JPH0224239Y2 - - Google Patents
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- JPH0224239Y2 JPH0224239Y2 JP1982179064U JP17906482U JPH0224239Y2 JP H0224239 Y2 JPH0224239 Y2 JP H0224239Y2 JP 1982179064 U JP1982179064 U JP 1982179064U JP 17906482 U JP17906482 U JP 17906482U JP H0224239 Y2 JPH0224239 Y2 JP H0224239Y2
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- JP
- Japan
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- discharge lamp
- starter
- backflow prevention
- prevention diode
- lighting circuit
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 28
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 18
- 238000010891 electric arc Methods 0.000 description 8
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 5
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
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- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 238000009499 grossing Methods 0.000 description 1
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- 229910052753 mercury Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
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- Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は放電灯点灯装置に関するものである。
一般に、放電灯点灯装置においては、放電灯の
放電電極間に絶縁破壊を生ぜしめるために高電圧
パルスを印加する機能、絶縁破壊により生じたグ
ロー放電をアーク放電に容易に移行せしめるため
に、放電灯の定格ランプ電圧より高い重畳電圧を
印加する機能、及びアーク放電が生じた後は効率
的な点灯状態を維持するために定格ランプ電圧及
び定格ランプ電流の定格電力を供給する機能を有
することが必要である。
放電電極間に絶縁破壊を生ぜしめるために高電圧
パルスを印加する機能、絶縁破壊により生じたグ
ロー放電をアーク放電に容易に移行せしめるため
に、放電灯の定格ランプ電圧より高い重畳電圧を
印加する機能、及びアーク放電が生じた後は効率
的な点灯状態を維持するために定格ランプ電圧及
び定格ランプ電流の定格電力を供給する機能を有
することが必要である。
第1図は斯かる機能を具えた直流放電灯点灯装
置の一例の説明用回路図であつて、交流電源E
に、トランス、整流器、平滑回路等より成る主点
灯回路1を接続し、この主点灯回路1の出力端子
間に、起動器3及びこの起動器3より高電圧電流
が主点灯回路に流入することを阻止する逆流防止
用ダイオード2を介して放電灯Lを接続し、前記
起動器3は、交流電源EにダイオードD1及び抵
抗Rを介してコンデンサC2を並列に接続し、こ
のコンデンサC2の両端に二端子サイリスタ例え
ばダイアツクSを介して高圧パルストランスTの
1次コイルを接続し、この高圧パルストランスT
の2次コイルの両端をダイオードD2を介して前
記放電灯Lの両端に接続して構成されている。
SWは起動器3のスイツチである。
置の一例の説明用回路図であつて、交流電源E
に、トランス、整流器、平滑回路等より成る主点
灯回路1を接続し、この主点灯回路1の出力端子
間に、起動器3及びこの起動器3より高電圧電流
が主点灯回路に流入することを阻止する逆流防止
用ダイオード2を介して放電灯Lを接続し、前記
起動器3は、交流電源EにダイオードD1及び抵
抗Rを介してコンデンサC2を並列に接続し、こ
のコンデンサC2の両端に二端子サイリスタ例え
ばダイアツクSを介して高圧パルストランスTの
1次コイルを接続し、この高圧パルストランスT
の2次コイルの両端をダイオードD2を介して前
記放電灯Lの両端に接続して構成されている。
SWは起動器3のスイツチである。
斯かる構成の放電灯点灯装置においては、スイ
ツチSWを閉成して起動器3を作動すると、コン
デンサC2がダイオードD1及び抵抗Rを介して
充電され、このコンデンサC2の両端電圧がダイ
アツクSのブレークオーバー電圧を越える度毎に
ダイアツクSが導通して高圧パルストランスTの
1次コイルにコンデンサC2の電荷が流れ、これ
により高圧パルストランスTの2次コイルに高電
圧パルスが発生し、この高電圧パルスがダイオー
ドD2を介して放電灯Lに印加されて当該放電灯
Lに絶縁破壊が生じて主点灯回路1より供給され
る電力により当該放電灯Lにグロー放電が発生す
る。そしてさらに続けて高圧パルストランスTよ
りの高電圧パルスが放電灯Lに印加されることに
よつて当該放電灯Lのグロー放電がアーク放電に
移行し、そしてその後スイツチSWを開成して起
動器3が交流電源Eから切離されて主点灯回路1
より供給される電力により放電灯Lが定常点灯さ
れる。
ツチSWを閉成して起動器3を作動すると、コン
デンサC2がダイオードD1及び抵抗Rを介して
充電され、このコンデンサC2の両端電圧がダイ
アツクSのブレークオーバー電圧を越える度毎に
ダイアツクSが導通して高圧パルストランスTの
1次コイルにコンデンサC2の電荷が流れ、これ
により高圧パルストランスTの2次コイルに高電
圧パルスが発生し、この高電圧パルスがダイオー
ドD2を介して放電灯Lに印加されて当該放電灯
Lに絶縁破壊が生じて主点灯回路1より供給され
る電力により当該放電灯Lにグロー放電が発生す
る。そしてさらに続けて高圧パルストランスTよ
りの高電圧パルスが放電灯Lに印加されることに
よつて当該放電灯Lのグロー放電がアーク放電に
移行し、そしてその後スイツチSWを開成して起
動器3が交流電源Eから切離されて主点灯回路1
より供給される電力により放電灯Lが定常点灯さ
れる。
以上において例えば放電灯Lが、定格消費電力
350W(定格ランプ電流7A・定格ランプ電圧60V)
の超高圧水銀灯である場合には、起動器3として
は1000〜2000Vの高電圧パルスを発生するもの、
逆流防止用ダイオード2としては逆耐電圧が
1000V程度のダイオードを約4個直列に接続した
もの、そして主点灯回路1としては電圧60Vで約
7Aの直流電流を供給するものが用いられる。
350W(定格ランプ電流7A・定格ランプ電圧60V)
の超高圧水銀灯である場合には、起動器3として
は1000〜2000Vの高電圧パルスを発生するもの、
逆流防止用ダイオード2としては逆耐電圧が
1000V程度のダイオードを約4個直列に接続した
もの、そして主点灯回路1としては電圧60Vで約
7Aの直流電流を供給するものが用いられる。
しかしながら、上述の放電灯点灯装置において
は、起動器3として、グロー放電を生ぜしめるた
めに必要な高電圧を発生する機能と併せてグロー
放電からアーク放電へ移行させるために放電灯L
に短時間ではあるがその定格ランプ電流の数倍の
大きな電流を供給する機能とを有することが要求
され、このため高圧パルストランスTにより電流
値の大きな高電圧パルスを発生させなければなら
ず、結局容量の大きな大型の高圧パルストランス
が必要とされ、また起動器3を構成する他の部品
についても容量の大きなものが要求されるため製
造コストが高くなると共に装置の小型化を達成す
ることができない。そして上述のように高電圧パ
ルスとして電流値の大きなものが要求されること
から逆流防止用ダイオード2としても容量の大き
なものが必要とされ、しかも放電灯Lの定常点灯
中においては主点灯回路1よりの電力が逆流防止
用ダイオード2を介して放電灯Lに供給されるた
め、当該逆流防止用ダイオード2により消費され
る損失電力が大きく、例えば逆耐電圧が1000Vの
ダイオードを4個直列に接続して逆流防止用ダイ
オード2が構成され、放電灯Lの定格ランプ電流
が7Aである場合には、ダイオードの1個当たり
の順方向電圧降下が約0.6Vであり、4個では合
計2.4Vとなり、従つて逆流防止用ダイオード2
により消費される電力は2.4V×7A=16.8Wと相
当に大きくなる欠点がある。
は、起動器3として、グロー放電を生ぜしめるた
めに必要な高電圧を発生する機能と併せてグロー
放電からアーク放電へ移行させるために放電灯L
に短時間ではあるがその定格ランプ電流の数倍の
大きな電流を供給する機能とを有することが要求
され、このため高圧パルストランスTにより電流
値の大きな高電圧パルスを発生させなければなら
ず、結局容量の大きな大型の高圧パルストランス
が必要とされ、また起動器3を構成する他の部品
についても容量の大きなものが要求されるため製
造コストが高くなると共に装置の小型化を達成す
ることができない。そして上述のように高電圧パ
ルスとして電流値の大きなものが要求されること
から逆流防止用ダイオード2としても容量の大き
なものが必要とされ、しかも放電灯Lの定常点灯
中においては主点灯回路1よりの電力が逆流防止
用ダイオード2を介して放電灯Lに供給されるた
め、当該逆流防止用ダイオード2により消費され
る損失電力が大きく、例えば逆耐電圧が1000Vの
ダイオードを4個直列に接続して逆流防止用ダイ
オード2が構成され、放電灯Lの定格ランプ電流
が7Aである場合には、ダイオードの1個当たり
の順方向電圧降下が約0.6Vであり、4個では合
計2.4Vとなり、従つて逆流防止用ダイオード2
により消費される電力は2.4V×7A=16.8Wと相
当に大きくなる欠点がある。
本考案は以上の如き事情に基いてなされたもの
であつて、起動器を小型で安価なものとすること
ができ、しかも逆流防止用ダイオードによる電力
損失を小さくすることができる放電灯点灯装置を
提供することを目的とし、その特徴とするところ
は、その出力端子間に放電灯が接続される主点灯
回路と、この主点灯回路の出力側に接続された起
動器と、前記主点灯回路と前記起動器との間に接
続された、前記起動器よりの高電圧電流の前記主
点灯回路への流入を阻止する逆流防止用ダイオー
ドとを具えた放電灯点灯装置において、前記起動
器の出力端子間に重畳電圧用コンデンサを接続
し、前記放電灯の点灯後に前記逆流防止用ダイオ
ードの両端を短絡するスイツチング機構を付加し
た点にある。
であつて、起動器を小型で安価なものとすること
ができ、しかも逆流防止用ダイオードによる電力
損失を小さくすることができる放電灯点灯装置を
提供することを目的とし、その特徴とするところ
は、その出力端子間に放電灯が接続される主点灯
回路と、この主点灯回路の出力側に接続された起
動器と、前記主点灯回路と前記起動器との間に接
続された、前記起動器よりの高電圧電流の前記主
点灯回路への流入を阻止する逆流防止用ダイオー
ドとを具えた放電灯点灯装置において、前記起動
器の出力端子間に重畳電圧用コンデンサを接続
し、前記放電灯の点灯後に前記逆流防止用ダイオ
ードの両端を短絡するスイツチング機構を付加し
た点にある。
以下図面によつて本考案の実施例について説明
する。
する。
本考案の一実施例においては、第2図に示すよ
うに、起動器3の出力端子a,b間に重畳電圧用
コンデンサC1を接続し、この重畳電圧用コンデ
ンサC1の両端を放電灯Lの両端に接続し、逆流
防止用ダイオード2の両端を放電灯Lの点灯後に
短絡するスイツチング機構を設ける。このスイツ
チング機構は、放電灯Lの両端に接続して設け
た、グロー放電後の放電灯Lの電極間電圧の大き
さを検出してその電圧が例えば放電灯Lの定格ラ
ンプ電圧の値若しくはその近傍値と等しくなつた
ときに付勢信号を発生する電圧コンパレータ4
と、この電圧コンパレータ4よりの付勢信号によ
り作動されるリレーコイル5と、このリレーコイ
ル5が作動されたときに閉成するよう逆流防止用
ダイオード2の両端に接続して設けた短絡用リレ
ー接点6とにより構成する。7は前記短絡用リレ
ー接点6の閉成動作に連動して開成するよう起動
器3と交流電源Eとの接続線に設けた開放用リレ
ー接点である。尚第1図と同一部分には同一の符
号を付して示しその説明は省略する。
うに、起動器3の出力端子a,b間に重畳電圧用
コンデンサC1を接続し、この重畳電圧用コンデ
ンサC1の両端を放電灯Lの両端に接続し、逆流
防止用ダイオード2の両端を放電灯Lの点灯後に
短絡するスイツチング機構を設ける。このスイツ
チング機構は、放電灯Lの両端に接続して設け
た、グロー放電後の放電灯Lの電極間電圧の大き
さを検出してその電圧が例えば放電灯Lの定格ラ
ンプ電圧の値若しくはその近傍値と等しくなつた
ときに付勢信号を発生する電圧コンパレータ4
と、この電圧コンパレータ4よりの付勢信号によ
り作動されるリレーコイル5と、このリレーコイ
ル5が作動されたときに閉成するよう逆流防止用
ダイオード2の両端に接続して設けた短絡用リレ
ー接点6とにより構成する。7は前記短絡用リレ
ー接点6の閉成動作に連動して開成するよう起動
器3と交流電源Eとの接続線に設けた開放用リレ
ー接点である。尚第1図と同一部分には同一の符
号を付して示しその説明は省略する。
以上のような構成によれば、起動器3が作動さ
れると高圧パルストランスTよりの高電圧パルス
が放電灯Lに印加されて放電電極間にグロー放電
が生ずるが、このとき重畳電圧用コンデンサC1
にも高圧パルストランスTよりの高電圧パルスに
よる電荷が蓄積され、この蓄積された電荷がグロ
ー放電からアーク放電への移行期において、放電
灯Lの両端電圧が重畳用コンデンサC1の両端電
圧よりも低くなると瞬時に放電して大きな電流が
放電灯Lに供給されてこれにより放電灯Lがアー
ク放電に移行する。このアーク放電への移行期に
おいて、放電灯Lの両端電圧が定格ランプ電圧の
値若しくはその近傍値に等しくなると、電圧コン
パレータ4よりの付勢信号によりリレーコイル5
が作動されこれにより短絡用リレー接点6が閉成
されて逆流防止用ダイオード2の両端が短絡さ
れ、以後主点灯回路1よりの電力が逆流防止用ダ
イオード2を経由せずに放電灯Lに供給される。
そしてリレーコイル5の作動と同時に起動器3を
開放する開放用リレー接点7が開成されて、起動
器3が交流電源Eから電気的に切離され、高電圧
パルスの発生が停止する。このように、放電灯L
をグロー放電からアーク放電へ移行せしめるため
に必要とされる電流を、短時間ではあるが、重畳
電圧用コンデンサC1に蓄積された電荷が瞬時に
放電することにより得ることができるため、高圧
パルストランスTより発生すべき高電圧パルスの
1個1個については電流値が比較的小さくてよ
く、従つて高圧パルストランスTとして容量の小
さな小型なものとすることができ、この結果製造
コストを低くすることができると共に装置の小型
化を達成することができる。そして放電灯Lが点
灯した後は、短絡用リレー接点6が閉成されて逆
流防止用ダイオード2が短絡されるため、逆流防
止用ダイオード2で消費される電力は実質上零と
なり、逆流防止用ダイオード2による電力の損失
を防止することができる。そして起動器3による
点灯起動後放電灯Lがアーク放電へ移行するまで
の時間を例えば100ms程度以内となるように装置
を設計する場合には、一般にダイオードの特性と
して知られている、定格電流より大きな電流を流
しても短時間であれば耐え得るいわば短時間的耐
量があるので、逆流防止用ダイオード2としてそ
の電流の定格値が定常点灯中主点灯回路1から放
電灯Lに流れるいわば定常電流の値よりも小さい
ものを選択使用することも可能で、この場合には
逆流防止用ダイオード2の電流容量が小さくなつ
て逆方向漏れ電流が小さくなるので逆流防止作用
が確実に得られ、起動器3よりの高電圧パルスを
放電灯Lの絶縁破壊及び重畳電圧用コンデンサC
1の充電に効率的に寄与せしめることができる。
れると高圧パルストランスTよりの高電圧パルス
が放電灯Lに印加されて放電電極間にグロー放電
が生ずるが、このとき重畳電圧用コンデンサC1
にも高圧パルストランスTよりの高電圧パルスに
よる電荷が蓄積され、この蓄積された電荷がグロ
ー放電からアーク放電への移行期において、放電
灯Lの両端電圧が重畳用コンデンサC1の両端電
圧よりも低くなると瞬時に放電して大きな電流が
放電灯Lに供給されてこれにより放電灯Lがアー
ク放電に移行する。このアーク放電への移行期に
おいて、放電灯Lの両端電圧が定格ランプ電圧の
値若しくはその近傍値に等しくなると、電圧コン
パレータ4よりの付勢信号によりリレーコイル5
が作動されこれにより短絡用リレー接点6が閉成
されて逆流防止用ダイオード2の両端が短絡さ
れ、以後主点灯回路1よりの電力が逆流防止用ダ
イオード2を経由せずに放電灯Lに供給される。
そしてリレーコイル5の作動と同時に起動器3を
開放する開放用リレー接点7が開成されて、起動
器3が交流電源Eから電気的に切離され、高電圧
パルスの発生が停止する。このように、放電灯L
をグロー放電からアーク放電へ移行せしめるため
に必要とされる電流を、短時間ではあるが、重畳
電圧用コンデンサC1に蓄積された電荷が瞬時に
放電することにより得ることができるため、高圧
パルストランスTより発生すべき高電圧パルスの
1個1個については電流値が比較的小さくてよ
く、従つて高圧パルストランスTとして容量の小
さな小型なものとすることができ、この結果製造
コストを低くすることができると共に装置の小型
化を達成することができる。そして放電灯Lが点
灯した後は、短絡用リレー接点6が閉成されて逆
流防止用ダイオード2が短絡されるため、逆流防
止用ダイオード2で消費される電力は実質上零と
なり、逆流防止用ダイオード2による電力の損失
を防止することができる。そして起動器3による
点灯起動後放電灯Lがアーク放電へ移行するまで
の時間を例えば100ms程度以内となるように装置
を設計する場合には、一般にダイオードの特性と
して知られている、定格電流より大きな電流を流
しても短時間であれば耐え得るいわば短時間的耐
量があるので、逆流防止用ダイオード2としてそ
の電流の定格値が定常点灯中主点灯回路1から放
電灯Lに流れるいわば定常電流の値よりも小さい
ものを選択使用することも可能で、この場合には
逆流防止用ダイオード2の電流容量が小さくなつ
て逆方向漏れ電流が小さくなるので逆流防止作用
が確実に得られ、起動器3よりの高電圧パルスを
放電灯Lの絶縁破壊及び重畳電圧用コンデンサC
1の充電に効率的に寄与せしめることができる。
ここで第2図に示した構成の装置において具体
的数値例を挙げると、放電灯Lは消費電力350W
(定格ランプ電圧:60V、定格ランプ電流:5〜
7A)、逆流防止用ダイオード2は定格電流3A、
耐圧1000Vのダイオードを4個直列に接続したも
の、重畳電圧用コンデンサC1は750pF、高圧パ
ルストランスTは出力電圧2000V、出力電流
0.5mAのものである。
的数値例を挙げると、放電灯Lは消費電力350W
(定格ランプ電圧:60V、定格ランプ電流:5〜
7A)、逆流防止用ダイオード2は定格電流3A、
耐圧1000Vのダイオードを4個直列に接続したも
の、重畳電圧用コンデンサC1は750pF、高圧パ
ルストランスTは出力電圧2000V、出力電流
0.5mAのものである。
第3図は本考案の他の実施例を示し、この例に
おいては、起動器3の出力端子a,b間に重畳電
圧用コンデンサC1を接続し、この重畳電圧用コ
ンデンサC1の両端を逆流防止用ダイオード2の
両端に接続し、そして第2図に示したものと同様
の構成のスイツチング機構を設けて構成されてい
る。この例においても第2図に示した例と同様の
作用効果を得ることができる。
おいては、起動器3の出力端子a,b間に重畳電
圧用コンデンサC1を接続し、この重畳電圧用コ
ンデンサC1の両端を逆流防止用ダイオード2の
両端に接続し、そして第2図に示したものと同様
の構成のスイツチング機構を設けて構成されてい
る。この例においても第2図に示した例と同様の
作用効果を得ることができる。
以上本考案の実施例について説明したが、本考
案においては種々変更が可能であり、スイツチン
グ機構としてはリレーを用いる代わりに半導体ス
イツチング素子を用いた構成としてもよい。
案においては種々変更が可能であり、スイツチン
グ機構としてはリレーを用いる代わりに半導体ス
イツチング素子を用いた構成としてもよい。
以上説明したように、本考案は、その出力端子
間に放電灯が接続される主点灯回路と、この主点
灯回路の出力側に接続された起動器と、前記主点
灯回路と前記起動器との間に接続された、前記起
動器よりの高電圧電流の前記主点灯回路への流入
を阻止する逆流防止用ダイオードとを具えた放電
灯点灯装置において、前記起動器の出力端子間に
重畳電圧用コンデンサを接続し、前記放電灯の点
灯後に前記逆流防止用ダイオードの両端を短絡す
るスイツチング機構を付加したことを特徴とする
放電灯点灯装置であるから、起動器を小型で安価
なものとすることができ、しかも逆流防止用ダイ
オードによる電力損失を小さくすることができ消
費電力の節減を図ることができる。
間に放電灯が接続される主点灯回路と、この主点
灯回路の出力側に接続された起動器と、前記主点
灯回路と前記起動器との間に接続された、前記起
動器よりの高電圧電流の前記主点灯回路への流入
を阻止する逆流防止用ダイオードとを具えた放電
灯点灯装置において、前記起動器の出力端子間に
重畳電圧用コンデンサを接続し、前記放電灯の点
灯後に前記逆流防止用ダイオードの両端を短絡す
るスイツチング機構を付加したことを特徴とする
放電灯点灯装置であるから、起動器を小型で安価
なものとすることができ、しかも逆流防止用ダイ
オードによる電力損失を小さくすることができ消
費電力の節減を図ることができる。
第1図は従来の放電灯点灯装置の一例を示す説
明用回路図、第2図は本考案の一実施例を示す説
明用回路図、第3図は本考案の他の実施例を示す
説明用回路図である。 1……主点灯回路、2……逆流防止用ダイオー
ド、3……起動器、E……交流電源、L……放電
灯、D1,D2……ダイオード、S……ダイアツ
ク、T……高圧パルストランス、C1……重畳電
圧用コンデンサ、4……電圧コンパレータ、5…
…リレーコイル、6……短絡用リレー接点、7…
…開放用リレー接点。
明用回路図、第2図は本考案の一実施例を示す説
明用回路図、第3図は本考案の他の実施例を示す
説明用回路図である。 1……主点灯回路、2……逆流防止用ダイオー
ド、3……起動器、E……交流電源、L……放電
灯、D1,D2……ダイオード、S……ダイアツ
ク、T……高圧パルストランス、C1……重畳電
圧用コンデンサ、4……電圧コンパレータ、5…
…リレーコイル、6……短絡用リレー接点、7…
…開放用リレー接点。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 その出力端子間に放電灯が接続される主点灯回
路と、この主点灯回路の出力側に接続された起動
器と、前記主点灯回路と前記起動器との間に接続
された、前記起動器よりの高電圧電流の前記主点
灯回路への流入を阻止する逆流防止用ダイオード
とを具えた放電灯点灯装置において、 前記起動器の出力端子間に重畳電圧用コンデン
サを接続し、前記放電灯の点灯後に前記逆流防止
用ダイオードの両端を短絡するスイツチング機構
を付加したことを特徴とする放電灯点灯装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17906482U JPS5982996U (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17906482U JPS5982996U (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 放電灯点灯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5982996U JPS5982996U (ja) | 1984-06-05 |
JPH0224239Y2 true JPH0224239Y2 (ja) | 1990-07-03 |
Family
ID=30388599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17906482U Granted JPS5982996U (ja) | 1982-11-29 | 1982-11-29 | 放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5982996U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239672B2 (ja) * | 1974-07-23 | 1977-10-06 | ||
JPS567387A (en) * | 1979-06-30 | 1981-01-26 | Matsushita Electric Works Ltd | Discharge lamp dc firing device |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5634399Y2 (ja) * | 1975-09-13 | 1981-08-14 |
-
1982
- 1982-11-29 JP JP17906482U patent/JPS5982996U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239672B2 (ja) * | 1974-07-23 | 1977-10-06 | ||
JPS567387A (en) * | 1979-06-30 | 1981-01-26 | Matsushita Electric Works Ltd | Discharge lamp dc firing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5982996U (ja) | 1984-06-05 |
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