JPH02251257A - 空気清浄機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、空気清浄機、特に、その荷電部に張設する
放電線切れに対する安全装置に関するものである。

（従来の技術） 近年、室内空気に含まれる浮遊塵埃、浮遊微生物、煙草
の煙り等を除去、殺菌、脱臭を行い室内の空気を清浄に
保つ空気清浄装置への要求が強くなっている。

この種の空気清浄機は、例えば実開昭６２−６６７４５
号公報に開示されているようなものが知られている。第
３図にその構成の縦断面図を示す。

（構成） １はボデー前、２はボデー後で、これにより風路を形成
している。３は、ボデー前１前面に配置されているフロ
ントパネルで、吸込口４を備えている。５は放電線で、
高電圧電源８より７ｋＶ前後の高電圧が印加されている
。６は、空気流に対して平行に配列されている接地極板
、７け、放電線５の前面に設けられている放電線カバー
で、異物や吸込口４から突起物等の進入による放電線切
断、異常放電の保護をしている。９はファンで、ファン
モータ１０により駆動され、室内空気を空気清浄装置本
体に取り入れる。１！は、吸込口の後流に位置し、比較
的大きな塵埃を除去するプレフィルタ、１２は誘電フィ
ルタ、１３は吹出口である。

第４図は、高電圧電源周辺の回路図であり、１４はフォ
トカプラで、高電圧電源８への電源供給の人、切を行っ
ている。１５は抵抗で、フォトカプラ１４のダイオード
側の電流制御用である。

１６はマイコンピユータ（マイコン）で、空気清浄装置
の運転制御を統轄している。１７は、回路の直流電源で
ある。

（動作） 次に動作について説明する。この空気清浄装置が運転状
態となるとマイクロコンピュータ１６の信号により、フ
ォトカプラ１４が導通状態となり、高電圧電源８に電源
が供給され、放電線５にフｋＶ前後の高圧電圧が印加さ
れる。それと同時に、ファンモータ１０にも電源が供給
され、ファン９が回転し、吸込口４より室内の空気が取
り込まれ、放電線５と接地極板６により形成された電離
域を通過する際に空気中の粒子は帯電し、後流に配置さ
れている誘電フィルタ１２に誘起される帯電粒子と逆極
性の電荷により、粉塵粒子に吸着され、集塵が行われ、
清浄された空気は吹田口１３より排出される。

（発明が解決しようとする課！！ｌ） 従来例の空気清浄機は、以上のように構成されており、
集塵性能をあげるためには放電線５の線径を細く、例え
ば、０．０８ｍ１〜０．１５■■程度とし、ある程度の
張力をかけて張設しなければならないため、放電線５が
切断しやすい。そこで外部から異物の進入による切断を
防止するため、放電線５の前方に放電線カバー７が設け
られているが、空気清浄機組立作業時についた傷の経時
変化による切断、振動１強電界中に鉄片等の異物進入に
よる異常放電、放電線５切断により、接地極板６との短
絡等が発生しても引き続き運転が行われているため、異
常放電による放電音１部品の故障９発熱９発火等の怖れ
があった。

この発明は１以上のような従来例の問題点を解消するた
めになされたもので、高電圧電源８出力の異常を検出し
て、空気清浄機の運転を制御し、安全性の高い高品質の
空気清浄機を提供することを目的としてし）る。

（課題を解決するための手段） このため、この発明に係る空気清浄機においては、高電
圧電源８の高圧出力と連動する低圧出力部を設け、この
低圧出力を検知して高圧出力の状態を把握し、異常があ
った際は空気清浄機の運転を停止するよう構成すること
により、前記目的を達成しようとするものである。

（作用〕 以上のような構成により、本発明における空気清浄機は
、高電圧電源８の高圧出力に異常が生じた場合ミ空気清
浄機の運転を停止するようにしたため、発熱１発火へと
移行する怖れがなく、安全性の高い空気清浄機が得られ
る。

（実施例） 以下に、この発明を実施例に基づいて説明する。

第１図に、この発明に係る電気回路の一実施例、第２図
に、動作シーケンスフローチャートを示す。

（構成） 第１図において、１８は、高電圧電源８の放電線５と接
続され、高電圧を印加する高圧出力と連動する低圧出力
で、高圧出力が直流？ｋＶ前後に対し、低圧出力１８は
直流ｔＯＶ前後である。この低圧出力１８は一高圧出力
の出力状態と連動しており、低圧出力１８の出力電圧を
検知することにより、高圧出力の出力状態を把握するこ
とができる。１９．２０は、各分圧用抵抗、２１．２２
は、基準電位Ｖ−を設定するための各分圧抵抗である。

２３は電圧比較器で、基準電位Ｖ−の電圧と高電圧電源
８の出力状態を検知するための高電圧入力Ｖやの電圧を
比較し、高電圧入力ｖ、゛が基準電位Ｖ−の電圧よりも
低くなった場合、電圧比較器の出力がＬｏ（接地電位）
となる、２４は、電圧比較器２３の出力電位を安定させ
るための抵抗、２５は、高電圧電源８の出力状態を検知
するためのマイクロコンピュータ１６に設けられている
入力ボートである。２７は、高圧出力の異常状態を警告
するためのＬＥＤ、２６は、ＬＥＤ２７の電流制御用の
抵抗である。２Ｂはリレーで、ファンモータ１０への交
流電源２９供給の１人」「切」を行っている。

（動作） 次に動作を第２図に基づいて説明する。電源スィッチが
オン（ステップＳＯ）されると、マイクロコンピュータ
１６より、リレー２８が導通状態となり交流電源２９が
ファンモータ１０に通電される（ステップＳｔ）。次に
、フォトカブラ１４が導通状態となり直流電源１フが高
電圧電源８に通電される（ステップＳ２）、すると、高
電圧電源８の高圧出力より放電線５へ高電圧が印加され
る。この高電圧系統が正常である場合は、低圧出力１８
よりＩＯＶ前後の電圧が出力され、基準電位Ｖ−よりも
高電圧入力Ｖ、の電圧の方が高いため、電圧比較器２３
の出力は“ハイ”となり。

入力ボート２５は“ハイ”を入力する。すると、ステッ
プＳ３の分岐のＮｏの方へ行き、ファンモータ１０．高
電圧電源８へそれぞれ電源供給が引続き行われ、空気清
浄機の運転が連続的に行われる。

逆に、放電線の切断、異物等による異常放電等、高電圧
系統に異常があった場合、高圧出力の電流値が増加し電
圧は低下する。すると、低圧出力１８の電圧も連動し低
下する。そして、高電圧入力Ｖ＋の電圧が基準電位Ｖ−
の電圧よりも低くなった場合に高電圧系統に異常があっ
たと判断し、電圧比較器２３の出力は“ロー”となり、
入力ボート２５は“ロー”の信号が人力される。

すると、ステップＳ３の分岐のＹｅｓ側へ行き、フォト
カプラ！４が開放状態となり、高電圧電源８への直流電
源１７供給が停止し運転を停止する（ステップ５４）０
次にステップＳ５でリレー２８が開放状態となり、ファ
ンモータ１０への交流電源２９供給が停止されファン９
が停止する。

ステップＳ６により、高電圧系統の異常を使用者に警告
するためＬＥＤ２７が点灯する。ステ、プＳ６までの動
作により、空気清浄機の運転はＬＥＤ２フの点灯以外は
停止したことになる。

ステップＳ７で電源スィッチがオフにされてリセットさ
れない限りは、ステップＳ６までの状態を維持し、電源
スィッチがオフされてリセットされた場合は％ＬＥＤ２
７も消灯し、空気清浄機の全ての運転が停止する（ステ
ップＳ８）。

（発明の効果］ 以上、説明したように、この発明によれば、高電圧電源
に高圧出力と連動する低圧出力を設け、これにより、高
圧出力の出力状態を検知するようにし、高電圧系統に異
常が生じた際は、空気清浄機の運転を異常警告灯を残し
停止するよう構成したため、高電圧電源の故障９強いて
は、発熱０発火を防止でき、また、放電線切断等の異常
放電により発生するバチバチ音も連続することなく、安
全性の高い高品質の空気清浄機が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例による空気清浄機の電気
回路図、第２図は、その動作シーケンスフローチャート
、第３図は、従来の空気清浄機の一例を示す断面側面図
、第４図は、その電気回路図である。 ５は放電線、６は接地極板、８は高電圧電源、１０はフ
ァンそ一タ、１６はマイクロコンピュータ、１８は低圧
出力、２３は電圧比較器である。 なお、各図中、同一または相当構成要素は同一符号で表
わす。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ファンと、誘電フィルタと、該前方に配置した放電線
   と、該放電線に高電圧を印加するための高電圧電源とを
   備えた空気清浄装置において、前記高電圧電源に、高電
   圧出力と連動し出力される低圧出力を設け、これにより
   高電圧出力状態を検知するよう構成したことを特徴とす
   る空気清浄機。