JP2510907Y2 - 排水ます - Google Patents

排水ます

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JP2510907Y2
JP2510907Y2 JP1989088851U JP8885189U JP2510907Y2 JP 2510907 Y2 JP2510907 Y2 JP 2510907Y2 JP 1989088851 U JP1989088851 U JP 1989088851U JP 8885189 U JP8885189 U JP 8885189U JP 2510907 Y2 JP2510907 Y2 JP 2510907Y2
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pipe
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隆 倉嶋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、地中に埋設した排水管の接続に使用され
る排水ますに関するものである。
[従来の技術] 排水ますは、埋設排水管に接続される配管接続部と、
配管接続部から上方に延びる立ち上がり管とから構成さ
れており、立ち上がり管の上端には蓋が取り付けられ、
地表面と面一にされるのが一般的である。
ところで、排水ますは傾斜地に設置されることもあ
り、その場合に、上記蓋を傾斜する地表面に沿って配置
することができるように、立ち上がり管を配管接続部に
回動可能に取り付けたものがある。その構造は、例えば
実開昭60−154485号公報に開示されている通りである。
この排水ますの場合には、配管接続部の上部と立ち上が
り管の下端にそれぞれ、上下両端を切り欠いた球殻状の
嵌合部を設け、これら嵌合部を回動可能に嵌合させてい
る。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の立ち上がり管が傾転可能な
排水ますの場合には、嵌合部の組み付け作業に難があっ
た。つまり、配管接続部とその上部に設けた嵌合部とが
一体となっており、且つ立ち上がり管とその下端に設け
た嵌合部とが一体となっているので、これら嵌合部を嵌
合させるためには、両者をほぼ真正面に対向させて、平
面視が円形同士のものを、どちらか一方をあるいは両方
を変形させながら嵌合させなければならない。組み付け
の容易性から小さな力でも嵌合できるように両嵌合部の
寸法を決定すると、回動部分におけるシール性に支障を
来すので問題であり、一方、シール性が充分に満足でき
る程度に両嵌合部の寸法を決定すると、嵌合時に大きな
力が必要となった。
この考案は上述従来の技術の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、組み付けが容易
な排水ますを提供しようとするところにある。
[課題を解決するための手段] この考案は上記目的を達成するためになされたもの
で、その要旨は、配管接続部の上部に立ち上がり管が傾
転可能に支持されてなる排水ますにおいて、上記配管接
続部からその上方に両端を切り欠いた球殻状の受け部が
一体的に延びており、この受け部に、両端が切り欠かれ
た球状をなしその両端を貫く貫通孔を有し、その貫通孔
の、下端に内方に突出する掛止部が設けられ、上部にシ
ール部材が取り付けられた回動コアが回動可能に嵌合さ
れ、その嵌合状態の回動コアの貫通孔に、上記立ち上が
り管が挿入され、その立ち上がり管が、下部先端を上記
掛止部に掛止され、上記シール部材を介して取り付けら
れていることを特徴とする排水ますにある。
[作用] 立ち上がり管と回動コアを別部品にしたことにより、
排水ますを次のように組み立てることができる。初め
に、立ち上がり管が取り付けられていない回動コアを配
管接続部の受け部に嵌入する。その際には、受け部の中
央真上において貫通孔の軸心と受け部の軸心とが直交す
るように回動コアを配置し、回動コアをその姿勢に維持
しながら受け部の中に押し入れる。その時、受け部は、
回動コアと接触する部分については拡開され、この接触
部と交差する方向に位置し回動コアに非接触の部分は狭
められるように変形する。このように変形させる場合に
は、従来の平面視円形同士の嵌合部の嵌合よりも、小さ
な力で済む。尚、回動コアを受け部に嵌入した後、回動
コアを回動させて上記両軸心をほぼ一致させ、回動コア
の貫通孔に立ち上がり管を取り付ける。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図から第4図の図面
に基づいて説明する。
この実施例の排水ます1は二方から流れ込む排水を一
つにまとめるために使用されるものである。
排水ます1は一体成形されたポリ塩化ビニル製の配管
接続部2を有している。配管接続部2は三つの接続口3,
4,5と、受け部6を有している。接続口3,4には流入管が
接続され、接続口5には流出管が接続される。受け部6
は接続口3,4,5が集合する部位の上部に位置しており、
その形状は両端を切り欠いた球殻状をなしている。
上記受け部6の内部には回動コア7が回動可能に嵌合
している。回動コア7はポリ塩化ビニル製で、両端を切
り欠いた球状をなしており、その球面部は受け部6の内
面に隙間なく接触している。回動コア7はその両端の非
球形部を貫く貫通孔8を有し、その貫通孔8の、下端に
内方に突出する掛止部8aが設けられ、上部にシール部材
10が取り付けられている。
上記回動コア7の貫通孔8にはポリ塩化ビニル製の立
ち上がり管9が挿入されている。立ち上がり管9はその
下部先端を貫通孔8の下端に設けられた掛止部8aに掛止
させており、立ち上がり管9と回動コア7とは貫通孔8
の上部に取り付けられたシール部材10によりシールされ
ている。又、立ち上がり管9の上端には蓋11が被せられ
ている。
上記排水ます1では、回動コア7を配管接続部2に対
して回動することによって、立ち上がり管9を傾転さ
せ、蓋11の上面を地表面Aと面一にすることができる。
第1図は地表面Aが水平な場所に排水ます1を埋設した
時の断面図であり、第2図は地表面Aが傾斜している場
所に排水ます1を埋設した時の断面図である。
ところで、この排水ます1を組み付ける場合には、初
めに、立ち上がり管9を取り付ける前に、回動コア7の
みを単独で配管接続部2の受け部6に嵌入する。その際
には、第3図、第4図に示すように、受け部6の中央真
上において貫通孔8の軸心Oと受け部6の軸心Lとが直
交するように回動コア7を配置し、回動コア7をその姿
勢に維持しながら受け部6の中に押し入れる。その時、
受け部6は、回動コア7と接触する部分6aについては拡
開され、この接触部6aと交差する方向に位置し回動コア
に非接触の部分6bは狭められるように変形する。この時
の変形に要する力は、従来の平面視円形同士の嵌合部の
嵌合に要する力よりも充分に小さくて済み、組み付け作
業が容易になる。嵌合後、回動コア7を回動させて上記
両軸心O,Lをほぼ一致させ、回動コア7の貫通孔8に立
ち上がり管9を取り付ければよい。
この考案は上述実施例に制約されず種々の態様が採用
可能である。
例えば、この実施例の排水ますにおいては、配管接続
部の接続口は三つであったが、二つであってもよいし、
あるいは四つ以上であってもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、受け部を両
端を切り欠いた球殻状とし、受け部の中で回動する部分
を両端を切り欠いた球状の回動コアとして立ち上がり管
と別部品にしたことによって、排水ますの組み付けが極
めて容易になるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の一実施例を示
すものであり、第1図は地表面が水平な場所に埋設され
た場合の排水ますの断面図、第2図は地表面が傾斜した
場所に埋設された場合の排水ますの断面図、第3図は回
動コアを受け部へ嵌入する時の状態を示す部分正面図、
第4図は同状態の第3図IV矢視図である。 1…排水ます、2…配管接続部、6…受け部、7…回動
コア、8…貫通孔、9…立ち上がり管。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】配管接続部の上部に立ち上がり管が傾転可
    能に支持されてなる排水ますにおいて、上記配管接続部
    からその上方に両端を切り欠いた球殻状の受け部が一体
    的に延びており、この受け部に、両端が切り欠かれた球
    状をなしその両端を貫く貫通孔を有し、その貫通孔の、
    下端に内方に突出する掛止部が設けられ、上部にシール
    部材が取り付けられた回動コアが回動可能に嵌合され、
    その嵌合状態の回動コアの貫通孔に、上記立ち上がり管
    が挿入され、その立ち上がり管が、下部先端を上記掛止
    部に掛止され、上記シール部材を介して取り付けられて
    いることを特徴とする排水ます。
JP1989088851U 1989-07-27 1989-07-27 排水ます Expired - Lifetime JP2510907Y2 (ja)

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JPS4836353U (ja) * 1971-09-06 1973-05-01
JPS58149485U (ja) * 1982-03-29 1983-10-07 タキロン株式会社 汚水ます

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