JPH02240474A - 電磁弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は電磁弁に関し、特にプランジャを可撓性支持部
材にて支持し、弁体をプランジャに可動可能に設けた構
造の電磁弁に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この種のｔＭ１弁は例えば実開昭６３−９５８６
号公報に開示されている。この公報に開示された電磁弁
は、弁体を可撓性支持部材で往復動可能に支持し、この
弁体を保持しているプランジャに対向しているコアをソ
レノイドによって励磁し、このプランジャをコア側へ吸
引させて弁体を移動させることにより流路を開き、ソレ
ノイドの非付勢時には弁体を可撓性支持部材の弾性で流
路を閉しるように付勢していた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記のような電磁弁では、プランジャがソレノ
イドの電磁力により吸引される時、プランジャがコアに
衝突する事から、プランジャとコアが摩耗し、電磁弁の
寿命を短くするおそれがあると共に衝突時の作動音が大
きい課題があった。

また、プランジャと弁体が一体であるために弁体が弁座
に着座する時の作動音が大きく弁体及び弁座が摩耗し、
を磁弁の寿命を短くするおそれがある等の課題があった
。

本発明は上記のような課題を解決するためになされたも
ので、プランジャとコア及びプランジャと弁座との直接
的な衝突を防止するようにした電磁弁を得る事を目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係るｔＭ１弁は、径方向外方から中心側に伸長
する複数のアームを有する可撓性部材でプランジャを支
持して成り、プランジャがソレノイドによりコア側へ向
って吸引されるとき、可撓性゛支持部材のアームが接触
してプランジャの吸引移動をコアとの衝突直前に停止さ
せる案内部分を設け、弁体をプランジャに可動可能に設
けるようにしたものである。

〔作　用〕

本発明における電磁弁は、ソレノイドに通電されるとプ
ランジャがコア側に吸引され、このプランジャの移動に
伴って可撓性支持部材の°アームが案内部分に接触して
プランジャがコアに衝突しないように規制する。また、
ソレノイドの非通電時には可撓性支持部材の復元力によ
りプランジャが元の位置に戻され、弁体が弁座に当接す
るが、この際には弁体がプランジャに対して相対的に移
動してその衝撃力を吸収するために弁体と弁座が可撓性
支持部材によるプランジャの復帰力を直接受けない。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
、１図及び第２図には、本発明の一実施例に係る電磁弁
１０が示されている。この電磁弁１０は、ハウジング１
１と、その内部に配置された、ボビン１２、コイル１３
を有するソレノイド１４とを備えている。このソレノイ
ド１４は糸巻き状のボビン１２の周囲溝にコイル１３を
巻回して形成され、このボビン１２の中心通路にはその
一端側（図示左側）の一部分を除いてその大部分にコア
１５が固定されている。更に、ハウジング１１の図示右
側には電源を接続するためのコネクタ１１ａがハウジン
グ１１に一体的に設けられ、更にコネクタｌｌａの端子
１４ａはソレノイド１４のコイル１３に電気的に接続さ
れている。コア１５の一端と一定の間隔を持つように往
復動可能なプランジャ１６が配設されている。このプラ
ンジャ１６は、コア１５との対向面側が若干内側に屈曲
された略筒状部材で構成され、その外周中央部にリング
状に段差が設けられている。このプランジャ１６の内部
には、断面が凸型でその凸頂部にゴムを焼付けた可動弁
体としての弁体１７．１８を上記ゴムの表面が外側に向
くようにその両側に設けると共に、両弁体１７，１８の
間にそれぞれの方向にセットするためのスプリング１９
が設けられている。また、プランジャ１６の小直径側の
外周面を覆うように一端側が内側に屈曲された略筒状の
ストッパ２０が嵌込まれ、プランジャ１６外方への弁体
１７の位置を規制している。このプランジャ１６は第３
図及び第４図にも示されるように可撓性支持部材として
の板ばね２１に取付けられている。

この板ばね２１は、プランジャ１６を圧入するために中
央部に開口を設けた円形状の中央部２１ａと、その外側
のリング状外周部２１ｂと、このリング状外周部２１ｂ
と中央部２１ａとを接続する３つのアーム２１ｃとから
構成され、これら各アーム２１ｃは一端がリング状外周
部２１ｂの内縁に連接され、他端が次第に幅広となりで
中央部２１ａの外縁に連接され、且つ両端間は周方向に
沿って伸長している。板ばね２１の中央部２１ａには、
プランジャ１６の非屈曲端側小径外周部がその中央段差
部の突当て迄圧入され、その後この小径外周部にストッ
パ２０を嵌込むことで板ばね２１とプランジャ１６とが
固定されている。この板ばね２１におけるリング状外周
部２１ｂの外側にはリング状の保持用リップ２１ｄが板
ばね２１の外周部２１ｂの全外周に焼付は成形にて一体
的に固着されている。

プランジャ１６等を取付けた板ばね２１は、ソレノイド
１４におけるボビン１２の一端から軸方向に突出したハ
ウジング１１の突出部ｔｔｂに保持用リシプ２１ｄを嵌
合させると共にボビン１２の端面外周部に形成した段部
に嵌込んで取付けられる。これによりプランジャ１６は
ボビン１２の中央通路上に位置決めされ、その屈曲側端
面はコア１５の端面に対向すると共にその屈曲部で弁体
１８のコア１５側への位置を規制している。その際、仮
ばね２１に対面するボビン１２の端面ば第１図から明ら
かなように中央通路に向って傾斜する傾斜案内面２２と
され、この傾斜案内面２２が板ばね２１のアーム２１ｃ
と接触する案内部分を構成する。この傾斜案内面２２は
傾斜平坦面か又は第１図に破線で示されるように凸状の
曲面で形成されている。

ソレノイド１４の端部即ちハウジング１１の突出部１１
ｂ端面には、リング状の中央孔部がストッパ２０の外周
面に沿って屈曲されたサイドヨーク２３が密着され、更
にその上にバルブシート２４が重ねられてハウジング１
１の外周に取付けたヨーク２５により加締められて固着
されている。このサイドヨーク２３はコア１５の一端部
及びヨーク２５を支持している。また、バルブシート２
４には、弁体１７が対向する一端部に弁座２６を有する
と共に弁座２６の反対側端部に第１のボート２７ａを有
する流通路２７が形成されている。また、この流通路２
７の弁座２６側の外周囲を囲み且つ第２のポー）２８ａ
を有する流通路２８がバルブシート２４に形成されてい
る。弁体１７が弁座２６に当接していないときには両流
通路２７゜２８は互いに連通ずる。また、コア１５には
、弁体１８が対向する一端面に弁座２９を有すると共に
弁座２９の反対側端部に第３のポー）３０ａを有する流
通路３０が形成されている。弁体１８が弁座２９に当接
していない時には両流通路２８３０は連通している。さ
らに、第１〜第３のボート２７ａ、２８ａ、３０ａは外
部に連通している。

次に第１図〜第４図を参照して動作について説明する。

第１図において、ｔｍ弁１０のソレノイド１４が非通電
状態の時には板ばね２１はフラットな状態となり、弁体
１７はスプリング１９の作用により弁座２６と当接して
おり、従って、両流通路２８．２７の相互の流通は遮断
されている。

しかし、もう一方の弁体１８は、プランジャ１６の屈曲
部によりその位置を規制され、コア１５の弁座２９に当
接していない。このため、両流通路２８．３０は連通状
態にあり、例えば第２のボート２８ａから流入した流体
は流通路２８から流通路３０を経由して第３のボート３
０ａから排出される。

次に第２図に示すように、ソレノイド１４が通電される
と、プランジャ１６が電磁力によりコア１５側に吸引さ
れ、ストッパ２０も同方向に移動するためにストッパ２
０により位置を規制されている弁体１７も同方向に移動
して弁座２６から離れる。これにより両流通路２８．２
７は連通状態になる。このようにプランジャ１６がｉｉ
磁磁引引力よりコア１５へ引き寄せられるとき、板ばね
２１のアーム２１ｃが変形され、その径方向外方側より
順次ボビン１２の端面に形成された傾斜案内面２２に接
触する。そしてプランジャ１６がコア１５に衝突する直
前にアーム２１’ｃの径方向はぼ全ての面が傾斜案内面
２２に接触することによりそれ以上の変形が生じない変
形限界となる。この時のアーム２１ｃの反発力によりプ
ランジャ１６はコア１５の端面から一定の距離をおいて
停止させ、プランジャ１６とコア１５との衝突を防ぐ、
この時、プランジャ１６内に設けられた弁体１８はスプ
リング１９の作用によりコア１５端面の弁座２９に当接
し、従って、両流通路２８．３０の相互の流通は遮断さ
れる。弁体１８が弁座２９に当接する時には、弁体１８
のゴム部が当接すると共に当接時の衝撃力がスプリング
１９の弾性により吸収されるので作動音がほとんど発生
しない。よって、例えば第２のボート２８ａから流入し
た流体は流通路２８から流通路２７を経由して第１のボ
ート２７ａから排出される。

そして、ソレノイド１４が非通電状態になると板ばね２
１の復元力により上記したように第１図に示した元の位
置に戻る。この時に弁体１７が弁座２６に当接するが弁
体１７のゴム部が当接すると共にスプリング１９の弾性
によりその衝撃力が吸収されるので作動音がほとんど発
生しない。

上記第１実施例では三方電磁弁の場合を示したが、第５
図に示すように三方電磁弁の構成にしても上記実施例と
同様の効果を奏する。第５図において、第１図〜第４図
と同−又は相当部分には同じ符号を付しである。コア１
５に流通路３０を設けてない点とプランジャ１６として
有底筒状体を用い、弁体１８を廃止した点のみが第１図
に示した電磁弁１０の構成と異なる。なお、第１図に示
したプランジャ１６の屈曲部内面がスプリング１９の端
部に当接するものであれば、有底筒状体の代りに用いる
事が出来る。第２実施例の三方電磁弁の動作については
、第１実施例の動作の説明により自明であるので、その
説明を省略する。

〔発明の効果〕

以上のように、本発明によればソレノイドの励磁時にプ
ランジャを支持している可撓性支持部材の変形を案内部
分で規制してプランジャとコアとの衝突を防ぎ、弁体を
プランジャに可動可能に設けるように電磁弁を構成した
ので、プランジャがコアに衝突せず、しかも弁体が弁座
に当接する時にプランジャに対して相対的に移動するた
めに作動音が著るしく低減し、寿命が著るしく長いもの
が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第一実施例に係るｔ磁弁の非通電時の
状態を示す断面図、第２図は第１図に示した電磁弁を通
電した時の電磁弁の断面図、第３図はプランジャを支持
する板ばねを、そのプランジャを取付けた状態で示す正
面図、第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線に沿った断面図、
第５図は本発明の他の一実施例に係る電磁弁の断面図で
ある。 図中、１０・・・電磁弁、１４・・・ソレノイド、１５
・・・コア、１６・・・プランジャ、Ｉ７・・・弁体、
１９・・・スプリング、２０・・・ストッパ、２１・・
・板ばね、２１ｃ・・・アーム、２２・・・傾斜案内面
、２６・・・弁座、２７．２８・・・流通路。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。 代理人　　　大　　岩　　増　　雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　径方向外方から中心側へ伸長する複数のアームを有し
   、プランジャを該アームの内側で支持すると共に該アー
   ムの外側をソレノイドで支持される可撓性支持部材と、
   前記プランジャがコアへ吸引移動される際前記プランジ
   ャの前記コアへの当接直前に前記可撓性支持部材の前記
   アームが接触して前記プランジャの移動を停止させる案
   内部分とを含み、前記プランジャが前記ソレノイドによ
   る電磁吸引力により前記コア側へ移動され、該移動によ
   り弁体が弁座から離脱して流路を形成する電磁弁であっ
   て、前記弁体を前記プランジャにその移動方向に可動可
   能に設けた事を特徴とする電磁弁。