JPH0224233Y2 - - Google Patents

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JPH0224233Y2
JPH0224233Y2 JP6800985U JP6800985U JPH0224233Y2 JP H0224233 Y2 JPH0224233 Y2 JP H0224233Y2 JP 6800985 U JP6800985 U JP 6800985U JP 6800985 U JP6800985 U JP 6800985U JP H0224233 Y2 JPH0224233 Y2 JP H0224233Y2
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hollow
ground electrode
hollow cylindrical
discharge
electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は気密放電容器内に互いに電気的に絶縁
して間隔をおいて対向配置され、3電極形の放電
間隙を形成し、例えば通信設備等の電気設備を保
護するのに適用される同軸型避雷器に関するもの
である。
〔従来の技術〕
電線路に接続された電気設備例えば通信設備等
を雷等の高電圧サージから保護するために、例え
ばガス入ギヤツプ式アレスタの如き避雷器が電線
路に設置されている。この種の避雷器としては、
一般に通常一対の電極を気密放電容器内に互いに
電気的に絶縁して間隔をおいて対向配置し、一対
の電極間に高電圧が印加されたときにその電極間
を放電により短絡させて高電圧サージ等を吸収す
るようになされている。さらに例えば対をなす線
路を過電圧および線間電圧から保護するために、
例えば3電極形の同軸型避雷器が知られている
(例えば特開昭55−148381号公報および特公昭56
−16515号公報参照)。これらの各従来例には、気
密放電容器内に互に間隔をおいて2つの主電極を
対向配置し、前記各主電極より間隔をおき、且つ
前記各主電極に対し対称的に1つの接地電極を前
記各主電極の外周に同軸的に対向配置し、前記各
主電極の側面と前記接地電極との間には2つの主
放電間隙を形成させ、また前記各主電極間には1
つの副放電間隙を形成させてなる3電極形の同軸
型避雷器が記載されている。
前記各従来例に記載された3電極形の同軸型避
雷器によれば、例えば線路に配設された前記避雷
器の前記各主電極間に高電圧サージが印加される
と、前記副放電間隙間に放電が発生し、さらに前
記各主放電間隙間に放電が発生する。これにより
前記線路に誘導される前記高電圧サージおよび線
間電圧が有効に吸収される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記各従来例に記載された同軸型避雷器におい
ては、各主電極と接地電極との間に2つの主放電
間隙を形成させるために、前記各主電極の外周に
前記接地電極を同軸的に対向配置しているが、前
記主放電間隙を形成する前記接地電極の放電面
が、軸方向に全体的に同一厚みを有する平板で構
成されている。また前記接地電極の放電面は放電
動作時に放電作用による加熱損傷を受け易いの
で、前記放電面の厚みを所定の厚み以上にする必
要があり、そのため前記従来例に示されたように
前記放電面をその軸方向に全体的に同一厚みを有
する平板で構成するものにおいては、その平板の
厚みを全体的に前記所定の厚み以上に構成する必
要があり、そのため余分の材料を必要とするとと
もに、避雷器全体の構造が大型化したり、重量が
増大するという問題点があつた。
上記の諸問題点を解消するために、例えば上記
の各従来例において、中空筒状の接地電極を同一
厚みを有する平板で構成することなく、例えば前
記中空筒状の接地電極の内面にそれぞれ各主電極
の各側面と互いに対向して、それぞれ主放電間隙
を形成する所定厚みの各凸状放電面を構成するこ
とが考えられるが、このように1つの中空筒状の
接地電極の内面に2つの凸状放電面を形成させる
ためには、例えば切削作業で加工する必要があ
り、そのため接地電極の加工の作業性が悪く、加
工に多くの時間を要しコストも高くなるという欠
点がある。
本考案は上記従来の問題点を解消するために提
案されたもので、内面に2つの凸状放電面を有す
る接地電極の加工の作業性を向上させ、さらに避
雷器の組立工程を簡単化して製造コストを低減さ
せることができる3電極形の同軸型避雷器を提供
することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による同軸型避雷器は、絶縁部材で形成
された2つの中空絶縁筒体と、前記各中空絶縁筒
体のそれぞれ各一方の開口端面に同軸的に気密に
装着された中空筒状接地電極と、前記各中空絶縁
筒体のそれぞれ各他方の開口端面に同軸的に気密
に装着され、前記中空筒状接地電極の領域内にお
いて各端面が互いに対向して第1放電ギヤツプを
形成するとともに、各側面がそれぞれ前記中空筒
状接地電極の内面と互いに対向して第2放電ギヤ
ツプを形成する一対の筒状主電極とを有する同軸
型避雷器において、前記中空筒状接地電極を複数
個の中空筒体に分割し、分割された前記各中空筒
体の内面にそれぞれ前記一対の筒状主電極の各側
面と互いに対向して前記第2放電ギヤツプを形成
する各1つの凸状放電面を形成し、前記分割され
た各中空筒体の各開口端面をそれぞれ同軸的に気
密に装着してなることを特徴とするものである。
〔作用〕
本考案によれば3電極形の同軸型避雷器におけ
る中空筒状接地電極を複数個例えば2個の中空筒
体に分割し、分割された各中空筒体の内面にそれ
ぞれ一対の筒状主電極の各側面と互いに対向して
各放電ギヤツプを形成する各1つの凸状放電面を
形成するものであるから、各中空筒体の内面に1
つの凸状放電面を形成するに当り、前記の如く切
削工具を用いて切削する必要はなく、例えばヘツ
タ工具を用いて押圧操作により容易に前記凸状放
電面を形成させることができる。またこのように
して形成された各中空筒体の各開口端面をそれぞ
れ半田等により同軸的且つ導電的に気密に装着し
て中空筒状接地電極を構成するものであるから、
前記中空筒状接地電極の加工の作業性を向上させ
ることができる。従つて同軸型避雷器の組立工程
が簡単化され、製造コストを低減させることがで
きる。さらに前記凸状放電面が所要の厚みを有し
ているので、避雷器の放電動作時に生ずる加熱に
よる中空筒状接地電極の損傷を有効に防止できる
ものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面に基いて詳細に説明す
る。
第1図Aは本考案の一実施例の構成を示す部分
縦断面図、第1図Bは第1図AのA−A線に沿つ
て切断し、その矢印方向に見た断面図、第2図は
第1図Aにおける中空筒状接地電極の一方の中空
筒体の構成を示す縦断面図である。
第1図A,Bおよび第2図において、1,1′
はそれぞれセラミツクやガラス等の絶縁部材で形
成された中空絶縁筒体、2′,2″はそれぞれ中空
筒状接地電極2を構成する2分割された各中空筒
体であり、各中空筒体2′,2″の各一方の開口端
面が半田により互いに同軸的に気密に装着されて
1つの中空筒状接地電極2を構成する。前記各中
空筒体2′,2″の各他方の開口端面は、それぞれ
前記中空絶縁筒体1,1′の各一方の開口端面と
互いに同軸的に気密に装着されている。3,3′
は一対の筒状主電極であり、それぞれその鍔部
4,4′を介して前記中空絶縁筒体1,1′の各他
方の開口端面に同軸的に気密に装着され、密閉容
器を構成するとともに、この密閉容器の内側に突
出する各筒状主電極3,3′の各端面5,5′が前
記中空筒状接地電極2の領域内において、互いに
対向して第1放電ギヤツプ8を形成する。分割さ
れた前記各中空筒体2′,2″の各内面には、前記
一対の筒状主電極3,3′の各側面6,6′とそれ
ぞれ互いに対向して各第2放電ギヤツプ9,9′
を形成する各1つの凸状放電面7,7′が形成さ
れている。10′は筒状主電極3′の側面に設けら
れた細線状の条溝であり、第1図Aには図示して
いないが、他方の筒状主電極3の側面にもこれと
同様な条溝が設けられている。
次に第1図Aに示された本考案の一実施例の同
軸型避雷器の組立について説明する。
中空筒状接地電極2を構成する各中空筒体2′,
2″の各内面に、例えばヘツタ加工により各1つ
の凸状放電面7,7′を形成する。このようにし
て各内面に各1つの凸状放電面7,7′が形成さ
れた各中空筒体2′,2″の各一方の開口端面を半
田により互いに同軸的に気密に装着して1つの中
空筒状接地電極2を構成する。次に各中空筒体
2′,2″の各他方の開口端面にそれぞれ前記中空
絶縁筒体1,1′の各一方の開口端面と半田によ
り互いに同軸的に気密に装着する。前記中空絶縁
筒体1,1′の各他方の開口端面側からその内側
にそれぞれ一対の筒状主電極3,3′を挿入し、
その各端面5,5′が前記中空筒状接地電極2の
領域内において互いに対向してその間に第1放電
ギヤツプ8を形成させ、前記各筒状主電極3,
3′の各鍔部4,4′を前記中空絶縁筒体1,1′
の各他方の開口端面に半田により互いに同軸的に
気密に装着して密閉容器を構成する。この場合前
記各筒状主電極3,3′の各側面6,6′と前記中
空筒状接地電極2の各凸状放電面7,7′との間
に形成される各第2放電ギヤツプ9,9′は、そ
れぞれ前記各側面6,6′における筒状主電極3,
3′の各外径および前記各凸状放電面7,7′の各
厚みを適当な寸法に選ぶことにより容易且つ高精
度の所望の各第2放電ギヤツプ9,9′が得られ
る。以上により構成された密閉容器内に例えばア
ルゴン等の不活性ガスを収容することにより、3
電極形のガス入り同軸型避雷器が構成される。
次に上記本考案による同軸型避雷器の作用につ
いて説明する。
第1図Aに示された同軸型避雷器の一対の筒状
主電極3,3′の各外部端子をそれぞれ被保護線
路の各線路端子に接続し、また中空筒状接地電極
2をリード線を介してアースする。前記線路に雷
等により高電圧サージが印加されると、前記第1
および第2放電ギヤツプがそれぞれ放電動作し、
前記高電圧サージおよび線路の線間電圧を吸収し
て線路等を有効に保護することができる。これら
の保護作用は従来のこの種3電極形の同軸型避雷
器の作用と略同一であるからその詳細な説明を省
略する。
〔考案の効果〕
以上により本考案によれば中空筒状接地電極の
内面に、例えばヘツタ工具を用いて押圧操作によ
り各凸状放電面を容易に形成させることができ、
従つて中空筒状接地電極の加工の作業性を向上さ
せ低コストの避雷器を得ることができる。また中
空筒状接地電極の内面に所要の厚みを有する各凸
状放電面を形成させることにより、接地電極材料
の増大を最小限にして且つ全体重量の増大を少な
くして、避雷器の放電動作時に生ずる加熱による
中空筒状接地電極の損傷を有効に防止することが
できる等の優れた効果が奏せられるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは本考案の一実施例の構成を示す部分
縦断面図、第1図Bは第1図AのA−A線に沿つ
て切断し、その矢印方向に見た断面図、第2図は
第1図Aにおける中空筒状接地電極の一方の中空
筒体の構成を示す縦断面図である。 1,1′……中空絶縁筒体、2……中空筒状接
地電極、2′,2″……中空筒体、3,3′……筒
状主電極、7,7′……凸状放電面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁部材で形成された2つの中空絶縁筒体と、
    前記各中空絶縁筒体のそれぞれ各一方の開口端面
    に同軸的に気密に装着された中空筒体接地電極
    と、前記各中空絶縁筒体のそれぞれ各他方の開口
    端面に同軸的に気密に装着され、前記中空筒状接
    地電極の領域内において各端面が互いに対向して
    第1放電ギヤツプを形成するとともに、各側面が
    それぞれ前記中空筒状接地電極の内面と互いに対
    向して第2放電ギヤツプを形成する一対の筒状主
    電極とを有する同軸型避雷器において、前記中空
    筒状接地電極を複数個の中空筒体に分割し、分割
    された前記各中空筒体の内面にそれぞれ前記一対
    の筒状主電極の各側面と互いに対向して前記第2
    放電ギヤツプを形成する各1つの凸状放電面を形
    成し、前記分割された各中空筒体の各開口端面を
    それぞれ同軸的に気密に装着してなることを特徴
    とする同軸型避雷器。
JP6800985U 1985-05-08 1985-05-08 Expired JPH0224233Y2 (ja)

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JPS61184291U JPS61184291U (ja) 1986-11-17
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