JPH0224050B2 - - Google Patents
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- JPH0224050B2 JPH0224050B2 JP54124200A JP12420079A JPH0224050B2 JP H0224050 B2 JPH0224050 B2 JP H0224050B2 JP 54124200 A JP54124200 A JP 54124200A JP 12420079 A JP12420079 A JP 12420079A JP H0224050 B2 JPH0224050 B2 JP H0224050B2
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- JP
- Japan
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- acoustic wave
- surface acoustic
- electrode
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- filter
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 238000005316 response function Methods 0.000 description 2
- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/02—Details
- H03H9/125—Driving means, e.g. electrodes, coils
- H03H9/145—Driving means, e.g. electrodes, coils for networks using surface acoustic waves
- H03H9/14517—Means for weighting
- H03H9/1452—Means for weighting by finger overlap length, apodisation
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H9/00—Networks comprising electromechanical or electro-acoustic devices; Electromechanical resonators
- H03H9/46—Filters
- H03H9/64—Filters using surface acoustic waves
- H03H9/6489—Compensation of undesirable effects
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、カラーテレビジヨン受信機中間周波
数用の弾性表面波フイルタに係り、特に階段状群
遅延時間特性を有すべく構成された弾性表面波フ
イルタに関する。
数用の弾性表面波フイルタに係り、特に階段状群
遅延時間特性を有すべく構成された弾性表面波フ
イルタに関する。
従来のカラーテレビジヨン受信機の構成を映像
信号系を中心として第1図に示す。1はアンテ
ナ、2はチユーナ、3は本発明の対象となる弾性
表面波フイルタであり、該フイルタは、映像中間
周波数(PIF)におけるフイルタを一ケ所に集中
したIFフイルタである。4はPIF・ICでありこれ
はIF増幅、AFC回路、AGC回路、同期検波回路
を含むMSIである。音声信号、色度信号、輝度信
号は、該PIF・IC4によりテレビジヨン信号から
検波され、音声信号は音声増幅回路5を経てスピ
ーカ6の出力となり、色度信号はクロマ・バンド
パスフイルタ7、クロマ・IC8を経て出力マト
リツクス12に加えられ、輝度信号は映像増幅回
路9、遅延回路10、映像増幅回路11をへて出
力マトリツクスに加えられ、ブラウン管13の出
力となる。
信号系を中心として第1図に示す。1はアンテ
ナ、2はチユーナ、3は本発明の対象となる弾性
表面波フイルタであり、該フイルタは、映像中間
周波数(PIF)におけるフイルタを一ケ所に集中
したIFフイルタである。4はPIF・ICでありこれ
はIF増幅、AFC回路、AGC回路、同期検波回路
を含むMSIである。音声信号、色度信号、輝度信
号は、該PIF・IC4によりテレビジヨン信号から
検波され、音声信号は音声増幅回路5を経てスピ
ーカ6の出力となり、色度信号はクロマ・バンド
パスフイルタ7、クロマ・IC8を経て出力マト
リツクス12に加えられ、輝度信号は映像増幅回
路9、遅延回路10、映像増幅回路11をへて出
力マトリツクスに加えられ、ブラウン管13の出
力となる。
このように、出力マトリツクス12に加えられ
る輝度信号と色度信号は、異なる回路を経由する
ため、これらの信号の間には遅延時間差を生じ、
この遅延時間差を補正しないと、カラー画像はブ
ラウン管上で白黒画像の右側へずれて表われるこ
とになるから、従来、この遅延時間差を補償する
ために、輝度信号側(2つの映像増幅回路9,1
1の間)に前記遅延回路10を設けている。
る輝度信号と色度信号は、異なる回路を経由する
ため、これらの信号の間には遅延時間差を生じ、
この遅延時間差を補正しないと、カラー画像はブ
ラウン管上で白黒画像の右側へずれて表われるこ
とになるから、従来、この遅延時間差を補償する
ために、輝度信号側(2つの映像増幅回路9,1
1の間)に前記遅延回路10を設けている。
ところで、現在、IFフイルタとして用いてい
る弾性表面波フイルタ3は第2図の如き周波数特
性を有しており、映像キヤリア周波数fpにおける
群遅延時間に対し、クロマキヤリア周波数fc−
0.5MHzでの群遅延時間が進んでおり、クロマ・
バンドパスフイルタ7の出力における遅延時間特
性が平坦になるという利点はあるものの、積極的
に遅延回路10を削除しようとするものではなか
つた。なお、第2図中、fs,f p はそれぞれ下
隣接音声トラツプ周波数、上隣接映像トラツプ周
波数である。
る弾性表面波フイルタ3は第2図の如き周波数特
性を有しており、映像キヤリア周波数fpにおける
群遅延時間に対し、クロマキヤリア周波数fc−
0.5MHzでの群遅延時間が進んでおり、クロマ・
バンドパスフイルタ7の出力における遅延時間特
性が平坦になるという利点はあるものの、積極的
に遅延回路10を削除しようとするものではなか
つた。なお、第2図中、fs,f p はそれぞれ下
隣接音声トラツプ周波数、上隣接映像トラツプ周
波数である。
本発明の目的は、弾性表面波フイルタの特長、
即ち振幅特性と位相特性(もしくは群遅延時間特
性)が独立して設計できるという利点を生かし、
カラーテレビジヨン受信機に使用される前記遅延
回路を削除することを可能とする弾性表面波フイ
ルタを提供することにある。
即ち振幅特性と位相特性(もしくは群遅延時間特
性)が独立して設計できるという利点を生かし、
カラーテレビジヨン受信機に使用される前記遅延
回路を削除することを可能とする弾性表面波フイ
ルタを提供することにある。
次に本発明の要旨について説明する。現在のカ
ラーテレビジヨン受信機では、前述した如く、ビ
デオ周波数帯において遅延回路を必要としてお
り、前記遅延時間差は数百ns(ナノ秒)である。
本発明は、ビデオ帯における映像キヤリアとクロ
マキヤリアとの遅延時間差をIF帯において事前
に補償しておくものである。IFフイルタとして
用いている弾性表面波フイルタは、振幅特性と位
相特性(もしくは群遅延時間特性)を独立に設計
できるという利点を有しており、この目的に適う
ものを実現できる。
ラーテレビジヨン受信機では、前述した如く、ビ
デオ周波数帯において遅延回路を必要としてお
り、前記遅延時間差は数百ns(ナノ秒)である。
本発明は、ビデオ帯における映像キヤリアとクロ
マキヤリアとの遅延時間差をIF帯において事前
に補償しておくものである。IFフイルタとして
用いている弾性表面波フイルタは、振幅特性と位
相特性(もしくは群遅延時間特性)を独立に設計
できるという利点を有しており、この目的に適う
ものを実現できる。
遅延回路を省略するためのIFフイルタとして
の所望の周波数特性は第3図の如くなる。即ち映
像キヤリア周波数fpにおける群遅延時間よりもク
ロマキヤリア周波数fcにおける群遅延時間の方
が、ビデオの遅延回路の特性分だけ短かくなるこ
とが望まれる。本発明はこれを重み付き電極の交
差幅分布によつて実現しようとするものである。
第4図は第3図をフーリエ変換した結果であり、
中心周波数付近では時間遅れ(もしくは進み)が
なく、大きな振幅特性を有しているので、電極構
成に対応させると、これは大きな応答を生じる部
分即ち電極交差幅が大きな部分となる。それに対
して、クロマキヤリア周波数fc付近では前者に比
べ数百ns遅延時間が進みかつ少し振幅が小さい
為、ここでの応答は前者より時間的に早くかつ小
さな応答となり、電極構成としては交差幅が小さ
く、かつ対向する電極に近い側に該応答部分が形
成されることになる。
の所望の周波数特性は第3図の如くなる。即ち映
像キヤリア周波数fpにおける群遅延時間よりもク
ロマキヤリア周波数fcにおける群遅延時間の方
が、ビデオの遅延回路の特性分だけ短かくなるこ
とが望まれる。本発明はこれを重み付き電極の交
差幅分布によつて実現しようとするものである。
第4図は第3図をフーリエ変換した結果であり、
中心周波数付近では時間遅れ(もしくは進み)が
なく、大きな振幅特性を有しているので、電極構
成に対応させると、これは大きな応答を生じる部
分即ち電極交差幅が大きな部分となる。それに対
して、クロマキヤリア周波数fc付近では前者に比
べ数百ns遅延時間が進みかつ少し振幅が小さい
為、ここでの応答は前者より時間的に早くかつ小
さな応答となり、電極構成としては交差幅が小さ
く、かつ対向する電極に近い側に該応答部分が形
成されることになる。
上記の説明を第5図、第6図及び数式により補
足する。今、フイルタの伝達函数を H(ω)=|S(ω)|e-j〓(〓) =|S(ω)|ej∫〓(〓)d〓 ……(1) ここで、S(ω):振幅特性 φ(ω):位相特性 τ(ω):群遅延時間特性 とすると、インパルス応答h(t)と伝達関数と
の間で(2)式が成立する。
足する。今、フイルタの伝達函数を H(ω)=|S(ω)|e-j〓(〓) =|S(ω)|ej∫〓(〓)d〓 ……(1) ここで、S(ω):振幅特性 φ(ω):位相特性 τ(ω):群遅延時間特性 とすると、インパルス応答h(t)と伝達関数と
の間で(2)式が成立する。
h(t)=1/2π∫∞ -∞H(ω)ej〓tdω
=1/π∫∞ 0S(ω)cos(ωt−φ(ω))dω
=1/π∫∞ 0S(ω)・cos(ωt
+∫τ(ω′)dω′)dω ……(2)
ここで、説明の簡略化上、第5図の様な理想フ
イルタを考えると、(2)式から(3)式が導かれる。
イルタを考えると、(2)式から(3)式が導かれる。
h(t)=1/π{2a cos(t+τ1)(ω2+ω1)/
2・sin(t+τ1)(ω2+ω1)/2/t+τ1 +2cos(t+τ1)(ω3+ω2)/2・sin(t+τ1
)(ω3+ω2)/2/t+τ1 +2cos(ω3+ω4)(t+τ2)+2ω3(τ2+τ1)
/2・sin(t+τ2)(ω4+ω3)/2/t+τ2}…
…(3) これを図示すると、第6図の様になる。第6図
のa,b,cはそれぞれ(3)式の第1項、第2項、
第3項を示す。第6図aの破線14は、 sin(t+τ1)(ω2+ω1)/2/t+τ1で描かれ
る 包絡線であり、実線15は、 cos(t+τ1)(ω2+ω1)/2であり、またh0は a(ω2−ω1)/2である。また第6図bのh1は (ω3−ω2)/2である。
2・sin(t+τ1)(ω2+ω1)/2/t+τ1 +2cos(t+τ1)(ω3+ω2)/2・sin(t+τ1
)(ω3+ω2)/2/t+τ1 +2cos(ω3+ω4)(t+τ2)+2ω3(τ2+τ1)
/2・sin(t+τ2)(ω4+ω3)/2/t+τ2}…
…(3) これを図示すると、第6図の様になる。第6図
のa,b,cはそれぞれ(3)式の第1項、第2項、
第3項を示す。第6図aの破線14は、 sin(t+τ1)(ω2+ω1)/2/t+τ1で描かれ
る 包絡線であり、実線15は、 cos(t+τ1)(ω2+ω1)/2であり、またh0は a(ω2−ω1)/2である。また第6図bのh1は (ω3−ω2)/2である。
これらを合成すると第4図の如くなる。即ち、
このフイルタのインパルス応答関数は、線形位相
特性のインパルス応答関数の合成で表わされるこ
とを示している。そして各応答が最大となる時間
位置は群遅延時間特性により決定される。
このフイルタのインパルス応答関数は、線形位相
特性のインパルス応答関数の合成で表わされるこ
とを示している。そして各応答が最大となる時間
位置は群遅延時間特性により決定される。
結局、前記したような階段状の群遅延時間特性
を要求すると、各インパルス応答はその群遅延時
間の異なる個所に生じ、全体として不規則な乱れ
を生じることになる。
を要求すると、各インパルス応答はその群遅延時
間の異なる個所に生じ、全体として不規則な乱れ
を生じることになる。
本発明は上記の原理に基づき、すだれ状をなす
入出力電極のうちの少なくとも一方を重み付き電
極とし、該電極の最大交差幅部分の交差幅分布を
弾性表面波伝搬方向に非対称形となし、かつ最大
交差幅分布より他方の電極に近い側で、階段状群
遅延時間特性に応じた個所の電極の交差幅分布を
不規則に乱れた形状としたことを特徴とする。
入出力電極のうちの少なくとも一方を重み付き電
極とし、該電極の最大交差幅部分の交差幅分布を
弾性表面波伝搬方向に非対称形となし、かつ最大
交差幅分布より他方の電極に近い側で、階段状群
遅延時間特性に応じた個所の電極の交差幅分布を
不規則に乱れた形状としたことを特徴とする。
次に本発明の詳細な第7図に示す実施例により
説明する。第7図は圧電性基板(図示せず)上に
形成される電極の構成を示しており、すだれ状の
正規型電極1と重み付き電極2とは同一伝搬路上
にあるように形成され、両者間に直接波を除くシ
ールド電極3が形成される。電極1,2のいずれ
か一方は入力電極、他方は出力電極として使用さ
れ、入力電極に印加される電気信号は弾性表面波
に変換されて圧電性基板上を伝搬し、出力電極に
て再び電気信号に変換される。図示のように、重
み付き電極2は第4図に示した特性に対応するよ
うな構成を有する。即ち、すだれ状電極の交差幅
分布が、最大交差幅分布Aに対して非対称をな
し、かつ正規型電極1に近い側、即ち第4図にお
ける時間軸の前方に分布が伸びている。また最大
交差幅部分Aより弾性表面波伝搬速度から換算し
て数百ns前に相当する電極部分Bは不規則な交差
幅分布としている。
説明する。第7図は圧電性基板(図示せず)上に
形成される電極の構成を示しており、すだれ状の
正規型電極1と重み付き電極2とは同一伝搬路上
にあるように形成され、両者間に直接波を除くシ
ールド電極3が形成される。電極1,2のいずれ
か一方は入力電極、他方は出力電極として使用さ
れ、入力電極に印加される電気信号は弾性表面波
に変換されて圧電性基板上を伝搬し、出力電極に
て再び電気信号に変換される。図示のように、重
み付き電極2は第4図に示した特性に対応するよ
うな構成を有する。即ち、すだれ状電極の交差幅
分布が、最大交差幅分布Aに対して非対称をな
し、かつ正規型電極1に近い側、即ち第4図にお
ける時間軸の前方に分布が伸びている。また最大
交差幅部分Aより弾性表面波伝搬速度から換算し
て数百ns前に相当する電極部分Bは不規則な交差
幅分布としている。
具体的には、圧電性基板として、128゜回転Y軸
カツトのニオブ酸リチウムを用い、弾性表面波の
伝搬方向はX軸方向とした。また電極は5000Åの
アルミニウム蒸着膜をフオトリソグラフイ技術で
形成することにより製作した。正規型電極1の電
極対数は15対とし、また重み付き電極2は電極ピ
ツチが変化する60対とし、該電極の交差幅は、第
4図より主要部分をサンプリングして形成した。
なお図では説明上実際の電極指本数より少ないも
のが描いてある。また、実施例では前記映像キヤ
リア周波数fpとクロマキヤリア周波数fcの遅延時
間差を600nsとしたので、最大交差幅を有する電
極から正規型電極1の方向に向つて数えて34対目
付近の不規則な電極交差幅分布の乱れを生じる部
分を形成した。これは日本のチヤンネルの場合、
IF帯の中心周波数は57MHzと設定されている為、
弾性表面波フイルタの電極1対は時間間隔で表現
すると17.54ns即ちMHzの逆数となるため、600ns
は電極対数で34対分となるからである。
カツトのニオブ酸リチウムを用い、弾性表面波の
伝搬方向はX軸方向とした。また電極は5000Åの
アルミニウム蒸着膜をフオトリソグラフイ技術で
形成することにより製作した。正規型電極1の電
極対数は15対とし、また重み付き電極2は電極ピ
ツチが変化する60対とし、該電極の交差幅は、第
4図より主要部分をサンプリングして形成した。
なお図では説明上実際の電極指本数より少ないも
のが描いてある。また、実施例では前記映像キヤ
リア周波数fpとクロマキヤリア周波数fcの遅延時
間差を600nsとしたので、最大交差幅を有する電
極から正規型電極1の方向に向つて数えて34対目
付近の不規則な電極交差幅分布の乱れを生じる部
分を形成した。これは日本のチヤンネルの場合、
IF帯の中心周波数は57MHzと設定されている為、
弾性表面波フイルタの電極1対は時間間隔で表現
すると17.54ns即ちMHzの逆数となるため、600ns
は電極対数で34対分となるからである。
なお、実施例では一方の電極を正規型のものと
したが、重み付き電極を用いてもよい。
したが、重み付き電極を用いてもよい。
以上述べたように、本発明においては、弾性表
面波フイルタ上で、映像キヤリアとクロマキヤリ
アとが時間差を有して得られるように構成したの
で、両キヤリアの以後の回路による群遅延時間差
をIF段の弾性表面波フイルタにより補正するこ
とが可能となり、カラーテレビジヨン受信機に従
来より備えられていた遅延回路を削除することが
できた。このため、本発明により、カラーテレビ
ジヨン受信機の信号系基板の原価を大幅に低減し
うる。
面波フイルタ上で、映像キヤリアとクロマキヤリ
アとが時間差を有して得られるように構成したの
で、両キヤリアの以後の回路による群遅延時間差
をIF段の弾性表面波フイルタにより補正するこ
とが可能となり、カラーテレビジヨン受信機に従
来より備えられていた遅延回路を削除することが
できた。このため、本発明により、カラーテレビ
ジヨン受信機の信号系基板の原価を大幅に低減し
うる。
第1図は従来のカラーテレビジヨン受信機の信
号系のブロツク図、第2図はそのIFフイルタと
して用いられている弾性表面波フイルタの周波数
特性図、第3図は本発明による弾性表面波フイル
タの周波数特性図、第4図は第3図の特性のフー
リエ変換結果を示す図、第5図及び第6図は本発
明の原理説明図、第7図は本発明による弾性表面
波フイルタの一実施例を示す電極配置図である。 1……正規型電極、2……重み付き電極、A…
…最大交差幅部分、B……不規則部分。
号系のブロツク図、第2図はそのIFフイルタと
して用いられている弾性表面波フイルタの周波数
特性図、第3図は本発明による弾性表面波フイル
タの周波数特性図、第4図は第3図の特性のフー
リエ変換結果を示す図、第5図及び第6図は本発
明の原理説明図、第7図は本発明による弾性表面
波フイルタの一実施例を示す電極配置図である。 1……正規型電極、2……重み付き電極、A…
…最大交差幅部分、B……不規則部分。
Claims (1)
- 1 圧電性基板上に、電気信号を弾性表面波に変
換する入力変換器と、弾性表面波を電気信号に変
換する出力変換器を形成してなる、カラーテレビ
ジヨン受信機中間周波数用の弾性表面波フイルタ
において、少なくとも一方の変換器は重み付きす
だれ状電極でなり、該電極の交差幅分布が最大交
差幅部分に対して弾性表面波伝搬方向に非対称形
をなし、該最大交差幅部分より他方の変換器側
に、映像キヤリア周波数付近とクロマキヤリア周
波数付近での群遅延時間差に相当する伝搬距離だ
け近ずいた部分での電極交差幅分布が、不規則に
乱れるように構成されていることを特徴とする弾
性表面波フイルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12420079A JPS5648708A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Surface elastic wave filter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12420079A JPS5648708A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Surface elastic wave filter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5648708A JPS5648708A (en) | 1981-05-02 |
JPH0224050B2 true JPH0224050B2 (ja) | 1990-05-28 |
Family
ID=14879456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12420079A Granted JPS5648708A (en) | 1979-09-28 | 1979-09-28 | Surface elastic wave filter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5648708A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5131911A (ja) * | 1974-09-13 | 1976-03-18 | Hitachi Ltd | Reikyakuyochukubuosonaetakaitentai |
JPS59155593A (ja) * | 1983-02-24 | 1984-09-04 | Nippon Piston Ring Co Ltd | 回転式流体ポンプ用ロ−タ |
GB2157522B (en) * | 1984-04-09 | 1987-08-19 | Philips Electronic Associated | Electrical filter comprising an acoustic surface wave device, and method of manufacturing such a filter |
JPH0711266B2 (ja) * | 1984-06-30 | 1995-02-08 | 日産自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JPH0583077A (ja) * | 1991-09-24 | 1993-04-02 | Mitsubishi Electric Corp | 弾性表面波回路装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371548A (en) * | 1976-12-08 | 1978-06-26 | Hitachi Ltd | Elastic surface wave filter |
JPS5394155A (en) * | 1977-01-28 | 1978-08-17 | Hitachi Ltd | Elastic surface wave filter |
-
1979
- 1979-09-28 JP JP12420079A patent/JPS5648708A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371548A (en) * | 1976-12-08 | 1978-06-26 | Hitachi Ltd | Elastic surface wave filter |
JPS5394155A (en) * | 1977-01-28 | 1978-08-17 | Hitachi Ltd | Elastic surface wave filter |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5648708A (en) | 1981-05-02 |
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