JP4613813B2 - 触媒脱臭装置 - Google Patents

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Description

本発明は、放電用電極間の放電により触媒を励起させ、これにより流体の脱臭や有機物の分解を行なう放電型の触媒脱臭装置に関する。
従来、この種のいわゆる触媒脱臭装置は、触媒反応装置を構成する一対または複数の電極間に触媒が挟まれ、この対極を構成する電極間の放電により触媒を励起させることで、流体中の臭いの元になっている有機物を分解するようになされている。
これにより、この触媒脱臭装置では、送流装置によって装置内部に流体を取り込み、触媒反応装置において触媒により流体中の臭いの元となっている物質、すなわち有機物を分解し、触媒の反応とともに脱臭効果を高めるようになされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−13383号公報
しかしながら、かかる構成の触媒脱臭装置では、極端な高温高湿状態で触媒反応装置を運転した場合や触媒反応装置に多量の塵埃等が留まった場合、当該触媒反応装置で火花放電が発生するときがあり、この火花放電が長時間発生し続けると、触媒反応装置の電極が磨耗したり、或いは欠損又は溶断してしまい、電極が損傷してしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、火花放電による電極の損傷を未然に防止できる触媒脱臭装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1における触媒脱臭装置は、検知手段が火花放電を検知すると、触媒反応装置が第2の電圧値で運転されるので、継続的な火花放電の発生を防ぐことができる
また、例えば検知手段が火花放電を検知してから第2の電圧値で運転中に、再び検知手段が火花放電を検知すると、触媒反応装置の運転を停止するので、第2の電圧値で運転している間に火花放電が何度も発生するのを防止して、継続的な火花放電の発生を一段と確実に防ぐことができる。また、触媒反応装置を第2の電圧値で運転しても火花放電が発生してしまうことを、表示手段の点滅又は点灯により使用者に対して認識させることができる。
さらに、検知手段が火花放電を検知すると、それまでの第1の電圧値よりも低い第2の電圧値に、触媒反応装置の運転を切替えるので、第1の電圧値で触媒反応装置を運転していたときよりも火花放電が確実に発生し難くなる。
また、第1の電圧値で運転中に検知手段が所定回数の火花放電を検知した時点で、第2の電圧値による触媒反応装置の運転に移行し、この第2の電圧値の運転中に、検知手段がさらに所定回数の火花放電を検知すると、装置としての運転を停止し、表示手段が点滅又は点灯するので、火花放電し易い状況下において、装置としての動作停止が頻繁に発生することを低減させることができる。
しかも、第1の電圧値や第2の電圧値による運転中に、検知手段が火花放電を検知すると、送流装置のみの運転を行なうことにより、触媒反応装置に溜まった塵埃の一部を送流により除去でき、また火花放電発生の原因が高温度による結露の場合、送流により結露が除去されて火花放電しにくい環境を形成することができる。また、装置としての運転を停止して表示手段を動作させるまでに複数回の火花放電検知が行なわれることから、火花放電し易い状況下において連続的な火花放電の発生を防止すると共に、装置としての動作停止が頻繁に発生することを著しく低減させることができる。
本発明の請求項1における触媒脱臭装置によれば、継続的な火花放電の発生を防止して、火花放電による電極の損傷を未然に防止することができる。
その上、火花放電による電極の損傷を一段と確実に防止でき、また使用者に警報を通知することができると共に、触媒反応装置の安定的な動作を図ることができる。
また、火花放電により装置としての動作停止が頻繁に発生することを著しく低減させることができる。
さらには、火花放電し易い状況下において連続的な火花放電の発生を防止すると共に、装置としての動作停止が頻繁に発生することを著しく低減させることができる。
以下、本発明における好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施例を示すもので、図1において、1は本発明による触媒脱臭装置としての放電型光触媒脱臭装置を示し、この放電型光触媒脱臭装置1は、複数の樹脂成形部品を組み合わせて外殻をなす筐体2を備え、電源コネクタ3を介して電源から給電されて動作し得るようになされている。筐体2の上面2Aには、吸気口4が開口形成されており、筐体2の一側面2Bには、当該筐体2の内部において吸気口4と連通する排気口5が開口形成されている。
実際上、この筐体2の内部には、図2に示すように、後述する火花放電検知手段等の各種回路素子が実装されたPC(印刷回路)板6を有するとともに、吸気口4から排気口5に連通する風洞7が形成され、後述するファンモータ駆動手段によって駆動するファンモータ8がこの風洞7内に設けられている。流体すなわち空気を移動させる送流装置としてのファンモータ8の排気側には、触媒反応装置9及びこの触媒反応装置9の下流側にあってオゾンを分解除去するためのオゾン分解触媒10が順次配置され、これによりファンモータ8を回転駆動させることにより吸気口4から吸い込んだ脱臭すべき空気が触媒反応装置9及びオゾン分解触媒10を順次通過して、排気口5から筐体2の外部へ排出されるようになっている。
触媒反応装置9は、図3に示すように、数KVの第1の高電圧(第1の電圧)及び第2の高電圧(第2の電圧)を発生する高電圧発生用電源14と、一対の光触媒15,15の間に配置されたプラス側の電極16と、電極16及び各光触媒15,15を挟むようにして配置されたマイナス側の電極たる対極17,17とにより構成されている。この場合、高電圧発生用電源14のプラス側リード端子18は電極16に接続されているとともに、高電圧発生用電源14のマイナス側リード端子19は各対極17,17に接続され、高電圧発生用電源14からの第1の高電圧値又は第2の高電圧値のいずれかが放電装置である電極16と対極17,17との間に印加され得る。かくして光触媒15,15の両面にある電極16と対極17,17との間では、空気の絶縁が部分的に破れてコロナ放電が起き、これにより紫外線とオゾンとを発生させ得るようになされている。
ここで放電型光触媒脱臭装置1は、図4に示すように、当該放電型光触媒脱臭装置1を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)構成の制御手段20を備えている。この制御手段20の入力ポートには、前記触媒反応装置9の火花放電を検知する火花放電検知手段21が接続されると共に、当該制御手段20の出力ポートには、火花放電検知手段21の火花放電検知を受けて、制御手段20からの指令信号により高電圧発生用電源14への電圧を変化させる電圧可変手段22と、ファンモータ8を駆動させるためのファンモータ駆動手段23が各々接続される。そして、電圧可変手段22によって、高電圧発生用電源14から電極16と対極17,17との間に、第1の高電圧値または第2の高電圧値が与えられると共に、ファンモータ駆動手段23によってファンモータ8が駆動するように構成されている。
制御手段20は、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、それまでの火花放電を検知する前の第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値を電極16と対極17,17との間に与えて、触媒反応装置9を運転させる火花放電防止制御手段31を備えている。この場合、第1の高電圧値は例えば7.8kVであり、第2の高電圧値は例えば6.8kVである。前記高電圧発生用電源14は、高圧トランスを含む回路としてPC板6に設けられていると共に、制御手段20はマイコンを含む回路としてPC板6に組み込まれている。
次に、上記構成についてその作用を、図5のフローチャートを参照しながら説明する。電源コネクタ3を最寄りの電源(図示せず)に接続し、PC板6に所定の電圧を印加すると、図5のルーチンRT1の開始ステップからステップSP1の手順に移る。このステップSP1では、制御手段20からファンモータ駆動手段23への指令を受けてファンモータ8が起動し、臭気成分を含んだ空気が、吸気口4からプレフィルタ(図示せず)およびファンモータ8を通過して、触媒反応装置9に送り込まれる。それと共に制御手段20からの指令信号を受けて、高電圧発生用電源14から所定の高電圧が発生する。この所定の高電圧が電極16と対極17,17との間に与えられると、空気の絶縁が部分的に破れてコロナ放電が起きる。コロナ放電が起きると、紫外線とオゾンが発生し、その紫外線によって触媒反応装置9の各光触媒15,15が励起して、空気中の臭いの元になっている臭気成分が、励起された光触媒15,15によって分解される。
一方、放電によって発生したオゾンも臭気成分を酸化分解する。オゾンと臭気成分は共に風洞7の下流側に流れ、臭気成分は空気中でオゾンにより酸化分解されたり、触媒反応装置9の下流側にあるオゾン分解触媒10にて吸着され、そこで臭気成分などがオゾンで酸化分解されたりする。このようにして、臭気成分を含む空気は筺体2内で次第に浄化される。また、余ったオゾンはオゾン分解触媒10に吸着された後、互いに反応して酸素となって排出される。こうして臭気成分を除去した空気が、筐体2の一側面2Bにある排気口5から外部に排出されるようになっている。
再度図5のステップSP1に戻ると、本実施例では通常時に第1の高電圧値を高電圧発生用電源14から発生させるように、制御手段20を構成する火花放電防止制御手段31が指令信号を出力する。この場合、電極16と対極17,17との間には、上述したコロナ放電が生じるような第1の高電圧(例えば7.8kV)が高電圧発生用電源14から印加される。
ところで、例えば触媒反応装置9に多量の塵埃等が溜まっていたり、或いは高湿度によって触媒反応装置9に結露が付着している場合には、放電し易くなり、これにより火花放電の開始電圧が低下してコロナ放電領域の電圧でも火花放電が発生することがある。火花放電が発生した場合には、それまで部分絶縁破壊のコロナ放電に比べて全路破壊となり、高電圧発生用電源14に流れる電流値に著しく変化が生じる。
ここで火花放電検知手段21は、高電圧発生用電源14から電極16に流れる電流値を常時測定しており、この電流値が著しく変化したことをつぎのステップSP2で検知すると、火花放電が発生した旨の出力信号S1を制御手段20に送出する。これにより制御手段20は、電圧可変手段22に対して第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値(例えば6.8kV)を、高電圧発生用電源14から電極16と対極17,17との間に印加するように切替える指令信号が伝達される(ステップSP3)。そして、次のステップSP4において、火花放電防止制御手段31としての動作を終了する。
ここで第2の高電圧値は、第1の高電圧値よりも低く選定されていることにより、第1の高電圧値で触媒反応装置9を運転している場合に比べて火花放電が発生し難いものとなる。かくして光触媒15,15の両面にある電極16と対極17,17との間では、再び空気の絶縁が部分的に破れてコロナ放電が起き、これにより紫外線とオゾンとを発生させ得るようになされている。つまり火花放電が発生すると、触媒反応装置9に印加される第1の高電圧値を、当該第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値に自動的に切り換えて触媒反応装置9を運転するようにしたことにより、火花放電の長時間の発生を防止し、その結果、継続的な火花放電による電極16の磨耗や欠損、溶断を未然に防止できる。
また、放電型光触媒脱臭装置1では、第2の高電圧で触媒反応装置9を運転するようにしたことにより、触媒反応装置9で火花放電が発生することを防止するとともに、そのまま電極16と対極17,17との間において光触媒15,15を継続して励起させることができ、かくして触媒反応装置9の安定的な動作を図ることができる。
因みに、触媒反応装置9に塵埃が溜まる等して火花放電が発生するようになった放電型光触媒脱臭装置1では、触媒反応装置9から塵埃を取り除く等のメンテナンスが行なわれることにより火花放電の発生原因が解消されれば、再び第1の高電圧で触媒反応装置9を運転させることができる。
以上のように本実施例では、紫外線とオゾンとを発生させる電極16と対極17,17との間に光触媒15,15を配置してなる触媒反応装置9と、オゾンを分解するオゾン分解触媒10と、触媒反応装置9からオゾン分解触媒10に気体を通過させるファンモータ8とを備えた放電型光触媒脱臭装置1において、触媒反応装置9の火花放電を検知する検知手段としての火花放電検知手段21と、火花放電検知手段21の火花放電検知により所定の高電圧値である第2の高電圧値で触媒反応装置9を運転させる制御手段20とを設けている。
こうすると、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、触媒反応装置9が所定の高電圧値で運転を行なうので、継続的な火花放電の発生を防ぐことができ、かくして火花放電による電極の損傷を未然に防止できる。
また、上記所定の高電圧値は、火花放電検知手段21が火花放電を検知する前の第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値に設定されている。こうすると、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、それまでの第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値に、触媒反応装置9の運転を切替えるので、第1の高電圧で触媒反応装置9を運転していたときよりも火花放電が確実に発生し難くなり、継続的な火花放電の発生を防止できる。
図6〜図9は本発明の第2実施例を示すもので、第1実施例との共通部分には共通の符号を付し、共通する箇所の説明は重複を避けるため極力省略する。図1との対応部分に同一符号を付して示す図6において、51は本発明による触媒脱臭装置としての放電型光触媒脱臭装置を示し、この放電型光触媒脱臭装置51は、筐体2の上面2Aに警告用LED(Light Emitting Diode)52が設けられている。また、図2との対応部分に同一符号を付して示す図7のように、筐体2の内部には、さらに第1実施例とは異なる各種回路素子が実装されたPC板53が設けられ、独自の火花放電防止処理を実行し得るようになされている。なお、それ以外の各部の構造は、例えば触媒反応装置9を含めて第1実施例と共通している。
図3との対応部分に同一符号を付して示す図8のように、放電型光触媒脱臭装置51は、当該放電型光触媒脱臭装置51を統括的に制御するCPU(Central Processing Unit)構成の制御手段20を備えている。制御手段20の入力ポートには、前記第1実施例と同様に、触媒反応装置9の火花放電を検知する火花放電検知手段21が接続されると共に、当該制御手段20の出力ポートには、ファンモータ駆動手段23の他に、警告手段としての警告用LED52と、前述した電圧可変手段22及び給電停止手段54を内蔵した電源制御部55が各々接続される。そして、電源制御部55によって、高電圧発生用電源14から電極16と対極17,17との間に、所定の動作タイミングで第1の高電圧値または第2の高電圧値が与えられると共に、ファンモータ駆動手段23によってファンモータ8が駆動するように構成されている。
制御手段20は、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、それまでの火花放電を検知する前の第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値を電極16と対極17,17との間に与えて、触媒反応装置9を運転させると共に、この第2の高電圧値で運転中に、火花放電検知手段21が火花放電を再度検知すると、放電型光触媒脱臭装置51としての運転動作を停止し、異常表示手段である警告用LED52を点滅または点灯させて、異常表示を行なわせる火花放電防止制御手段61を備えている。この場合、第1の高電圧値は例えば7.8kVであり、第2の高電圧値は例えば6.8kVである。前記高電圧発生用電源14は、高圧トランスを含む回路としてPC板53に設けられていると共に、制御手段20はマイコンを含む回路としてPC板53に組み込まれている。
また、この場合の火花放電防止制御手段61は、第1の高電圧値で運転中に火花放電検知手段21が一度火花放電を検知したら、直ぐに第2の高電圧値に切替えて触媒反応装置9を運転させ、その後第2の高電圧値で運転中に、火花放電検知手段21が一度火花放電を検知したら、直ぐに放電型光触媒脱臭装置51としての運転動作を停止し、警告用LED52を点滅または点灯させてもよいし、頻繁に運転停止や警報表示が行なわれるのを避けるために、第1の高電圧値で運転中に火花放電検知手段21が所定回数の火花放電を検知した時点で、第2の高電圧値に切替えて触媒反応装置9を運転させ、その後第2の高電圧値で運転中に、火花放電検知手段21が所定回数の火花放電を検知したら、そこで放電型光触媒脱臭装置51としての運転動作を停止し、警告用LED52を点滅または点灯させてもよい。なお、ここでの所定回数は2回以上何回であっても構わない。
その一例として、火花放電防止制御手段61は、第1の高電圧値で運転中に火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、電極16と対極17,17との間への電圧印加を停止してファンモータ11のみを動作させ、所定時間後に再び第1の高電圧値で運転を行ない、この第1の高電圧値の運転中に火花放電検知手段21が火花放電を再び検知したら、同様に電極16と対極17,17との間への電圧印加を停止してファンモータ11のみを動作させ、所定時間後に今度は第2の高電圧値で運転を行ない、この第2の高電圧値で運転中に前記検知手段が火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、電極16と対極17,17との間への電圧印加を停止してファンモータ11のみを動作させ、所定時間後に再び第2の高電圧値で運転を行ない、第2の高電圧値で運転中に火花放電検知手段21が火花放電を再び検知すると、そこで放電型光触媒脱臭装置51としての運転動作を停止し、警告用LED52を点滅または点灯させてもよい。かくして、第1の高電圧値や第2の高電圧値で運転中に、火花放電検知手段21が最初に火花放電を検知した後においては、一時的にファンモータ8のみを運転し得るようになされている。これにより触媒反応装置9に塵埃等が溜まっている場合には、ファンモータ8による送風によって塵埃等を除去し、或いは触媒反応装置9に結露が付着している場合には、ファンモータ8による送風によって結露を取り除き、火花放電の発生原因を解消させることができる。
次に、上記構成についてその作用を、図9のフローチャートを参照しながら説明する。電源コネクタ3を最寄りの電源(図示せず)に接続し、PC板6に所定の電圧を印加すると、図9のルーチンRT2の開始ステップからステップSP11の手順に移る。このステップSP11では、制御手段20からファンモータ駆動手段23への指令を受けてファンモータ8が起動し、臭気成分を含んだ空気が吸気口4からプレフィルタ(図示せず)およびファンモータ8を通過して、触媒反応装置9に送り込まれる。それと共に制御手段20からの指令信号を受けて、高電圧発生用電源14から所定の高電圧が発生する。これにより、電極16と対極17,17との間にコロナ放電が起きて、空気中の臭気成分が分解され、第1実施例と同様に、臭気成分を除去した空気が、筐体2の一側面2Bにある排気口5から外部に排出される。
前記ステップSP11では、最初に第1の高電圧値を高電圧発生用電源14から発生させるように、制御手段20を構成する火花放電防止制御手段61が指令信号を出力する。そして次のステップS12では、火花放電検知手段21によって触媒反応装置9において火花放電を検知したか否かを、火花放電防止制御手段61が判断する。火花放電検知手段21の機能は第1実施例のものと同じであり、火花放電が発生した場合に、高電圧発生用電源14に流れる電流値が著しく変化することを利用して、火花放電を検知する。火花放電検知手段21が火花放電を検知しない限り、すなわちコロナ放電が継続している限り、第1の高電圧値で触媒反応装置9の運転が行なわれる。
一方、前記ステップSP12において、例えば触媒反応装置9に多量の塵埃等が溜まっていたり、高湿度によって触媒反応装置9に結露が付着して、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、その検知信号S1(図8参照)が制御手段20に出力される。これを受けて火花放電防止制御手段61は、第1の高電圧値で運転中に、何回目の火花放電検知となったのかを次のステップSP13で判断する。そして、1回目の火花放電検知である場合、火花放電防止制御手段61はステップSP14の手順に移行して、ファンモータ8のみを所定の例えば10分間運転させ、その間は電極16と対極17,17との間への電圧印加を遮断して、触媒反応装置9の運転を停止させる。これにより、長期間の使用によって触媒反応装置9内に多量の塵埃が溜まるなどの原因で火花放電が発生した場合に、ファンユニット8のみの運転によって、火花放電が起きない状態で塵埃の一部が送風により除去される。また、高湿度による結露が原因で火花放電が発生した場合にも、火花放電が起きない状態で結露が除去され、火花放電が起きにくい雰囲気下に改善される。
こうして、所定の10分間が経過すると、ステップSP11の手順に戻って、再度第1の高電圧値で触媒反応装置9の運転が行なわれる。前述のステップS14の手順で、触媒反応装置9内は火花放電が起きにくい状態になっているが、ここで再度火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、ステップSP12からステップS13の手順を経て、火花放電防止制御手段61は2回目の火花放電検知であると判断し、再びファンモータ8のみを所定の例えば10分間運転させ、その間は電極16と対極17,17との間への電圧印加を遮断して、触媒反応装置9の運転を停止させる(ステップSP15)。
このステップSP15の手順も、前記ステップSP11の手順と同様に、火花放電が起きにくい状態を触媒反応装置9内に形成することにあるが、所定の10分間が経過すると、今度はステップSP16の手順に移行して、別な第2の高電圧値で触媒反応装置9の運転を再開する。第2の高電圧値は第1の高電圧値よりも低く、第1の高電圧値で触媒反応装置9を運転している場合に比べて火花放電が発生し難いものとなる。かくして光触媒15,15の両面にある電極16と対極17,17との間では、再び空気の絶縁が部分的に破れてコロナ放電が起き、継続的な火花放電による電極16の磨耗や欠損、溶断を未然に防止できる。
火花放電防止制御手段61は次のステップSP17において、火花放電検知手段21が火花放電を検知したか否かを判断するが、火花放電を検知しない限り、すなわちコロナ放電が継続している限り、第2の高電圧値で触媒反応装置9を運転させる。一方、第2の高電圧値で運転中に、触媒反応装置9内への多量の塵埃の蓄積の他、高温・高湿等の火花放電し易い条件が付加されると、この状況下でも火花放電が発生する場合がある。火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、火花放電防止制御手段61はステップSP18の手順に移行して、第2の高電圧値で運転中に、何回目の火花放電検知となったのかを判断する。そして、1回目の火花放電検知である場合、火花放電防止制御手段61はステップSP19の手順に移行して、ファンモータ8のみを所定の例えば10分間運転させ、その間は電極16と対極17,17との間への電圧印加を遮断して、触媒反応装置9の運転を停止させる。これは前述のように、触媒反応装置9内を火花放電が起きにくい雰囲気下に改善するために行なわれる。
こうして、所定の10分間が経過すると、ステップSP16の手順に戻って、再度第2の高電圧値で触媒反応装置9の運転が行なわれる。前述のステップS19の手順で、触媒反応装置9内は火花放電が起きにくい状態になっているが、ここで再度火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、ステップSP17からステップS18の手順を経て、火花放電防止制御手段61は2回目の火花放電検知であると判断し、今度は触媒反応装置9のみならずファンモータ8を含めた放電型光触媒脱臭装置51としての運転を停止させ、警告用LED52を点滅または点灯させる(ステップSP20)。そして、次のステップSP21へ移り、火花放電防止制御手段61としての処理を終了する。
以上のようにこの実施例でも、紫外線とオゾンとを発生させる電極と対極17,17との間に光触媒15,15を配置してなる触媒反応装置9と、オゾンを分解するオゾン分解触媒10と、触媒反応装置9からオゾン分解触媒10に気体を通過させるファンモータ8とを備えた放電型光触媒脱臭装置51において、触媒反応装置9の火花放電を検知する検知手段としての火花放電検知手段21と、火花放電検知手段21の火花放電検知により所定の高電圧値である第2の高電圧値で触媒反応装置9を運転させる制御手段20の火花放電防止制御手段61とを設けている。
そのため、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、触媒反応装置9が所定の高電圧値で運転を行なうので、継続的な火花放電の発生を防ぐことができ、かくして火花放電による電極の損傷を未然に防止できる。
またこの実施例では、第2の高電圧値で触媒反応装置9を運転中に、火花放電検知手段21が火花放電を再び検知すると、触媒反応装置9の運転を停止させると共に、警告手段である警告用LED52を動作(点滅や点灯)させるように、制御手段20の火花放電防止制御手段61を構成している。
こうすれば、火花放電検知手段21が火花放電を検知してから所定の高電圧値である第2の高電圧値で運転中に、火花放電検知手段21が再び火花放電を検知すると、触媒反応装置9の運転を停止するので、第2の高電圧値で運転している間に火花放電が何度も発生するのを防止して、継続的な火花放電の発生を一段と確実に防ぐことができる。また、触媒反応装置2を第1の高電圧値よりも低い第2の高電圧値で運転しても火花放電が発生してしまうことを、警告用LED52の動作により使用者に対して認識させることができる。
さらに、ここでの火花放電防止制御手段61は、第1の高電圧値で触媒反応装置9を運転中に、火花放電検知手段21が所定回数の火花放電を検知すると、第2の高電圧値による運転に移行し、この第2の高電圧値で触媒反応装置9を運転中に、火花放電検知手段21が所定回数の火花放電を検知すると、放電型光触媒脱臭装置51の運転を停止させ、警告用LED52を動作させるように構成している。
この場合、第1の高電圧値で運転中に火花放電検知手段21が所定回数の火花放電を検知した時点で、第2の高電圧値による触媒反応装置9の運転に移行し、この第2の高電圧値の運転中に、火花放電検知手段21がさらに所定回数の火花放電を検知すると、そこで放電型光触媒脱臭装置51の運転を停止し、警告用LED52が動作するので、火花放電し易い状況下において、放電型光触媒脱臭装置51としての動作停止が頻繁に発生するのを低減させることができる。
しかも、本実施例における火花放電防止制御手段61は、第1の高電圧値で触媒反応装置9を運転中に、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、触媒反応装置9への電圧印加を停止して送流装置であるファンモータ8のみを動作させ、所定時間後に再び前記第1の高電圧値で運転を行ない、この第1の高電圧値で触媒反応装置9を運転中に、火花放電検知手段21が火花放電を再び検知すると、触媒反応装置9への電圧印加を停止してファンモータ8のみを動作させ、所定時間後に今度は第2の高電圧値で運転を行ない、この第2の高電圧値で触媒反応装置9を運転中に、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、触媒反応装置9への電圧印加を停止してファンモータ8のみを動作させ、所定時間後に再び第2の高電圧値で運転を行ない、この第2の高電圧値で運転中に火花放電検知手段21が火花放電を再び検知したら、放電型光触媒脱臭装置51としての運転を停止させ、警告用LED52を動作させるように構成している。
こうすれば、第1の高電圧値や第2の高電圧値による触媒反応装置9の運転中に、火花放電検知手段21が火花放電を検知すると、ファンモータ8のみの運転を行なうことにより、触媒反応装置9に溜まった塵埃の一部を送風により除去でき、また火花放電発生の原因が高温度による結露の場合、送風により結露が除去されて火花放電しにくい環境を形成することができる。また、放電型光触媒脱臭装置51としての運転を停止して、警報用LED52を動作させるまでに複数回の火花放電検知が行なわれることから、火花放電し易い状況下において連続的な火花放電の発生を防止すると共に、装置としての動作停止が頻繁に発生することを著しく低減させることができる。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。上述した各実施例では、第1の高電圧値を約7.8kVに選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の高電圧値を約7.0〜8.6kVの間に選定しても良く、要は通常時に電極16と対極17,17との間でコロナ放電を起させることができれば良い。同様に、第2の高電圧値を約6.8kVに選定するようにしたが、本発明はこれに限らず、第2の高電圧値を約6.1〜7.5kVの間に選定するようにしても良く、要は第1の高電圧値よりも低い電圧値であって、電極16と対極17,17との間で再びコロナ放電を起させることができれば良い。
また第2実施例において、例えば警告用LED52に替えて報知手段であるブザーを設け、火花放電が発生したとき当該ブザーから警告音を発するようにしても良く、その他種々の警告手段を設けるようにしても良い。
本発明の第1実施例における放電型光触媒装置の全体構成を示す図で、(A)はその平面図であり、(B)はその側面図である。 同上、放電型光触媒装置の内部構成を示す断面図である。 同上、触媒反応装置の全体構成を示す概略図である。 同上、放電型光触媒装置の回路構成を示すブロック図である。 同上、火花放電防止制御手段の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施例における放電型光触媒装置の全体構成を示す図で、(A)はその平面図であり、(B)はその側面図である。 同上、放電型光触媒装置の内部構成を示す断面図である。 同上、放電型光触媒装置の回路構成を示すブロック図である。 同上、火花放電防止制御手段の処理手順を示すフローチャートである。
1,51 放電型光触媒脱臭装置(触媒脱臭装置)
8 ファンモータ(送流装置)
9 触媒反応装置
10 オゾン分解触媒
15 光触
16 電極
17 対
20 制御部(制御手段)
21 火花放電検知手段(検知手段)
52 警告用LED(表示手段)

Claims (1)

  1. 紫外線とオゾンとを発生させる電極と対極との間に触媒を配置してなる触媒反応装置と、オゾンを分解するオゾン分解触媒と、前記触媒反応装置から前記オゾン分解触媒に気体を通過させる送流装置とを備えた触媒脱臭装置において、前記触媒反応装置の火花放電を検知する検知手段と、制御手段と、異常表示を行う表示手段とを設け、前記制御手段は、第1の電圧値で運転中に前記検知手段火花放電検知すると、前記触媒反応装置への電圧印加を停止して前記送流装置を動作させ、所定時間後再び前記第1の電圧値で運転を行い、前記第1の電圧値の運転中に前記検知手段が火花放電を再び検知すると、前記触媒反応装置への電圧印加を停止して前記送流装置動作させ、所定時間後に、前記第1の電圧値よりも低い第2の電圧値で運転を行い、前記第2の電圧値で運転中に前記検知手段が火花放電を検知すると、前記触媒反応装置への電圧印加を停止して前記送流装置を動作させ、所定時間後に再び前記第2の電圧値で運転を行い、前記第2の電圧値で運転中に前記検知手段が火花放電を再び検知すと運転停止させ、前記表示手段を点滅又は点灯させることを特徴とする触媒脱臭装置。
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