JPH02245300A - 汚泥濃縮脱水方法及びその装置 - Google Patents

汚泥濃縮脱水方法及びその装置

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JPH02245300A
JPH02245300A JP1068117A JP6811789A JPH02245300A JP H02245300 A JPH02245300 A JP H02245300A JP 1068117 A JP1068117 A JP 1068117A JP 6811789 A JP6811789 A JP 6811789A JP H02245300 A JPH02245300 A JP H02245300A
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sludge
centrifugal
concentration
separated
thickener
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Takashi Ishida
石田 貴
Tadao Kawashima
川島 忠雄
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NIPPON GESUIDOU JIGYODAN
NIPPON GESUIDOU SHISETSUGIYOU KYOKAI
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NIPPON GESUIDOU JIGYODAN
NIPPON GESUIDOU SHISETSUGIYOU KYOKAI
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はミ下水等の汚泥の処理に使用される汚泥濃縮脱
水方法及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、下水の処理は、下水のBOD (生物化学的酸
素要求量)、SS(固形浮遊物)を除去する水処理と、
これに伴って発生する汚泥を減容化して最終処理を容易
にする汚泥処理とにより行なわれている。
汚泥処理は、例えば、第8図に示すように、水処理施設
より分離された汚泥貯留槽lの汚泥を遠心濃縮機3で濃
縮した後、この濃縮汚泥を、さらに遠心脱水機5で脱水
し、この後、焼却、溶融。
コンポスト等を行ない、これを最終処分することにより
行なわれる。
そして、このような汚泥処理では、遠心濃縮機3による
濃縮の際には、濃縮処理分離液Aが発生し、また、遠心
脱水機5による脱水の際には、脱水処理分離液Bが発生
する。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の汚泥濃縮脱水方法では
、遠心脱水機5による脱水により発生する脱水処理分離
液Bには、例えば、800〜8000■/l程度の多量
のBOD、SS等の固形物が含まれるため、再度水処理
施設に返流水として戻し再処理する必要がある。
そして、このようにして返流水を水処理する場合には、
水処理施設の負荷が増大する。
特に、複数の処理場の汚泥を集中的に一括処理する広域
汚泥処理場においては、濃縮及び脱水処理分離液A、 
Bの負荷が高いと、独自に処理施設が必要となるか受入
れ下水処理場の負担が増大する。
一方、下水道の普及率の向上に伴って増大する下水汚泥
の処分地確保の点からも、また、下水処理における水処
理及び汚泥処理の効率化の点からも集中処理は有効であ
り、返流水負荷の低減は必須課題となっている。
本発明は、上記のような問題を解決したもので、汚泥処
理系から排出される分離液の固形物濃度を従来より大幅
に低減し、それにともなってBOD等の水質項目を合せ
て低減できる汚泥濃縮脱水方法及びその装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1の汚泥濃縮脱水方法は、遠心濃縮機で遠心濃縮
された濃縮汚泥を、遠心脱水機でさらに遠心脱水する汚
泥濃縮脱水方法において、前記遠心脱水機で汚泥を分離
された脱水処理分離液を前記遠心濃縮機に返送するとと
もに、この遠心濃縮機で汚泥を分離された濃縮処理分離
液のみを外部に排出するものである。
請求項2の汚泥濃縮脱水方法は請求項1において、遠心
濃縮機に供給される汚泥に、凝集剤を添加したものであ
る。
請求項3の汚泥濃縮脱水装置は、汚泥貯留槽の下流側に
汚泥を遠心濃縮する遠心濃縮機を配置し、この遠心濃縮
機の下流側に遠心濃縮機で濃縮された濃縮汚泥を脱水す
る遠心脱水機を配置してなる汚泥濃縮脱水装置において
、前記遠心脱水機で汚泥を分離された脱水処理分離液を
前記遠心濃縮機上流側に返送する返送路を設け、脱水処
理分離液を再度前記遠心濃縮機に供給するとともに、こ
の遠心濃縮機で汚泥を分離された濃縮処理分離液のみを
外部に排出するものである。
請求項4の汚泥濃縮脱水装置は請求項3において、遠心
濃縮機に供給される汚泥に、凝集剤を添加したも7ので
ある。
〔作 用〕
請求項1の汚泥濃縮脱水方法では、遠心脱水機で汚泥を
分離された脱水処理分離液が、遠心濃縮機に返送され、
この遠心濃縮機で汚泥を分離された濃縮処理分離液のみ
が外部に排出される。
請求項2の汚泥濃縮脱水方法では、請求項1において、
遠心濃縮機に供給される汚泥に、凝集剤が添加される。
請求項3の汚泥濃縮脱水装置では、遠心脱水機で汚泥を
分離された脱水処理分離液が、返送路により遠心濃縮機
上流側に返送され、再度遠心濃縮機に供給され、この遠
心濃縮機で汚泥を分離された濃縮処理分離液のみが外部
に排出される。
請求項4の汚泥濃縮脱水装置では、請求項3において、
遠心濃縮機に供給される汚泥に、凝集剤が添加される。
〔実施例〕
以下、本発明の詳細を図面に示す一実施例について説明
する。
第1図は、本発明の一実施例の汚泥濃縮脱水装置を示し
ており、この汚泥濃縮脱水装置は、遠心濃縮設備7と遠
心脱水設備9とから構成され、遠心濃縮設備7には、汚
泥クンク1)及び遠心濃縮機13が配置されており、ま
た、遠心脱水設備9には、遠心脱水機15が配置されて
いる。
すなわち、この汚泥濃縮脱水装置では、余剰汚泥貯留槽
17の余剰汚泥は、余剰汚泥移送ポンプ19によりスク
リーン21を介して汚泥クンク1)に移送される。
初沈汚泥濃縮槽(最初沈澱池)23の汚泥は、汚泥引抜
ポンプ25によりスクリーン21を介して汚泥タンク1
)に移送される。
汚泥タンク1)の汚泥は、給泥ポンプ31.サイクロン
33.汚泥濃度計35及び汚泥流量計37の配置される
配管39により遠心濃縮機13に移送される。
配管39には、ポリマータンク41内の凝集剤が薬注ポ
ンプ43により移送され、また、洗浄水タンク45の洗
浄水が洗浄水ポンプ47により移送される。
遠心濃縮機13には、シール水タンク51の水道水がシ
ール水ポンプ53により供給される。
遠心濃縮機13で濃縮された汚泥は、トルクメータータ
ンク55を介して濃縮汚泥タンク57に移送される。
一方、遠心濃縮機13の濃縮処理で発生した濃縮処理分
離液Aは、排水溝に排出される。
濃縮汚泥タンク57の濃縮汚泥は、濃縮汚泥移送ポンプ
59により濃縮汚泥貯留タンク61に移送される。
濃縮汚泥貯留タンク61の濃縮汚泥は、汚泥供給ポンプ
63により配管65を通り、遠心脱水機15に移送され
る。
配管65には、洗浄水タンク67の洗浄水69が移送さ
れる。
また、濃縮汚泥貯留クンクロ1のオーバーフロー水は、
オーバーフロータンク71に移送され、オーバーフロー
ポンプ73により排水溝に排出される。
遠心脱水機15には、薬品溶解タンク75がらの凝集剤
が薬注ポンプ77により供給される。
遠心脱水機15で脱水された汚泥は、ベルトコンベヤ7
9に送られ、トラック81により廃棄場に移送される。
一方、遠心脱水機15の濃縮処理で発生した脱水処理分
離液Bは、分離液槽83に移送され、移送ポンプ85に
より返送路87を通り、汚泥タンク1)に返送される。
そして、このようにして返送された脱水処理分離液Bは
、汚泥と伴に、再度遠心濃縮機13に移送され、この遠
心濃縮機13で濃縮処理分離液Aとされ、排水溝から外
部に排出される。
しかして、以上のように構成された汚泥濃縮脱水装置で
は、遠心脱水機15で汚泥を分離された脱水処理分離液
Bが、返送路87により遠心濃縮機13上流側に返送さ
れ、再度遠心濃縮機13に供給され、この遠心濃縮機1
3で汚泥を分離された濃縮処理分離液Aのみが外部に排
出されることとなるため、汚泥処理系から排出される分
離液の固形物濃度を従来より大幅に低減することが可能
となり、汚泥処理系における返流水の負荷の発生を低減
することができる。
また、以上のように構成された汚泥濃縮脱水装置では、
遠心濃縮機13に供給される汚泥に、ポリマータンク4
1から凝集剤を添加するようにしたので、汚泥処理系か
ら排出される分離液の固形物濃度をさらに低減すること
が可能となる。
さらに、以上のように構成された汚泥濃縮脱水装置では
、汚泥濃度計35により遠心濃縮機13への供給汚泥濃
度を感知して、ポリマータンク41からの薬注率を適正
にコントロールすることにより、濃縮処理分離?&、A
を任意の濃度に容易に設定することができる。
また、以上のように構成された汚泥濃縮脱水装置では、
遠心脱水機15のSS回収率を低下させても、直接的に
返流水の水質悪化に繋がらないため、供給汚泥量を減少
することなくケーキ含水率を低下することが可能となる
そして、本発明の汚泥濃縮脱水方法では、遠心脱水機1
5で汚泥を分離された脱水処理分離液Bが、遠心濃縮機
13に返送され、この遠心濃縮機13で汚泥を分離され
た濃縮処理分離液Aのみが外部に排出されることとなる
ため、汚泥処理系から排出される分離液の固形物濃度を
従来より大幅に低減することが可能となり、汚泥処理系
における返流水の負荷の発生を低減することができる。
また、本発明方法では、遠心濃縮機13に供給される汚
泥に、凝集剤を添加するようにしたので、汚泥処理系か
ら排出される分離液の固形物濃度をさらに低減すること
が可能となる。
以下、本発明の有効性を、第2図に示す従来の処理フロ
ーの場合、脱水処理分離液をそのまま排出する場合、及
び、第3図に示す本発明の場合の3つのケースに分けて
、以下に述べる設定条件のもとて分離液5St1度及び
ケーキ含水率がそれぞれどのようになるかを比較し、同
時に、遠心濃縮機13及び遠心脱水Wt15で処理すべ
き汚泥量を比較する。
なお、第2図及び第3図において、01〜C3は、汚泥
濃度であり、CI *  C2+  C4はTS (全
固形物量)重量%、C,、C5はSS重量%を示してお
り、また、■1〜vsは汚泥! (n?)を示し、α、
β、γは、凝集剤添加率で対TS当たり重量%を示して
いる。
〔設定条件〕
遠心濃縮機:遠心効果−1000G C+−1,5% ct””5.0% 薬注効果は、第4図、第5図、及び第6図に従うものと
する。
遠心脱水機:SS回収率とケーキ含水率は、第7図に従
うものとする。
なお、第4図は、無薬注遠心濃縮の処理特性を、第5図
は、分離液SS濃度に及ぼす供給汚泥量の影響を、第6
図は、分離液5Sta度に及ぼす供給汚泥濃度の影響を
、第7図は、濃縮汚泥TSが5%の時の処理量と差速の
影響を示している。
■従来の処理フローの場合。
遠心濃縮機13のSS回収率は、標準処理1)2On?
/Hとすれば、第4図より80%となる。
遠心脱水機15のSS回収率は、ケーキ含水率を82%
、処理量3rrr/Hとすると、第7図より83%とな
る。
従って、系全体でのSS回収率は、次のように求めるこ
とができる。
R−(R1/100)X (Rz /100)XIoo
−0,8XO,83X100=66  (%)となる。
遠心濃縮機13への供給汚泥濃度が変わらないとすれば
、遠心濃縮機13で処理しな番チればならない汚泥量は
、 ■、=1÷0.66=1.52倍 となる。
一方、遠心脱水機15で処理すべき汚泥量は、(R+ 
/100)X cl VH−cz Vzより、Vg /
v+ ==Q、8X1.5÷5=0.24となるから、 Vz−0,24*1.52=0.36 となる。
また、返流水SS濃度は、次のようにして求めることが
できる。
Ca  =  (c3  Vz  +C,Vs  )/
  (Vz  +Vs  )−(CI v、−Ca V
a )/ (Vt −Va )=(Ct −Ca Va
 /v、 ) / (1−Va /V+)  ・・・(
1) ここで、 (R+ /100)X (R1/100)XCI  V
t”C4V4  ・・・(2) の関係があるから、 V4 /V+  =0.8x0.83x1.5+18雪
0.055 となり、これを(1)式に代入すると、ch −(1,
5−18X0.055) ÷(1−0,055)=0.
54% となる。
■脱水処理分離液をそのまま排出する場合。
遠心濃縮機13における薬注率をQ、1%とすると、第
5図より、標準処理!20+yr/Hでは300rrw
/l、すなわちC:l ””0.03%となるので、R
r =98.6%となる。
遠心脱水機15の処理性能は、同じと考えられるので、
系全体のSS回収率は、 R= (Rr /100)x (R1/100)xio
o−0,986X0.83X100−82(%)となる
ここで、遠心濃縮機13への供給汚泥濃度が変わらない
とすれば、遠心濃縮機13で処理しなければならない汚
泥量は、 Vl−1+0.82−1.22倍 となる。
一方、遠心脱水機15で処理すべき汚泥量は、■の場合
と同様にして求めることができる。
すなわち、 Vz/V+−0,986x1.5+5=0.30となる
から、 Vl−0,30x1.22=0.36倍となる。
系全体で必要とされる薬注量Tは、以下のように求める
ことができる。
遠心濃縮: 1.22X15XO,0O1=0.018遠心脱水: 0.36X50XO,01=0.18 であるから、 T=0.198 また、返流水5SflJ度についても■と同様にして求
めることができる。
Va /V+ =0.986XO,83X1.5÷18
−0.068 となるので、これを(1)式に代入すると、C& = 
(1、5−18X 0 、 068 )÷(1−0,0
68)=0.30% となる。
■本発明の場合。
本発明では、遠心脱水機15のSS回収率を低下させて
ケーキ含水率を低下させることができる。
そこで、第7図に基づき、処理量を■及び■と同じ3 
rIf/Hとすると、ケーキ含水率80%のときSS回
収率は、70%となる。
遠心脱水機15の脱水処理分離液Bが汚泥タンク1)に
返送されることにより、遠心濃縮機13への供給汚泥濃
度は、若干増大する。
すなわち、 cl ’  = (C+ v、+C% vs)/ (V
l +Vs)= (c+ +Cs’ Vs /V+ )
/ (1+Vs/Vl )  ・・・(3) となる。
ここで、c+=1.5%であり、遠心脱水機15のSS
回収率70%より、C5=1.8%である。
また、Vs/V+ は、(4)式及び(5)式の関係が
ある。
(Rr /100)X (C+ Vl  +c、v、)
=ctvt ・・・(4) Cs Vs ” (1−(Rz /100))−XCz
 Vs・・・(5) (5)式を(4)式に代入して、■、とvlとの比を求
めると、 Vs /V+ =C+ Rr /as  (10’ /
 (l O0R2)  Rt) となる。
ここで、■の場合と同様に、遠心濃縮[13のSS回収
率をR,=98.6%とすると、Vs / Vl = 
0. 35 ・・・(71となる。これ等の関係を(3
)式に代入すると、c+’=1.58% となる。すなわち、第6図から判るように供給汚泥濃度
は若干増大するが、処理性能に影響を与えるほどではな
い。
系全体のSS回収率は、遠心濃縮機13のみより濃縮処
理分離液Aが系外に排出されることから、次のようにし
て求めることができる。
R”’ (1−c、V3 /CI Vl )X100”
 (i−ca  (vl   v、+Vs )/c+ 
vl )X100・・・(8) ここで、■2と■1との関係は、(7)式を(5)式に
代入して求めることができる。
すなわち、 Vz /V+ = (as /(1−Rt / 100
)cz )xv、/v+  =Q、 42  ・ ・ 
・(9)となる。
(7)式及び(9)式を(8)式に代入することにより
、系全体のSS回収率を求めることができる。
すなわち、 R=98.1% となる。
従って、遠心濃縮機13で処理しなければならない汚泥
量は、 V、 =1.35÷0.981=1.38倍となる。
一方、遠心脱水機15で処理しなければならない汚泥量
は、(9)式より、 vz =0.42÷0.981=0.43倍となる。
ところで、遠心脱水機15のSS回収率が低い場合には
、返流される脱水処理分離液Bに大量の凝集剤が含まれ
ているので、凝集工程で添加される凝集剤の量は、その
分低減できると考えられる。
例えば、本発明では、 (y/100)XC2V2  (1−Rz  /100
):  ((:t  Vt  +(、v、)X100−
 (γR,/100)X  (1−R2/100)=0
.3% 相当の薬注率となる。ただし、r−1%とした。
一般に、遠心濃縮で必要とされる薬注率は、0゜1%程
度であるから、このように遠心脱水機15のSS回収率
が悪い場合には、脱水処理分離液Bの返送により、濃縮
で必要とされる以上の量の凝集剤がもたらされることと
なる。
そこで、凝集剤の残留効果を考慮して、脱水処理工程で
の凝集剤添加率をγ=0.8%とすると、濃縮工程に返
送される凝集剤は、β=0.24%相当となる。
系全体で必要とされる薬注量は、 0.43x50x0.008=0.172となる。
以上述べた結果をまとめると次表に示すようになる。
S回収率が低いケース■では、その分増大することとな
る。
すなわち、ケース■の本発明の場合には、返流水SS濃
度を、下水道法に定める障害施設を必要としない程度ま
で低くでき、また、ケーキ含水率を2%はど低下するこ
とができ、さらに、薬注量も他の場合に比較し、少なく
できる。
一方、ケース■の場合には、遠心濃縮機13処理量が約
1.5倍となるので、その分台数を増加する必要がある
が、ケース■及びケース■の場合には、薬注により供給
汚泥量を増大できるので、台数増加の必要がない。
なお、遠心脱水機15処理量は、遠心脱水機S〔発明の
効果〕 以上述べたように請求項1の汚泥濃縮脱水方法では、遠
心脱水機で汚泥を分離された脱水処理分離液が、返送路
により遠心濃縮機上流側に返送され、再度遠心濃縮機に
供給され、この遠心濃縮機で汚泥を分離された濃縮処理
分離液のみが外部に排出されることとなるため、汚泥処
理系から排出される分離液の固形物濃度を従来より大幅
に低減することができる。
また、請求項2の汚泥濃縮脱水方法では、遠心濃縮機に
供給される汚泥に、凝集剤を添加するようにしたので、
汚泥処理系から排出される分離液の固形物濃度をさらに
低減することが可能となる。
請求項3の汚泥濃縮脱水装置では、遠心脱水機で汚泥を
分離された脱水処理分離液が、遠心濃縮機に返送され、
この遠心濃縮機で汚泥を分離された濃縮処理分離液のみ
が外部に排出されることとなるため、汚泥処理系から排
出される分離液の固形物濃度を従来より大幅に低減する
ことが可能となり、汚泥処理系における返流水の負荷の
発生を低減し、水処理効率を向上することができる。
また、請求項4の汚泥濃縮脱水装置では、遠心濃縮機に
供給される汚泥に、凝集剤を添加するようにしたので、
汚泥処理系から排出される分離液の固形物濃度をさらに
低減することが可能となるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の汚泥濃縮脱水装置の一実施例を示す配
管系統図である。 第2図は従来の汚泥濃縮脱水装置の概略を示す説明図で
ある。 第3図は第1図の汚泥濃縮脱水装置の概略を示す説明図
である。 第4図は無薬注遠心濃縮の処理特性を示すグラフである
。 第5図は分離液SS濃度に及ぼす供給汚泥量の影響を示
すグラフである。 第6図は分離液SS濃度に及ぼす供給汚泥濃度の影響を
示すグラフである。 第7図は濃縮汚泥TSが5%の時の処理量と差速の影響
を示すグラフである。 第8図は従来の汚泥濃縮脱水装置の概略を示す説明図で
ある。 〔主要な部分の符号の説明〕 1)・・・汚泥タンク 13・・・遠心濃縮機 15・・・遠心脱水機 A・・・濃縮処理分離液 B・・・脱水処理分離液。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遠心濃縮機で濃縮された濃縮汚泥を、遠心脱水機
    でさらに脱水する汚泥濃縮脱水方法において、前記遠心
    脱水機で汚泥を分離された脱水処理分離液を前記遠心濃
    縮機に返送するとともに、この遠心濃縮機で汚泥を分離
    された濃縮処理分離液のみを外部に排出することを特徴
    とする汚泥濃縮脱水方法。
  2. (2)遠心濃縮機に供給される汚泥には、凝集剤が添加
    される請求項1記載の汚泥濃縮脱水方法。
  3. (3)汚泥貯留槽の下流側に汚泥を濃縮する遠心濃縮機
    を配置し、この遠心濃縮機の下流側に遠心濃縮機で濃縮
    された濃縮汚泥を脱水する遠心脱水機を配置してなる汚
    泥濃縮脱水装置において、前記遠心脱水機で汚泥を分離
    された脱水処理分離液を前記遠心濃縮機上流側に返送す
    る返送路を設け、脱水処理分離液を再度前記遠心濃縮機
    に供給するとともに、この遠心濃縮機で汚泥を分離され
    た濃縮処理分離液のみを外部に排出することを特徴とす
    る汚泥濃縮脱水装置。
  4. (4)遠心濃縮機に供給される汚泥には、凝集剤が添加
    される請求項3記載の汚泥濃縮脱水装置。
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