JPH02243205A - 工作機械のアンローダ装置 - Google Patents

工作機械のアンローダ装置

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JPH02243205A
JPH02243205A JP6292489A JP6292489A JPH02243205A JP H02243205 A JPH02243205 A JP H02243205A JP 6292489 A JP6292489 A JP 6292489A JP 6292489 A JP6292489 A JP 6292489A JP H02243205 A JPH02243205 A JP H02243205A
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大塚 建三
Kimitaka Otake
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は工作機械のアンローダ装置に関し、特にバーフ
ィード装置を備えたNC旋盤において、加工済みワーク
を作業領域外に搬出するアンローダ装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
バーフィード装置を備え、連続的にバー材ワーク加工を
するNC旋盤において、加工済みワークを受取って搬出
するアンローダ装置としては、次のようなものが一般的
であった。すなわち、NC旋盤の作業領域内の一部に水
平方向あるいは垂直方向に揺動可能なアームが設けられ
ていて、このアームの先端に加工済みワークを受取るバ
ケットを備えたものである。そして、この方法によれば
、ワーク加工中はアームがチャック、工具等と干渉しな
い位置まで退避していて、ワーク加工終了とともに揺動
してワークを受取りに行く。受取ったワークは、アーム
を再び揺動させ作業領域内の一部に設けられたワーク収
納バケット又は、加工機械外に設けられたワーク収納バ
ケットへ搬送するシュート位置まで搬送され、アーム先
端のバケットを反転させる等の動作によってワーク収納
バケット内に収納されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし上記従来の方法によれば、加工済みワークの回収
や収納を行うのはいずれも加工機械内の一部、つまりオ
ペレータの作業領域内である。このため、ワーク収納バ
ケットやアーム等の占める部分だけ作業領域が狭められ
、結局NC旋盤の操作性が悪くなるという問題点があっ
た。
また、作業領域内にワーク収納バケットを設けた場合に
は加工済みワークを一定量収納したら、その加工済みワ
ークを加工機械外に取出す必要があるため、機械を一旦
停止しなければならず、生産能率が悪化するという問題
点があった。
また、ワーク収納バケットを加工機械外に設けた場合に
は、主軸より収納バケットを低い位置にしその間にシュ
ート部を設け、シュート内をワークをすべらせるための
博物材や角材の搬出がしに(い点、機械のカバーの一部
に穴をあけるため加工中飛散する切削剤のもれ対策がむ
ずかしい点の問題点もあった。
さらに、加工済みワークはワーク収納バケットに連続し
て収納されるので、加工済みワーク同士がぶつかり合っ
たりする等、加工済みワークに傷がつき易いという問題
点も生じていた。
本発明は、上記問題点を解決するために提案されたもの
である。そしてその目的は、加工機械内のオペレータの
作業領域を狭めず、したがってNC旋盤の操作性を損な
うことなく、しかも切削剤や切粉の処理が容易となり作
業環境も向上する工作機械のアンローダ装置を提供する
ことにある。
また、工作物形状に関係な(確実に搬出することが可能
であるとともに、工作物の大きさ1重量にも影響されず
にワークを傷つけることなく作業領域外に搬出できる工
作機械のアンローダ装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するために次のような装置
とした。すなわち、NC旋盤で加工したワークを加工位
置で受取り、作業領域外へ搬出する工作機械のアンロー
ダ装置であって、NC旋盤の基体に設けられたハウジン
グと、該ハウジングに回転自在に支承された回転体と、
該回転体を回転駆動させる駆動体と、前記回転体に一体
的に固定され回転体の回転軸心を中心に作業領域内のワ
一り受取り位置と作業領域外のワーク搬出位置間を旋回
するアームと、該アームの先端に回転自在に支承された
支持体と、該支持体上に設けられ加工された被加工物を
受取るバケットと、前記ハウジングと前記支持体に跨っ
て設けられ前記アームが旋回するとき前記バケットの姿
勢を同じ方向に保つように維持する平行運動機構とから
なる工作機械のアンローダ装置とした。そして、前記バ
ケット作業領域外の搬出位置へ移動したときワークを落
下させるため該バケットを傾斜可能に構成した。また、
前記バケットは、該バケットが作業↑1域外のワーク搬
出位置へ移動したときバケットの一部が搬出口をふさぎ
カバーするようにしても良い、また、前記平行運動機構
はチェーンとスプロケットで構成されるものとした。さ
らに、排出位置で落下したワークを機外へ搬出するため
のワーク搬出装置を、NC旋盤の基体に設けたものとし
た。
〔作用〕
バーフィード装置によって順次押出されて(るバー材は
、メインチャック又は背面チャックで把持され、刃物台
のタレットの各種工具で加工されて最終的には突切り工
具で切断される。この加工されるワークに対して、アン
ローダ装置は駆動体の駆動により回転体およびアームを
回転させ、このアームの回転により、バケットが、ワー
ク受取位置まで振り込まれ、切断加工されたワークを受
取るものである。
加工済みワークを受取ったバケットは、今度は逆方向に
旋回し、元の待機位置すなわちワーク搬出位置まで旋回
し、加工済みワークを搬出する。
そして、この加工済みワークはワーク搬出装置によって
加工機械外へ搬送されることになる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図にNC旋盤内における本考案のアンローダ装置の
位置づけを示しである。この第1図において、まず全体
的な説明をする。
機械内の左側に主軸台100が設けられ、この主軸台1
00には、回転自在の主軸102が軸支されている。こ
の主軸102前部には、メインチャック103が固定さ
れ、メインチャック103は、主軸台100後方の矢印
A方向から回路のバーフィード装置によって適宜寸法だ
け押出されてくるバー材ワークWを把持している。
このメインチャック103に対向する主軸軸線上の位置
には、ワークWの裏加工を行なう際に利用する背面チャ
ック104が回転自在に設けられている。さらに、背面
チャック104の近傍には刃物台105があり主軸軸線
方向および主軸軸線と直交する方向に移動できる。この
刃物台105には割出し回転自在なタレット106が連
結されている。
そして、このタレット106に装着された各種旋削工具
、回転工具によってメインチャック103および背面チ
ャック104に把持されているバー材ワークWの加工を
行なうものである。
また、このメインチャック103と、主軸軸線方向後端
部に位置する刃物台と、スプラッシュガードのドア10
7との空間内がオペレータの作業領域108となってお
り、メインチャック103のコレット部の交換、タレッ
ト106に固定された工具の交換などの作業等を行う。
本発明のアンローダ装置1は、この作業領域108内か
らカバー101の後方に設けられ、加工済みワークW1
を受取って作業領域108外へと搬出する装置である。
そして、このアンローダ装置1はハウジング2と、回転
体3と、その駆動体4と、アーム5と、バケット7と、
ワーク搬出装置9等とで構成されている。以下、それぞ
れの機構について説明する。
まず、ハウジング2について説明する。
ハウジング2は、第2図、第3図及び第4図に詳しく示
されているように、はぼ主軸軸線上、しかも主軸102
の下方位置に主軸台100に固定されている。このハウ
ジング2は、フランジ20と、ハウジング先端に形成さ
れた中空円柱部22を前方(作業11M108側)に突
出した状態で設けられている。本実施例においては、ハ
ウジング先端の中空円柱部22を、主軸軸線の垂線に対
して傾けて構成しているが平行でもよい。ハウジング2
内には中空部23と貫通孔24とが形成されていて、こ
の中空部23と貫通孔24とにわたって、次に述べる回
転体3を構成する先端にラック30aを形成したラック
棒30が設けられる。
次に、回転体3について説明する。回転体3は、第2図
、第3図及び第4図に示すようにハウジング2にボルト
25で固定されており、ハウジング先端の中空円柱部2
2内に設置されている回転シャフト35、固定シャフト
32と、ピニオン31と、ラック棒30と、カバー34
等とを主要素として構成されている。
前記ハウジング2内を横方向に貫通して設けられている
ラック棒30のラック30aは、中空円柱部22内に設
けられたピニオン31と噛合する。
中空円柱部22内には、固定シャフト32がボルト33
によってカバー34に固着された状態で中空円柱部22
を貫通して設けられている。カバー34は、ボルト38
によって中空円柱部22に取付けられているので、固定
シャフト32は結局ハウジング2に固定されていること
になる。この固定シャフト32の外方には、ハウジング
2の中空円筒部22に保持されている上下2個の軸受3
6゜36に回転シャフト35が回転自在に軸支される。
回転シャフト35にはピニオン31が一体的に形成され
ている。このピニオン31は、後述するシリンダ4のピ
ストンロッド46と連結されたラック棒30のラック3
0aと噛合している。したがって、シリンダ4を駆動さ
せると、ピストンロッド46が前後動して、ラック30
aとピニオン31の噛合によりピニオン31が回転し回
転シャフト35も回転することになる。なお、第4図中
符号37は、ハウジング先端の貫通孔24をふさぐプラ
グである。
以上説明した回転体3を駆動させるのが、駆動体である
シリンダ4である。シリンダ4はカバー101の後方(
第1図中左側)に設けられ、第4図に示すようにハウジ
ング2にボルト41によって固定される。そして、第1
図中の空圧回路図42に示すように、空圧源43からa
シリンダ室44、bシリンダ室45への圧縮空気供給に
より、ピストンロッド46を前後動させている。
次に、アーム5について説明する。アーム5は、第1図
、第2図、第3図および第5図に詳しく示されているよ
うに、旋回アーム50.支持体57゜平行運動機構12
等とを主要素として構成されている。
旋回アーム50は、旋回アーム50の一端を、前述した
回転シャフト35の先端部に固定されている。すなわち
、旋回アーム50の一端に明けられた孔50aに、ハウ
ジング2の中空円柱部22上方に突出した回転シャフト
35の先端外径を嵌太し、キー53によりアーム50と
回転シャフト35との回り止めをし、旋回アーム5〇一
端の割り51(第5図)の部分をボルト52によって締
め、旋回アーム50と回転シャフト35とをより強力に
固定している。
旋回アーム50の他端は、下方に突き出た中空の突出部
55となっている。そして、この中空の突出部55内に
は2個の軸受56.56によって支持体57が回転自在
に支持されている。支持体57は、中空の突出部55を
貫通してさらに上方のワーク搬出位置109近傍にまで
延びて設けられている。なお、軸受56,56は中空の
突出部55にカバー58、ボルト59により軸方向に固
定される。
前記固定シャフト32と前記支持体57の間には平行運
動機構12が設けられる。この平行運動機構12は、支
持体57や旋回スプロケット60を、ひいてはバケット
7を常に同じ姿勢、同じ方向に保つようにするものであ
る。そして、支持体57、旋回スプロケット60.固定
スプロケット64及びチェーン63等から構成されてい
る。旋回アーム50の中空突出部55から上方に伸びて
いる支持体57の一部(旋回アーム50のすぐ上方)に
は、旋回スプロケット60がキー61、止ねじ62によ
って固定されている。したがって、支持体57と旋回ス
プロケット60とは一体的に回転可能である。この旋回
スプロケット60にチェーン63を介して連結されてい
るものが固定スプロケット64である。固定スプロケッ
ト64は、前述した固定シャフト32の先端にキー65
、止ねじ66によって固定されている。この固定スプロ
ケット64と旋回スプロケット60の動きについて考え
てみる。ラック棒30が前後動すると、ラック30aと
ピニオン31との噛合いによって、回転シャフト35が
回転し旋回アーム50が旋回する。この旋回の中心点が
固定シャフト32であり、固定スプロケット64である
。一方、旋回スプロケット60は支持体57とともに回
転可能であり、したがって固定スプロケット64と旋回
スプロケット60をチェーン63で連結すると、旋回ア
ーム50の旋回に連れてチェーン63と旋回スプロケッ
ト60との噛み合いが変り、旋回スプロケット60は旋
回アーム50の旋回と同期して回ることになる。つまり
、旋回スプロケット60および支持体57は常に同じ姿
勢を同じ方向に保つことになる。なお、67は旋回アー
ム50を保護するアームカバーである。
次に、バケット7について説明する。
バケット7は、第1図ないし第3図に示すように、固定
バケット70.可動バケット72.ブラケット75.引
張りコイルばね76および支軸73.73等を主要素と
して構成されている。そして、バケット7は、前述した
アーム5に連結されてチャック中心線上でメインチャッ
ク103又は背面チャックの下方にまで旋回し、加工済
みワークW1を受取って作業領域外のワーク搬出位置9
側へ再び旋回して、加工済みワークW、を搬出させる機
構である。
まず固定バケット70が、略し形に形成されたブラケッ
ト71によって水平状態を保つように、前述した支持体
57に固定されている。この固定バケット70は、正面
視(第2図)で略′形に、側面視(第3図)は、全体の
長さの中央付近で側板の高さが異なる細長い形状に形成
されている。
そして、この側面視で高さの高い側板側の底板は抜けた
状態となっている。
この固定バケット70の内側には、上側と前方(第3図
で左側)が開放された略箱状の可動バケット72が、固
定バケット70の両側面および可動バケット72の両側
面を貫通して設けられた支軸73.73によって回動可
能に設けられている。
可動バケット72の底板72aは、開放された前方へ延
長して設けられていて、可動バケット72が固定バケッ
ト70内に水平状態に収まっている時、この可動バケッ
ト72の底板72aが固定バケツ)70の底のない部分
をふさいでいる。固定バケット70と可動バケット72
の一方側の側面下方にはそれぞれ、ばね掛けねじ74と
ばね掛はブラケット75とが取付けられている。そして
、これらばね掛けねじ74とばね掛はブラケット75と
の間に引張りコイルばね76が引掛けられている。
可動バケット72の底板72aには、下方に向けてL形
ストッパ77が取付けられている。このL形ストッパ7
7は、カバー101に取付けられ固定バケット70の底
部近傍まで伸びているバケット開き用のストッパ78と
係合するようになっている。そして、バケット7が旋回
して戻されてきた時、可動バケット72のL形ストッパ
77がカバー101のストッパ78に突き当たると、可
動バケット72が支軸73.73を支点にして尻を振る
ようにして持上る。この一連の動きによって、可動バケ
ット72内にある加工済みワークWIがワーク搬出装置
9へと送り込まれることになる。
また、可動バケット72及び固定バケット70がそれ以
上進まないように、固定バケット70前方にストッパ板
70aが設けられていて、後で述べるホッパ90上に取
付けられている調整可能なストッパ93に当たってその
位置で止まることになる。
ここで、一方端が持上った可動バケット72の戻りの機
構について説明する。可動バケット72に固定されたL
形ストッパ77とカバー101に固定されたストッパ7
8の保合がはずれると、可動バケット72は支軸73.
73を支点として自重により下方に戻る。また、この時
、引張りコイルばね76もばね長“a”寸法が短くなる
ように作用するため可動バケットが水平位置に戻るのに
共動する。なお、79は引張りコイルばねを保護するた
めのばね保護板であって、可動バケット72側面に固定
されている。
また、使用するメインチャックの長さ又はワークの長さ
が変わった場合、その変化に対応できるように固定バケ
ット70、可動バケット72の取付は位置を変えられる
ようになっている。すなわち、第3図で示すように、例
えばメインチャック103の長さが長くなったとしたら
、ボルト82をゆるめると、ブラケット71のボルト貫
入穴が長手方向に長大となっているので固定バケット7
0の長手方行の取付は位置をずらして、ボルト82を再
度固定すればよい。
この可動バケット72から加工済みワークW。
が、ワーク搬出装置9へと送り込まれた状態を示してい
るのが第3図であり、一方、この状態は、ワーク加工中
におけるバケット7の待機状態(原位置)でもある。こ
の状態の時、バケット7は、カバー101から作業領域
108側へ突き出して設けられている保護枠80内にあ
り、ワーク加工中のクーラントや切粉等から保護されて
いる。なお、符号81は保護枠80前方に取付けられた
ブラシである。
次に、ワーク搬出装置について説明する。
ワーク搬出装置9は、第1図、第2図、第3図および第
6図に示すように、ホッパ90と、ベルトコンベア91
と、コンベア支持ブラケット92等とを主要素として構
成されている。そして、このワーク搬出装置9は、前述
したバケット7から受取った加工済みワークW、を、加
工機械外に搬送する機構である。
ホッパ90は、カバー101の後方に設けられていて、
前述したバケット7を構成する固定バケット70の下方
に位置している。このホッパ90の底部は、加工済みワ
ークWIがベルトコンベア91にスムーズに流れるよう
に、ベルトコンベア91に向って下がる傾斜状に形成さ
れている。このホッパ90の傾斜状底部の端部に接する
ように、ベルトコンベア91が搬送方向を主軸軸線方向
に向くようにコンベア支持ブラケット92によって加工
機械の一部に固定されている。ベルトコンベア91は一
般に使用されているものであって、ホッパ90の下から
加工機械外へと伸びている。そして、加工機械外にある
完成品フィーダ等(回路)に加工済みワークWIを搬出
するものである。
次に、以上のように構成された本発明のアンローダ装置
10作用を説明する。
バーフィード装置により、バー材ワークWが主軸台10
0後方から送り込まれメインチャック103に把持され
る。タレット106に装着された各種工具によって、バ
ー材ワークWに所定の加工を施す。裏面加工を必要とす
る場合は、背面チャック104を使用して加工し、加工
済みのワークに対してアンローダ装置1を作動させる。
すなわち、まず駆動体4のaシリンダ室44に圧縮空気
を供給しピストンロッド46を前進させる。このピスト
ンロッド46に連結されたラック棒30の前進により、
ビニオン31が回転し、ピニオン31に固定されている
旋回アーム50が旋回し始める。
旋回アーム50の旋回に伴ない、バケット7も待機位置
から移動する。この時に、可動バケット72の底板72
a先端部が、カバー101に取付けられているストッパ
78にぶつかって、支軸73.73を支点にして全体が
斜めに持上った状態の可動バケット72を、元の水平方
向に戻す。引き続き旋回アーム50を旋回させ、固定バ
ケット70及び可動バケット72を、メインチャック1
03又は背面チャック104の中心軸線上でチャックの
下方にまで振り込む。固定バケット70及び可動バケッ
ト72は、固定スプロケット64と旋回スブコケッ1−
60とをチェーン63で結合した平行運動機構12によ
り、旋回アーム50の旋回に同期するため、待機状態の
姿勢のままチャック中心線上に振り込まれる。
固定バケット70及び可動バケット72で、メインチャ
ック103又は背面チャック104から加工済みワーク
W1を受取ったら、bシリンダ室45に圧縮空気を供給
し、前述と逆の動作、すなわち、ピストンロッド46.
ラック棒30を後退させる動作によって、旋回アーム5
0等をワーク搬出装置9側へと旋回させる。
加工済みワークW1を受取った固定バケット70及び可
動バケット72は、そのままの姿勢を保ってワーク搬出
位置109でもある保護枠8o内へ進入する。そうする
と、可動バケット底板72aに取付けられたL形ストッ
パ77が、機械のカバー101に取付けられているスト
ッパ78にぶつかり、さらに固定バケット70及び可動
バケット72を旋回させると、旋回アーム軸中心の旋回
力が支軸73.73を支点にする回動力に変る結果、可
動バケット72の一方端が持上る。この動作によって、
可動バケット72内に収容されていた加工済みワークW
、が、可動バケット底板72aから転がり落ちて、ワー
ク搬出装置9のホッパ90へと移される。加工済みワー
クW、は、ホッパ90の傾斜面を滑り落ちてベルトコン
ベア91に移され、このベルトコンベア91によって加
工機械外へと搬送される。この間、作業領域108内で
は、前述したようなバー材ワークWの加工が行われてい
る。以後、同様な動作が繰返されることになる。
このように本実施例によれば、加工済みワークを収容し
た固定及び可動バケットは、作業領域を仕切っているカ
バーの領域外に設けられたワーク搬出位置まで旋回し、
その位置で加工済みワークをベルトコンベアに受渡すと
ともに待機した状態となっている。また、ハウジングや
旋回アームもチャックの下側に設けられており、スペー
スもそれほど必要とせず、オペレータの作業領域を狭く
しないためNC旋盤の操作性に影響を及ぼすことはない
また、固定及び可動バケットは長手方向をチャックの下
に振り込んでワークを受取り、そのままの姿勢でワーク
搬出位置へ旋回するので、狭いスペースでも加工済みワ
ークを搬出できるものとなった。
また、加工済みワークは1個1個そのつどベルトコンベ
アで加工機械外に搬出されるので、加工済みワーク同士
がぶつかって傷がつくこともなくなった。そのうえワー
クを加工機械外に搬出するにもかかわらず、切削剤、切
粉の飛散しにくい方向にワーク受渡し口を設けたことと
、待機位置にある固定バケット、可動バケット等が切削
加工時にはワーク受渡し口をほぼふさぐ構造となってい
ることで、切削剤のもれ、切粉のもれもなくなり、作業
環境も向上した。
なお、ハウジング部は本実施例に限定されるものではな
く溶接構造でもよく、回転型シリンダで構成してもよい
。また、駆動体の駆動源は油圧でもよい。
C発明の効果〕 本発明は、以上説明したとおりに構成されているので次
のような効果を生ずる。
すなわち、加工済みワークは、加工が終了するたびにバ
ケットに移され、バケットからワーク搬出装置に受渡さ
れる。そして、その加工済みワークはワーク搬出装置に
よって機外へ搬出される。
したがって、加工済みワーク同士のぶつかりがなくなり
ワークに生ずる傷がなくなった。
また、加工済みワークはそのつど機外に搬出されるので
、機内のワーク収容バケットに加工済みワークが一杯に
なったら、機械を止めてその加工済みワークを取出すと
言うような無駄な時間を省略できる。その結果、機械の
連続運転ができ、生産効率が向上するものとなった。
さらに、ワーク搬出装置はオペレータの作業領域外にあ
り、バケットも作業領域を仕切るカバーの領域外で待機
し、ハウジングやアームもチャック下方で作業領域の端
部に位置しているので、切削剤や切粉の処理も容易で、
作業領域が狭まることなくNC旋盤の操作性を損なうこ
ともない。
また、バケットは、加工済みワークを受取った姿勢のま
までワーク搬出装置位置まで旋回するので、バケットの
長手方向を主軸軸線方向に向けておけば、狭いスペース
内でも比較的軸方向寸法の長いワークを搬出することが
できるようになった。
また、本発明のアンローダ装置を取付けるには、主軸の
下方位置にハウジングを、機械内の作業領域外のカバー
にワーク搬出装置を取付けるための部分的な改良工事を
すれば良く、したがってどの工作機械にも取付けが可能
である。
請求項2のアンローダ装置によれば、バケットが加工済
みワークを受取って搬出位置まで旋回した時、バケット
を傾斜できるように構成しであるので、加工済みワーク
をその形状に関係なくさらに、ある程度の大きさ9重量
に係わりなくスムーズにワーク搬出装置へ移しかえるこ
とができる。
そのため、加工済みワークがバケット内に残ることはな
く、次のワーク受取り時までバケット内は常に空の状態
で待機することになる。したがって、加工済みワーク同
士がぶつかり合って傷つくことはないし、加工能率の向
上も図れるものとなった。
請求項3のアンローダ装置によれば、切削剤の飛散しに
くい方向にワーク受渡し口を設けるとともに、切削加工
中(アンローダ装置待機中)にはワーク受渡し口をアン
ローダバケット自体でふさぐ構造となっているため、切
削剤がもれることもなく作業環境が向上した。
請求項4のアンローダ装置によれば、アームが旋回する
時、バケットの姿勢を同じ方向に保つように維持する平
行運動機構をチェーンとスプロケットとで構成しである
ので、装置が簡単であり、安価にでき、経済的にも有利
である。
請求項5のアンローダ装置によれば、バケットによって
搬送されてきた加工済みワークを受取り、機外へ搬送す
るワーク搬出装置をNC旋盤内に取付けであるので、出
っ張り部が少なくなりしたがってオペレータの操作の邪
魔にならず、しかも全体の外観も良くなった。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は、それぞれ本発明の一実施例を示
し、第1図はアンローダ装置の全体平面図、第2図はア
ンローダ装置の一部断面正面図、第3図は同側面図、第
4図は第2図における■矢視図、第5図は第2図におけ
る■−■線断面図、第6図は第3図における■−■線断
面図を示す。 図において、 1・・・アンローダ装置、  2・・・ハウジング、3
・・・回転体、      4・・・駆動体、5・・・
アーム、      7・・・バケット、9・・・ワー
ク搬出装置、  12・・・平行運動機構、30a・・
・ラック、    31・・・ビニオン、35・・・回
転シャフト(回転部材)、46・・・ピストンロッド、 50・・・旋回アーム、   57・・・支持体、60
・・・旋回スプロケット、 64・・・固定スプロケット、 70・・・固定バケット、  72・・・可動バケット
、73・・・ストッパ、    90・・・ホッパ、9
1・・・ベルトコンベア、 100・・・主軸台、    101・・・カバー10
3・・・メインチャック、 104・・・背面チャック、 108・・・作業領域、 109・・・ワーク搬出位置。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)NC旋盤で加工したワークを加工位置で受取り、
    作業領域外へ搬出する工作機械のアンローダ装置であっ
    て、NC旋盤の基体に設けられたハウジングと、該ハウ
    ジングに回転自在に支承された回転体と、該回転体を回
    転駆動させる駆動体と、前記回転体に一体的に固定され
    回転体の回転軸心を中心に作業領域内のワーク受取り位
    置と作業領域外のワーク搬出位置間を旋回するアームと
    、該アームの先端に回転自在に支承された支持体と、該
    支持体上に設けられ加工された被加工物を受取るバケッ
    トと、前記ハウジングと前記支持体に跨って設けられ前
    記アームが旋回するとき前記バケットの姿勢を同じ方向
    に保つように維持する平行運動機構とからなる工作機械
    のアンローダ装置。
  2. (2)前記バケットが作業領域外の搬出位置へ移動した
    ときワークを落下させるためバケットを傾斜可能に構成
    した特許請求の範囲第1項記載の工作機械のアンローダ
    装置。
  3. (3)前記バケットが作業領域外のワーク搬出位置へ移
    動したときバケットの一部が搬出口をふさぎカバーする
    ようにした特許請求の範囲第1項記載の工作機械のアン
    ローダ装置。
  4. (4)前記平行連動機構はチェーンとスプロケットで構
    成される特許請求の範囲第1項記載の工作機械のアンロ
    ーダ装置。
  5. (5)排出位置で落下したワークを機外へ搬出するため
    のワーク搬出装置をNC旋盤の基体に設けた特許請求の
    範囲第2項記載の工作機械のアンローダ装置。
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