JPH02249673A - カラープリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、長手方向に色分割されたカラーリボンを使用
したカラープリンタに関するものである。

従来の技術 従来のこの種のカラープリンタにおいては、カラーリボ
ンの送り方向は一方向であり、カラー毎に印字用紙を往
復動させて各色の重ね印刷を行っているものである。そ
の−例を第７図及び°第８図に基づいて説明する。

まず、印字用紙１の送り機構としても作用する円筒形の
プラテン２が図示しない駆動部に連結されて設けられて
いる。このプラテン２には、サーマルヘッド３が起伏自
在に取付けられている。

ついで、前記印字用紙１はロール状に巻回されて用紙保
持部に保持されており、この印字用紙１に積層させてカ
ラーリボン４が設けられている。

このカラーリボン４は、その長手方向に沿わせて色分割
されているものであり、例えば、右側からイエロー（Ｙ
）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の配列が繰り返され
ている。そして、このカラーリボン４は、左から右に向
けて一方向に送られるように設定されており、図示しな
いリボン送り手段が設けられている。

そこで、第８図に基づいて印字過程を順を追って説明す
る。まず、■は「初期状態」であり、Ａと表示したサー
マルヘッド位置に対してイエロー（Ｙ）が左側に位置し
、これから印字されるべき印字用紙１はＡ点の右側に位
置している。この状態から印字用紙１のみが左側に送り
出され、カラーリボン４のイエロー（Ｙ）ゾーンに重ね
合せた■のＦ用紙位置合せＪがなされた状態になる。

この■の状態から、印字用紙１とカラーリボン４とは互
いに積層されたまま右側に送られ、イエロー（Ｙ）の印
字がなされる。すなわち、■の状態になる。

ついで、印字用紙１は左側に送られ、■に示すようにマ
ゼンタ（Ｍ）ゾーンに「用紙位置合せ」がなされる。こ
の■の状態から、印字用紙１とカラーリボン４とは互い
に積層されたまま右側に送られ、マゼンタ（Ｍ）の印字
がなされる。すなわち、■の状態になる。

さらに、印字用紙１は左側に送られ、■に示すようにシ
アン（Ｃ）ゾーンに「用紙位置合せ」がなされる。この
■の状態から、印字用紙１とカラーリボン４とは互いに
積層されたまま右側に送られ、シアン（Ｃ）の印字がな
される。すなわち、■の状態になる。

このようにして印字用紙１の同一個所に３色の印字がな
され、カラー印字が完了する。そして、■に示すように
、印字用紙１は排出され、図示しないカッター等で切断
される。

発明が解決しようとする課題 従来の印字方式によると、印字用紙１は印字ゾーンの長
さをもって３往復している。この印字用紙１の往復動作
は、印字動作に伴うものであり、一定速度で正確に行わ
なければならないものである。そのため、印字用紙１の
往復動に要する時間は長いものであり、それが３往復す
ると云うことは、−枚の印字時間が長いと云う問題があ
るものである。

また、印字用紙１が３往復することは、印字の重ねズレ
、蛇行等の発生が起こり易く、高い印字品質を得ること
が難しい。

ただし、カラーリボン４は、１ゾーン毎に同一方向に３
回の送りがなされているが、カラーリボン４の移動時に
は印字用紙１も移動しているので、その送り時間が印字
時間を増加させることにはなっていない。

課題を解決するための手段 長手方向に色分割されたカラーリボンと、このカラーリ
ボンに積層された印字用紙と、この印字用紙を往復動す
る用紙送り手段と、前記印字用紙と同期して前記カラー
リボンを同方向に移動させるとともにその印字用紙とは
独立して正逆方向に移動させるリボン往復動手段と、前
記印字用紙に積層された前記カラーリボンに接離するサ
ーマルヘッドとより構成する。

作用 カラーリボンを往復動自在とし、高速で送ることができ
るカラーリボン側を移動させることにより、印字用紙の
往復動の回数を減少させることができ、これにより、印
字速度を早くすることができ、また、印字の重ねズレ、
蛇行等の発生を防止して高い印字品質を得ることができ
るようにしたものである。

実施例 本発明の一実施例を第１図乃至第６図に基づいて説明す
る。第７図及び第８図において説明した部分と同一部分
は同一符号を用い説明も省略する。

本実施例においても、プラテン２が用紙送り手段であり
、カラーリボン４を巻回保持するリボン軸５．６が図示
しない駆動部に連結されて往復動することによりリボン
往復動手段とされているものである。そして、第３図乃
至第５図において、印字用紙１の先端部分は印字領域７
である。

このような構成において、第６図に基づいてその印字過
程を説明する。まず、■は「初期状態」であり、印字用
紙１の印字領域７は、カラーリボン４のイエロー（Ｙ）
ゾーンに重なっている。そして、サーマルヘッド３はプ
ラテン２側に移動して印字用紙１とカラーリボン４とを
圧接する。この状態から印字用紙１とカラーリボン４と
は左側へ送り出され、イエロー（Ｙ）の印字がなされる
。すなわち、印字用紙１は印字領域７の長さ分の送りで
停止し、カラーリボン４は３色分の長さだけ送り出され
る。そこで、■の状態は印字用紙１とカラーリボン４と
が積層してその印字領域７分だけ送られた状態であり、
この■から■への移動過程が第３図に示されている。す
なわち、第３図はイエロー（Ｙ）の印字が進行している
状態を示している。この時の送り速度は、低速で一定の
状態で行われる。

そして、サーマルヘッド３による押圧は解除されるとと
もに、カラーリボン４の送りは継続され、■に示すよう
にＡ点（サーマルヘッド３の位置）より左側に位置して
いる印字用紙１の印字領域７とカラーリボン４のマゼン
タ（Ｍ）ゾーンとが積層された状態になる。この時のカ
ラーリボン４のみの送りは、高速で行なわれる。

この■の状態からは、サーマルヘッド３が再び圧接状態
となり、印字用紙１とカラーリボン４とは、互いに重積
された状態で同期して右方向へ送り出され、この過程で
印字用紙１の印字領域７にはマゼンタ（Ｍ）の印字がな
される。この印字が終了したのが■に示す状態であり、
■から■に移行する過程を示したのが第４図の状態であ
る。すなわち、第４図はマゼンタ（Ｍ）の印字が進行し
ている状態を示している。この時の送り速度は、低速で
一定の状態で行われる。

ついで、サーマルヘッド３が解除され、カラーリボン４
は■の状態から■を経て■の位置まで送り出される。す
なわち、３色分が送られる。このタイミングで印字用紙
１は印字領域７分だけ左方向に送り出され、■の状態で
停止する。この過程において、印字領域７がシアン（Ｃ
）に重積した状態においては、その印字領域７にシアン
（Ｃ）の印字がなされる。この印字が終了したのが■に
示す状態であり、■から■に移行する過程を示したのが
第５図の状態である。すなわち、第５図はシアン（Ｃ）
の印字が進行している状態を示している。

この時の送り速度は、低速で一定の状態で行われる。

このようにして、印字用紙１の往復動は、１往復半で３
色の印字が完了する。そして、印字用紙１が停止した状
態においては、■から■への過程で２色分の長さ、■か
ら■への過程で１色分、■から■への過程で１色分の合
計４色分の長さのカラーリボン４単独の送り動作が存す
るが、この送り速度は印字用紙１の送り速度に比べると
精度を要しないため、きわめて高速で送ることが可能で
あり、全体の印刷時間に占める割合は小さなものである
。例えば、カラーリボン４のみの送り速度を印字用紙１
の送り速度の２倍であるとした時、−枚の印字領域７へ
のカラー印字に要する時間は、従来の印字時間に比べる
と約８０％程度でよいことになる。しかも、印字用紙１
の往復動の回数が少ないことは、色ズレや蛇行の発生が
少ないことであり、印字品質も向上する。

発明の効果 本発明は上述のように、長手方向に色分割されたカラー
リボンと、このカラーリボンに積層された印字用紙と、
この印字用紙を往復動する用紙送り手段と、前記印字用
紙と同期して前記カラーリボンを同方向に移動させると
ともにその印字用紙とは独立して正逆方向に移動させる
リボン往復動手段と、前記印字用紙に積層された前記カ
ラーリボンに接離するサーマルヘッドとにより形成した
ので、カラーリボンが往復動自在であることから、高速
で送ることができるカラーリボン側を移動させることに
より、印字用紙の往復動の回数を減少させることができ
、これにより、印字速度を早くすることができ、また、
印字の重ねズレ、蛇行等の発生を防止して高い印字品質
を得ることができる等の効果を有する。

一例を示す装置の斜視図、第８図は印字用紙とカラーリ
ボンとの動きを示す説明図である。

１・・・印字用紙、２・・・用紙送り手段、３・・・サ
ーマルヘッド、４・・・カラーリボン、５，６・・・リ
ボン往復動手段 出　願　人　　　東京電気株式会社

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す側面図、第２図はカラ
ーリボンの平面図、第３図は印字用紙にイエロー（Ｙ）
を印字している状態の斜視図、第４図は印字用紙にマゼ
ンタ（Ｍ）を印字している状態の斜視図、第５図は印字
用紙にシアン（Ｃ）を印字している状態の斜視図、第６
図は印字用紙とカラーリボンとの動きを示す説明図、第
７図は従来の３　」　図 ＵＺ図 印勧曲

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長手方向に色分割されたカラーリボンと、このカラーリ
   ボンに積層された印字用紙と、この印字用紙を往復動す
   る用紙送り手段と、前記印字用紙と同期して前記カラー
   リボンを同方向に移動させるとともにその印字用紙とは
   独立して正逆方向に移動させるリボン往復動手段と、前
   記印字用紙に積層された前記カラーリボンに接離するサ
   ーマルヘッドとよりなることを特徴とするカラープリン
   タ。