JPS5842036B2 - ギゾウボウシシ - Google Patents
ギゾウボウシシInfo
- Publication number
- JPS5842036B2 JPS5842036B2 JP49089029A JP8902974A JPS5842036B2 JP S5842036 B2 JPS5842036 B2 JP S5842036B2 JP 49089029 A JP49089029 A JP 49089029A JP 8902974 A JP8902974 A JP 8902974A JP S5842036 B2 JPS5842036 B2 JP S5842036B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- color
- thermocolor
- counterfeiting
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Printing Methods (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紙面を汚すことなく、特別な設備を要せずに簡
単に擬造の有無を確認し得る擬造防止紙に関するもので
ある。
単に擬造の有無を確認し得る擬造防止紙に関するもので
ある。
従来から存在している擬造防止紙には非常に複雑な模様
を紙面に印刷したものや、あらかじめ特殊な薬品を紙面
に印刷またはコーティングしたものなどに特定波長の光
線を当ててその吸収率または反射率を計ってチェックす
るものなどがある。
を紙面に印刷したものや、あらかじめ特殊な薬品を紙面
に印刷またはコーティングしたものなどに特定波長の光
線を当ててその吸収率または反射率を計ってチェックす
るものなどがある。
また別の方法として特定の薬品と化学反応を行なわせて
、その変色状態によってチェックするものや、特定の光
によって変色する液晶を使用したものなどもある。
、その変色状態によってチェックするものや、特定の光
によって変色する液晶を使用したものなどもある。
しかし上記の諸擬造防止紙は、複雑な模様印刷の場合に
は写真製版技術の高度化によって擬造防止に対しては不
完全であるし、特定光源または特定薬品を用いる化学反
応を利用する場合には前者においては主として螢光物質
や燐光体が使用されるので光源には紫舛線が必要であり
、更に暗室内にてチェックする必要があり不便であった
。
は写真製版技術の高度化によって擬造防止に対しては不
完全であるし、特定光源または特定薬品を用いる化学反
応を利用する場合には前者においては主として螢光物質
や燐光体が使用されるので光源には紫舛線が必要であり
、更に暗室内にてチェックする必要があり不便であった
。
後者の燐光体使用の場合には特定の化学薬品を使用する
ので常時、該特定薬品を準備しておく必要があるし、且
つ化学反応を被試験紙上において行なわねばならないた
め紙面が汚損するので再使用ができない欠点を有してい
る。
ので常時、該特定薬品を準備しておく必要があるし、且
つ化学反応を被試験紙上において行なわねばならないた
め紙面が汚損するので再使用ができない欠点を有してい
る。
本発明においては上記諸欠点を解消すべく種々研究の結
果、サーモカラーを応用することに着眼した。
果、サーモカラーを応用することに着眼した。
すなわち、本発明法では特定の化学薬品や特種な光源を
要することなく、唯単に熱源さえあれば擬造の有無を簡
単にチェックすることができるし、しかもチェックを行
なった紙面が時間の経過によって元通りの色に復元する
ので紙面の汚れも無く、何回でも繰り返して再使用が可
能である利点を有している。
要することなく、唯単に熱源さえあれば擬造の有無を簡
単にチェックすることができるし、しかもチェックを行
なった紙面が時間の経過によって元通りの色に復元する
ので紙面の汚れも無く、何回でも繰り返して再使用が可
能である利点を有している。
また温度を掛けることによって変色した部分に蒸気を吹
きかけることによって可成り速やかに元の色に戻る性質
を有しているから2段のチェックに利用できるので擬造
防止の完全を期する上において有効である。
きかけることによって可成り速やかに元の色に戻る性質
を有しているから2段のチェックに利用できるので擬造
防止の完全を期する上において有効である。
以下、本発明品について詳細に説明する。
本発明品は通常の紙面上にあらかじめサーモカラーで一
部分に印刷しておくだけで足りるものであり、社章とか
、適宜の図柄とかを印刷しておけば特別な異和感がなく
、サーモカラーの所要量も少量で済み経済的である。
部分に印刷しておくだけで足りるものであり、社章とか
、適宜の図柄とかを印刷しておけば特別な異和感がなく
、サーモカラーの所要量も少量で済み経済的である。
不発明において用いるサーモカラーとは温度の変化に対
応して変色する染顔料を含むインクであれば如何なるも
のでも使用可能であるが、本発明本来の目的である擬造
防止紙としての観点から見ると余りにも高い温度で変色
するもの、あるいは通常の気温の範囲内での湿度変化で
変色するものまたは不可逆的に変色するものは不適当で
ある。
応して変色する染顔料を含むインクであれば如何なるも
のでも使用可能であるが、本発明本来の目的である擬造
防止紙としての観点から見ると余りにも高い温度で変色
するもの、あるいは通常の気温の範囲内での湿度変化で
変色するものまたは不可逆的に変色するものは不適当で
ある。
従って本発明に適した染顔料としては変色する温度が4
0°C〜100’Cの範囲にあるものが最も望ましい。
0°C〜100’Cの範囲にあるものが最も望ましい。
この温度範囲であれば季節の変化による気温の変動で変
色することがなく、また紙が変質する程の高温でもない
ので最も無難である。
色することがなく、また紙が変質する程の高温でもない
ので最も無難である。
なお本発明に用いる染顔料は上記の如く湿度変化によっ
て変色することが第1条件であるが、その他に温度変化
によって可逆的に変色を繰り返すものであることが必要
である。
て変色することが第1条件であるが、その他に温度変化
によって可逆的に変色を繰り返すものであることが必要
である。
また染顔料の種類によっては1段変色、2段変色あるい
は数段変色するものがあるが、本発明においては上記し
た湿度範囲内に変色点を有している必要があるから、は
とんどが1段または2段変色のものとなる。
は数段変色するものがあるが、本発明においては上記し
た湿度範囲内に変色点を有している必要があるから、は
とんどが1段または2段変色のものとなる。
数段変色の場合には3段目以後の変色湿度が100℃を
超えて高くなり過ぎることが多く、好ましくない。
超えて高くなり過ぎることが多く、好ましくない。
本発明に適する染顔料の具体例を示すと、例えばミクロ
ン株式会社製の 商品番号原 色度 色度色温度 サーモカラー A1 ピンク ブルー 40℃ライト
ゲ サーモカラー 煮2 ブルー 60℃リー
ン サーモカラー A、2a ピンク ブルー 80℃ラ
イラ イラモカラ−116,2b ピンク 95℃
ツク などがあり、以上のものは1段変色のものであるが、2
段変色のものとしては同社製品の サーモカラーA25 ピンク→ライラック→ブルー
55℃及び85℃がある。
ン株式会社製の 商品番号原 色度 色度色温度 サーモカラー A1 ピンク ブルー 40℃ライト
ゲ サーモカラー 煮2 ブルー 60℃リー
ン サーモカラー A、2a ピンク ブルー 80℃ラ
イラ イラモカラ−116,2b ピンク 95℃
ツク などがあり、以上のものは1段変色のものであるが、2
段変色のものとしては同社製品の サーモカラーA25 ピンク→ライラック→ブルー
55℃及び85℃がある。
次に該染顔料を用いて印刷インクまたはコーティング用
の液状体にするために用いるバインダーとしては通常、
印刷インクやコーティングに用いる樹脂は総べて使用可
能であり、例えばメチルセルロース、エチルセルロース
、ニトロセルロース、塩化ゴム、アルキッド樹脂、アク
リル樹脂、スチレン樹脂、ゴム系ラテックス、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラールなどが用いられる
。
の液状体にするために用いるバインダーとしては通常、
印刷インクやコーティングに用いる樹脂は総べて使用可
能であり、例えばメチルセルロース、エチルセルロース
、ニトロセルロース、塩化ゴム、アルキッド樹脂、アク
リル樹脂、スチレン樹脂、ゴム系ラテックス、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルブチラールなどが用いられる
。
その他の添加剤としては印刷インクやコーティング剤と
しての特性を付与するための活性剤、分散剤が使用され
るが、印刷に用いるマシンや作業条件などによって適当
に選択使用できる。
しての特性を付与するための活性剤、分散剤が使用され
るが、印刷に用いるマシンや作業条件などによって適当
に選択使用できる。
不発明に用いる原紙としてはグラビア印刷やコーティン
グに使用できる紙でさえあれば特に制限を加えるもので
はない。
グに使用できる紙でさえあれば特に制限を加えるもので
はない。
本発明では既に記した如く全面コーティングするよりも
グラビア印刷などの手段によって任意のパターンを極め
て一部分に印刷する方が経済的であり、それにて充分本
来の擬造防止の目的を遠戚できる。
グラビア印刷などの手段によって任意のパターンを極め
て一部分に印刷する方が経済的であり、それにて充分本
来の擬造防止の目的を遠戚できる。
以下に実施例を挙げて更に具体的に説明する。
実施例 1
ミクロン株式会社製品サーモカラー116.2を30部
、ニトロセルロースを15部、メチルエチルケトンを3
0部、ソルベントナフサを30部、分散剤を5部、活性
剤を1部を混合して得たインクを最終的にはソルベント
ナフサを用いてザンカツプA3で15sedこなるよう
調整した。
、ニトロセルロースを15部、メチルエチルケトンを3
0部、ソルベントナフサを30部、分散剤を5部、活性
剤を1部を混合して得たインクを最終的にはソルベント
ナフサを用いてザンカツプA3で15sedこなるよう
調整した。
このインクを任意Cパターンを持ったグラビアロールで
厚さ40μ程度、グラビア用印刷原紙に印刷し温度10
0℃、30secでブルーに変色させ、次いで蒸気を当
てることにより速やかに白色に戻る擬造防止紙を得た。
厚さ40μ程度、グラビア用印刷原紙に印刷し温度10
0℃、30secでブルーに変色させ、次いで蒸気を当
てることにより速やかに白色に戻る擬造防止紙を得た。
実施例 2
ミクロン株式会社製品サーモカラーAl、30部、アク
リルエマルジョン15部、アルギン酸ソーダー10部、
水55部、活性剤1部より得たコーテイング液をエアー
ナイフコーターにて厚さ20μに塗布し、トンネル乾燥
炉で100℃、60secで乾燥し、ブルーに変色した
擬造防止紙を得た。
リルエマルジョン15部、アルギン酸ソーダー10部、
水55部、活性剤1部より得たコーテイング液をエアー
ナイフコーターにて厚さ20μに塗布し、トンネル乾燥
炉で100℃、60secで乾燥し、ブルーに変色した
擬造防止紙を得た。
この状態で放置しても自然に白色に戻るが不法において
はスチームダンピングを同時に行ない白色の擬造防止紙
を得ることができた。
はスチームダンピングを同時に行ない白色の擬造防止紙
を得ることができた。
実施例1と同様に湿度100℃、30secでブルーに
変色し、また蒸気を当てることに依って速やかに白色に
戻る擬造防止紙を得た。
変色し、また蒸気を当てることに依って速やかに白色に
戻る擬造防止紙を得た。
Claims (1)
- 1 通常の紙に40℃〜ioo℃の範囲内に変色点を有
するサーモカラーで任意のパターンに印刷しであること
を特徴とする擬造防止紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49089029A JPS5842036B2 (ja) | 1974-08-05 | 1974-08-05 | ギゾウボウシシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP49089029A JPS5842036B2 (ja) | 1974-08-05 | 1974-08-05 | ギゾウボウシシ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5117808A JPS5117808A (ja) | 1976-02-13 |
JPS5842036B2 true JPS5842036B2 (ja) | 1983-09-16 |
Family
ID=13959465
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP49089029A Expired JPS5842036B2 (ja) | 1974-08-05 | 1974-08-05 | ギゾウボウシシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5842036B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5828865Y2 (ja) * | 1977-10-21 | 1983-06-23 | 共同印刷株式会社 | 改ざん防止カ−ド |
JPS6194600U (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-18 | ||
GB2545414B (en) | 2015-12-11 | 2019-03-13 | Dyson Technology Ltd | A handheld product having a motor |
-
1974
- 1974-08-05 JP JP49089029A patent/JPS5842036B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5117808A (ja) | 1976-02-13 |
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