JPH0224959B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は紙ウエブの導入に関連してこの紙ウ
エブから分離された辺縁片のための切断および案
内装置に関し、この装置は圧縮空気源へ接続され
たジエツト管と、これらのジエツト管に配設され
たノズル窓と、上記辺縁片の通過を案内する板と
からなるものである。

この発明に係る上記装置は抄紙機においてウエ
ブの導入（リード・イン）が細幅（約150ないし
500mm）の片を全幅を有するウエブの辺縁から分
離し、この片が圧縮空気ジエツトによつて前方へ
導かれることによつて行なわれるような抄紙機の
中の位置（点）に用いられるべく意図されたもの
である。かかる位置（点）は、たとえば、最終乾
燥用シリンダから抄紙機のカレンダへ、またはカ
レンダの底部ローラから紙のリール巻装置へとウ
エブを移送する位置なのである。

従来は、これらの位置における問題点として
は、上記のことから明らかである態様で分離され
た片が抄紙機の下側にあるところのいわゆるパル
パーと呼ばれる損紙の搬送装置内へ最初に“流
入”するときに、およびこの状態から作業員が圧
縮空気ジエツトによつてこの片を前方、たとえば
第１のカレンダ喉部内へかまたはポープ型シリン
ダとタンブール型アイロンとの間の喉部内へ向け
て指向させ始める際に発生することは、すでにパ
ルパーへの途上にあるところの片の一部分がその
道中に沿つて挙場され、このことがそれ自体の重
力のために導入（リード・イン）工程に対して相
当大きな制動効果を有するということなのであ
る。これに関連して、紙は折曲されたものの上へ
“転動”運動を行なつて次のニツプへは二重に折
曲されて到着し、それによつて前方への変位速度
が遅緩し、その結果ローラ間への片の挿入の際に
経験される困難が大幅に増大することになる点で
も有害なわけである。

従来技術において知られているように、たとえ
ば乾燥用シリンダからカレンダへ上記辺縁片を移
送するために各種の機械的搬送手段を構成するこ
とによつて上記の欠点を回避する試みが種々行な
われてきている。従来技術におけるこれらの問題
解決方法は空気ジエツトによる案内に比べて比較
的に高価につくし、またそれらの解決方法は紙片
が次のニツプへ二重折曲されて到来することを未
だ防止し得ないのである。

この発明の技術の現状については、たとえば同
一出願人のフインランド国特許第52478号（ドイ
ツ国特許第2714161号と均等）を参照されたい。
そこには抄紙機においてウエブの端部の導きを容
易にするための手段が開示されており、この手段
は辺縁片の移送点に配設されていて、圧縮空気ジ
エツト手段または均等物を用いてウエブの導入片
のうちこれをさらに導くのに必要なだけの部分
（長さ）のみを無きずのまま残してこの導入片が
パルパー内へ導入される以前にこの導入片の残り
の部分を細片に切断するように働くべく構成され
たチヨツパを含むものである。上記の特許に従え
ば、導入操作の際に作業員は空気ジエツトによつ
て移送されるべき短くて軽く、しかも容易に制御
可能な紙の片を与えられるのみであり、しかもさ
らに今度は上記紙の片は次のニツプへは折曲され
ないで搬送され、そしてその場合に各ローラによ
つて画成される喉部内へその片を案内するのが容
易に行なわれるのである。従来技術におけるこの
手段の欠点はその複雑な構造、ならびに鋭い鋸歯
が仕事の安全性の問題を導入する点にある。

さらに、この発明の関連する技術の現状につい
ては、米国特許第3355349号を参照されたい。そ
こには導入片の案内板の下方辺縁部に載置される
べき切断手段に対する鋸歯様の静止部材が開示さ
れている。上述のように、かかる歯のような部材
は仕事の安全性に対する危険を惹起し、またそれ
らの操作は常に能動的ではないのである。

この発明の目的は、動く部品も切断刃も全く必
要としない導入片の案内および切断装置を提供す
ることにある。

上述した目的ならびに後述のことから明らかと
なるその他の諸目的を達成するために、この発明
は： 第１のジエツト管のノズル窓ないしスリツトは
第１の案内板に平行に空気のジエツトを噴出する
ように指向されていること； 第２のジエツト管のノズル窓は空気のジエツト
を第２の案内板に平行に噴出するように上記のも
のと同様な態様で配設されていること； 上記各案内板は互いに或る角度をもつて配設さ
れており、その態様は、第１の案内板の方向は辺
縁片の切断端部をさらに導く方向に一致している
とともに、第２の案内板の方向はこの辺縁片がパ
ルパーまたは均等物へ向けて導かれる方向とも一
致していること； 上記各案内板は、各空気ジエツトが上記辺縁片
を各案内板の部位において互いに異なる方向へ引
張るときに上記辺縁片が各案内板の間または各ノ
ズル孔における亀裂によつて切断されるように上
記空気ジエツトの助けを受けるようにそのジエツ
トとの関連において案内用および空気による移送
用表面として作用すべく構成されていること； 上記辺縁片の切断後に得られる新規な端部は上
記第１の案内板による案内のもとでさらに導かれ
ること、をその主たる特徴とする。

この発明によれば、ウエブの辺縁片のための切
断および案内装置は、何らの動く部品も何らの鋭
い切断縁もないものが得られる。別な一利点はこ
の発明の装置がそれの占める空間が少なくて済む
ことおよびこの装置は別途のユニツトとしてすで
に設けられている装置へ装着可能であることにあ
る。また重要な一利点は切断状態にある辺縁片の
制御が良好に行なわれることである。

辺縁片の切断および案内装置は最終段の乾燥用
シリンダに関連して抄紙機のプレス上に、および
カレンダ、ポープ型リーラならびにサイジング・
プレス、および他の応用均等個所へ用いることが
できる。

この発明の上記装置の案内および空気移送表面
はいわゆるコアンダ現象に従つて作動する。

この発明は添付図面に示された一実施例につい
て、但しその詳細点のままにこの発明は如何なる
意味においても狭義に定義されないものとして以
下に簡単に記述する。

第１図および第３図には抄紙機の多層式乾燥手
段のうちの最終段の乾燥用シリンダが示されてお
り、このシリンダは一群の乾燥用シリンダのうち
の上方の列に属するものである。乾燥用シリンダ
１０の下側辺縁部に隣接してドクター刃１２を有
するドクター手段１１が設けられている。ドクタ
ー手段１１に関連して、複数個のノズル孔１３が
並べて設けられているか、または均等な狭いノズ
ル・スリツトが設けられている、空気管本体１８
からなる圧縮空気ジエツト手段が配設されてい
る。圧縮空気ジエツト手段の目的は紙ウエブの辺
縁から分離した導入片Ｒを、たとえば、カレンダ
の第１のニツプへ指向させることにある。この作
業においては作業の導入片案内および切断手段に
よる助けが設けられているが、その詳細について
は後述する。

この発明の手段を用いるに先立つて、導入片Ｒ
およびウエブのうち片Ｒがすでに分離された部分
はパルパーへ導かれるが、それの導かれる方向は
第１図および第３図に矢印Ａによつて示されてい
る。空気ジエツト手段１３，１８からパルパーに
おける水の表面までの距離は約４ないし５ｍであ
るから、垂れ下つた片Ｒの重量は顕著な大きさを
もつわけで、従つて作業員がそれを空気ジエツト
F₀によつて吹きつけ始める際に空気ジエツトF₀
は導入片を引張つて上方および前方への垂るみＰ
（第１図）を形成し、その片は少なくとも二重に
折曲してしまうのである。

第１図および第２図に示されている導入片Ｒに
対するこの発明に係る案内および切断手段は上方
に傾斜した案内板素子１４を含み、これは位置１
５において枠構造体によつて担持されている。案
内板素子１４はノズル列１６を担持しており、こ
れらは主として素子１４に平行な矢印F₃の位置
において噴気する。案内板１４の下方縁部の無段
階の延長として辺縁片Ｒに対するこの発明の切断
および案内手段２０が装着されている。この手段
は第１の案内板２１を含み、この案内板はそれが
直接に接続して上記の案内板素子１４を有してい
る。第１の案内板２１に関連して第１のジエツト
管２５が装着されており、この管は水平面に並ん
だ複数個のノズル窓２４またはノズル・スリツト
を有する。空気は管２７によつて箱型のノズル管
２５内へ導入される。第１のノズル管２５へは第
２のノズル管２６が一体にまたは水平方向の揺動
軸２９によつて取り付けられている。この第２の
ノズル管はそれの延長として案内板２２を有して
おり、この案内板は下方に傾斜している。ジエツ
ト管２６のノズル窓２４またはノズル・スリツト
の開口から第２の案内板２２へ連続してこれらの
ノズル窓またはこのスリツトは案内板２２の平面
の方向に空気ジエツトF₂を噴出する。この空気
は管２８を経てジエツト管２６へ導入される。管
２６および２８は（図示しない）圧力源へ接続さ
れており、それの圧力p₀は充分に高く設定されて
いる。

第１および第２の案内板２１および２２のそれ
ぞれの平面のなす角度αは広い範囲内で変化でき
るし、それは90゜以上あつてさえもよい。この角
度αは揺動軸２９を中心として調節可能なように
構成されてよい。案内板２１および２２の幅は辺
縁片Ｒの幅より大きいかまたはほぼ同等である
（＝150ないし500mm）。ジエツト管２５および２６
の外表面３０および３１もまた案内素子として作
用する。もし必要ならば、板３０および３１の間
の扇形部分を充填板で充填することも可能であ
る。片Ｒの走行方向における案内板２１，２２の
長さＬは約100mmである。

この発明の案内および切断手段の作用に関して
重要なことは、ジエツト管２５および２６上のノ
ズル２３および２４の大きさと孔の離隔位置決め
と、さらにジエツトF₁およびF₂の噴気圧力p₀で
ある。最も一般的な紙の種類に対しては、ノズル
孔の直径は約1.6ないし２mmであり、また噴気圧
p₀は約４ないし６バール（絶対値）である。ノズ
ルの孔２３，２４は１列になつており、最も一般
的には互いの間隔は約５ないし15mmである。

以下に、第１図および第２図に示す手段の作動
について記述する。反対方向F₁，F₂に噴気する
案内板素子のノズル管２５，２６は圧縮空気源へ
接続されている。ドクター噴気F₀によつて、辺
縁片Ｒは案内板素子１４，２１のなす角度αへ近
づけられる。辺縁片Ｒが案内板２１，２２へ充分
に近接するやいなや、辺縁片Ｒと案内板２１およ
び２２との間の空間Ｍ内に生起した準大気圧によ
つて辺縁片Ｒはノズル管２５，２６の側面３０お
よび３１の方向へ、さらに案内板２１，２２へ向
けても押圧される。或る状態のときに辺縁片Ｒの
運動は全く停止する、すなわちそれは２個のノズ
ルの一方の噴気方向とは反対であり、従つて破裂
によつて辺縁片の切断が生じるのである。これは
互いに対向するジエツトF₁およびF₂の勢いと摩
擦力とによつてもたらされるのである。

第３図および第４図に示されるこの発明の手段
は辺縁片の切断および案内の仕事のほかにピツ
ク・アツプ手段としても作動するようになつてい
る。この手段はすでに記述したものと同様な案内
板素子１４を含み、それの下方部分にこの発明の
手段２０が装着されているのである。第３図にお
いて、案内板素子およびこの発明の手段は符号１
４′および２０′を付して不作動位置にあるものが
示されている。この手段は液圧または空気圧によ
るシリンダ１７か別な作動手段によつて水平揺動
軸１５を中心として回動して第３図および第４図
に示される作動位置へ入るのである。

第４図において、符号R₁で示される辺縁片は
第２の案内板２２の行なう案内によつてドクター
手段１１の案内表面から距離x₁を径てパルパー内
へ案内されているところが図示されている。符号
R₂および破線はドクター噴気手段１３，１８の
ジエツトF₀によつて辺縁片が吹きつけられて第
１の案内板から距離x₂を隔てて垂るみＰを形成し
ている辺縁片を示すものであり、この辺縁片はジ
エツトF₁によつてつくられるコアンダ効果の作
用によつて上記案内板の案内を受けるようになる
のである。第３図および第４図に示される上記手
段の作動については以下にさらに詳述する。

ジエツト管２６は圧縮空気源へ接続されてい
る。案内板素子１４は回転されて第４図に示す位
置（第３図の連続輪郭のもの）となる。辺縁片
R₁は案内板２２の表面へぴつたりくるように引
張られ、それによつて所望のピツク・アツプ効果
が達成される。辺縁片R₁はシリンダ１０および
案内板２２の間においてぴんと張つて引張られ
る。ノズル１６および２３は圧縮空気源へ接続さ
れている。ドクター噴気F₀によつて、このぴん
と張つた辺縁片R₁は破線（第４図）で示される
辺縁片R₂の位置へ搬送される。この辺縁片R₂は
吸引によつて案内板２１と連続するように引張ら
れ、そして引き裂きによつて切断される。ノズル
１６および２３からの空気ジエツトF₁およびF₂
は片の切断端部を次の案内素子（図示せず）へ向
けて搬送する。辺縁片R₂の下端部は案内板２２
を介してパルパーの方向へ指向される。

辺縁片Ｒは落下して空気ジエツトF₂と同じ方
向へ移動するので、辺縁片は緊張下においてノズ
ル管２６の個所では破れない。

第５図、第６図および第７図に示すこの発明の
実施例は第３図および第４図のそれと大筋におい
て同様であるが、その差異は手段が辺縁噴気管３
１および３２を含み、それらから辺縁片Ｒとシリ
ンダ１０との間へ辺縁噴気効果が指向され、それ
によつて片は第５図に点線で示すように袋体Ｐを
形成するように走行するわけである。各空気ジエ
ツトF₁は片を第１の案内板２１と連続するよう
に引張り、そして辺縁片はすでに記述した態様で
切断される。その他の点においては、第５図、第
６図および第７図に示される手段の作動はすでに
説明したものと同様である。

前記した特許請求の範囲は、それによつて定義
されるこの発明の構想の範囲内においてこの発明
の相異なる詳細点は変化しうるものと理解すべき
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、乾燥部署の最終段階の乾燥用シリン
ダに関連して配設されているこの発明に係る手段
の模式的説明図である。第２図は、第１図にD₁
で示される拡大された詳細を示す。第３図は、ピ
ツク・アツプ手段としても作動するように構成さ
れたこの発明に係る手段を示す。第４図は、第３
図に示す詳細D₂の拡大図である。第５図は、辺
縁片の両側に特別な辺縁噴気管が用いられてい
る、この発明の実施態様を示す。第６図は、第５
図と同様なものの俯瞰図である。第７図は、第５
図における詳細D₃を示す。 符号の説明、１０……乾燥用シリンダ；１１…
…ドクター手段；１３，１８……噴気手段；１４
……案内板素子；１７……作動手段、２０……切
断・案内手段；２１，２２……案内板；２３，２
４……ノズル窓；２５，２６……ジエツト管；２
９……揺動軸；３０，３１……板の外表面；Ｒ…
…辺縁片；F₀，F₁，F₂……空気ジエツト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 紙ウエブ導入作業に関連してこの紙ウエブか
   ら分離された辺縁片Ｒのための切断及び案内装置
   ２０であつて、この装置は圧縮空気源へ接続され
   たジエツト管２５，２６と、上記ジエツト管２
   ５，２６に設けられたノズル窓２３，２４と、上
   記辺縁片の走行を案内する板２１，２２とを含む
   形式のものにおいて、 上記ジエツト管のうちの第１のジエツト管２５
   のノズル窓２３またはノズル・スリツトは上記案
   内板のうちの第１の案内板２１に平行に空気ジエ
   ツトF₁を噴出するように方向づけられており； 上記第２のジエツト管２６のノズル窓２４も他
   方の案内板２２に平行に空気ジエツトF₂を噴出
   するように上記と同様に配設されており； 上記案内板２１，２２の各平面は互いに対して
   或る角度（180゜−α）を以て配設されており、以
   て上記第１の案内板２１の配向は辺縁片Ｒの切断
   端部が前進されるべく導かれる方向と一致し、ま
   た第２の案内板２２の配向は辺縁片R₁がパルパ
   ーまたは均等物内へ導かれる方向と一致し； 上記案内板２１，２２は空気ジエツトF₁，F₂
   との関連においてそれらの助けを得て案内および
   空気移送表面として作用し、以てこれらの空気ジ
   エツトF₁，F₂が案内板２１，２２の部位におい
   て反対方向に辺縁片Ｒを引張るときに辺縁片が上
   記各案内板２１，２２の間におけるまたは上記ノ
   ズル窓における破裂によつて切断されるように構
   成されており； 上記辺縁片Ｒの切断が行われるときに得られる
   新規な端部は上記第１の案内板２１の案内によつ
   てさらに前進すべく導かれることを特徴とする、
   上記切断および案内装置。 ２ 前記第１の案内板２１の直接の延長として案
   内板素子１４が存在し、この素子は前記装置２０
   によつて切断された辺縁片Ｒの端部をたとえば案
   内板のごとき次の案内手段の部位内へ前進すべく
   案内することを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項に記載の装置。 ３ 前記案内素子１４には１つないし数個のノズ
   ル素子１６が設けられており、これらから噴出さ
   れる空気ジエツトF₃は前記辺縁片Ｒを前記装置
   ２０以後へ移送し案内することを特徴とする、特
   許請求の範囲第２項に記載の装置。 ４ 前記装置はパルパーまたは均等物へ走行する
   辺縁片Ｒのためのピツク・アツプ手段として作用
   するように構成されており、以て上記装置の案内
   板素子１４または均等物は作動手段１７の助けに
   よつてピツク・アツプ位置に載置されることがで
   き、その位置において辺縁片Ｒは前記第２の案内
   板２２の案内を受けることとなり、そのあとでは
   ドクター噴気F₀または均等物を用いて、たとえ
   ば緊張下におくなどの制御された態様で走行中の
   上記辺縁片R₁の行程中に垂るみＰが生起され、
   以て上記辺縁片R₁は前記第１の案内板２１から
   の空気ジエツトF₁の影響下に入り、またこのよ
   うにして切断された辺縁片R₂の端部は前記第１
   の案内板２１の空気ジエツトF₁およびさらに前
   記案内板素子１４の潜在的な空気ジエツトF₃に
   よつて前進すべく導かれることを特徴とする、特
   許請求の範囲第１項、第２項または第３項に記載
   の装置。 ５ 前記ジエツト管２５，２６はほぼ方形プリズ
   ムのごとき形状を有する断面を有しており、また
   これらのジエツト管２５，２６の互いに反対側に
   は上記ジエツト管２５，２６の外側３０，３１に
   隣接して案内板２１，２２が固定されており、従
   つて上記外側３０，３１と案内板２１，２２との
   間には１列のノズル窓または均等なノズル・スリ
   ツトのための空間が残されることを特徴とする、
   特許請求の範囲第１項、第２項、第３項または第
   ４項に記載の装置。 ６ 前記双方のジエツト管はともに一体的にかま
   たはほぼ水平方向の揺動軸２９によつて互いに接
   続されており、それによつて上記各ジエツト管２
   ５，２６とそれらへ取り付けられた前記各案内板
   ２１，２２との間の角度αは調節可能に構成され
   ていることを特徴とする、特許請求の範囲第１
   項、第２項、第３項、第４項または第５項に記載
   の装置。 ７ 前記装置は前記辺縁片の一側または両側に配
   設された辺縁噴気管３１，３２を含み、それらに
   よつて噴気作用は上記辺縁片Ｒと前記シリンダ１
   ０または均等物との間に向けて指向されることを
   特徴とする、特許請求の範囲第１項、第２項、第
   ３項、第４項、第５項または第６項に記載の装
   置。 ８ 前記辺縁噴気管３１，３２によつて前記辺縁
   片は前記シリンダ１０から離隔して袋体Ｐを形成
   せしめられ、それ以後は上記辺縁片は前記第１の
   案内板２１に関連して作動する空気ジエツトF₁
   によつて引張られ、以てこの辺縁片は引き裂かれ
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第７項に記
   載の装置。 ９ 前記装置は前記ドクター噴気手段１３，１８
   に関して、パルパーまたは均等物へ向けて導かれ
   る導入片Ｒの両側において、上記ドクター噴気手
   段１３，１８へ隣接して作動するように配設され
   ていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項
   ないし第８項のいずれかに記載の装置。