の杆体(38
2) (383)と、カム軸(384)と一体回転し上
記杆体(383)を回動させる板状のカム(385)と
、上記杆体(383)を上端(383a)を支点にして
反時計層りに回転付勢する引張りばね(38G)とから
なっている。
なお、上記冷却ゾーン(S2)には、搬送金型(321
)内に押入された箱(Pl)を強制的に冷却することの
できる空冷ファン等の冷却手段が設けられている(図示
せず)。この冷却ゾーン(S2)において、まだ熱融着
部が充分に固まっていない箱が、成形金型(31〉と略
同−形状の搬送金型(321)内で成形形状を保持され
た状態で冷却される。
次に、前記融着箱の製造装置による箱の製造工程を説明
する。まず、長尺の材料をコンベアで搬送すると共に、
コンベアの途中に設けられた熱プレス装置で底部(11
)に相当する部分に凸部(13)を形成し、次いで、切
断装置によって、上記材料を所定の長さに切断して方形
の板材(P)を形成する。
これらの装置によって、第2図に示すように、底部(1
1)に相当する部分に凸部(13)が形成された板材(
P)が製造される。そして、上記板材(P)が多数積み
重ねられた状態で、収納ホッパ(41)に収容されると
共に、供給装置(4)で次の熱力操作装置(2)に移送
される。
さらに、熱力操作装置(2)及び成形装置(3)による
製造工程を、第13図ないし第17図を参照して説明す
る。
上記凸部(13)が形成された板材(P)は、収納ホッ
パ(41)から、供給装置(4)の供給突出板(422
)によって、製函ゾーン(Sl)に供給され、所定の大
きさの箱を形成すべく予め設定された成形金型(31)
上面のL字形ストッパ(391) (392)及び位置
決めブツシャ(393)によって所定位置にセットされ
る。
そして、この製函ゾーン(Sl)において、熱力(21
)が板材(P)に当接する前に、熱力(21)側の第1
の抑圧板(23)及び成形金型(31)側の第2の抑圧
板(340)によって、上記セットされた板材(P)が
挾持され、この板材(P)が確実に止定される(第13
図参照)。この状態で、熱力(21)が板材(P)に押
し当てられ、底部(11)の周囲となる板材(P)の所
定部分にV字状折曲溝(■)の形成及びコーナーの耳部
(n)の溶断加工が行われる(第14図参照)。
その後、熱力(21)が所定位置に後退する。このとき
、上記一対の第1の押圧板(340)及び第2の押圧板
(23)が確実に板材(P)を挾持しているので、熱力
(21)に付着した溶融樹脂によって、板材(P)が上
記熱力(21)と共に上方に持ち上げられたり、左右に
移動させられたりすることがない。また、第1の押圧板
(340)及び第2の抑圧板(23)は、そられの対向
面が凸部(13)の形状に合致しているので、凸部(I
3)をつぶすことなく板材(P)を挾持することかでき
る。なお、成形金型(31)上面に溶断された板材(P
)の耳部(n)は、例えば、圧力エアー等による既知の
手段を用いて除去すれば良い。
さらに、上記一対の第1の抑圧板(23)及び第2の押
圧板(340)が、板材(P)を挾持した状態で下方に
移動することにより、耳部を除いた板材(P)が、成形
金型(31)内に押入される(第15図参照)これによ
り、板材(P)の側壁(12)部分が成形金型(31)
の内壁に沿い折曲溝(1)を基線として折り曲げられて
起き上がると共に、板材(P)の側壁(12)部分の端
部同士が溶融された状態で圧着されて箱形に製函される
。このとき、板材(P)は、−対の第1の押圧板(23
)及び第2の抑圧板(340)によって保持されており
、板材(P)の位置ずれが規制されているので、精度良
く箱(Pi)が成形される。
上記のように製函ゾーン(Sl)において成形された箱
(Pl)は、第1の押圧板(23)及び第2の押圧板(
’340 )によって成形金型(31)の下方に位置し
た搬送金型(321)内に押入される(第16図参照)
その後、上記第1の抑圧板(23)及び第2の抑圧板(
340)は、箱(Pl)の挾持を解除し、それぞれの所
定位置に後退する。そして、上記箱(Pl)が押入され
た搬送金型(321)は、成形金型(31)から下方へ
離反し、移送手段(11)のターンテーブル(325)
の回転に伴って冷却ゾーン(S2)へ移送される(第1
7図参照)。このとき、次の搬送金型(321)が成形
金型(31)の下方に移送されると共に、冷却ゾーン(
S2)に位置していた搬送金型(321)が取出ゾーン
(S3)へ移送され、これにより、製函、冷却及び取出
しの一連の作業が同時に進行されることになる。
上記冷却ゾーン(S2)に移送された搬送金型(321
)内の箱(PI)は、上記冷却手段によって十分にかつ
効率的に冷却される。
そして、上記搬送金型(321)は、冷却ゾーン(S2
)での箱(PI)の冷却が完了すると、取出ゾーン(S
3)へ移送され、この取出ゾーン(s3)において、上
記押圧板(370)が搬送゛金型(321)内に進入し
て箱(PI)を押出すことにより、箱(Pl)が下方に
排出される(第12図参照)。上記排出された箱(PI
)は、上記コンベア(3H)によって、製函装置外に送
られる。
この実施例によれば、第1の押圧板(23)及び第2の
抑圧板(340)によって板材(Pンを挾持した状態で
、板材(P)を成形金型(31)に押入するので、板材
(P)の位置ずれを防止した状態で、側壁(12)の起
立が行え、これにより、製函加工の精度を向上できる。
しかも、第1の抑圧板(23)及び第2の押圧板(34
0)によって、凸部(13)を有する板材(P)を挟持
した状態で、熱力(21)の板材(P)への当接離反を
行うので、熱力(21)が板材(P)から離反しようと
する際に、熱力(21)に付着した溶融樹脂によって板
材(21)が持ち上げられて位置ずれをおこずようなこ
とがなく、精度良く箱を製造できる。
なお、上記実施例において、板It(P)として、予め
不要な耳部を除去した奴状のものを使用すること、予め
折曲溝を形成(7たものを使用すること、及び予め折曲
溝を形成し且つ不要な耳部を除去したものを使用し、こ
れに凸部(13)を形成することもできる。これらのよ
うな材料を使用I、た場合でも、成形金型(31)の」
二面のL字形ストッパ(4)および位置決めブツシャ(
40)によって正確に板材(P)の位置決めを行うこと
ができ、底部(11)の所定位置に凸部(13)が形成
された融着箱を形成することができる。しかも、側壁(
12)の上面は、全て同じ高さに形成されており、融着
箱が形成された後、側壁(12)の上面を揃える作業は
不要である。
また、装置スペース等の関係で、よりコンパクトな装置
が望まれる場合には、冷却ゾーン(s2)及び取出ゾー
ン(S3)を兼用した単一の冷却・取出ゾーンを設ける
こともできる。この場合、ゾーンの兼用に加えて、上記
冷却手段、製品排出用の押圧板(370)びコンベヤ(
360)等を一箇所に集中して設置することができるの
で、−層コンパクトな装置が得られる。
さらに、上記実施例においては、垂直方向にて製函作業
を行う装置を示したが、例えば、装置を90″傾けて板
材(P)の押し込み方向が水平方向になる状態での実施
、または180”回転して熱力(21)とこれと対向す
る成形金型(31)および搬送金型(321)が反転し
た状態での実施も可能である。
その他、搬送金型(321)を、例えばチェーンコンベ
アにより、長円軌道に沿って周回させることができる。
また、上記実施例では、先に長尺の材料に凸部(13)
を形成したけれども、材料を所定の長さに切断した後に
凸部(13)を形成することもできる。この方法によれ
ば、プレス装置と切断装置を別々に設置することができ
、1つの製造工程毎に単独に実施することができる。
凸部の形状としては、上記実施例で示した凸部(13)
に限らず、多数の突起によって形成した凸部を形成する
こともでき、第18図に示すように、大きな凸部(14
)の中央にさらに小さな凸部(14a)を形成すること
もできる。一方、凸部に代えて、第19図に示すように
、溝等の凹部(15)を形成することもできる。さらに
、波形のような、凸部と凹部の双方を組み合わせた形状
に設けることもできる。
〈発明の効果〉 以上のように、この発明の製造方法によれば、熱可塑性
樹脂の板材を用いて、底部に相当する部分に、予め段差
、波形、突起、溝等の凹部、凸部の所定の形状を成形す
ると共に、板材を所定の形状に切断を行うので、これら
の成形及び切断作業を簡単に行うことができる。しかも
、底部に形成された凹部や凸部の形状に合わせた抑圧板
で、底部に相当する部分を挾持して、側壁に相当する部
分を折曲して側壁を形成し、さらに、側壁の端部同士を
熱融着して箱を形成するので、底部に形成された凹部や
凸部をつぶすことなく簡単な製造装置で融着箱を作製す
ることが可能になり、生産効率を向上させ、製造コスト
を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(田及び山)は融着箱の斜視図及び断面図、第2
図(a)及び山)は板材の斜視図及び断面図、第3図は
熱刃駆動装置及び成形装置を示す正面図、 第4図は第3図の装置の側面図、 第5図は熱力の斜視図、 第6図は熱力操作装置の概略構成図、 第7図は板材に形成する折曲溝及びカットする耳部の説
明のための斜視図、 第8図は押圧板駆動装置の概略構成図、第9図は成形金
型の斜視図、 第10図は搬送金型を上下させる取付部及び駆動部の概
略構成図、 第11図は第2の押圧板を駆動する駆動装置の概略構成
図、 第12図は抑圧板の駆動装置の概略構成図、第13図な
いし第17図は上記熱力操作装置及び成形装置の動作を
説明するための概略構成図、第18図(a) 〜(C)
及び第19図(al 〜(C)は凹凸部の他の実施例を
示す平面図及び断面図である。 (2)・・・熱力操作装置、 (P)・・・板材、 (3)・・・成形装置、 (a)・・・折曲溝。 積水化成品工業株式会社 (1)・・・融着箱、     (12)・・・側壁、
(13)(14)・・・凸部、   (15)・・・四
部、(1)・・・融着箱 (12)・・・側壁 (13)・・・凸部 (13)・・・凸部 (P)・・・板材 第 図 (b) (15)・・・四部 (a) (a) (b) (C)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性樹脂の板材を用いて、底部に 相当する部分に段差、波形、突起、溝等 の凹部と凸部の形状を成形する工程と、 上記底部に相当する部分の周りにさらに 側壁に相当する部分を残して上記板材を 切断する工程とを組み合わせ、さらに、 底部の形状に合わせた押圧板により当該 底部を挾持した状態で、板材の上記側壁 相当部分を折曲起立して底部の周囲に側 壁を形成する工程と、起立させた側壁端 部を熱溶着する工程とを含むことを特徴 とする融着箱の製造方法。
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JPS5423686A (en) * 1977-07-23 1979-02-22 Sekisui Plastics Thermoplastic resin foam sheet case and its manufacture

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