JPH02248757A - 自動変速機における潤滑装置 - Google Patents

自動変速機における潤滑装置

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JPH02248757A
JPH02248757A JP6808989A JP6808989A JPH02248757A JP H02248757 A JPH02248757 A JP H02248757A JP 6808989 A JP6808989 A JP 6808989A JP 6808989 A JP6808989 A JP 6808989A JP H02248757 A JPH02248757 A JP H02248757A
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JP
Japan
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gear
speed
oil
planetary gear
clutch
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Application number
JP6808989A
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English (en)
Inventor
Kazumasa Tsukamoto
一雅 塚本
Masahiro Hayabuchi
正宏 早渕
Koji Noda
耕司 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/042Guidance of lubricant
    • F16H57/043Guidance of lubricant within rotary parts, e.g. axial channels or radial openings in shafts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/048Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
    • F16H57/0482Gearings with gears having orbital motion

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車等の自動変速装置等に組み込まれる潤
滑装置に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、自動車においては運転掻作を簡単にするために、
自動変速装置が大いに採用されている。
このような自動変速装置は従来から種々の構成のものが
多々提案されてきている。この自動変速装置には、遊星
歯車を用いた多段式の変速装置が組み込まれていること
が多い、このような多段式の遊星歯車変速装置は初期の
頃は前進3速のものが多かった。しかし、エンジン動力
を如何に効率よく使いきるかという要望があり、このよ
うな要望に対して、従来から多段変速化で対応してきブ
おり、現在では前進4速が主流となっている。
このような変速の多段化を開発するにあたっては、変速
ギヤ比を如何に設定するかが問題となる。
また、同じギヤ比でもできるだけ遊星歯車を制御するた
めのクラッチやブレーキ等の保合要素を少なくし、装置
の軸方向長さを短縮し、全体としてコンパクトな装置を
得ることが重要である。
一方、近年の自動車の開発は目ざましく、多種多様の車
種が開発されている。これに伴って、多くのエンジンバ
リエーションが種々の車種に対応して開発されてきてい
る。このようなエンジンバリニーシランに対して、でき
るだけ設計変更を少なくして対応することのできるギヤ
トレーンが望ましい。
そこで、最近は更に4連から5速へと変速を1段多くし
た遊星歯車変速装置が提案されてきている。このような
5速の遊星歯車変速装置のINとして、特公昭63−3
3021号公報に示されているものがある。
第5図に示すように、この遊星歯車変速装置は、2つの
サンギヤSt 、S2と2つのリングギヤR1、R2と
主プラネタリギヤP1と副プラネタリギヤP2を有する
21iアームプラネタリ変速i構01および1つのサン
ギヤS3と1つのりングギャR3とからなる遊星歯車機
構02を備えている。
そして表に示すように、3個のブレーキ81 、B2、
B3と3個のクラッチに2 、R3、R4とを適宜作動
させて、この2重プラネタリギヤ変速機横O1および遊
星歯車機構02を適宜制御することにより、前進5速、
後進1速の変速を行うことができるようになっている。
この遊星歯車変速装置によれば、それほど装置が大きく
しないでも、前進5速の変速を行うことができるように
なる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来の遊星歯車変速装置においては、各
変速における変速比は次のようになる。
すなわち、リングギヤR1とサンギヤS1とのギヤ比を
λ1、リングギヤR2とサンギヤS2とのギヤ比をλ2
およびリングギヤR3とサンギヤS3とのギヤ比をλ3
とすると、 ■第1速  (l+λ3)/λ1 ■第2速 (λ1+λ2)・(1+λ3)/〔λ1・(l+λ3)
〕■第3速  !+A3 ■第4速  1 ■第5速  (1+λ3)/(1+λ3+λ2)■後進
(R)   (1−(1/ λ1))  (1+(1/
 λ3))となる。
この変速比から明らかなように、この遊星歯車変速装置
においては、第2速および第5速における変速比にリン
グギヤR2とサンギヤS2とのギヤ比であるλ2が含ま
れている。したがって、第2および第5速におけるそれ
ぞれの変速比はこのλ2に影響されることがわかる。
そこでこのλ2の影響について検討してみる。
いま例えば、高速走行時でのドライバビリティを得る、
すなわち駆動力の余裕を持たせるために、第5速の変速
比を大きくすることを上窓する。そのためには、サンギ
ヤS2の径を小さくすることが考えられるが、サンギヤ
S2の径を小さ(すると、サンギヤS2の歯数が小さ(
なるので、ギヤ比d2も小さくなる。このため、第2速
の変速比が小さくなってしまう、一方、第5速を変更し
ても動力性能に影響を与えないようにすることが必要で
あるので、特に発進性能に影響を与える第1速のギヤ比
を変えることは望ましくない、したがって、第1速の変
速比は変えることはできない。
このようなことから、第5速の変速比を大きくしようと
すると、第1速と第2速との間の変速比のステップは大
きく開いてしまい、好ましいスムーズな変速が得られな
くなる。
このように前述の公報に示されている遊星歯車変速装置
では、燃費や高速走行時でのドライバビリティに大きく
寄与する第5速の変速比を変更しようとすると、発進性
能に大きく寄与する第1速や第2速のような低速段にお
ける変速比が影響を受けるようになるので、変速比を設
定変更することはきわめて難しいものとなっている。こ
のため、前述のような種々の車種、エンジンバリーエシ
ッンあるいは種々の地域での運転状態におけるバリエー
ションに対して簡単には対応することができない。
上記問題を解決するために、本発明者等は、同日付で、
第3図に示す遊星歯車変速装置を別途出願している。こ
の遊星歯車変速装置においては、第4図に示す変速比の
式から明らかなように、第2′m星歯車機1(22)の
ギヤ比λ2が第1速には関係するが、第5速には同等関
係しない、また第4遊星歯車機構(24)のギヤ比λ2
 ゛が第5速には関係するが、第1速には同等関係しな
い。
すなわち第1速の変速比と第5速の変速比とは、互いに
独立して設定することが可能となる。
したがって、ギヤ比の設定自由度が大きくなり、第1速
と第5速とにおける変速比をそれぞれ他の変速段におけ
る変速比を特に考慮することな(、簡単に設定すること
ができるようになる。この結果、ギヤ比のワイド化が確
実に達成することができ、種々の車種、種々のエンジン
バリニーシランあるいは種々の車両使用条件等に対して
、大きな設計変更を伴わないで対応することを可能にし
ている。
しかしながら、上記発明においては、各遊星歯車4!!
措の所定回転要素に回転を伝達させるために同軸上に4
本の回転軸を備えており、一方、遊星歯車機構への潤滑
油は、最も内側の回転軸の油室から遠心作用により外側
の回転軸を経て供給しているために、成る変速時に外側
の回転軸が停止すると、潤滑油が遊星歯車機構へまわら
なくなるという問題を有している。
本発明は、上記問題、課題を解決するものであっで、多
数の回転軸を同軸上に備えるtIM歯車機構の潤滑を良
好にする自動変速機における潤滑装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明の自動変速機における潤滑装置は、複
数の遊星歯車変速機11(21,22,23,24)に
回転を伝達させる複数の回転軸(201,202,20
3,204)を同軸上に備えた自動変速機において、 前記複数の回転軸のうち外側の回転軸(203,204
)の間に第1の油室(116)を形成し、該油室を最も
内側の回転軸(201)に形成した第2の油室(117
)に連通し、前記第1の油室(116)を変速機ケース
(2)側の潤滑油路(115)に接続すると共に、前記
第1の油室(116)に前記遊星歯車変速機構(24)
に対向する油路(119)を形成したことを特徴とする
(作用および発明の効果) 本発明においては、第2および第4遊1歯軍機構22.
24は、3速および4速時は一体回転で潤滑はあまり必
要としないが、!速、2速、5速時に相対回転が生じる
ため潤滑が要求される。このうち、第2速及び走行頻変
の高い第5速の時に第4回転輪204は静止状態となっ
ており遠心力が作用しないため、第1回転輪201内の
油室117から油路131を経て油室116に供給され
る潤滑油は、第4回転軸204の外側空間12Gに供給
されない、このとき、センタサポート113に形成され
た油路114、油路115を介して潤滑油を強制的に供
給することができる。
一方、1速においては、第4回転軸204は回転してい
るので、第1回転軸201内の油室117から油路13
1を経て油室!16に供給される潤滑油は、遠心作用に
より第4回転軸204の外側空間120に供給される。
このとき、第4回転輪204は回転しているので、油路
115を介する潤滑油の供給は停止されるが、その分だ
け、油路132を経て第4クラツチ34に潤滑油を供給
することができる。これにより1−2変速時に係合され
る第4クラツチ34の潤滑を良好に行うことができる。
そして、上記油室116から外側空間120に供給され
た潤滑油は、その後一部が油路121を介して第1一方
向クラッチ41に供給され、一部が直接又は油路122
.123を介して第2、第4遊星歯車機tJI22.2
4のニードルベアリング111及びスラストワッシャ1
12に供給される。
従って本発明によれば、多数の回転軸を同軸上に備える
遊星歯車機構の潤滑を良好にすることができる。
なお、カッコ内の符号は図面を参照するためのものであ
り、本発明の構成を同等限定するものではない。
(実施例) 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第2図は本発明が適用される自動変速機の一実施例を示
す縦断面図であり、(A)および(B)はそれぞれこの
実施例をイーイ線で切断した左側部分と右側部分とを示
し、(A)と(B)、とをイ−イ線において結合するこ
とにより、この実施例の遊星歯車変速装置が形成される
。また第3図はこの実施例のスケルトン図である。図中
、10は発進装置、20は遊星歯車変速装置を示す。
第1および第2図において、発進装置10は、例えばエ
ンジン出力軸1 (第3図にのみ図示)に連結されたポ
ンプ羽根車101、このポンプ羽根車101に対向して
配設され、トルクコンバータ出力軸102に連結された
タービン羽根車103およびケース2に固定された固定
軸104に一方向クラッチ105を介して一方向のみ回
転可能に支持されたステータ羽根車106からなるトル
クコンバータTCによって構成されている。このトルク
コンバータTCはロックアンプ機構107を備えている
遊星歯車変速装置20は、第1遊星歯車機構21、第2
遊星歯車機t#22、第3遊星歯車機構23および第4
遊星歯車a構24を備えている。
第1遊星歯車機構21は、第1サンギヤ211、第1リ
ングギヤ212および第1キヤリヤ213に回転自在に
支持され、第1サンギヤ211と第1リングギヤ212
とに噛み合う第1プラネタリギヤ214から構成されて
いる。
また第2遊星歯車機構22は、第2サンギヤ221、第
2リングギヤ222および第2キヤリヤ223に回転自
在に支持され、第2サンギヤ221と第2リングギヤ2
22とに噛み合う第2プラネタリギヤ224から構成さ
れている。  \更に第3遊星歯車機構23は、第3サ
ンギヤ231、第3リングギヤ232および第3キヤリ
ヤ233に回転自在に支持され、第3サンギヤ231と
第1リングギヤ232とに噛み合う第3プラネタリギヤ
234から構成されている。
更に第4遊星歯車機構24は、第4サンギヤ241、第
2リングギヤ222、第2リングギヤ222に噛み合う
第2プラネタリギヤ224および第2キヤリヤ223に
回転自在に支持され、第4サンギヤ241に噛み合う、
第2プラネタリギヤ224と一体の第4プラネタリギヤ
244から構成されている。したがって、第2リングギ
ヤ222と第2キヤリヤ223とは第2および第4遊星
歯車vAi122.24におい°ζ共通の構成部材とな
っている。
第1遊星歯車機1J121において、第1リングギヤ2
12は第1回転軸201に連結され、この第1回転軸2
01は、多板クラッチに形成されている第1クラツチ(
C−1)31の被動側に連結されている。第1クラツチ
31の駆動側であるドラム部311はトルクコンバータ
出力軸102に連結されている。そしてピストン312
によって摩擦クラッチ板の保合、解放が行われるように
なっている。したがって、第1クラツチ31および第1
回転輪201により、トルクコンバータ出力軸102か
らの駆動力を第1遊星歯車機構21の第1リングギヤ2
12に伝達する第1動力伝達機構が構成される。
トルクコンバータ出力軸102と第1回転軸201とは
同軸上に配置され、出力軸102の右端部に形成された
凹嵌部に、第1回転軸201の左端部が嵌合されかつベ
アリングによって相対回転自在に支持されている。第1
サンギヤ211は、第1回転軸201にベアリングによ
って回転自在に支承された第2回転輪202に形成され
ていると共に、第2回転輪202にスプライン嵌合され
た第2遊星歯車機構22の第2サンギヤ221と一体に
連結されている。更に第1キヤリヤ213は第2及び第
4111星歯車機1lI22.24の共通の第2リング
ギヤ222に一体に連結されていると共に第3i星歯*
l!構23の第3リングギヤ232に一体に連結されて
いる。
第2遊星歯車機構22において、第2キヤリヤ223は
、第1回転軸201にベアリングによって回転自在に支
承された第3回転軸203に連結された第1ブリツジ2
23aとこの第1ブリツジ223aに連結された第2お
よび第3ブリッジ223b、223cとから構成されて
いる。第2および第4プラネタリギヤ224.244が
第1ブリツジ223aの孔をこの第1ブリツジ223a
に干渉することのないように貫通して配設されている。
そしてプラネタリギヤ224.244は第2および第3
ブリツジ223b、2230間に架設された軸に回転自
在に支持されている。第3回転軸203は第2クラツチ
(C−2)32の被動側に連結されており、第2クラツ
チ32の駆動側であるドラム部321はトルクコンバー
タ出力軸102に連結されている。第2クラツチ32と
第3回転軸203とにより、トルクコンバータ出力軸1
02からの動力を第2M星歯車機構22に伝達する第2
動力伝達機構が構成される。
また第2キヤリヤ223の第1ブリツジ223aの外周
端は、多板ブレーキに形成された第3ブレーキ(B−3
)53の可動部側のブレーキハブ531に連結されてい
る。第3ブレーキ53の固定部側はケース2に固定され
ている。更に第2キヤリヤ223の第2ブリツジ223
bは第1一方向クラッチ(F−1)41のインナレース
411に連結されている。第1一方向クラッチ41のア
ウタレースは、アウタレース421がケース2に固定さ
れた第2一方向クラッチ42のインナレースにもなって
いる。すなわち、第1一方向クラッチ41のアウタレー
スと第2一方向クラッチ42のインナレースとは共通の
レース412となっており、両一方向クラッチ41.4
2は二段構造の一方向クラッチを構成している。
アウタレース421にはシリンダ部531が形成されて
おり、このシリンダ部531には油圧ピストン532が
摺動自在に嵌合されている。これらシリンダ部531お
よびピストン532とにより、第3ブレーキ53の作動
部が形成されている。
このようにアウタレース421内にシリンダ部531と
ピストン532とを配設することにより、遊星歯車変速
装置の軸方向の長さが短縮されるようになる。また、第
4遊星歯車機溝241v属のリングギヤがないので、そ
のリングギヤが本来設けられるべきスペースが第3ブレ
ーキ53の作動部を配設するために有効に用いられてい
る。これにより、径方向の寸法が小さくなる。
第3図において、矢印へで示す方向のエンジン出力軸1
の回転を正転とすると、第1一方向クラッチ41は、そ
のインナレース411が共通のし一ス412に対して正
転方向に相対回転しようとするときは自由に回転し、イ
ンナレース411が共通レース412に対してその逆方
向に相対回転するときは、インナレース411と共通レ
ース412とが係合するように設定されている。また第
2一方向クラッチ42は、共通レース412がアウタレ
ース421に対して正転方向に相対回転しようとすると
きは自由に回転し、共通レース412がアウタレース4
21に対してその逆方向に相対回転するときは、共通レ
ース412とアウタレース421とが係合して共通レー
ス412の回転を阻止するように設定されている。
更に共通レース412は、多板クラッチに形成されてい
る第4クラツチ(C−4)34の駆動側であるドラム部
341に連結されている。この第4クラツチ34のドラ
ム部341は第2ブレーキ(B−2)52のドラム部と
もなっている。第4クラツチ34の被動側は、第4サン
ギヤ241が形成された第4回転軸204に連結されて
いる。
この第4クラツチ34の係合、解放はピストン342に
よって行われるようになっている。
第4回転輪204はベアリングによって第3回転輪20
3に回転自在に支承されている。この第4回転輪204
は多板クラッチに形成されている第3クラツチ(C−3
)33の被動側であるドラム部331に連結されている
。第3クラツチ33の駆動側は第2クラツチ32の駆動
側であるドラム部321に連結され、更にこのドラム部
321はトルクコンバータ出力軸102に連結されてい
る。第3クラツチ33の保合、解放はピストン332に
よって行われるようになっている。
一方、第3回転輪203は第5クラツチ<C−5)35
の駆動側に連結されている。第5クラツチ35の被動側
であるドラム部35・1は、第3−方向クラッチ(F−
3)43のインナレース432に一体に連結されている
と共に、第3遊星歯車機構23の第3サンギヤ231に
一体に連結されている。第3一方向クラッチ43のアウ
タレース431はケース2に固定されている。また第5
クラツチ35のドラム部351は第1ブレーキ(B−1
)51のドラム部ともなっている。更に、第3キヤリヤ
233は遊星歯車装置の出力軸206に連結されている
。この出力軸206と第1回転軸201とは同軸上に配
置され、出力軸206の左端凹嵌部に第1回転軸201
の右端が嵌合されかつベアリングによって回転自在に支
持されている。
一方ケース2には、第2クラツチ32のドラム部321
に近接してトルクコンバーク出力軸102の回転速度を
検出する第1速度センサ(S−1)61が、また出力軸
206の回転速度を検出する第2速度センサ(S−2)
62がそれぞれ設けられている。
このように構成された本実施例の遊星歯車変速装置に対
して、第4図に示すように前進5速、後進1速の変速モ
ードが設定されている。
次に第4図を参照しながら、本実施例の変速動作につい
て説明する。
■前進第1速; 中立状態から第1速に変速するときは、第1クラツチ3
1を係合させる。この保合により、トルクコンバーク出
力軸102と第1回転軸201とが連結される。このた
め、トルクコンバータ出力軸102の回転は第1遊星歯
車機構21の第1リングギヤ212に伝えられ、この第
1リングギヤ212も正転する。すなわち第1リングギ
ヤ212が入力部材となる。このギヤ212の回転によ
り、第1サンギヤ211が反力要素となるので第1プラ
ネタリギヤ214および第1キヤリヤ213も正転する
また、第1リングギヤ212の正転により、第1プラネ
タリギヤ214を介して第1サンギヤ211が逆転する
と共に、この第1サンギヤ211に一体の第2サンギヤ
、221も逆転する。この逆転に伴い、第2キヤリヤ2
23が逆転しようとする。第2キヤリヤ223が逆転し
ようとすると、この第2キヤリヤ223に一体に連結さ
れている第1一方向クラッチ41のインナレース411
も同方向に回転しようとするので、インナレース411
は共通レース412に係合するようになる。
このため、共通レース412もともに同方向に回転しよ
うとする。しかし、共通レース412のこの方向の回転
に対しては、共通レース412と第2一方向クラッチ4
2のアウタレース421とが係合するようになるので、
第2一方向クラッチ42は共通レース412の逆転を阻
止する。すなわち、第1および第2一方向クラッチ41
.42の直列作動によって、第2キヤリヤ223の逆転
が阻止されるようになる。したがって、第2サンギヤ2
21の逆転により、第2プラネタリギヤ224を介して
第2リングギヤ222が正転するようになる。このよう
にして、第1リングギヤ212に入力された動力は、第
1遊星歯車機構21と第2遊星歯車機tJI22とに分
配されて伝達されるようになる。
第1キヤリヤ213と第2リングギヤ222が一体に連
結されているので、第1キヤリヤ213の正転と第2リ
ングギヤ222の正転とにより、第3遊星歯車機構23
の第3リングギヤ232が正転するようになる。この第
3リングギヤ232の正転にともない、第3プラネタリ
ギヤ234を介して第3サンギヤ231が逆転しようと
する。
しかし、第3サンギヤ231のこの方向の回転は第3一
方向クラッチ43によって阻止されるので、第3サンギ
ヤ231は逆転しない。したがって、第3プラネタリギ
ヤ234の正転にともなって、第3キヤリヤ233が減
速されて正転するようになる。すなわち、第3キヤリヤ
233と一体の出力軸206が減速されて正転するよう
になる。こうして、第1速が設定される。
この減速比は第4図に示すようになる。すなわち、第1
リングギヤ212と第1サンギヤ211とのギヤ比をλ
1、第2リングギヤ222と第2サンギヤ221とのギ
ヤ比をλ2および第3リングギヤ232と第3サンギヤ
231とのギヤ比をλ3とすると、変速比は(1+λ1
+(λ1/λ2)) ・ (1+λ3)で表される。
なお、エンジンブレーキを作動させる場合は、第1ブレ
ーキ51と第3ブレーキ53とを作動させるようにする
■前進第2速; 第1速から第2速に変速するときは、更に第4クラツチ
34を係合する。これにより、第1速と同様に第1リン
グギヤ212が入力部材となる。
すなわち、第1クラツチ31を介して伝えられるトルク
コンバータ出力軸102の正転により、第1リングギヤ
212が正転する。この第1リングギヤ212の回転に
より第1サンギヤ211および第2サンギヤ221がと
もに逆転しようとする。
第2サンギヤ221が逆転しようとすると、第2および
第4プラネタリギヤ224.244を介して第4サンギ
ヤ241も逆転しようとする。しかし、第4クラツチ3
4が係合していてこの第4サンギヤ241が共通レース
412と連結状態にあるので、第4サンギヤ241の逆
転は第2一方向クラッチ42によって阻止されるように
なる。したがって、第4および第2サンギヤ241.2
21の歯数が同じである場合、第2および第1サンギヤ
221.211はともに逆転しない。
この結果、第1リングギヤ212の正転により、第1プ
ラネタリギヤ214を介して第1キヤリヤ213が減速
されて正転するようになる。この第1キヤリヤ213の
正転が第3リングギヤ232に伝えられる。その場合、
第2サンギヤ221が回転しないので、第2遊星歯車機
構22から第3リングギヤ232に伝えられる回転はな
い。このように、第2遊星歯車機構は動力伝達経路とは
ならなくなる。また第2キヤリヤ223は増速されて正
転するようになるので、第1一方向クラッチ41は自由
回転状態となる。そして第1速の場合と同様に、この第
3リングギヤ232の正転により、出力軸206が減速
されて正転する。こうして、第2速が設定される。この
場合の変速比は第4図に示すように(1+λ1)・(l
+λ3)で表される。
なお、第2サンギヤ221と第4サンギヤ241との歯
数が異なる場合には、その歯数比に応じて第2および第
1サンギヤ221,211はともに回転するようになる
が、いずれにしてもこれらは反力要素となる。
また、エンジンブレーキを作動させる場合は、第1ブレ
ーキ51と第2ブレーキ52とを作動させるようにする
■前進第3速; 第2速から第3速に変速するときは、第4図に示すよう
に更に第2クラツチ32を係合させる。
これにより、入力部材は第1リングギヤ212と第2キ
ヤリヤ223となる。すなわち、第1リングギヤ212
にトルクコンバータ出力軸102の回転が伝えれられる
ばかりでなく、この出力軸102の回転は第2クラツチ
32、第3回転軸203、第2キヤリヤ223に伝えら
れる。更に第2キヤリヤ223の回転は、第1一方向ク
ラッチ41、第4クラツチ34、第4回転軸204を介
して第4サンギヤ241に伝えられるので、第4遊星歯
車機lI24は直結状態となる。また第2キ中リヤ22
3は第2プラネタリギヤ224を介して第2および第1
サンギヤ221,211にも回転を伝えるので、第1サ
ンギヤが同速度で回転することにより、第1M星歯車機
構21も直結状態となる。
したがって、第1キヤリヤ213も同速度で正転するよ
うになり、この結果、第3リングギヤ232も同速度で
正転するようになる。この第31Jングギヤ232の正
転が第3キヤリヤ233に減速されて伝えられ、この第
3キヤリヤ233の回転速度で出力軸206は正転する
ようになる。また第2一方向クラッチ42は、第2速で
固定されていた第1、第2および第4サンギヤ211,
221.241が正転するようになるので、自由回転す
る。こうして、第3速が設定される。同様に、この場合
の変速比は第4図に示すように(1+λ3)で表される
なおエンジンブレーキを作動させる場合は、第1ブレー
キ51を作動させるようにする。また第3速達成後には
第1クラツチ31は解放されてもよい。
■前進第4速; 第3速から第4速に変速するときは、更に第5クラツチ
35を係合させる。この場合には第3速と同様に、第1
.2.4遊星歯車機構21,22゜24が直結状態とな
り、トルクコンバータ出力軸102の回転は第3リング
ギヤ232に同速度正転で伝えられる。更に第5クラツ
チ35が保合することにより、トルクコンバータ出力軸
の回転は第2キヤリヤ223から第5クラツチ35を介
して第3サンギヤ231にも伝えられる。すなわち、第
3サンギヤ231も同速度で正転するようになる。この
ため、第3遊星歯車機構23も直結状態となり、第3キ
ヤリヤ233および出力軸206はともにトルクコンバ
ータ出力軸102の回転と同速度で正転するようになる
。このように第1〜第4遊星歯車機#R21〜24がす
べてトルクを分担するようになる。その場合、第3速ま
で固定されていた第3サンギヤ231が正転するように
なるので、第3一方向クラッチ43は自由回転となる。
こうして、第4速か設定される。この場合の変速比は第
3図に示すように1となる。
■傘前進第4速*(第4速から第5速への移行) ;第
4速から第5速に変速するにあたって、第5速直前にこ
の第4速傘が一瞬設定される。この第4速傘に変速する
ときは、第4速状態から第1クラツチ31を解放する。
これにより、第1リングギヤ212にはトルクコンバー
タ出力軸102の回転は伝えられない、したがって、回
転は第4遊星歯車機構24のみを介して伝えられるよう
になる。このとき、第4遊星歯車機措24は依然として
直結状態にあるので、第3遊星歯q1.4!1構23も
直結状態を保持する。したがって、出力軸206の回転
はトルクコンバータ出力軸102の回転と同じ状態を保
持するようになる。その場合、各保合要素はおよび各遊
星歯車機構のトルク分担が変わるだけである。そして第
1遊星歯車機構21はトルク分担をしない、また第4速
率に変速する際は回転速度に変化がないので、変速にと
もなうシッソクはない、こうして、第4速傘が設定され
る。
この場合の変速比は第4速と変わらなくlとなる。
■前進第5速(オーバードライブ:OD);第4速傘か
ら第5速にするときは、第2ブレーキ52を作動させる
。この場合は、トルクコンバータ出力軸102の回転が
依然として第2クラツチ32を介して第2キヤリヤ22
3に入力され、第2キヤリヤ32はトルクコンバータ出
力軸102と同速度で正転するようになる。すなわち、
第2キヤリヤ223が入力部材となる。
第2キヤリヤ32の回転は第4サンギヤ241を正転さ
せようとするが、第4サンギヤ241は第4クラツチ3
4を介して第2ブレーキ52により固・定されているの
で、正転しない。そして、これにより、第2プラネタリ
ギヤ224を介して第2リングギヤ222が増速回転す
る。この増速された第2リングギヤ222の回転が第3
リングギヤ232に伝えられる。このとき、第1一方向
クラッチ41は自由回転となる。一方、第2キヤリヤ2
23の回転は第5クラツチ35を介して第3サンギヤ2
31に伝えられる。
したがって、第3遊星歯市機構23においては、第3リ
ングギヤ232と第3サンギヤ231とがともに正転し
かつ第3リングギヤ232の速度が第3サンギヤ231
の速度よりも大きいので、第3リングギヤ232の回転
は第3サンギヤ231の回転によって減速されて第3キ
ヤリヤ233に伝えられる。しかしその場合の第3キヤ
リヤ233の回転速度はトルクコンバータ出力軸102
171回転速度よりも大きい。すなわち、出力軸206
も増速されてトルクコンバータ出力軸102よりも高い
速度で回転し、オーバードライブ状態になるゆこうして
、第5速が設定される。このように第3リングギヤ23
2と第3サンギヤ231とから駆動力を入力させること
により、第2リングギヤ222の歯数を大きくしな(で
も済むようになる。
この第5速では第1遊星歯車機構21は動力伝達に関与
しない、この場合の変速比は第4図に示すように、第2
リングギヤ222と第4サンギヤ241とのギヤ比をλ
2 ′とすると、(1+λ3)/(l+λ3+λ2 ′
)で表される。
このように前進は第1速から第5速まで設定される。以
上の変速動作説明はアップシフト時の説明であるが、ダ
ウンシフト時の変速は前述の逆の作動を行えばよい。
■リバース(後進) 中立状態から後進段にするときは、第3クラツチ33を
保合すると共に、第1.3ブレーキ51゜53を作動さ
せる。第3ブレーキ53の作動により、第2キヤリヤ2
23の回転が阻止される。−方、第3クラツチ33が係
合することにより、トルクコンバータ出力軸102の回
転が第2クラツチ32のドラム部321および第3クラ
ツチ33を介して第4サンギヤ241に伝えられ、第4
サンギヤ241が同速度で正転するようになる。この第
4サンギヤ241の正転により、第4.2プラネタリギ
ヤ244,224を介して第2リングギヤ222が減速
されて逆転するようになる。この第2リングギヤ222
の逆転は第3リングギヤ232に伝えられ、第3リング
ギヤ232も逆転する。また第3サンギヤ231は第3
一方向クラッチ43によって正転が許容されるが、第1
ブレーキ51が作動することによって制動されているの
で回転しない、したがって、第3リングギヤ232の逆
転により、第3キヤリヤ233も減速されて逆転するよ
うシこなる。この結果、出力軸206が逆転する。こう
して、後進段が設定される。
この場合の変速比は−(1+λ3)/λ2 ′で表され
る。
このようにこの実施例においては、第2遊星歯車機構(
22)のギヤ比λ2が第1速には関係するようになか、
第5速には同等関係しないものとなる。また第4遊星歯
車機構(24)のギヤ比λ2′は第5速には関係するよ
うになるが、第1速には同等関係しないものとなる。す
なわち第1速の変速比と第5速の変速比とは、互いに独
立して設定することが可能となる。すなわち、第1速と
第5速とにおける変速比をそれぞれ互いに他の変速段に
おける変速比を特に考慮することなく、簡単に設定する
ことができるようになるので、ギヤ比の設定自由度が大
きくなる。
例えばλ2とλ2 ′を互いに等しく設定し、仮にλ2
寓λ2′±0.5、λ1 =0.395、λ3=0.4
とすると、第1速の変速比は3.058、第5速の変速
比は0.737となり、第1速での発進性能を十分に確
保しながら、第5速での高速時のドライバビリティを確
保することが可能となる。このようなギヤ比の設定は特
に通常時に高速走行を行う地域を走行するような車両に
適している。
またλ2 ′をλ2よりも大きく設定した場合は、仮に
λ2=0.5、λ2  ’=0.556、λ1−0.3
95、λ3−0.4とすると、第1速の変速比は、3.
05B、第5速の変速比は0.716となり、第1速で
の発進性能を十分に確保しながら、第5速では通常時に
それほど高速走行を必要としない地域を走行するような
車両に適している。
更にλ2 ′をλ2よりも小さく設定した場合は、仮に
λ2−0.588、λ2”−0,5、λ1−0.395
、λ3−0.4とすると、第1速の変速比は2.892
、第5速の変速比は0.737となり、第1速の変速比
を小さくして第2速へのつながりをスムーズにすると共
に、第5速での高速走行時のドライバビリティを確保す
る必要のあるような例えばスポーツカー等の車両に適し
ている。
このように、ギヤ比のワイド化が確実に達成することが
でき、種々の車種、種々のエンジンバリエーションある
いは種々の車両使用条件等に対して、大きな設計変更を
伴わないで対応することが可能となる。
次に第1図により、本発明の特徴である遊星歯車nti
における潤滑構造について説明する。
前述したように、第2および第4遊星歯車機構22.2
4において、第2キヤリヤ223は第3回転軸203に
回転自在に支持され、該第3回転軸203はベアリング
又はブツシュ203bを介して第1回転軸201に回転
自在に支承されている。第2キヤリヤ223は、上記第
3回転輪203に連結された第1ブリツジ223aと該
第1ブリツジ223aに連結された第2及び第3ブリッ
ジ223b、223cとから構成されている。そして、
第2及び第4プラネタリピニオン224゜244が第1
ブリツジ223aに形成された孔を貫通して第2及び第
3ブリッジ223b、223Cにより回転自在に支持さ
れている。第4プラネタリピニオン244は、第1ブリ
フジ223aの径方向に形成された貫通孔112内にピ
ン133を挿入して固定されている。
センタサポート113に形成された油!’3114には
、図示しないバルブボディから潤滑油が強制的に供給さ
れている。該油路114は、第4回転軸204に形成さ
れシールリング114aに封止された油路115を介し
て第3回転軸203と第4回転軸204の間に形成され
た油室116に連通している。油室116は第4回転軸
204を回転自在に支持するニードルベアリング又はブ
ツシュ204a、204bにより油溜の作用を有してい
る。さらに、該油室116から油路118.119を経
て第4回転軸204の外側空間120に連通し、潤滑油
を第1一方向クラッチ41の油路121および第4遊星
歯車機構24に供給可能している。また、潤滑油は第1
回転輪201内の油室117からも遠心力によって、油
路131を経て油室116に供給される。
−E述したように、第2および第4T1M歯車機構22
.24は、3速および4速時は一体回転で潤滑はあまり
必要としないが、l速、2速、5速時に相対回転が生じ
るため潤滑が要求される。このうち、第2速及び走行頻
度の高い第5速の時に第4回転輪204は静止状態とな
っており遠心力が作用しないため、第1回転輪201内
の油室117から油路131を経て油室116に供給さ
れる潤滑油は、第4回転軸204の外側空間120に供
給されない、このとき、センタサポート113に形成さ
れた油路114、油路115を介して潤滑油を強制的に
供給することができる。
一方、l速においては、第4回転輪204は回転してい
るので、第1回転軸201内の油室117から油路13
1を経°ζ油室116に供給される潤滑油は、遠心作用
により第4回転輪204の外側空間120に供給される
。このとき、第4回転輪204は回転しているので、油
路115を介する潤滑油の供給は停止されるが、その分
だけ、油路132を経て第4クラツチ34に潤滑油を供
給することができる。これにより1−2変速時に係合さ
れる第4クラツチ34の潤滑を良好に行うことができる
そして、上記油室116から外側空間120に供給され
た潤滑油は、その後一部が油路121を介して第1一方
向クラッチ41に供給され、一部が直接又は油路122
.123を介して第2、第4T!星歯車機構22.24
のニードルベアリング111及びスラストワッシャ11
2に供給される。
さらに、潤滑油は、その後遠心力により第3ブレーキ5
3に至り、側壁538に形成された油路!25及びブレ
ーキハブ126に形成された油FIS126を介して更
に外方に送られ、固定側部535及び可動側部536の
摩擦係合部分を冷却する。
この時、遠心力で第2、第4遊星歯車機構22゜24か
ら外方に送られる潤滑油の一部は、第2−方向クラッチ
42のアウタレース421から突設された突設部422
に衝突し、該突設部422に沿って第2一方向クラッチ
42に送られ、アウターレース421に形成された油路
421aを介して強制的に供給される潤滑油と共にその
潤滑用として使用される。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種
々の変更が可能である。
例えば、上記実施例においては、第3図の自動変速機に
適用しているが、これに限定されるものではなく、多数
の回転軸を同軸上に備える他の自動変速機にも適用可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の自動変速機における潤滑装置の1実施
例を示す拡大断面図、第2図は本発明が適用される自動
変速機の全体断面図を示し、(A)はその左側部分を、
(B)はその右側部分をそれぞれ示す断面図、第3図は
第2図の動力伝達機構を示すギヤトレーン図、第4図は
本発明に係る遊星歯車変速装置の作動を説明するための
図、第5図は従来の遊星歯車変速装置を示し、(A)は
そのスケルトン図、(B)はその作動を説明するための
図である。 21〜24・・・第1〜第4@星歯車機構、201〜2
04・・・第1〜第4回転軸、116・・・第1の油室
、117・・・第2の油室、2・・・変速機ケース、1
15.119・・・潤滑油路。 出 願 人 アイシン・エイ・ダプリュ株式会社代理人
弁理士   白 井 博 樹(外5名)第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の遊星歯車変速機構に回転を伝達させる複数
    の回転軸を同軸上に備えた自動変速機において、 前記複数の回転軸のうち外側の回転軸の間に第1の油室
    を形成し、該油室を最も内側の回転軸に形成した第2の
    油室に連通し、前記第1の油室を変速機ケース側の潤滑
    油路に接続すると共に、前記第1の油室に前記遊星歯車
    変速機構に対向する油路を形成したことを特徴とする自
    動変速機における潤滑装置。
JP6808989A 1989-03-20 1989-03-20 自動変速機における潤滑装置 Pending JPH02248757A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6758784B2 (en) * 2002-12-06 2004-07-06 General Motors Corporation Family of six-speed dual-clutch transmissions having a stationary planetary member and two brakes

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6758784B2 (en) * 2002-12-06 2004-07-06 General Motors Corporation Family of six-speed dual-clutch transmissions having a stationary planetary member and two brakes

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