JPH02243395A - 転写方法 - Google Patents

転写方法

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JPH02243395A
JPH02243395A JP1063492A JP6349289A JPH02243395A JP H02243395 A JPH02243395 A JP H02243395A JP 1063492 A JP1063492 A JP 1063492A JP 6349289 A JP6349289 A JP 6349289A JP H02243395 A JPH02243395 A JP H02243395A
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JP
Japan
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substituted
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JP1063492A
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Inventor
Yukichi Murata
勇吉 村田
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、昇華性色素を用いる転写方法、特に、樹脂の
フィルム、シート等の成形物またはコーテイング物等に
転写印刷する方法、および、合成または半合成繊維材料
からなる織物類に転写捺染する方法に関する。
〔従来の技術〕
昇華性色素を用いて、樹脂製品等に転写印刷する方法お
よび繊維製品に転写捺染する方法は、それぞれ耐摩耗性
があり、鮮明な印刷物が得られること、及び染色廃水を
出すことなく捺染を実施できること等の利点かあるため
に、従来よりしばしば行われている。これらの転写方法
は、シート状基材上に昇華性色素を含むインクを文字、
記号、図形、図柄等のパターン状に印刷した転写シート
を、印刷面が被転写材と接触するように重ね合わせた後
、適当な加熱手段によって転写シート及び/または被転
写材を加熱することにより、転写シート中の昇華性色素
を被転写材に移行させ、被転写材内部に拡散させること
により、転写シート上の文字、記号、図形、図柄等のパ
ターンを被転写材に転写印刷または転写捺染するもので
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような転写印刷又は転写捺染を行うに
際して、従来使用しているイエロー色素については、移
行性及び拡散性の良好な色素が存在しなかつたために、
加熱に長時間の高温処理が必要であり、危険性が高く、
生産性が低い上、耐熱性の低い樹脂には適用することが
できないという問題があった。また、従来のイエロー色
素は、転写印刷物の堅牢性、特に、耐光性が不十分であ
るという問題も有していた。
本発明は、昇華性色素を用いる転写印刷方法及び転写捺
染方法における上記のような問題点を解決することを目
的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記の問題点を解決するために、種々検
討を行った結果、特定のイエロー色素を用いることによ
り、上記の目的が達成できることを見出だし、本発明を
完成するに至った。
即ち、本発明は、シート状基材上に昇華性色素を含有す
るインクを印刷又は塗布して形成されたインク層を有す
る転写シートを、該インク層が被転写材と接触するよう
に重ね合わせた後、加熱し、該インク層を該被転写材に
パターン状に転写することよりなる転写方法において、
昇華性色素として、下記一般式(I> (式中−Rは、水素原子、置換もしくは非置換のアルキ
ル基、シクロアルキル基、アリル基、またはW換もしく
は非置換のフェニル基を示し、Xは水素原子もしくはメ
チル基を示し、フェニル基Aは置換基を有してもよい、
) で表わされる色素を使用することを特徴とする。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明に使用される前記一般式(I>で表わされる色素
について、具体的に説明すると、式中、Rで表わされる
アルキル基としては、01〜C8の直鎖状もしくは分岐
鎖状のアルキル基があけられ、置換アルキル基としては
、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基
、4−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキシプロピル基
等のヒドロキシ置換アルキル基;カルボキシメチル基、
2−カルボキシエチル基、3−カルボキシプロピル基等
のカルボキシ置換アルキル基:2−シアノエチル基、シ
アノメチル基などのシアン置換アルキル基;2−アミノ
エチル基などのアミン置換アルキル基;2−クロロエチ
ル基、3−クロロプロピル基、2−クロロプロピル基、
 2,2.2−トリフルオロエチル基などのハロゲン原
子置換アルキル基;ベンジル基、p−クロロベンジル基
、2−フェニルエチル基などのフェニル置換アルキル基
;2−メトキシエチル基、2−エトキシエチル基、2−
(n)プロポキシエチル基、2−(is。
)プロポキシエチル基、2−(n)ブトキシエチル基、
2−(iso)ブトキシエチル基、2−(2−エチルへ
キシルオキシ)エチル基、3−メトキシプロピル基、4
−メトキシブチル基、2−メトキシプロピル基等のアル
コキシ置換アルキル基、2−(2−メトキシエトキシ)
エチル基、2−(2−エトキシエトキシ)エチル基、2
− (2−(n)プロポキシエトキシ)エチル基、2・
−(2−(iso)プロポキシエトキシ)エチル基、2
−(2−(n)ブトキシエトキシ)エチル基、2−(2
−(iso)ブトキシエトキシ)エチル基、2−(2−
(2−エチルへキシルオキシ)エトキシ)エチル基等の
アルコキシアルコキシ置換アルキル基;アリルオキシエ
チル基、2−フェノキシエチル基、2−ベンジルオキシ
エチル基等の置換アルキル基;2−アセチルオキシエチ
ル基、2−プロピオニルオキシエチル基、2−(n)ブ
チリルオキシエチル基、2−(iso)ブチリルオキシ
エチル基、2−トリフルオロアセチルオキシエチル基等
のアシルオキシ置換アルキル基;メトキシカルボニルメ
チル基、エトキシカルボニルメチル基、(n)プロポキ
シカルボニルメチル基、(iso)プロポキシカルボニ
ルメチル基、(n)ブトキシカルボニルメチル基、(i
so)ブトキシカルボニルメチル基、2−エチルへキシ
ルオキシカルボニルメチル基、ベンジルオキシカルボニ
ルメチル基、フルフリルオキシカルボニルメチル基、テ
トラヒドロフルフリルオキシカルボニルメチル基、2−
メトキシカルボニルエチル基、2−エトキシカルボニル
エチル基、2−(n)プロポキシカルボニルエチル基、
2−(,1SO)プロポキシカルボニルエチル基、2−
(n)ブトキシカルボニルエチル基、2−(iso)ブ
トキシカルボニルエチル基、2−(2−エチルへキシル
オキシカルボニル)エチル基、2−ベンジルオキシカル
ボニルエチル基、2−フルフリルカルボニルエチル基等
の置換もしくは非置換のアルコキシカルボニル置換アル
キル基;2−メトキシカルボニルオキシエチル基、2−
エトキシカルボニルオキシエチル基、2− (n)プロ
ポキシカルボニルオキシエチル基、2−(iso)プロ
ポキシカルボニルオキシエチル基、2−(n)ブトキシ
カルボニルオキシエチル基、2−(iso)ブトキシカ
ルボニルオキシエチル基、2−(2−エチルへキシルオ
キシカルボニルオキシ)エチル基、2−ベンジルオキシ
カルボニルオキシエチル基、2−フルフリルオキシカル
ボニルオキシエチル基等の置換もしくは非置換のアルコ
キシカルボニルオキシ置換アルキル基;フルフリル基、
テトラヒドロフルフリル基等のへテロ環置換アルキル基
等があげられる。
また、Rで表わされるシクロアルキル基としては、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基等があげられる。
更にまた、Rで表わされる置換フェニル基としては、置
換基として、01〜C8の直鎖状もしくは分岐鎖状のア
ルキル基を有するもの、01〜C4の直鎖状もしくは分
岐鎖状のアルコキシ基を有するもの、フッ素原子、塩素
原子、臭素原子などのハロゲン原子を有するもの、ニト
ロ基、シアン基、トリフルオロメチル基等を有するもの
があげられる。
Rで表わされる基のうち、特に有利なものとしては、0
1〜C8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、03
〜C8のアルコキシアルキル基、ベンジル基、2−フェ
ニルエチル基、アリル基等があげられる。
また、Aで示されるフェニル基が有する置換基としては
、01〜C4の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、
01〜C4の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルコキシ基、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子等のハロゲン原子、ニ
トロ基、シアン基、トリフルオロメチル基等のフッ素原
子で置換されたアルキル基、−NRI R2で表わされ
るアミノ基、−NHCOR’で表わされるアシルアミノ
基、−NHCOOR’で表わされるカルバ′メート基、
−NH8O2R’で表わされるスルホンアミド基、−C
OOR1で表わされるカルボン酸エステル基、−CON
R” R’で表わされるカルバモイル基、5OxR’で
表わされるスルホン酸エステル基、または−5o2NR
’ R’で表わされるスルファモイル基等があげられる
。ここで、R1及びR2は、それぞれ、水素原子、置換
もしくは非置換のアルキル基、シクロアルキル基、アリ
ル基、または置換もしくは非置換のフェニル基を示し、
Rsは、水素原子、置換もしくは非置換のアルキル基、
シクロアルキル基、アリル基、置換もしくは非置換のフ
ェニル基、または置換もしくは非置換のビニル基を示す
R’〜Rsで表わされるアルキル基としては、01〜C
8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基があげられ、
置換アルキル基としては、2−ヒドロキシエチル基、3
−ヒドロキシプロピル基、4−ヒドロキシブチル基、2
−ヒドロキシプロピル基等のヒドロキシ置換アルキル基
;カルボキシメチル基、2−カルボキシエチル基、3−
カルボキシプロピル基等のカルボキシ置換アルキル基;
2−シアンエチル基、シアンメチル基などのシアン置換
アルキル基;2−アミノエチル基などのアミノ置換アル
キル基;2−クロロエチル基、3−クロロプロピル基、
2−クロロプロピル基、2,2.2−)リフルオロエチ
ル基などのハロゲン原子置換アルキル基;ベンジル基、
p−クロロベンジル基、2−フェニルエチル基などのフ
ェニル置換アルキル基;2−メトキシエチル基、2−エ
トキシエチル基、2−(n)10ボキシエチル基、2−
(isO)プロポキシエチル基、2−(n)ブトキシエ
チル基、2−(iso)ブトキシエチル基、2−(2−
エチルへキシルオキシ)エチル基、3−メトキシプロピ
ル基、4−メトキシブチル基、2−メトキシプロピル基
等のアルコキシ置換アルキル基;2−(2−メトキシエ
トキシ)エチル基、2−(2−エトキシエトキシ)エチ
ル基、2−(2−(n)プロポキシエトキシ)エチル基
、2−(2−(iso)プロポキシエトキシ)エチル基
、2−(2−(n)ブトキシエトキシ)エチル基、2−
(2−(iso)ブトキシエトキシ)エチル基、2−(
2−(2−エチ・ルヘキシルオキシ)エトキシ)エチル
基等のアルコキシアルコキシ置換アルキル基;2−アリ
ルオキシエチル基、2−フェノキシエチル基、2−ベン
ジルオキシエチル基等の置換アルキル基;2−アセチル
オキシエチル基、2−プロピオニルオキシエチル基、2
−(n)ブチリルオキシエチル基、2−(iso)ブチ
リルオキシエチル基、2−トリフルオロアセチルオキシ
エチル基等のアシルオキシ置換アルキル基;メトキシカ
ルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、(n
)プロポキシカルボニルメチル基、(iso)プロポキ
シカルボニルメチル基、(n)ブトキシカルボニルメチ
ル基、(iso)ブトキシカルボニルメチル基、2−エ
チルへキシルオキシカルボニルメチル基、ベンジルオキ
シカルボニルメチル基、フルフリルオキシカルボニルメ
チル基、テトラヒドロフルフリルオキシカルボニルメチ
ル基、2−メトキシカルボニルエチル基、2−エトキシ
カルボニルエチル基、2−(n)プロポキシカルボニル
エチル基、2−(iso)プロポキシカルボニルエチル
基、2−(0)ブトキシカルボニルエチル基、2−(i
so)ブトキシカルボニルエチル基、2−(2−エチル
ヘキシルオキシカルボニル)エチル基、2−ベンジルオ
キシカルボニルエチル基、2−フルフリルオキシカルボ
ニルエチル基等の置換もしくは非置換のアルコキシカル
ボニル置換アルキル基;2−メトキシカルボニルオキシ
エチル基、2−エトキシカルボニルオキシエチル基、2
−(n)プロポキシカルボニルオキシエチル基、2−(
iso)プロポキシカルボニルオキシエチル基、2−(
n)ブトキシカルボニルオキシエチル基、2−(iso
)ブトキシカルボニルオキシエチル基、2−(2−エチ
ルへキシルオキシカルボニルオキシ)エチル基、2−ベ
ンジルオキシカルボニルオキシエチル基、2−フルフリ
ルオキシカルボニルオキシエチル基等の置換もしくは非
置換のアルコキシカルボニルオキシ置換アルキル基;フ
ルフリル基、テトラヒドロフルフリル基等のへテロ環置
換アルキル基等があげられる。
R1−R1で表わされるシクロアルキル基としては、シ
クロペンチル基、シクロヘキシル基等があげられる。
R1−R1で表わされる置換フェニル基とじては、置換
基として、01〜C8の直鎖状もしくは分岐鎖状のアル
キル基を有するもの、01〜C4の直鎖状もしくは分岐
鎖状のアルコキシ基を有するもの、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子などのハロゲン原子を有するもの、ニトロ
基、シアノ基、トリフルオロメチル基等を有するものが
あげられる。
また、R1で表わされる置換ビニル基としては、1−メ
チルビニル基、2−メチルビニル基等があげられる。
フェニル基Aに置換基か存在する場合、その置換基の位
置は特に限定されず、置換基の数も1〜5個の範囲で可
能であるが、特に好ましい置換基としては、01〜C4
の直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキル基、アルコキシ基
、トリフルオロメチル基、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、シアノ基、ニトロ基、C0OR’  (7’:だ
し、R4は、01〜C4の直鎖状もしくは分岐鎖状のア
ルキル基またはベンジル基を示す)などである。
前記一般式(I)で示される色素のさらに具体的なもの
と しては、 られる。
第1表に示されるものがあげ 以下余白 第 表 これらの色素は、公知の方法にしたがって製造すること
ができる。即ち下記一般式(If)(E>−NH2 (If) (式中、Aは前記と同じ意味を表わす、)で示されるア
ニリン類をジアゾ化し、下記一般式(式中、X及びRは
、それぞれ前記と同じ意味を表わす、) で表わされる化合物とカップリングすることにより得る
ことができる。
本発明に使用する転写シートは、シート状基材の上に、
前記の昇華性色素を用いて製造したインクを、通常の印
刷方法或いは塗布方法等によって、例えば、文字、記号
、図形、絵柄等の任意の単色または多色のパターンを印
刷或いは塗布することによって得ることができる。
上記のインクは、通常の方法によって、色素を結着剤と
共に、媒体中に溶解或いは微粒子状に分散させることに
より弱整することができる。
インク調製のための結着剤としては、公知のもの、例え
ば、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース、
酢酪酸セルロース、アルギン酸ソーダ及びその誘導体、
ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビ
ニルアセタール(例えば、ポリビニルブチラール)、ポ
リカーボネート樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド
系樹脂、フェノール系樹脂、ポリスルホン系樹脂、及び
、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸
、フマール酸等の不飽和カルボン酸またはそれらのエス
テル誘導体、ニトリル誘導体、酸アミド誘導体、塩化ビ
ニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン、ビニル
ピロリドン、ビニルメチルエーテル、ブタジェン、エチ
レン、プロピレンなどの各種の不飽和二重結合を持つ化
合物の単独重合体またはそれらの共重合体等があげられ
、その他、澱粉、アラビアゴム、トラガントゴム、ゼラ
チン、アルキッド樹脂、及びあまに油、きり油、大豆油
等の酸化重合物等を使用することかできるが、転写印刷
時に、被転写材との熱融着を防ぐため、耐熱性の良好な
ものが好ましい、また、これらはインク調製に用いる媒
体によって適宜選択し、媒体に溶解または均一に分散す
るものであればよい。
インク別製のための媒体としては、水の他に、メチルア
ルコール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコ
ールなどのアルコール類、メチルセロソルブ、エチルセ
ロソルブなどのセロソルブ類、トルエン、キシレン、ク
ロロベンゼンなどの芳香族類、酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルゲトン、シクロヘキサノンなどのケトン
類、塩化メチレン、クロロホルム、トリクロロエチレン
などの塩素系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どのエーテル類、N、N−ジメチルホルムアミド、トメ
チルピロリドンなどの有機溶剤をあげることができ、そ
れらは単独でも混合しても用いることかできる。また、
これらの他に、リグロイン、軽油、溶油などの石油系溶
剤を用いることもできる。
上記のインク中には、上記の成分の他に必要に応じて有
機、無機の非昇華性微粒子、分散剤、帯電防止剤、ブロ
ッキング防止剤、消泡剤、酸化防止剤、粘度調整剤、離
型剤、乾燥剤、乾燥抑制剤、ワックス、紫外線吸収剤、
赤外線吸収剤等を添加してもよい。
インク中における色素及び結着剤の濃度は、各々1〜5
0重量%及び3〜99重量%の範囲、好ましくは、各々
3〜201!量%及び5〜50重量%の範囲である。
転写シート作成のためにインクを印刷または塗布するシ
ート状基材としては、印刷、塗工時或いは加熱転写時に
影響を受けないものが好ましく、例えば、各種の紙ない
し加工紙類、セロファン、耐熱性を有する各種の樹脂の
フィルムないしシート状物、各種の金属箔ないし板など
、或いはそれらを常法にしたかつて任意に積層した積層
フィルム、シートなどを使用することができる。これら
のシート状基材の厚さは、特に限定されないが、3ti
W1〜5rmの範囲のものか使用できる6上記インクを
使用して、シート状基材の上に文字、記号、図形、図柄
などのパターンを印刷または塗布する方法としては、通
常のグラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷、
フレキソ印刷などによる印刷方法、及びグラビアコータ
ー リバースロールコータ−、ダイコーター、ロッドコ
ーター、エアドクターコーターなどによる塗布方法など
が用いられる。インクによる印刷又は塗布は、ベタ印刷
、ベタ塗工であってもよい、また、印刷又は塗布によっ
て形成されるインキ層の厚みは、乾燥後0.1〜5ρの
範囲が適当である。
上記の方法で製造される転写シートは、枚葉品を積み重
ねて貯蔵する場合、或いは長尺品を巻回状態で貯蔵する
場合、色素が転写シートの印刷面の背面に移行して、転
写シート使用時の転写濃度か低下することがある。その
様な場合には、転写シートの印刷面上に、色素が非加熱
時には透過しないが、加熱時には透過する樹脂の保護膜
を形成した形態のものを使用するのが好ましい、保護膜
を形成する樹脂としては、ポリビニルアルコール、ポリ
アクリル酸ナトリウム、ポリビニルピロリドンなどの水
溶性樹脂、キシレン樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、
ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、ポリスチレン及
び石油樹脂などの油溶性樹脂が好ましく使用できる。こ
れらの保護膜は、通常のグラビアコーター リバースロ
ールコータ−、ダイコーター、ロッドコーター、エアド
クターコーターなどによって塗布することにより形成さ
れるが、その塗布量は、固形分量として0.1〜5tl
rdの範囲にあるのが好ましい。
さらにまた、本発明においては、その転写シートに使用
するシート状基材の種類によっては、色素がシート状基
材を透過することがあるが、その様な場合には、シート
状基材に、あらかじめ色素が非加熱時には透過しない樹
脂液を塗布して処理するのが好ましい、樹脂液に使用す
る樹脂とじては、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニ
ルアルコール、デキストリン、ポリビニルピロリドンな
どの水溶性樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、キシレン
樹脂、ポリビニルブチラール、エポキシ樹脂、ポリスチ
レン及び石油樹脂などの油溶性樹脂が好ましい、これら
の樹脂の塗布量は、固形分量として1〜5g/−の範囲
にあるのが好ましい。
次に、上記の転写シートを使用して、転写シート上の印
刷されたパターン状インク層を被転写材に加熱により転
写印刷または転写捺染する方法について説明する。
加熱による転写は、上記の転写シートのパターン状イン
ク層を被転写材と接触させて重ね合せた後、加熱されな
熱圧板等で加熱加圧するか、又は加熱された熱ロール間
を通過させて加熱加圧処理した後、転写シートを被転写
材から引きi4Jがすことにより行うことができる。こ
の操作により転写シートのパターン中の色素が、被転写
材上に移行し、更に、被転写材の内部に拡散することに
より、被転写材に鮮明な色翻を有し、諸堅牢性に優れな
転写パターンを形成することができる。
上記の転写方法において、加熱温度は、80〜250℃
位の範囲から任意に選択することができるが、本発明の
場合、色素の転写シートから被転写材への移行性及び被
転写材中での拡散が容易であるなめ、低温でも可能であ
り、80〜200℃の範囲が好ましい。
上記の加熱転写時における加圧条件は、約50t/−〜
20hg/−の範囲が好ましい。又、加熱加圧の処理時
間は約15秒〜90秒の範囲が好ましい。
なお、本発明においては、転写シートとして、シート状
基材の上に前記インクの塗布により形成しなベタのイン
ク層を有するものを使用し、転写シートのインク層の上
に任意の開口画像を有するマスク材料を重ね、更にその
上に被転写材を重ね合わせて、上記と同様に加熱加圧処
理をして熱転写することもできる。この方法において用
いられるマスク材料としては、公知のもの、例えば、筆
禍川原紙、タイプ孔版用原紙、ボールペン原紙、或いは
感熱性孔版用原紙等の謄写印刷用原紙に孔版処理を施し
て、例えば、文字、記号、図形、図柄等、任意の開口画
像を形成したもの、或いはスクリーン印刷に用いる任意
の開口画像を有するスクリーン印刷版等、更には、例え
ば、各種の合成樹脂のフィルムないしシート状物、各種
の紙、又は各種の金属箔ないし薄い金属板等の基材を、
打抜き加工、腐蝕加工等の通常の方法で、文字、記号、
図形、図柄等、任意の開口画像を形成したもの等を使用
することができる。
なお、加熱加圧処理の際、熱圧板或いは熱ロールと転写
シートとの接触を均一にするために、熱圧板或いは熱ロ
ールと転写シートとの間にシリコンラバーのシート等を
介在させて行うことができる。又、加熱の手段として、
赤外線を利用して、直接転写シート或いは上記のシリコ
ンラバーシート等を加熱して実施することもできる。加
熱加圧処理には、加熱アイロン等も使用することができ
、この方法で最も簡単、かつ手軽に加熱転写を行うこと
ができる。
次に、上記の加熱転写方法に用いられる被転写材につい
て説明する。
被転写材としては、各種樹脂の、フィルム、シート状物
等の板状物及び各種容器などの成形物並びにコーテイン
グ物が使用されるが、樹脂の種類としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポ
リエステル系樹脂、6−ナイロン、6ローナイロン等の
ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチ
ルアクリレート、ポリメチルメタクリレート等のアクリ
ル系樹脂、ポリスチレン、As樹脂、ABS II[l
脂等のスチレン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸セルロ
ース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルアセ
タール(例えば、ポリビニルブチラール)等のビニル系
樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィ
ン系樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂、及びエポキシ
樹脂、ウレタン樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエ
ステル樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂があげら
れる。
なお、被転写材としては、上記の樹脂単独の成彫物及び
コーテイング物に限定されるものではなく、前記の樹脂
を混合して用いることもでき、更に、上記の樹脂以外の
材料との複合材料を使用することもできる。
また、被転写材が繊維材料の場合としては、ポリエステ
ル繊維、ポリアクリロニトリル繊維、アセチルセルロー
ス繊維等の合成及び半合成繊維からなる織物、繕物、不
織布等があげられるが、これ等は、上記の繊維と他の繊
維との混紡品、混繊品等であってもよい0本発明におい
て、被転写材か繊維材料の場合、ポリエステル繊維の織
物が特に好ましい。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。しか
しながら、これ等実施例は、本発明を限定するものでは
ない。
実施例1 第2表に記載の各色素を用い、色素10g、エチルセル
ロース10g、イソプロピルアルコール40g、トルエ
ン20g及びメチルセロソルブ20gよりなる組成を有
するインクを調製し、厚さ約100向の市販のコート紙
上に、乾燥膜厚約1同でベタ柄パターンをグラビア印刷
し、転写シートを得た。この転写シートと、Hさ約10
0顔の乳白ポリエチレンテレフタレートのシートを密着
させ、転写シートの背面より加熱アイロンを押し当てて
、150℃で30秒間保持した後、転写シートとポリエ
チレンテレフタレートのシートを剥離した。その結果、
第2表に示す色濃度で鮮明なイエロー色のベタ柄パター
ンを有するの転写印刷されたポリエチレンテレフタレー
トのシートを得た。これ等の転写印刷物の耐光性を調べ
るために、キセノンランプフェードメーターで40時間
照射を行ったが、全てのものについて、はとんど退色及
び変色が認められなかった。
なお、色濃度の測定はマクベス社製の色温度計(RD−
927)を使用して実施した。
第2表 実施例2 実施例1で使用したポリエチレンテレフタレートのシー
トの代わりに、酸化チタンを加えて不透明化されたポリ
ブチレンテレフタレートの成形板(厚さ約3面)を用い
、実施例1と同様の試験を行った結果、実施例1と同機
の鮮やかな色調に転写印刷されたポリブチレンテレフタ
レートの成形板を得た。
実施例3 実施例1で使用したポリエチレンテレフタレートのシー
トの代わりに酸化チタンを加えて不透明化されたポリカ
ーボネート成形板(厚さ約3 m )を用い、実施例1
と同様の試験を行った結果、実施例1と同様の鮮やかな
色調に転写印刷されたポリカーボネートの成形板を得た
実施例4 実施例1で使用したポリエチレンテレフタレートのシー
トの代わりに、フェノール樹脂を塗工したく塗工厚約2
0塵)白色の紙(厚さ約200a)を用い、また、加熱
条件として150℃で60秒間保持した以外は、実施例
1と同様の試験を行った結果、実施例1と同様の鮮やか
な色調に転写印刷されたフェノール樹脂の塗工紙を得た
実施例5 第2表に記載の各色素を用い、色素15t、ロジン変性
フェノール樹脂フェス84g及びナフテン酸コバルト1
fよりなる組成のインキを調製し、厚さ約100顔の市
販のコート紙上に、乾燥WAN約0゜5aでベタ柄パタ
ーンをオフセット印刷し、転写シートを得た。この転写
シートを用いて実施例1と同様の方法により試験を行っ
た結果、実施例1と同様の鮮やかな色調の転写印刷物を
得な。
実施例6 実施例1で使用したポリエチレンテレフタレートのシー
トの代わりに、ポリエステル繊維織物(商品名:テトロ
ンタフタ)を用い、実施例1と同様の試験を行った結果
、実施例1と同様に鮮明なイエロー色に捺染されたポリ
エステル繊維織物を得た。これ等の捺染物の耐光性を実
施例1と同様に試験しなところ、全てのものについてほ
とんど退色及び変色が認められなかった。
〔発明の効果〕
本発明において使用される色素は、転写印刷時及び転写
捺染時に、転写シートから被転写材への移行性及び被転
写材中での拡散性が良好であるため、従来の色素を用い
た場合よりも低温加熱によって、短時間で転写印刷及び
転写捺染を行うことができ、操作の安全性、生産性か向
上する。また、従来より低温で転写印刷することができ
るため、従来、加熱による転写印刷が不可能であった耐
熱性の低い樹脂にも適用することができる。更にまた、
本発明において使用される色素は、耐光性が良好である
ため、耐光性の良好な転写印刷物及び転写捺染物を得る
ことができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シート状基材上に昇華性色素を含有するインクを
    印刷又は塗布して形成されたインク層を有する転写シー
    トを、該インク層が被転写材と接触するように重ね合わ
    せた後、加熱し、該インク層を該被転写材にパターン状
    に転写することよりなる転写方法において、昇華性色素
    として、下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは、水素原子、置換もしくは非置換のアルキ
    ル基、シクロアルキル基、アリル基、または置換もしく
    は非置換のフェニル基を示し、Xは水素原子もしくはメ
    チル基を示し、フェニル基Aは置換基を有してもよい。 ) で表わされる色素を使用することを特徴とする転写方法
  2. (2)被転写材が、樹脂の成形物またはコーティング物
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    転写方法。
  3. (3)被転写材が、合成または半合成繊維材料からなる
    織物、編物又は不織布であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の転写方法。
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