JPH0224067A - 火薬力駆動打込み装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はピストン案内とその中を移動する駆動ピストン
を有し、ピストン案内で駆動ピストンの方へ径方向に開
いた凹所が駆動ピストンに当接する制動球体と制動球体
のためのばねを具えて成る火薬力駆動打込み装置に関す
る。

既知の火薬力駆動打込み装置は火薬力が駆動ピストンを
介して打込むべき固定素子に伝えられる。

ピストン案内中にある駆動ピストンは斯くして火薬力に
より点火用意位置から打込み方向へ押進められる。打込
み工程終了後に駆動ピストンは再び点火用意位置へ戻さ
れなければならない。保持手段を具え、これによって駆
動ピストンを点火用意位置に保ち続け、これはその保持
力より火薬力が大きくなるまで持続する。

保持手段がばね付勢された制動球体の形をなし、この制
動球体が絶えず駆動ピストンのシャフトに押付けられて
いるような打込み装置はドイツ国特許明細書（ＤＢ−Ｐ
Ｓ）第１０５８９５０号から既知である。

制動球体はこの駆動ピストンの点火用意位置においてシ
ャフトの環状みぞ内で休止している。

この既知の保持手段の欠点は、保持力が点火用意位置に
駆動ピストンを戻す際にも作用し、その結果駆動ピスト
ンの戻り移動が困難になる点にある。

本発明の目的は点火用意位置への駆動ピストンの戻りを
制動作用を与えずに可能ならしめる打込み装置を提供す
ることにある。

本発明により上記目的はピストン軸線に関して凹所の軸
線方向寸法を制動球体の直径を大きくなし、ばねを制動
球体がばねの応力によって駆動ピストンの方へ押圧せし
められかつ凹所の打込み方向側の端に当接せしめられる
よう構成することによって達成される。

点火用意位置において、制動球体はばねに支えられ、凹
所の打込み方向とは反対側の端で打込みピストンのシャ
フト外面に当接する。駆動ピストンが打込み方向へ移動
すると、このピストンは制動球体を凹所内で転がして打
込み方向へ一緒に移動する。斯くして制動球体はばねを
緊張せしめ、凹所の打込み方向側の端に当接する。ばね
によって駆動ピストンのシャフトに径方向に押付けられ
た制動球体は制動作用を駆動ピストンに加える。

駆動ピストンがほんの僅か後方へ移動すると制動作用が
除かれる。そのとき制動球体は打込み方向とは反対に移
動して、ばねの緊張が解除される。

その際打込み方向とは反対向きに作用する力が制動球体
から駆動ピストンに伝えられる。ばね緊張の解除後この
ばねはもはや制動球体を駆動ピストンのシャフトに押付
けない。

凹所の軸線方向寸法は好適には制動球体の直径の１．２
乃至２倍とする。かかる構成によれば駆動ピストンが短
い距離移動した後に作用位置に達することができ、従っ
て制動作用の急速な制御を可能ならしめる。

好適にはばねが径方向に駆動ピストンの方へ作用するば
ね力をもつと共に制動球体に作用する支え面を有し、前
記支え面はピストン軸線に対して打込み方向とは反対方
向に開いた鋭角をなして傾斜する。支え面はばねの径方
向ばね力を、打込み方向とは反対向きに作用する分力お
よび径方向に駆動ピストンの方へ作用する分力として制
動球体に与える。前記鋭角は好適には３°と９°の間の
角度とする。

簡単で故障し難い実施例として、ばねはばねリングとし
て形成し、その内部輪郭に支え面を形成する。駆動ピス
トンの周囲に２つ以上の制動球体を分布せしめたため、
ばねリングは同時にすべての制動球体に同じ力を及ぼす
ことができるという利点がある。

図につき本発明を説明する。

第１図に示す打込み装置は握り部２と引き金３をもつハ
ウジング１を具える。ハウジング１の打込み方向側の端
に衝合スリーブ４を螺着している。

ハウジング内には２部構成のピストン案内５を移動自在
に支承する。ピストン案内５は後部分６と前部分７とか
ら成る。ピストン案内５内には部分６内を案内される頭
部９をもつ駆動ピストン８と部分７内を案内されるシャ
フト１１がある。部分６の案内穴１２の後方には発射火
薬の膨張ガスの流入みぞ１３が開口している。部分６の
前方には駆動ピストン８の前進時にピストン９の前方に
ある空気を排出するための貫通孔１４がある。部分６の
前端領域は部分７の後部領域と同心に延在する。部分７
は衝合スリーブ４から前方へ突出し、銃口管を形成する
。部分７の後端は案内穴１２内に管状突起の形をなして
突出し、斯くしてピストン８の進路を画成する衝合部１
５を形成する。

部分７の直径方向拡大セクションは径方向で内方と外方
に開放した凹所１６を正反対位置に対向させて具える。

第３図に示すように、各凹所１６内には制動球体１７を
支承し、凹所１６の軸方向寸法は制動球体１７の直径の
１．５倍に一致する。凹所１６は内方へ向かって狭くな
して、制動球体１７の落下を防止するようになす。制動
球体１７は径方向で駆動ピストン８のシャフト１１に当
接する。この制動球体はばねリングの形をなすばね１８
によって外方から支えられる。そのためこのばね１８は
内側輪郭部をなす周囲支え面１８ａを有する。この支え
面１８ａはピストン軸に対して、打込み方向とは反対の
方向に開いた鋭角ａをなして第３図に示すように傾斜し
ている。支え面１８ａは前方へ即ち打込み方向で内側輪
郭の筒形区域に接続する。ばね１８は拡開及び締付けを
可能ならしめるためスリブ）　１８ｂによって切り離し
ている。ばね１８を支持するために部分７に管状みぞ１
９を具え、このみぞは凹所１６に連通する。環状みぞ１
９の底はばね１８の径方向の弾性拡開を制限する。

部分７には軸線方向穴２１を具え、その出口は前方にあ
り、制動球体１７と軸線方向で整列した位置にある。軸
線方向穴２１内には筒形ばね２２を支持し、その筒形ば
ねは制動球体１７を前方へ押圧して支持面１８ａに当接
せしめる。

第１．３図に示す打込み装置の点火用意位置において、
制動球体１７はばね１８のばね作用を受けずに径方向で
シャフト１１に当たっている。駆動ピストン８が打込み
方向に移動すると、シャフト１１は第４図に示すように
凹所１６の打込み方向側の端に達するまで前方へ制動球
体１７と共に移動する。その際制動球体１７は支え面１
８ａ内に進入することによってばね１８を拡開させ、斯
くしてばね１８によってシャフト１１に押付けられる。

これにより打込み方向において駆動ピストン８に制動作
用が加えられる。

打込みピストン８が前方位置から打込み方向とは反対方
向へ移動すると、制動球体１７は打込み方向とは反対に
移動し始めて、第３図に示すように打込み方向とは反対
側の凹所１６の端１６ｂへ行く。

斯くして制動球体１７はばね１８の応力領域から離脱し
、駆動ピストン８に対する制動作用が除かれる。

その後駆動ピストン８は制動作用を受けずに点火用意位
置に移動する。

打込みピストン８が点火用意位置にあれば、打込みピス
トンは発射火薬の点火前に例えば該打込み装置を岩盤に
強く押し当てることによってほんの僅か打込み方向に移
動するすることができる。

この移動によってばね１８は制動球体１７を介して緊張
せしめられる。傾斜した支え面１８ａを介してばね応力
によって点火用意位置において打込みピストン８は制動
球体１７により即座に押戻される。

【図面の簡単な説明】

第１図は点火用意位置にある火薬力駆動打込み装置の部
分縦断面図、 第２図は第１図の装置のばねリングの一部の拡大断面図
、 第３図は第１図の装置の前方領域の拡大断面図、第４図
は第３図に類似の図で、駆動ピストンが前進した状態に
ある装置の前方領域の拡大断面図である。 １・・・ハウジング　　　　２・・・握り部３・・・引
き金　　　　　　４・・・衝合スリーブ５・・・ピスト
ン案内　　　８・・・駆動ピストン９・・・頭部 １２・・・案内穴 １４・・・貫通孔 １６・・・凹所 １８・・・ばね

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ピストン案内（５）とその中を移動する駆動ピスト
   ン（８）を有し、ピストン案内（５）内で駆動ピストン
   （８）の方へ径方向に開いた凹所（１６）が駆動ピスト
   ン（８）に当接する制動球体（１７）と制動球体（１７
   ）のためのばね（１８）を具えて成る火薬力駆動打込み
   装置において、ピストン軸線に関して凹所（１６）の軸
   線方向寸法を制動球体（１７）の直径を大きくなし、ば
   ね（１８）を制動球体（１７）がばね（１８）の応力に
   よって駆動ピストン（８）の方へ押圧せしめられかつ凹
   所（１６）の打込み方向側の端に当接せしめられるよう
   構成したことを特徴とする火薬力駆動打込み装置。 ２、凹所（１６）の軸線方向寸法が制御球体（１７）の
   直径の１．２乃至２倍に一致する、請求項１記載の打込
   み装置。 ３、ばね（１８）が径方向に駆動ピストン（８）の方へ
   作用するばね力をもつと共に制動球体（１７）に作用す
   る支え面（１８ａ）を有し、前記支え面はピストン軸線
   に対して打込み方向とは反対方向に開いた鋭角をなして
   傾斜する、請求項１又は２記載の打込み装置。 ４、ばね（１８）はばねリングとして形成し、このリン
   グの内部輪郭に支え面（１８ａ）を配置した、請求項３
   記載の打込み装置。