JPH0224883Y2 - - Google Patents

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JPH0224883Y2
JPH0224883Y2 JP1981054473U JP5447381U JPH0224883Y2 JP H0224883 Y2 JPH0224883 Y2 JP H0224883Y2 JP 1981054473 U JP1981054473 U JP 1981054473U JP 5447381 U JP5447381 U JP 5447381U JP H0224883 Y2 JPH0224883 Y2 JP H0224883Y2
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steam
control
signal
valve
reheat
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

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  • Feedback Control In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、原子力タービンから出た比較的湿分
を多く含んだ蒸気を湿分分離再熱器に送つて再加
熱する際に、湿分分離再熱器の熱負荷が均等にな
るよう再加熱源としての蒸気を好適に調整し得る
再熱式原子力タービンの制御装置の改良に関す
る。
近年、原子力発電所が国内各地域に建設され、
または運転されるようになつてくるにつれ、国内
総発電量に対する原子力発電量の占める割合も可
及的に増加している。また、電力1KW当りの発
生に占める発電コストも火力発電のそれと競合す
るまでに至り、極く近い将来、原子力発電が主流
を占めるといわれている。これに関連して原子力
発電所の熱効率向上が多面的に検討が加えられて
おり、その一つに、タービンから出た蒸気を湿分
分離再熱器に送つて再加熱する際に、生起する湿
分分離再熱器の熱的不平衡の問題がある。
ところで、従来の原子力発電所は、第1図に示
されるように、原子炉1、高圧タービン5、湿分
分離再熱器6、低圧タービン10等を有してい
る。原子炉1から出た蒸気は、主蒸気止メ弁3、
蒸気加減弁4を有する主蒸気管21を経て高圧タ
ービン5に至り、ここで仕事をした比較的湿分を
多く含んだ蒸気12は湿分分離再熱器6に流れ
る。湿分分離再熱器6の加熱源として高圧タービ
ン5の抽気7が採用されており、この抽気7によ
つて加熱された蒸気12は、再度、主蒸気管2か
ら分岐された再熱蒸気管8の蒸気によつて加熱さ
れている。したがつて、高圧タービン5を出た蒸
気は、ほぼ湿分が取り除かれる。このように湿分
のほとんど取り除かれた蒸気は、再熱弁9を経て
低圧タービン10に入り、仕事を終えた後、復水
器11で凝結されるようになつている。
上記構成の原子力発電において、通常運転時、
高圧タービン5から出た蒸気12と再熱蒸気管8
からの蒸気とは熱的にバランスしており、この点
では湿分分離再熱器6内に生起する熱負荷も容器
全体としてほぼ均一になつている。
ところが、原子力発電の運用上、定格運転のみ
が続行されるとは限らず、時には部分負荷運転が
あり、また急速負荷しや断もある。この場合、原
子炉1からは一定量の蒸気が送り出されているけ
れども、高圧タービン5に至る間には、蒸気加減
弁4がその蒸気量をコントロールしており、その
コントロールされた蒸気量が高圧タービン5を経
て湿分分離再熱器6に流れる。しかしながら、原
子炉1から再熱蒸気管8を経て湿分分離再熱器6
に流れる蒸気は、何らコントロールされておら
ず、このため上述部分負荷運転があつた場合、高
圧タービン5から湿分分離再熱器6の流れる蒸気
が定格時よりも極端に少ないかまたはほぼ無の状
態にあるにもかかわらず、原子炉1から再熱蒸気
管8を経て湿分分離再熱器6に流れる蒸気はほぼ
定格量になつており、ここに湿分分離再熱器6の
熱負荷が熱的バランスを失つて不平衡になる。し
たがつて、このような熱的不平衡を放置しておけ
ば、経済的に得策でないことはもとより、湿分分
離再熱器に与える破損等の損耗を招来する結果に
なる。
そこで、本考案は上記の点に鑑み、原子炉から
再熱蒸気管を経て直接湿分分離再熱器に送られる
蒸気をコントロールするために調整弁を設け、こ
の調整弁を蒸気加減弁の開閉度合との関係で、良
好に制御することによつて湿分分離再熱器に生起
する熱的不平衡を解消しようとする再熱式原子力
タービンの制御装置を提供することを目的とす
る。
上記目的達成のため、本考案は、原子炉と湿分
分離再熱器とを結ぶ再熱蒸気管に調整弁を設け、
この調整弁を開閉制御するに当り、速度制御回路
からの出力信号と圧力制御回路からの出力制御回
路からの出力信号のうち、いずれか低値信号を選
択的に取り出す低値優先回路を備え、この低値優
先回路から取り出す信号の一部を蒸気加減弁の開
閉制御信号として与え、同時にその残りの信号に
定数を加えて上記調整弁の開閉制御信号として与
える関数発生器を備えることを特徴とする。
以下図面を参照しながら、本考案の一実施例を
説明する。
第2図は、本考案の一実施例を示し、主蒸気止
メ弁3、蒸気加減弁4を有する主蒸気管2が原子
炉1と高圧タービン5とを結ぶ。主蒸気止メ弁3
の上流側(入口)の主蒸気管2から分岐される再
熱蒸気管8が設けられており、この再熱蒸気管8
は調整弁14を有し、湿分分離再熱器6に至る。
なお、本実施例では、主蒸気管2と再熱蒸気管
8との取り合点を主蒸気止メ弁3の上流側に求め
たが、これにとらわれず、例えば第5図に示すよ
うに、主蒸気止メ弁3の下流側(出口)にしても
良い。というのは、タービンがトリツプすると、
主蒸気止メ弁3が閉じ、原子炉1から出る蒸気は
高圧タービン5、湿分分離再熱器6にもはや流れ
なくなり、湿分分離再熱器6の熱負荷の不平衡の
問題は解消されるからである。
ところで、上記調整弁14を開閉制御するに当
り、その制御装置が必要であり、本考案では第3
図に示す実施例が採用されるが、その説明に先立
ち、従来の蒸気加減弁4が制御装置を説明する。
一般に、原子力タービンの負荷制御は、蒸気加
減弁4によつて行なわれており、その制御要素は
大別して速度制御と圧力制御とがある。すなわ
ち、原子力タービンの回転数が検出されると、そ
の信号は速度制御回路15に送られ、ここで予じ
め定められた速度設定値(図示せず)と比較され
る。
比較後偏差が生じると、その偏差信号に速度調
定率の逆数が演算器16において掛け合わされ、
その出力信号は加算器17に送られ、ここで負荷
設定器18からの信号と突合わされる。突合わさ
れた信号は、加算器17を出て低値優先装置19
に送られ、負荷制限器20からの信号と比較さ
れ、両者のうちいずれか小さい信号が取り出され
て低値優先回路21に送られるようになつてい
る。
一方、原子炉1から出た蒸気は、その圧力が検
出されており、検出信号は圧力制御回路22に送
られ、ここで演算され、その出力信号は低値優先
回路21と演算器24に送られるようになつてい
る。
しかして、低値優先回路21に入力する速度制
御信号と圧力制御信号との両者のうち、いずれか
低値信号が選択的に取り出され、その出力信号は
蒸気加減弁開度制御回路23を経て蒸気加減弁4
の開閉制御信号となつている。また、低値優先回
路21の出力信号のうち、その一部は演算器24
に送られ、ここで圧力制御回路22からの出力信
号と突合わされ、その突合わせられた信号はバイ
パス制御回路25を経て図示しないバイパス弁の
開閉制御信号となつている。なお、バイパス制御
回路25は、蒸気タービンの起動・負荷制限運転
時に使用されたものであり、本考案の実施とは直
接結びつかないので、その詳細説明は省略する。
上記の実施例は従来の原子力タービンの制御装
置であり、本考案では、従来の構成を巧み利用し
て本考案にかかる調整弁14の開閉制御を、蒸気
加減弁4の開閉度合との関係で好適に行うもので
ある。すなわち、低値優先回路21には関数発生
器26が追設されており、この関数発生器26は
低値優先回路21の出力信号に定数を加えて弁開
閉制御信号として調整弁14に与えられるように
なつている。したがつて、今、原子力タービンに
部分負荷指令等が入ると、それに見合うように低
値優先回路21から調整弁14および蒸気加減弁
4のそれぞれに適格な開閉制御信号が入力される
結果、両弁の開度の歩調は同一となる。第4図
は、本考案にかかる関数発生器26からの開閉制
御信号を受ける調整弁14と低値優先回路21か
らの開閉制御信号を受ける蒸気加減弁4との弁開
度特性を示す図であつて、この図からも両弁の開
度の歩調が同一であることが容易に理解されるで
あろう。
以上説明したように、本考案によれば、主蒸気
管から分岐し、湿分分離再熱器に至る再熱蒸気管
に調整弁を設け、この調整弁を、蒸気加減弁の開
閉度合との関係で開閉制御する際、速度制御信
号、圧力制御信号のうち、いずれか低値信号を選
択し、その選択信号の一部を蒸気加減弁の開閉制
御信号として与え、同時にその残りの信号に定数
を加えて上記調整弁の開閉制御信号として与える
関数発生器を有するから、高圧タービンから湿分
分離再熱器に流れる蒸気と、再熱蒸気管から湿分
分離再熱器に流れる蒸気とはバランスし、これに
より従来から湿分分離再熱器の熱授受の際、生起
する熱負荷はほぼ均一になる。その結果、原子力
タービンの安全かつ信頼性の高い運行が続行でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の再熱式原子力タービンの概略系
統図、第2図は本考案にかかる再熱式原子力ター
ビンの概略系統図、第3図は本考案にかかる再熱
式原子力タービンの概略制御ブロツク図、第4図
は本考案にかかる蒸気加減弁と調整弁との弁特性
を示す線図、第5図は本考案の他の実施例を示す
再熱式原子力タービンの概略系統図である。 2……主蒸気、3……主蒸気止メ弁、4……蒸
気加減弁、5……高圧タービン、6……湿分分離
再熱器、8……再熱蒸気管、14……調整弁、1
5……速度制御回路、21……低値優先回路、2
2……圧力制御回路、23……蒸気加減弁開度制
御回路、26……関数発生器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 原子炉と高圧タービンとの間に主蒸気止メ弁、
    蒸気加減弁等を備える主蒸気管を介挿入し、その
    主蒸気管から分岐して湿分分離再熱器に結ぶ再熱
    蒸気管を備え、高圧タービンから出た湿り蒸気を
    湿分分離再熱器に送り、ここで再熱蒸気管からの
    蒸気で再加熱する再熱式原子力タービンにおい
    て、上記再熱蒸気管に調整弁を設ける一方、速度
    制御信号、圧力制御信号のうちいずれか低値信号
    を選び出す低値優先回路を備え、この低値優先回
    路からの出力の信号の一部を上記蒸気加減弁に開
    閉制御信号として与え、同時にその残りの出力信
    号に定数を加えて上記調整弁に開閉制御信号とし
    て与える関数発生器を備えることを特徴とする再
    熱式原子力タービンの制御装置。
JP1981054473U 1981-04-17 1981-04-17 Expired JPH0224883Y2 (ja)

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JP1981054473U JPH0224883Y2 (ja) 1981-04-17 1981-04-17

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JPS57168097U JPS57168097U (ja) 1982-10-22
JPH0224883Y2 true JPH0224883Y2 (ja) 1990-07-09

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5669408A (en) * 1979-11-12 1981-06-10 Hitachi Ltd Reheat turbine plant

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5669408A (en) * 1979-11-12 1981-06-10 Hitachi Ltd Reheat turbine plant

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