JPH02240176A - 塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料 - Google Patents

塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料

Info

Publication number
JPH02240176A
JPH02240176A JP6184589A JP6184589A JPH02240176A JP H02240176 A JPH02240176 A JP H02240176A JP 6184589 A JP6184589 A JP 6184589A JP 6184589 A JP6184589 A JP 6184589A JP H02240176 A JPH02240176 A JP H02240176A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
curing agent
vinyl chloride
interlaminar
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6184589A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Yamashita
英夫 山下
Jun Takahashi
潤 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Chemical Co Ltd filed Critical Aisin Chemical Co Ltd
Priority to JP6184589A priority Critical patent/JPH02240176A/ja
Publication of JPH02240176A publication Critical patent/JPH02240176A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえば自動車などの塩ビゾル層間耐チップ
材の補修時に使用する2液型補修用塗料に関する。
[従来の技術] 自動車には、近年軟質の塩ビゾル層間耐チップ材の使用
が試みられている。自動車の塩ビゾル層間耐チップ材を
用いた塗装は、まず鋼板の上に電看塗膜が形成され、そ
の上に塩ビゾル層間耐チッブ塗料が塗装され、そしてそ
の上に中塗り塗料、上塗り塗料が塗布ざれている。とこ
ろで塩ビゾル層間耐チップ材を使用して塗装された塗膜
にサワリ、ワキなどの外観不良がある場合には補修する
必要がある。しかし内層品などが取付られている場合に
は、乾燥炉での高温焼付け(待に市場での補修時》が困
難の場合が多い。したがって、高温焼付けをおこなう塩
ビゾル層間耐チップ材は補修用の塗料としては使用しに
くい。そのため現状では低温で硬化が可能な2液上塗り
タイプの耐チップ塗料に可塑剤を混ぜて塩ビゾル層間耐
チップ材の硬度に調整する方法が考えられている。この
塗膜の外観不良による補修は、たとえば、まず傷などの
不良部分およびその周辺をペーパーでサンディングして
補修部下地処理をおこなう。このとき層間耐チップ材が
除かれる。鋼板の鉄面が露出した場合には、補修用プラ
イマーで露出部分を塗装し焼付けをおこなう。次に2液
上塗りタイプの耐チップ塗料に可塑剤を配合して軟質度
を調整した塗料をスプレー塗装し乾燥する(50℃XI
O分).さらにその上に自動車補修用の中塗り、上塗り
塗料を塗装して乾燥硬化(80℃X30分)させる工程
でおこなわれる。
[発明が解決しようとする課題] しかし可塑剤を添加して塗膜の硬度を調節すると、通常
可塑剤は塗膜の物性の強化に寄与しない、そのため塗膜
の物性向上が望めないし、また可塑剤によっては上塗り
塗膜へにじみだしたりする場合がある。またこの補修用
塗料では主剤、硬化剤、可塑剤の3液の配合となり補修
のように小ロットの配合の場合は調整が繁雑となり好ま
しくない。
そこで可塑剤を用いずとも塩ビゾル層間耐チップ材と同
程度に軟質化した補修用塗料の開発が求められている。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、2液上塗
りタイプの耐チップ塗料を可塑剤を使用しないで塩ビゾ
ル層間耐チップ塗膜なみの軟質化塗膜を形成し、かつ塗
膜性能を従来以上に向上させることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料は
、ポリエステル樹脂を主成分とする主剤と、硬化剤とか
らなる2液型補修用塗料であって、前記硬化剤はポリイ
ソシアネートでイソシアネート基が硬化剤の固形分10
0重量部に対し2〜5.2モル%含まれていることを特
徴とする。
この2液型補修用塗料は、主剤と硬化剤との2液の混合
型の塗料である。主剤は主成分がポリエステル樹脂であ
り、その他に充填剤および粘度調整剤などを添加しても
よい。ポリエステル樹脂は脂肪族多塩基酸または芳香族
多塩基酸と脂肪族多価アルコールからの製造ざれる飽和
ポリエステル樹脂が利用ざれる。硬化剤と反応して軟質
化した硬化塗膜を形成するために酸価0.1以下であり
、水酸基価が200以上であることが好ましい。充填剤
としては、通常用いられる炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム等が利用できる。粘度調整剤は塗料の粘度を塗装条件
に適したものにするため有機溶媒などが用いられる。ざ
らに硬化剤のイソシアネート基とのモル比を調整するた
めに溶媒で希釈することもできる。
硬化剤はポリイソシアネートのプレポリマーで硬化剤の
固形分100重量部当たりのイソシアネート基の量が2
.0〜5.2モル%である。
イソシアネート基の量が2.0モル%未満であるとポリ
エステルとのウレタン結合による架橋密度が小ざく塗膜
が塩ビゾル層間耐チップ材より軟質化し過ぎるため好ま
しくない。またインシアネート基の量が5.2モル%を
超えるとウレタン結合による架橋が多くなり塗膜の硬度
が高くなりすぎて塩ビゾル層間耐チップ材との硬度が一
致しなくなり補修後の塗膜の外観物性上好ましくない。
このイソシアネート基量が2.0〜5.2モル%である
ことによりポリエステル樹脂が適度の架橋をうけて塩ビ
ゾル層間耐チップ材と同程度の軟質化した塗膜を形成す
ることができる。
この硬化剤は、ポリイソシアネートの固形分と溶媒とか
らなる。固形分中のポリイソシアネート基の量は、ポリ
イソシアネート化合物とボ′リオール化合物との付加反
応によるプレポリマーとじて調整することができる。す
なわち、固形分100重量部中のイソシアネート基のモ
ル%で表される。
たとえばトルエンジイソシアネートとトリメチロールプ
ロパンとのモル比を調整して(イソシアネートを水酸基
より多くして》インシアネート基を必要量残すような反
応条件で付加反応をおこなえば、容易に得られるもので
ある。
硬化剤はポリエステル樹脂の水酸基と反応して硬化塗膜
を形成する。この硬化塗膜の軟質度合が塩ビゾル層間耐
チップ材と類似する。そのため補修部分と素地部分との
間に不具合がなく耐チッピング性を損なわない均一の塗
膜となる。
[発明の作用および効果] 本発明の塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料は
、主剤にポリエステル樹脂を主成分とし、硬化剤のポリ
イソシアネートのイソシアネー1・基を特定量(固形分
中の)の範囲としたことにより架橋密度が小さく軟質化
した塗膜となり、地を形成している塗膜の塩ビゾル層間
耐チップ材とほぼ同一物性をもっことができる。
また可塑剤を添加して塗膜を軟質化する必要がないため
2液配合となり塗料の調整が容易となる。
また、硬化反応に関与しない可塑剤が存在しないため塗
膜の物性の低下および中塗り塗料や上塗り塗料への可塑
剤の浸透による悪影響を防ぐことができる。
[実施例コ 以下、実施例および比較例により具体的に説明する。
第1表に使用した塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修
用塗料の配合例を示す。
主剤は、水酸基価300のポリエステル樹脂100重量
部 (オレターXQ4853Q  三井東圧化学■製)
、炭酸力ルシュム100重量部(NS−400  日束
粉化■製)、シリカ系タレ止め剤10重最部(サイロイ
ド#255 富士デビソン■製〉、スズ系触媒0.2重
量部(ネオスタンtJ−1 00  日東化成n製)と
の混合物を3本ロールで混合し粘度を5000cos/
20’Cに調整した。
硬化剤はタケネート407 (NO0  2モル%武田
薬品工業■製)、タケネートM408 (NGO4.3
モル% 武田薬品工業■製)、タケネートM402 (
NCO  5.2モル% 武田薬品工業■製)、タケネ
ートD202 (NCO  7.2モル% 武田薬品工
業■製)、タケネートL1003 (NCO  1.7
モル% 武田薬品工業■製)を用い上記のポリエステル
樹脂に対してNCO/OHモル比d1.2になるように
それぞれ配合して塗料とした。
比較例1は塩ビゾル層間耐チップ材(プロテージP10
01アイシン化工(株)製)そのものであり、比較例2
はイソシアネート基量が7.2モル%の硬化剤を配合し
たもの、比較例3は比較例2に可塑剤を15重量部添加
した場合で、比較例4は硬化剤中のイソシアネート基が
少なく1.7モル%の場合である。
比較例5は2液上塗型耐チップ塗料と可塑剤とを配合し
たもので、主剤:ダンガードMK−07(アイシン化工
■製)100重量部、硬化剤:TM−5004 (三井
東圧化学■製)100重量部、軟質剤:ソフトナー(日
本ペイント@J>20重量部、粘度調節剤:ダンガード
用シンナー(アイシン化工II製)20重量部の混合割
合で調整したものである。
評価塗装板は、70x150x0.8mmの力チオン電
着塗板に自動車用中塗り塗料を膜厚30μに塗装し、1
40℃X30分焼付けをした。ざらにその上面に自動車
用上塗り塗料を膜厚30μに塗装し、140″CX30
分焼付けをしてパネルを作成した。
このパネルに第1表に示した補修用塗料の粘度を200
0cos/20℃に調整してエアースプレーで乾燥塗膜
が150μになるように塗装した。
その後50℃XIO分乾燥した後、自動車補修用中塗り
塗料(ハイシールハードナ一 日本ペイント■製)、上
塗り塗料(PG−80  関西ペイント■製)を塗装し
それぞれ80″CX30分焼付けしてテストパネルとし
た。
(評価) 前記で得たパネルを以下の評価法により評価をおこなっ
た。
鉛筆硬度:JIS  K−5400  6.14に準じ
ておこなった。
ゴバン目付着性:2mm幅 40℃の水に10日間浸漬
した後、JIS  K5400  6.15に準じてお
こなった。
飛石試験二石の大きさ6号砕石を、総重量300g、エ
アー圧力3Kg/cd、角度90”の条件で衝突させて
上塗り塗膜がハガレて下の素地がでた点数を数えた。
ナット落下試験:ナットM−4 3種ナットを、高さ2
mで、角度60゜の条件で塗膜にナットを落下させて下
の素地がでるまでのナット落下重量を調べた。
(評価結果》 実施例は、鉛筆硬度が比較例1の塩ビゾル層間耐チップ
材の4Bとほぼ同一の4Bまたは3Bである。ゴバン目
付着性は比較例1と同じであり、飛石試験、ナット落下
試験は実施例の方が優れている。比較例2の硬化剤中の
イソシアネート基の量が多くなると塗膜の鉛筆硬度がH
となり硬度が塩ビゾル層間耐チップ材の4Bより高くな
りすぎて好ましくない。比較例3のように比較例2の組
成に可塑剤を20部添加すると、硬度は3Bと軟らかく
なるが、飛石試験、ナット落下試験が悪くなる。比較例
4の硬化剤中のイソシアネート基の量が少ないときは、
硬度が6Bと軟らかくなりゴバン目付着性、ナット落下
試験が低下して好ましくない。比較例5は可塑剤(ソフ
トナー)のため耐チッピング性が低下し、本実施例の方
が優れている。
特許出願人    アイシン化工株式会社代理人   
  弁理士 大川 宏

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステル樹脂を主成分とする主剤と、硬化剤
    とからなる2液型補修用塗料であつて、前記硬化剤はポ
    リイソシアネートでイソシアネート基が硬化剤の固形分
    100重量部に対して2〜5.2モル%含まれているこ
    とを特徴とする塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用
    塗料。
JP6184589A 1989-03-14 1989-03-14 塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料 Pending JPH02240176A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6184589A JPH02240176A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6184589A JPH02240176A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02240176A true JPH02240176A (ja) 1990-09-25

Family

ID=13182832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6184589A Pending JPH02240176A (ja) 1989-03-14 1989-03-14 塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02240176A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102246054B1 (ko) 다층 코팅 및 이의 제조 방법
JP2011174092A (ja) ポリウレタン分散液ベース水性バリヤーコート
JPH05271617A (ja) 被覆組成物
JPH02103276A (ja) 水性フィラー組成物の為にポリウレタン樹脂を用いる方法
JPS6111971B2 (ja)
WO2001098393A1 (en) Coating compositions having improved adhesion to aluminum substrates
JPS60144368A (ja) 熱硬化性被覆組成物
JP4707928B2 (ja) 裸の未処理金属基材の被覆方法
JP2000514469A (ja) 2成分水系ポリウレタン塗膜
US3577257A (en) Method for forming decorative polyurethane coatings
TWI386421B (zh) 脲基甲酯(allophonate)改質的聚異氰酸酯類
JPS6142373A (ja) スエ−ド調又はフエルト調模様の形成方法
JPH02240176A (ja) 塩ビゾル層間耐チップ材の2液型補修用塗料
JPH07305026A (ja) ポリエステルポリオール二液硬化型ウレタン塗料組成物
US4205102A (en) Method for coating a cured polyalkylene rubber substrate
JPS6343967A (ja) 耐チツピング性塗料
JP2006022216A (ja) ポリエステルポリオール及び熱硬化性水性塗料組成物
JPH06508865A (ja) ポリウレタン含有シーラント及び塗布物
JPH09183942A (ja) 常温硬化型ポリウレタン塗膜材
JP4582556B2 (ja) ポリウレタン塗膜材の製造方法
JPH02191686A (ja) 耐チッピング塗料用組成物
JP2848530B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JP2808705B2 (ja) プレコート鋼板および塗料組成物
KR102386765B1 (ko) 철강제품 표면 코팅용 보수재 및 이를 이용한 보수방법
KR102310666B1 (ko) 하도 도료 조성물