JPH02248864A - 超音波トランスジューサ - Google Patents

超音波トランスジューサ

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Publication number
JPH02248864A
JPH02248864A JP6921489A JP6921489A JPH02248864A JP H02248864 A JPH02248864 A JP H02248864A JP 6921489 A JP6921489 A JP 6921489A JP 6921489 A JP6921489 A JP 6921489A JP H02248864 A JPH02248864 A JP H02248864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic transducer
vibrator
piezoelectric vibrator
ultrasonic
piezo
Prior art date
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Pending
Application number
JP6921489A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimi Okazaki
岡崎 俊実
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH02248864A publication Critical patent/JPH02248864A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、圧電素子の圧電効果を利用した超音波トラン
スジューサに関し、特に、広帯域周波数特性を有する超
音波トランスジューサに関する。
(従来技術) 超音波を用いた車両用計測装置としては、距離計測中心
のバックソナーが広く知られているが、現在では、離れ
た物体の距離、速度、形状等を検知する超音波レーダの
研究が進められている。斯かる研究は、自動車において
は、衝突回避等の安全性や、自動運転などの利便性等を
目的としている。また、超音波レーダは広く自立走行車
やロボット等にも応用されている。このような超音波レ
ーダに用いる超音波センサとしては広帯域な周波数特性
を有するものが要求されている。
第6図及び第7図は、例えば特開昭61−220596
号公報に開示されている従来の超音波トランスジューサ
の構造を示したものである。これらの図を参照すると、
超音波トランスジューサは、上面に凹所1aを形成した
シリコン(Si)単結晶からなるウェハlと、その上面
に一体に形成したカンチレバー型圧電振動子2とを備え
ており、細長く延びた平板状のカンチレバー型圧電振動
子2は、シリコンまたは酸化シリコン(3102)から
なるカンチレバー(片持ち支持梁構造体)3の上に下側
電極膜4と圧電材料層5と上側電極膜6とを順番に形成
したモノモルフ型積層構造となっている。このような構
造の超音波トランスジューサはシリコンのICプロセス
技術に合致した製法と周辺回路の集積化を可能にする。
上記の超音波トランスジューサにおいては、カンチレバ
ー型圧電振動子2は、圧電材料層5の上下の電極膜4,
6に加えられた電圧の変化に応じて上下に撓み変形し、
超音波を送波する。また、逆の原理で超音波を受波する
ことができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、細長い平板状の圧電振動子2を有する従
来の超音波トランスジューサの周波数特性は、第8図に
示すように、共振周波数f0をピークとして非常にQ値
の高い特性となっている。
このような特性を有する超音波トランスジューサは、物
体からの超音波ドツプラ信号等のような周波数変化した
信号を検知する場合には感度が激減するという欠点を有
する。これは従来の超音波トランスジューサが、圧電振
動子2の長さ方向の振動モードのみを利用しているため
である。
したがって、本発明の目的は、広帯域周波数特性を有す
る超音波トランスジューサを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明にあっては、次のよ
うな構成とされる。すなわち、 加速度を受けて偏位する圧電振動子を備えた超音波トラ
ンスジューサであって、 前記圧電振動子が、少なくとも一端側が支持部に固定さ
れた第1部分と、該第1部分に対し交差する方向に延び
る第2部分とを備えているような構成とされる。
(発明の作用、効果) 上記構成を有する超音波トランスジューサにおいては、
圧電振動子の第1部分によって規定される長さ方向の振
動モードだけでなく、第2部分によって規定される幅方
向の振動モードをも利用して複合振動を生じさせること
ができるので、1つの圧電振動子で周波数特性の広帯域
化を図ることができる。また、従来の超音波トランスジ
ューサと同様にICプロセスで容易に作製できるので、
小型且つ高感度で周波数帯域の設計が容易な超音波トラ
ンスジューサを実現することができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示したものであ
る。これらの図を参照すると、超音波トランスジューサ
は、上面に凹所11aを形成したシリコン(S i)単
結晶からなるウェハ11と、その上面に一体に形成した
カンチレバー型圧電振動子12とを備えており、カンチ
レバー型圧電振動子12は、シリコンまたは酸化シリコ
ン(SiO,)からなる微細なカンチレバー(片持ち支
持梁構造体)形基板13の上に下側電極薄膜14と圧電
材料の薄膜15と上側電極薄膜16とを順番に積層形成
したモノモルフ型積層構造となっている。
圧電材料としては、例えば、チタン酸鉛(PbTies
>、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、酸化亜鉛(Zn
O)等を用いることができる。また、電極材料としては
例えば白金(Pt)を用いることができる。これら電極
薄膜14.16及び圧電薄膜15は、例えば、真空蒸着
法、スパンタリング法、CVD法等の薄膜形成技術によ
り形成することができ、また、電極薄膜14.16はウ
ェハ11上に延びる端子部14a、16aを有するよう
に、フォトリソグラフィによりパターン化することがで
きる。
本発明の特徴をなす圧電振動子12は、一端側がウェハ
11に固定(一体化)された第1部分12aと、該第1
部分12aの長さ方向に対し交差する方向に延びる第2
部分(12b)とを備えており、全体として十字状に形
成されている。
上記構成を有する超音波トランスジューサを超音波セン
サとして用いるときは、電極薄膜14゜16の端子部1
4a、16aに増幅回路を接続し、圧電振動子12に超
音波を受波させる。また、超音波トランスジューサを超
音波センサとして用いるときは、電極薄膜14.16の
端子部14a16aに高周波電源を接続し、圧電振動子
12を励振させて超音波を送波させる。
第3図は、上記構成を有する超音波トランスジユーザの
圧電振動子12の共振周波数を40kH2付近に設定し
た場合の、超音波受波周波数特性を示している。この図
から判るように、本実施例の超音波トランスジューサは
、基本振動の40kHz付近で感度がピークとなってい
るが、圧電振動子12の第2部分12bによって規定さ
れる幅方向の振動モードが加わることにより、結果的に
広帯域の周波数特性となっている。もちろん、本実施例
の超音波トランスジューサは、圧電振動子12を励撮さ
せて超音波を送波させるときにも、同様の広帯域特性を
有する。
第1部分12a及び第2部分12bを有する圧電振動子
12の基板13は、半導体の微細加工技術(シリコンの
マイクロマシニング技術)を用いて、従来の超音波トラ
ンスジューサき同様に、容易に加工形成することができ
る。
第4図及び第5図はそれぞれ本発明の他の実施例を示し
たものである。これらの図において、上記実施例と同様
の構成要素には同一の参照符号が付されている。
第4図に示す実施例では、圧電振動子12は、一端が凹
所11aの一側でウェハ11に一体化固定された第1部
分12aと、この第1部分12aの長さ方向に対し交差
する方向に延びる複数個(ここでは2つ)の第2部分1
2b−1,12b2とを備えており、これら第2部分1
2b−1゜12b−2は長さが異なっている。このよう
な圧電振動子構造によれば、上述した実施例よりも更に
周波数帯域を広げることができる。
第5図に示す実施例では、圧電振動子12の第1部分1
2aの長さ方向両端が凹所11aの両側でウェハ11に
一体化固定されている。このような両端支持梁構造の圧
電振動子12を用いても、第1部分12aの長さ方向の
振動モードと第2部分12bにより規定される幅方向の
振動モードとにより、広帯域周波数特性を有する超音波
トランスジューサとすることができる。
以上、図示実施例につき説明したが、本発明は上記実施
例の態様のみに限定されるものではなく、例えば、圧電
振動子は図示したモノモルフ型のものに限られず、一対
の電極膜を圧電薄膜の一側に形成したバイモルフ型のも
のとしてもよい。また、圧電振動子の圧電材料膜及び電
極膜は厚膜形成技術により形成される厚膜としてもよく
、更に、圧電材料を電極と共に直接焼成したセラミック
材料で上述した実施例構造の如く形成し、その少なくと
も一端を基板に固定することにより圧電振動子を構成す
ることもできる。これらの製法では、薄膜技術による製
法に比べて圧電振動子が若干大型化するが、圧電振動子
の機械的強度が高まるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す超音波トランスジュー
サの概略平面斜視図。 第2図は第1図に示す超音波トランスジューサの第1図
中■−■線に沿った要部断面図。 第3図は第1図に示す超音波トランスジューサの周波数
特性を示すグラフ。 第4図及び第5図はそれぞれ本発明の他の実施例を示す
超音波トランスジューサの概略平面斜視図。 第6図は従来の超音波トランスジューサの構造を示す概
略平面斜視図。 第7図は第6図に示す超音波トランスジューサの第6図
中■−■線に沿った断面図。 第8図は第6図に示す超音波トランスジューサの周波数
特性を示すグラフ。 11・・・シリコンウェハ 12・・・圧電振動子 】3・・・基板 14.16・・・電極薄膜 15・・・圧電材料薄膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加速度を受けて偏位する圧電振動子を備えた超音
    波トランスジューサであって、 前記圧電振動子が、少なくとも一端側が支持部に固定さ
    れた第1部分と、該第1部分に対し交差する方向に延び
    る第2部分とを備えている、超音波トランスジューサ。
JP6921489A 1989-03-23 1989-03-23 超音波トランスジューサ Pending JPH02248864A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234500A (ja) * 1985-08-06 1987-02-14 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd マトリクス状超音波探触子及びその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234500A (ja) * 1985-08-06 1987-02-14 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd マトリクス状超音波探触子及びその製造方法

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