JPH0224339A - １―ブテンおよびプロピレン重合体組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高メルトフロー　アイツタチック　１ブテン重
合体およびプロピレン重合体を含む組成物に関する。こ
の組成物は新形物品（ｓｈａｐｅｄａｒｔｉｃｌｅｓ）
に形成するのに、またはフィルム、シートまたはファイ
バーに適当である。フィルムおよびシートは収縮性また
は非収縮性であり、かつ二軸延伸または一軸延伸するこ
とができる。更に、組成物はテープに加工することがで
きる。

熱可塑性重合体組成物のフィルムは、多くの市販用に、
特に包装分野に利用されている。かかるフィルムの１つ
の利用は収縮フィルムおよび食品を包むためのフィルム
の製造である。また、インフレート　フィルムは一般に
市販されている。ブローン　フィルムを市販のフィルム
等級ポリブチレン樹脂から作る方法は、例えば題名「プ
ロセシング　シェル　ポリブチレン　フィルム　グレー
ド　レジン（Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ　５ｈｅｌｌ　Ｐｏ
ｌｙｂｕｔｙｌｅｎｅＦｌｌｍ　Ｇｒａｄｅ　Ｒｅ５ｉ
ｎｓ）　」のシェル　ケミカル　コンパニーのｒＴｅｃ
ｈｎｉｃａｌ　Ｂｕｌｌｅｔｉｎ　ＳＣ：３９７−７９
Ｊに記載されている。

米国特許第３．８０８．３０４号明細書には１−ブテン
（ｂｕｔ　−１−ｅｒ＋ｅ）ホモポリマーおよびポリプ
ロピレンのヒートシール性配合物が記載されている。過
酸化物分野により作られた高いメルト　インデックスの
１−ブテン重合体を用いることについては討議されてい
ない。更に、好ましい配合物は２０〜８０重量％ポリプ
ロピレンを含んでいることが記載されている。

米国特許第４．０７５．２９０号明細書には８０−９９
重量％のポリブチレンおよび１〜２０重量％のポリプロ
ピレンのヒート　シール性配合物が記載されている。こ
の明細書では各重合体成分の特定範囲に制限されている
。

米国特許第４．３４５．００４号明細書にはｌ−ブテン
およびエチレンの共重合体、約２〜９重量％のポリプロ
ピレンおよび約０．０２〜１．５重量％の高密度ポリプ
ロピレンから調製されたヒート　シール性配合物が記載
されている。

本発明の特徴は１０重量％またはこれ以下の５０〜１０
００のメルト　インデックスを有する低分子量アイソタ
クチック　１−ブテン重合体および少なくとも９０重量
％のプロピレン重合体を含む組成物にある。

更に、適当な組成物は０．１〜１重量％の添加剤を含ん
でいる。一般に、添加剤としては少なくとも１種の離型
剤、紫外線（Ｕ、Ｖ、　）安定剤、熱安定剤、充填剤、
スリップ剤、粘着防止剤、核生成剤。

顔料、酸化防止剤または難燃剤を例示できる。

本発明の組成物に用いる１−ブテン重合体は１５０〜２
２５のメルト　インデックスを有するのが好ましい。適
当な１−ブテン重合体としては、例えば１−ブテン　ホ
モポリマー、および１−ブテンおよび１〜３０モル％の
０２〜Ｃ８α−オレフィンの共重合体を含んでいる。

プロピレン重合体としては、プロピレン　ホモポリマー
、またはプロピレンおよび１〜３０モル％のプロピレン
以外の０２〜Ｃ８α−オレフィンの共重合体が適当であ
る。本発明の好ましい組成物は９５重量％のプロピレン
重合体および５重量％の１ブテン重合体を含んでいる。

更に、本発明は上述する本発明の組成物から形成した成
形物、シートおよびフィルムを提供する。

成形物は熟成形または射出成形のような任意の普通の方
法で適当に成形することができる。あるいは、また成形
物は普通の吹込成形技術を用いて吹込成形することがで
きる。

更に、本発明は上述する本発明の組成物から作ったファ
イバーを提供する。このファイバーは紡糸延伸（ｓｐｉ
ｎ　ｄｒａｗ）法のような任意の普通の方法によって形
成することができる。

本発明の組成物から形成したシートは改良された加工特
性および良好な光学特性を有している。

これらのシートは、良好な光学特性を有するフィルムを
得るのに二軸延伸することができる。フイルムニ軸延伸
システムによって作る場合に生ずる多くのスクラップを
、本発明において減少することができる。

本発明の組成物から形成したブローン成形物は、普通の
低いメルト　インデックスの１−ブテン重合体配合物か
ら形成した成形物より、高い光沢および透明性を有する
。更に、本発明の組成物から形成したファイバーは普通
のファイバーより優れた伸縮性を示し、また紡糸するこ
とができる。高いメルト　インデックスの１−ブテン重
合体は主としてプロピレン重合体ファイバーについての
潤滑剤または可塑剤として作用することができる。

こ５に、「アイソタクチック　１−ブテン重合体」とは
、少なくとも９５重量％、特に少なくとも９７重量％、
好ましくは９８重量％のアイツタチック部分を含む１−
ブテン重合体を意味する。低分子量、例えば３００．０
００またはこれ以下（「デカリン」（デカヒドロナフタ
レン）における溶液粘度で測定して）のアイツタチック
　１−ブテン重合体は特に有用である。適当な１−ブテ
ン重合体は、般に９１４〜９１９　ｋｇｍ　’、例えば
９１６〜９１９　ｋｇｍ−３、特に９１７〜９１９　ｋ
ｇｍ−’の密度を有している。また、この重合体は５０
〜１０００の範囲、例えば１５０〜２２５、特に１７５
〜２２５の範囲のメルト　インデックスを有している。

（ＡＳＴＭ　Ｄ−１２３８、条件Ｅ、　１９０℃で測定
して）。

上述するように、本発明において用いる１−ブテン重合
体（ＰＢ）　は１−ブテン　ホモポリマーまたは共重合
体である。１−ブテン共重合体を用いる場合には、特に
非ブテン単里体含有物は１〜３０モル％のエチレン、プ
ロピレンまたは０５〜Ｃ８αオレフインである。

適当な１−ブテン重合体は、例えば１−ブテンのチーグ
ラー・ナツタ低圧重合によって作ることができる。ドイ
ツ特許公開第１．５７０．３５３号明細書に記載されて
いる方法の１例では、１−ブテンをＴｉｃ　Ｉｌ　ｓま
たはＴｉＣβ３／Ａ　Ｉ２　Ｃ！、およびＡＩ！（Ｃ２
）Ｉｓ）　２Ｃβの触媒で１０〜５０℃、一般に２０〜
４０℃の温度で重合している。次いで、高いメルト　イ
ンデックスは重合体を過酸化物分解により処理すること
によって得られている。

本発明について特に適当な１−ブテン重合体の例は商品
名ｒＰＢＯ８００」（シェル　ケミカル　コンパニーに
より開発された重合体）である。この新規な重合体は２
００のメルト　インデックスを有するホモポリマーであ
る。

上述するように、本発明により用いられるプロピレン重
合体はプロピレン　ホモポリマーまたは共重合体である
。プロピレン共重合体を用いる場合には、この共重合体
はランダムまたはブロック共重合体が適当である。単量
体含有物は、一般に１〜３０モル％のエチレン、ブチレ
ンまたは０５〜Ｃ８α−オレフィンである。代表的なプ
ロピレン重合体は、八ＳＴＭ　Ｄ−１２３８、条件り、
　２３０℃において測定して、６０またはこれ以下、好
ましくは１〜１５のメルト　インデックスを有する。特
に適当なプロピレン重合体の例は商品名ｒＰＰ５ｃＯ８
Ｊ　　（シェルケミカル　コンパニー製）である。この
重合体は２．８のメルト　インデックスを有している。

本発明の組成物の意図する最終使用を収縮フィルムとす
る場合には、３．５重量％のＣ２含有物を有するプロピ
レンのランダム共重合体が特に適当である。本発明の組
成物に用いる高いメルト　インデックスＰＢはこれらの
ランダム共重合体の延伸性。

加工性および光学特性を改良でき、ビニルのフィルムに
類似するある種の特性を有するフィルムを得ることがで
きる。

上述する１または２種以上の添加剤を本発明の組成物に
添加する場合には、添加剤は組成物の全重量に対して０
．１〜１重量％の分量で用いることができる。添加剤は
、配合する前に、■または２種以上の基本成分に適当に
添加するか、または添加剤を基本成分の配合中または配
合後に添加することができる。

本発明の組成物の成分は二三の方法のうちの１つの方法
で配合することができる。例えば、この方法はタンブル
　ブレンド、マスターバッチおよび溶融配合技術を包含
している。成分を配合するのに用いる特別の方法は生成
物の最終市場性に対して重要である。例えば、ある場合
には、成分を有効な配合物に均質混合するのに最小量の
エネルギーを使用するのが望ましい。

配合後、本発明の組成物は普通の製造装置を用いてシー
ト、ファイバーまたは新形物品に形成することができる
。一般に、シートは普通の流延機を用いて形成し、この
場合組成物をダイを通して流延し、次いでシートにする
固相加圧形成装置に送るようにする。フィルムは、シー
トを延伸するかまたは配向するかして、またはチューブ
　フィルム吹込加工装置を用いてシートから作ることが
できる。この加工技術は当業者においてよく知られてい
る。成形物は本発明の組成物からまたは吹込成形機を用
いるシートから直接に形成することができる。

本発明の組成物から形成したシートおよび成形物は種々
の形状および種々の断面厚さに形成することができる。

例えば、シートの寸法を一般に５０８〜７６２０ｍ　（
２０〜３００　　ミル）にすることができる。

組成物か・ら作ることのできる部品および成形物として
は、例えば液体容器、加圧バッグのロ、自動車用部品お
よび他のタイプの物品を挙げることができる。

米国特許第４．３５４．００４号明細書には本発明の組
成物をびんのような吹込成形物品に加工するのに適当な
方法が記載されている。組成物は、ポリプロピレン物品
の製造用に設計された装置において、他の工業的に成形
された重合体物品と実質的に同様にして加工することが
できる。

本発明の組成物をファイバーに加工する場合には、紡糸
延伸技術または溶融紡糸技術のような普通の技術を用い
る。モノフィラメントまたはマルチフィラメントを作る
ことができる。マルチフィラメント　ファイバーを作る
場合には、引出されたフィラメントを延伸する１６〜６
４個の孔を有する紡糸口金およびゴデツトロールを、一
般に用いる。

また、本発明は上述する本発明の組成物を基体に堆積し
て形成した積層物を包含している。基体としては、ナイ
ロン、ポリエステルまたはポリカーボンが適当である。

必要に応じて、付加タイ層接着剤を基体と組成物との間
に存在することができる。

次に、本発明を実施例および比較例に基づいて説明する
。例に示す表■には、１００％ポリプロピレンの対照組
成物に比較して、優れた延伸特性およびある場合におい
ては優れた光学特性が本発明の組成物によって得られた
ことを示している。表■および■には、対照組成物と比
較して、本発明の組成物を用いる場合には水蒸気透過度
（ＷＶＴＲ）において有意な差がないことを示している
。同様に、５重量％の１−ブテン重合体を含む本発明の
組成物についての引張特性が有意に低下しない引張デー
タを示している。本発明の組成物の加工性については低
い延伸力が要求されるが、本発明の組成物は対照物より
極めて容易に二軸延伸できることが確かめられている。

更に、表■および■は同じ二軸延伸フィルムについての
結果を示している。プロピレン重合体フィルムにおける
高いフロー　１−ブテン重合体の光学特性が改善される
ことがデータかられかる。

ＰＢ特性ＰＰフィルムからなる本発明の組成物の延伸温
度は対照物より低いことが確かめられている。

また、チューブラ　フィルム　ラインをバブル安定性に
関する延伸能力を評価するのに用いることができた。高
いメルトフローＰＢについての改善が確められている。

実施例１ 配合物Ｉを９５重量％の商品名ｒＰＰｃ５０８」（ＰＰ
）（シェル　ケミカル　コンパニー製）　　（２，８の
メルト　インデックスを有するプロピレン　ホモポリマ
ー）および５重量％の商品名ｒＤＰＯ８００」（ＰＢ）
（２０００メルト　インデックスを有する商品名ｒＷＢ
Ｓ　６０８　Ｊとして知られている１−ブテン　ホモポ
リマーで、シェル　ケミカル　コンパニーで開発された
重合体）から調製した。上記商品名ｒＰＰＣ５０８Ｊお
よびｒＰＢ　０８００　Ｊをドラムにおいて室温で１時
間にわたって乾式タンブル混合した。乾式タンブル混合
した配合物を、ミクシングヘッドを有するスクリューを
具えた３１．７５０１１１１−段−スクリュー式ブラベ
ンダー（Ｂｒａｂｅｎｄｅｒ）押出機に載置した。配合
を２１５．５〜２３２．２℃（４２０〜４５０’Ｆ）の
温度で行い、混合物を押出機に約５分間、滞留させた。

混合物をストランドに押出し、冷却し、普通の技術を用
いてペレットに切断した。次いで、キリオン（Ｋｉｌｌ
ｉｏｎ）押出機からなるシート加工ラインを用いる流し
造成形プロセスによって、シートを形成した。シートは
５０８　ｍ　（２０ミル）厚さに作った。

シートを二軸延伸機で試験した。延伸機としてはイワモ
）　（Ｉｗａｍｏｔｏ）フィルム伸張機（ユニヴアーシ
ティー　オン　アクロン（Ａｋｒｏｎ）製、またはＴ、
Ｍ、ロング伸張機（ユニヴアーシティ　オン　テネシー
製）を用いた。シート試料を４．４延伸比で引出した。

シートの延伸条件を次のようにした：延伸温度１５０℃
、延伸速度３０ｍｍ／秒または５４鮒／秒、予熱時間３
分およびグリップ力８６０〜１０３５　ｋＰａ　（１２
５〜１５０　ｐｓｉ　）　。表Ｉには、ＴＭＯング伸張
機における配合物■の延伸結果を試料Ｎｏ、　９〜１６
゜２９〜３２．４２．５０．５１．５３．５９．６２．
６５．７０〜７２および８４として示している。更に、
表■および■には、イワモト　フィルム伸張機およびＴ
Ｍロング伸張機のそれぞれを用いて、配合物■について
試験した結果を示している。

実施例２ 配合物■を９０重里％の商品名ｒＰＰｃ５０８」（ＰＰ
）１０重量％の商品名ｒＰＢＯ８００」（ＰＢ）から作
った。配合物■は実施例１に記載する配合物■と同様に
して調製した。配合物Ｈのシートは実施例１に示す配合
物■のシートと同様にして作った。配合物Ｈについての
試験は実施例１に記載したと同じ条件下で二軸延伸機に
おいて行った。表■には、ＴＭロング伸張機における配
合物Ｈの延伸結果を試料Ｎ。

１７〜２４．　３３〜３６．　３８．　３９．　４１．
　４３〜４７．　５４．　５ｇ。

６０、６４．７３〜？６．７９．８０および８３として
示してぃる。また、表■および■には、イワモトおよび
ＴＭロング伸張機のそれぞれを用いて配合物■について
の試験結果を示している。

比較例 １００％の商品名ｒＰＰｃ５０８」ポリプロピレン（Ｐ
Ｐ）からなる配合物を対照物として作った。この対照試
料を実施例１の配合物Ｉについてと同様に試験した。表
Ｉには、対照試料の延伸結果を試料Ｎｏ、　１〜８．２
５〜２８．３７．４０．４８〜４９．５２．５５〜５７
．６１゜６３、６６〜６９．７７〜７８および８１−８
２として示している。

対照組成物の特性についての付加データを表■および■
に示す。

よ　よ　Ａ　７１　亨　５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、１０重量％またはこれ以下の、５０〜１０００のメ
   ルトインデックスを有する低分子量アイソ タクチック１−ブテン重合体および少なくとも９０重量
   ％のプロピレン重合体を含む１−ブテンおよびプロピレ
   ン重合体組成物。 ２、請求項１に記載した組成物から作った付形物、ファ
   イバー、フィルムまたはシートまたは積層物。