JPH02245509A

JPH02245509A - １／４回転型ファスナ

Info

Publication number: JPH02245509A
Application number: JP2028620A
Authority: JP
Inventors: Francis G Frano; フランシス　ジー．フラノ
Original assignee: Illinois Tool Works Inc
Current assignee: Illinois Tool Works Inc
Priority date: 1989-02-09
Filing date: 1990-02-09
Publication date: 1990-10-01
Anticipated expiration: 2014-03-03
Also published as: JP2864036B2; CA2009054C; CA2009054A1; US4893978A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】数分の１回転型ファスナ、例えば１７４回転型ファスナ
にとって重要なことの１つは、９０°回すごとに合う４
つのラッチ締め位置を設けて置き、使用者がファスナの
ヘッドを回した場合、その位置になったことを使用者に
分からせるようにすることである。

数分の１回転型ファスナは米国特許第３．３４４，４８８号、同第２．３８２．９４３号、同
第１，１９０，５８２号、英国特許第１０．６６０号、
スエーデン特許第１７６゜４０１号、西独特許量２，１
６１，６２６号に開示され、これらは弾性ばね部材に抗
してヘッドを作動するようになっている。しかし、これ
らの上記従来のファスナは、ラッチ締め位置を正確に知
らせない。

ラッチ締め位置を分からせるものとしては、米国特許第
４，４９８，８２７号に開示されたものがある。しかし
ながら、このファスナは、ラッチ部材と、ベース部材と
の間に、正確な寸法の適合性を要求する非常に複雑な設
計になっていて、製作および組立てが困難である。また
、このファスナは−ベんに９０°回すことができない、
というのは９０°回す間に３回又は４回停めなければな
らないからである。

この発明は、ベース部材の正方形孔内で９０″宛正確に
回転させることができる新規なラッチ部材を指向してい
る。この新規なファスナは、設計が単純なために、製作
および組立てが容易である。

この発明は１つのラッチ部材と、１つのベース部材から
構成されている１／４回転型ファスナに関する。ベース
部材には正方形孔を有するソケット部がある。ラッチ部
材には、頭部と軸部があって、軸部は円筒部分および前
記円筒部分と一体的に形成された１対の弾性の二股要素
がある。各二股要素には半径面があって、肩部をなして
おり、かつこの肩部は、軸部を正方形孔内に保持するに
充分な幅を有する。二股要素の各反対側壁面は肩部の反
対端部に対し垂直な共通平面内で、且つ肩部の反対端部
のところに横たわっている。各肩部から軸方向に、かつ
肩部に隣接して延びている各二股要素のＥの面は、その
長さを通してほぼ平らであり、かつ前記共通平面に対し
垂直である。前記軸部の全体的に正方形であるこの部分
には前記側壁面に隣接して丸味を帯びたコーナ曲縁部が
形成され、これによって回転可能になっている。

以下、本発明のファスナの一実施例を添付図面を参照に
しながら説明する。

第１図でｌＯはこの発明の原理を実現した１／４回転型
ファスナを示す、このファスナｌＯはプラスチックで成
形されたベース部材１２と、ラッチ部材１４から構成さ
れている。

ベース部材１２には、取付部１６と、ソケット部１８が
ある。ソケット部１８は、長方形の取付部１６の中心に
一体的に形成してあって、正方形孔２２を有する小判形
の中空直立部分２０を備えている。この直立部分２０の
外壁２４は、取付部１６から上に延び、小判形の土壁２
６と一体的に連結している。正方形孔の孔壁２８が、上
壁２６の下面から下向きに突出して正方形孔２２を形成
している。

孔壁２８の下向き長さは、外壁２４よりも少し短く、な
っており、その下端２９がラッチ締め面になっていて、
後でくわしく説明するとおり、ベース部材１２に対し、
ラッチ部材１４を回転可能に保持して固定する。

取付部１６の両端部には、取付口３０が設けである。各
取付口３０は上端にねじの頭を収容する拡径部分３２を
備えている。

ラッチ部材１４には、頭部３４と、軸部３６とがある０
頭部３４の平面形状はどのような形でもよいが、こへで
は前記ベース部材の中空直立部分２０と同大の小判形に
なっている。上記頭部の形状は重要ではないが、その寸
法は軸部３Ｂよりも大きいことが重要である。

この実施例の１／４回転型ファスナは、二つの部材を連
結するのに使用することができ、例えば取付口３０に通
したねじでベース部材１２を板などに取付け、別の板や
、キャンパスシートなどベース部材を取付けた板などに
連結すべき連結部材にベース部材の中空直立部分２０や
、ラッチ部材１４の頭部３４よりも僅かに大きな小判形
の孔を開設し、ラッチ部材１４の頭部３４の小判形の向
きをベース部材の中空直立部２０の小判形に合わせて揃
え、連結部材の小判形の孔をラッチ部材の頭部を経てベ
ース部材の中空直立部分の回りに嵌め、次いでラッチ部
材１４をどちらかの方向に９０’回してその頭部をベー
ス部材の中空直立部と直交させ、これによって連結部材
を、ベース部材に連結する。連結を外すときはラッチ部
材をどちらかの方向に再び９０゜回してラッチ部材の頭
部の向きをベース部材の中空直立部に合わせ、抜けばよ
い。

軸部３６には１頭部３４に隣接して形成された円筒部分
３８、および円筒部分３８から下に延びる脚部分４０が
ある０脚部分４０は、１対の二股要素４２と４４を含ん
でいる。二股要素４２と４４は、それぞれ軸部の中心軸
線から正反対の半径方向に張出す半径面４６および４８
を備えていて、それぞれ肩部５０および５２を形成する
。

肩部５０と、５２の両側壁面５４および５６は、軸部３
６の長さに対応して概ね平らで、肩部５０．５２に対し
、概ね垂直になっている。

さて、第１図には、ベース部材１２のソケット部１８に
ラッチ部材１４を組立てた状態が示しである。

この組立ては、土壁２６の中心に開口する正方形孔に軸
部３６を挿入することにより、容易に行える。

二股要素４２．４４の外側端部には、傾斜面６０．６２
がそれぞれ形成してあって、二股要素４２．４４を正方
形孔２２へ押込むと、両要素が互いに近寄るようにしで
ある。二股要素を傾斜面６０．６２で互いに近寄らせて
軸部３６を正方形孔２２に押し込むと、遂には頭部３４
が上壁２６に当接する。

肩部５０．５２から、頭部３４の下面までの距離は、正
方形孔２２の深さよりもやや大きいので、肩部５０．５
２は正方形孔の孔壁の下端２９を下に越え、これにより
、弾性の二股要素４２．４４は自由になって第１図に示
すように、半径方向外向きにパチッと戻る。この位置で
ラッチ部材１４は、ベース部材１２に回転自在に保持さ
れる。

二股要素４２と４４の両側壁面５４および５６は、肩部
５Ｇ、５２に対し概ね垂直に延びるそれぞれ共通の平行
な平面６８および７０を備えている。この平行な平面６
８と７０間の距離は正方形孔２２の一辺の長さよりもや
や短い。

ベース部材１２の正方形孔２２に対して、ラッチ部材１
４を回転可能にするには、丸味を帯びた４つのコーナ曲
縁部７１、？２．７３．７４を、円筒部分３８と肩部５
０．５２との間で、脚部分４０の長手方向に設ける。

又、９Ｇ’回すごとに確実に位置決めするため、コーナ
曲縁ｓ７１と７４．７２と７３の夫々の中間の、二股要
素４２と４４の上にそれぞれ平面７６および７８を形成
する。この平面７６と７８は、それぞれ肩部５０と。

５２とから上に延び、円筒部分との連結部を頂点とし、
且つこの頂点に向って軸方向に内向きにテーパが付いた
三角形区分８０および８２を形成している。この三角形
区分８０．８２の寸法はラッチ部材をＳθ°宛回転する
際の抵抗量の大きさを決定する。

若し、三角形区分の寸法が大きければ１回転に対する抵
抗もそれだけ大きくなるので、その寸法は適度に定める
。

ラッチ部材の頭部を持ってどちらかの方向に約４５″回
すと、第８図に示したとおり、４つのコーナ曲縁部７１
から７４が正方形孔２２の孔壁１８に接触し１頭部に加
えた回転力は、二股要素４２と４４を近寄らせることに
なる。そして、ラッチ部材１４を残りの４５°回すと平
らな三角形区分８０．８２と、平行な共通の平面６８．
７０が、正方形孔２２の孔壁２８の内面と接触し、第７
図に示す９０°回った位置となる。

以上のことから、二股要素４２．４４上のコーナ曲縁部
７１・・・７４によりラッチ部材１４を正方形孔２２内
で回転させ得ること、および平行な平面６８．７０が、
肩部５０．５２に隣接した平面７６．７８と協動して、
非常に確実に９０’回った位置にすることが認識される
であろう。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明のファスナの一実施例を示すもので、第１
図は、ベース部材の左半分を断面で示したベース部材と
ラッチ部材の組立て状態の正面図、第２図はベース部材
の断面図、第３図はラッチ部材の正面図、第４図は、第
３図の右側から見たラッチ部材の側面図、第５図は、第
４図の５−５線でのラッチ部材の断面図、第６図はラッ
チ部材の斜視図、第７図は第１図のラッチ部材を９０″
回した状態の部分底面図、第８図は第７図のラッチ部材
を４５°回した状態の部分底面図である。図中、１２はベース部材、１４はラッチ部材、１日はソ
ケット部、２２は正方形孔、３４は頭部、３６は軸部、
３８は円筒部分、４０は脚部分、４２．４４は二股要素
、５０．５２は肩部、５４　、５６は二股要素の側壁面
を示す。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ラッチ部材とベース部材とからなり、前記ベース
部材には正方形孔を有するソケット部があり、前記ラッ
チ部材は頭部と軸部から成り、前記軸部には、一端が前
記頭部に隣接した円筒部分と、前記円筒部分の他端に連
結した１対の弾性を有する二股要素とがあり、前記各二
股要素は肩部を含み、前記肩部は前記軸部の軸心から互
いに反対の半径方向に張出し、前記各二股要素を横切る
前記肩部の長さは、前記正方形孔の一辺の長さよりもや
や短く、前記各肩部は、前記半径方向において前記軸部
を前記正方形孔内に保持するのに充分な幅を有し、前記
二股要素の側壁面は前記肩部の反対端部に対し垂直な共
通平面内に、かつ前記肩部の反対端部に横たわり、前記
肩部から中間位置において軸方向に延びている前記各二
股要素の上の面は平面で、且つ前記共通平面に対し垂直
になっていて、前記側壁面の各々に沿って形成され、か
つ前記反対側壁面の各々に隣接して丸味を帯びたコーナ
曲縁部が形成され、前記ラッチ部材が、前記ベース部材
に対し回動可能になっている１／４回転型ファスナ。
（２）前記各二股要素の上の平面が、前記円筒部分との
連結部に向って軸方向に延びている請求項第１項に記載
の１／４回転型ファスナ。
（３）前記各二股要素の上の平面が、前記円筒部分との
連結部に向って、前記肩部から内方へテーパになってい
て、前記各二股要素上で三角形の平面を形成している請
求項第２項に記載の１／４回転型ファスナ。
（４）ラッチ部材と、ベース部材とからなり、前記ベー
ス部材には正方形孔を有するソケット部があり、前記ラ
ッチ部材は、頭部と軸部から成り、前記軸部には一端が
前記頭部に隣接した円筒部分と、前記円筒部分の他端と
一体的に形成された１対の弾性の二股要素とがあり、前
記各二股要素は、前記軸部の軸心から半径方向外向きに
張出す肩部を含み、前記各二股要素を横切る前記肩部の
長さは、前記正方形孔の一辺の長さよりもやや短く、前
記各肩部は、前記半径方向において、前記軸部を前記正
方形孔内に保持するに充分な幅を有し、前記肩部の長さ
は前記円筒部分の直径にほぼ等しく、前記二股要素の各
反対側壁面は、前記肩部の反対端部に対し垂直な共通平
面内に、かつ前記肩部の反対端部に横たわり、前記肩部
から軸方向に、かつその長さの中間に延びている前記各
二股要素の上の面は平面で、かつ前記共通平面に対して
垂直であり、また前記各二股要素に沿い、かつ前記各側
壁面に隣接して丸味を帯びたコーナ曲縁部が形成され、
前記ラッチ部材が、前記ベース部材に対し回動し得るよ
うになっている１／４回転型ファスナ。
（５）前記各二股要素の上の平面が、前記円筒部分との
連結部に向って軸方向に延びている請求項第４項に記載
の１／４回転型ファスナ。
（６）前記各二股要素の上の平面が、前記肩部から円筒
部分との連結部に向って内方へテーパになっていて、前
記二股要素上で三角形の平面を形成している請求項第５
項に記載の１／４回転型ファスナ。