JPH0224514Y2 - - Google Patents

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JPH0224514Y2
JPH0224514Y2 JP1987169648U JP16964887U JPH0224514Y2 JP H0224514 Y2 JPH0224514 Y2 JP H0224514Y2 JP 1987169648 U JP1987169648 U JP 1987169648U JP 16964887 U JP16964887 U JP 16964887U JP H0224514 Y2 JPH0224514 Y2 JP H0224514Y2
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plunger
molten metal
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plunger sleeve
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ホツトチヤンバダイカストマシンに
関する。詳しくは、ホツトチヤンバダイカストマ
シンの射出ポンプにおいて、溶湯中に夾雑物を瀘
過する構造に関する。
[従来の技術] 従来のホツトチヤンバダイカストマシンの射出
ポンプを第2図に示す。同図において、保持炉1
1は、箱型のフレーム12とその内面に積層され
たリン酸カルシウムなどの複数層のセラミツクス
ボード13とからなり、その内部に例えばアルミ
ニウムなどの溶湯14を貯え、かつ、上面に溶湯
14を保温するヒータ15を有する蓋16が載置
されている。
保持炉11の底面ほぼ中央位置にあけた穴に
は、内面に耐溶融アルミ材17をライニングした
グースネツク18の元端が挿入され、かつ、フラ
ンジ18Aに挿入したボルト19によりグースネ
ツク18の元端がフレーム12に接続されてい
る。グースネツク18の元端外周とセラミツクス
ボード13との間およびフランジ18Aとフレー
ム12との間には、それぞれシール材20,21
が介在されている。なお、グースネツク18の元
端端面は内側のセラミツクスボード13の上面と
ほぼ面一(つらいち)である。
グースネツク18の元端端面にはパツキン22
を介して耐溶融アルミ材セラミツクス製のプラン
ジヤスリーブ23が配置されている。プランジヤ
スリーブ23は、図示しないダイカストマシン本
体に取り付けられたフレーム24にブラケツト2
5を介して保持炉11内に垂直に支持され、か
つ、中心に前記グースネツク18の溶湯通路と連
通するプランジヤ穴23Aおよび外周面に保持炉
11内の溶湯14をプランジヤ穴23A内へ吸入
する複数の吸込口23Bをそれぞれ有する。
プランジヤスリーブ23のプランジヤ穴23A
にはプランジヤロツド27を有するプランジヤチ
ツプ26が上下方向へ摺動自在に収納されてい
る。プランジヤロツド27の先端はカツプリング
28を介して前記ブラケツト25に垂直に支持さ
れた射出シリンダ29のピストンロツド30に連
結されている。ここにおいて、プランジヤスリー
ブ23、プランジヤチツプ26および射出シリン
ダ29からポンプ本体33が構成されている。な
お、31はノズル、32は固定金型である。
従つて、射出シリンダ29の駆動により、プラ
ンジヤチツプ26が上昇すると、保持炉11内の
溶湯14はプランジヤスリーブ23の吸込口23
Bからプランジヤ穴23A内へ吸入される。やが
て、プランジヤチツプ26が上死点に達した後下
降すると、プランジヤ穴23A内の溶湯14はグ
ースネツク18の溶湯通路を通じてノズル31か
ら固定金型32と図示しない移動金型との間に形
成されたキヤビテイ内へ射出される。
[考案が解決しようとする問題点] 最近、比較的安価な海外製品に対抗し、ダイカ
スト製品の品質向上が要請されている。このため
には、まず、射出ポンプ内に清浄な溶湯を供給す
ることが前提である。
亜鉛用のホツトチヤンバダイカストマシなどで
は、溶解炉から保持炉へ溶湯を配湯するときに、
金網を使用して溶湯を清浄化する方法が採用され
る場合がある。
しかし、前述した第2図の構造では、いくら清
浄化された溶湯を保持炉11内に供給したとして
も、保持炉11内で夾雑物(例えば、金属酸化物
や非金属夾雑物など。)が生じると、それらの夾
雑物は溶湯とともにグースネツク18の溶湯通路
を通つて金型のキヤビテイ内へ射出されるため、
高品質なダイカスト製品は得られないという問題
があつた。
特に、アルミニウムの溶湯は金属を侵食するた
めに、保持炉11中で夾雑物が生じやすいことか
ら、高品質なダイカスト製品は到底望めるもので
はなかつた。
ここに、本考案の目的は、このような従来の問
題を解消すべくなされたもので、溶湯中の夾雑物
を瀘過し、ダイカスト製品の品質向上を図るとと
もに、溶湯の吸入操作の際にプランジヤスリーブ
内に負圧が生じてもフイルタが外れることがない
ホツトチヤンバダイカストマシンの射出ポンプを
提供することにある。
[問題点を解決するための手段] そのため、本考案では、溶湯を貯える保持炉に
グースネツクの元締を接続するとともに、保持炉
内に前記グースネツクの溶湯通路と連通するプラ
ンジヤ穴および保持炉内の溶湯をプランジヤ穴内
へ吸入する吸込口を有するプランジヤスリーブを
配置し、このプランジヤスリーブのプランジヤ穴
内のプランジヤチツプを摺動自在に設けるととも
に、このプランジヤチツプに射出シリンダを連結
したホツトチヤンバダイカストマシンの射出ポン
プにおいて、前記プランジヤスリーブの吸込口を
覆うに十分な大きさを有しかつ溶湯中の夾雑物を
濾過する筒状のフイルタをプランジヤスリーブの
外周に装着した、ことを特徴とするものである。
[作用] プランジヤチツプのプランジヤ穴内での摺動に
伴つて、保持炉内の溶湯がプランジヤ穴へ吸入さ
れる際、溶湯中の夾雑物はフイルタによつて瀘過
されるため、夾雑物が溶湯とともにグースネツク
の溶湯通路を通じて射出されることがない。よつ
て、常に高品質なダイカスト製品を得ることがで
きる。さらに、前述の吸入操作に伴つて、プラン
シジヤ穴内に負圧が生じても、吸込口を覆うフイ
ルタはプランジヤスリーブの外周に装着されるよ
う筒状に形成されているので、このフイルタが外
れることがない。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。なお、以下の説明に当たつて、第2図と同
一機能を営むものについては、同一符号を付し、
その説明を省略もしくは簡略にする。
第1図に本実施例を示す。本実施例は、ポンプ
本体33の吸込口、つまりプランジヤスリーブ2
3の吸込口23Bの外周に溶湯14中の夾雑物を
瀘過する多孔質セラミツクフイルタ41を設けた
点を除いて、第2図の構成と同一である。
多孔質セラミツクフイルタ(セラミツクフオー
ムフイルタ)41は、例えばコージライト・アル
ミナ、ムライト、炭化珪素などの材料を三次元網
状骨格構造をもつ多孔質の筒状に成形したもの
で、プランジヤスリーブ23の外周に装着されて
いる。なお、気孔率は80〜90%程度のものが好ま
しい。
従つて、プランジヤチツプ26の上昇により、
保持炉11内の溶湯14がプランジヤスリーブ2
3の吸込口23Bからプランジヤ穴23A内へ吸
入される際、溶湯14中の金属酸化物や非金属夾
雑物などの夾雑物はフイルタ41により瀘過され
るので、清浄な溶湯のみをグースネツク18の溶
湯通路を通じてキヤビテイ内へ射出することがで
きる。しかも、吸込口23Bを覆うフイルタ41
はプランジヤスリーブ23の外周に装着されるよ
う筒状に形成されているので、溶湯の吸入操作の
際に、プランジヤスリーブ23内に負圧が生じて
もフイルタ41が外れることがない。
また、多孔質セラミツクフイルタ41はアルミ
ニウムの溶湯に侵食されないため、アルミニウム
用のホツトチヤンバダイカストマシンの射出ポン
プにも適用でき、アルミニウムダイカスト製品の
品質向上に寄与することができる。
また、プランジヤスリーブ23内に夾雑物を吸
い込むことがないので、プランジヤスリーブ23
やプランジヤチツプ26などに傷を付けることが
なく、これら構成部品の寿命を増大させることが
できる。
なお、上記実施例では、多孔質セラミツクフイ
ルタを用いたが、フイルタの材質はセラミツクに
限られるものでなく、溶湯の種類に応じて適宜決
定すればよい。
また、上記実施例では、グースネツク18の元
端を保持炉11に固定したが、保持炉11内にプ
ランジヤスリーブ23を固定し、このプランジヤ
スリーブ23の下端を保持炉11の底面から突出
させ、この下端にグースネツク18の元端を接続
した構造でもよい。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、溶湯中の夾雑物
を除去することができるので、ダイカスト製品の
品質向上を図れ、その上、溶湯の吸入操作の際
に、プランジヤスリーブ内に負圧が生じてもフイ
ルタが外れることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のホツトチヤンバダイカストマ
シンの一実施例を示す断面図、第2図は従来のホ
ツトチヤンバダイカストマシンを示す断面図であ
る。 11……保持炉、14……溶湯、18……グー
スネツク、23……プランジヤスリーブ、23B
……吸込口、26……プランジヤチツプ、29…
…射出シリンダ、33……ポンプ本体、41……
多孔質セラミツクフイルタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 溶湯を貯える保持炉にグースネツクの元締を
    接続するとともに、保持炉内に前記グースネツ
    クの溶湯通路と連通するプランジヤ穴および保
    持炉内の溶湯をプランジヤ穴内へ吸入する吸込
    口を有するプランジヤスリーブを配置し、この
    プランジヤスリーブのプランジヤ穴内にプラン
    ジヤチツプを摺動自在に設けるとともに、この
    プランジヤチツプに射出シリンダを連結したホ
    ツトチヤンバダイカストマシンの射出ポンプに
    おいて、前記プランジヤスリーブの吸込口を覆
    うに十分な大きさを有しかつ溶湯中の夾雑物を
    濾過する筒状のフイルタをプランジヤスリーブ
    の外周に装着した、ことを特徴とするホツトチ
    ヤンバダイカストマシンの射出ポンプ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記フイルタとして、多孔質セラミツクフイルタ
    を用いたことを特徴とするホツトチヤンバダイ
    カストマシンの射出ポンプ。
JP1987169648U 1987-11-05 1987-11-05 Expired JPH0224514Y2 (ja)

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JPS58224060A (ja) * 1982-04-15 1983-12-26 ステンカ−・コ−ポレ−シヨン 溶解金属移送装置

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