JPH02239908A - セラミック成形体の孔加工方法 - Google Patents
セラミック成形体の孔加工方法Info
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- JPH02239908A JPH02239908A JP5977289A JP5977289A JPH02239908A JP H02239908 A JPH02239908 A JP H02239908A JP 5977289 A JP5977289 A JP 5977289A JP 5977289 A JP5977289 A JP 5977289A JP H02239908 A JPH02239908 A JP H02239908A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は加圧成形等によって形成されたセラミック成形
体をストレート刃エンドミルカッタによって孔加工する
方法に関するものである。
体をストレート刃エンドミルカッタによって孔加工する
方法に関するものである。
(従来の技術)
窒化珪素、炭化珪素等のセラミックスは機械的強度、耐
熱性、耐摩耗性にすぐれているため、ガスタービンエン
ジン部品、エンジン部品等の高温構造材料あるいは耐摩
耗材料として注目されている。横孔、斜め孔及び段付の
縦孔形状を持つエンジン部品をプレス成形法で成形する
ことは困難であるため、プレス成形後成形体に機械加工
を施し形成している。
熱性、耐摩耗性にすぐれているため、ガスタービンエン
ジン部品、エンジン部品等の高温構造材料あるいは耐摩
耗材料として注目されている。横孔、斜め孔及び段付の
縦孔形状を持つエンジン部品をプレス成形法で成形する
ことは困難であるため、プレス成形後成形体に機械加工
を施し形成している。
このセラミック成形体の加工はドリルやエンドミルカッ
タによって孔を形成していた。
タによって孔を形成していた。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このドリルやエンドミルカッタを用いた
孔加工では、ドリルおよびエンドミルカツタの回転数、
切削速度等をいかに変化させても、セラミック成形体に
形成される孔へのドリルおよびエンドミルカッタの入り
側および出側にチッピング(欠け)が発生する問題があ
った。特に、ドリルおよびエンドミルカッタのセラミッ
ク成形体への入り側もしくは出側のセラミック成形体の
裏面が、ドリルおよびエンドミルカッタ軸線に対して傾
斜している場合および曲面となっている場合には、上記
チッピングが顕著であり、クラックが発生する問題もあ
った。
孔加工では、ドリルおよびエンドミルカツタの回転数、
切削速度等をいかに変化させても、セラミック成形体に
形成される孔へのドリルおよびエンドミルカッタの入り
側および出側にチッピング(欠け)が発生する問題があ
った。特に、ドリルおよびエンドミルカッタのセラミッ
ク成形体への入り側もしくは出側のセラミック成形体の
裏面が、ドリルおよびエンドミルカッタ軸線に対して傾
斜している場合および曲面となっている場合には、上記
チッピングが顕著であり、クラックが発生する問題もあ
った。
この対策として、特開昭60−172504号公報では
孔径より小径のエンドミルカッタを用いてまず孔の中心
部に貫通孔を明け次に荒加工、中仕上げ加工、仕上げ加
工の4工程に分け、丁寧に仕上げる方法を開示している
。しかし、この方法は工程数が多く時間がかかるととも
に、工程数が多いため刃の摩耗が激しいという問題があ
った。
孔径より小径のエンドミルカッタを用いてまず孔の中心
部に貫通孔を明け次に荒加工、中仕上げ加工、仕上げ加
工の4工程に分け、丁寧に仕上げる方法を開示している
。しかし、この方法は工程数が多く時間がかかるととも
に、工程数が多いため刃の摩耗が激しいという問題があ
った。
本発明の目的は上述した課題を解消して、セラミック成
形体の孔加工において、エンドミルカツタの入り側およ
び出側にチッピングを発生させることがなく、短時間に
加工できる孔加工方法を提供しようとするものである。
形体の孔加工において、エンドミルカツタの入り側およ
び出側にチッピングを発生させることがなく、短時間に
加工できる孔加工方法を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明のセラミック成形体の孔加工方法は、ストレート
刃エンドミルカツタをセラミック成形体の孔加工部位に
貫通させたのち、直ちに仕上げ加工を行うことを特徴と
するものである。
刃エンドミルカツタをセラミック成形体の孔加工部位に
貫通させたのち、直ちに仕上げ加工を行うことを特徴と
するものである。
(作 用)
スバイラル刃エンドミルカッタを用いた孔加工は、貫通
孔加工、荒加工、中仕上げ加工及び仕上げ加工の4工程
を行なわないと成形体にチッピングが発生するが、スト
レート刃エンドミルカシタを用いることによって、貫通
と仕上げ加工の2工程でチッピングが発生せず短時間に
加工ができることを見出した。さらに、加工工程が少な
いためエンドミルカツタの摩耗が少ないとともにス{・
レート形状のため刃の修正が容易で寿命が非常に長くな
った。本方法に用いたス1・レート刃エンドミルカッタ
において2枚刃のものが最も効果が顕著であった。
孔加工、荒加工、中仕上げ加工及び仕上げ加工の4工程
を行なわないと成形体にチッピングが発生するが、スト
レート刃エンドミルカシタを用いることによって、貫通
と仕上げ加工の2工程でチッピングが発生せず短時間に
加工ができることを見出した。さらに、加工工程が少な
いためエンドミルカツタの摩耗が少ないとともにス{・
レート形状のため刃の修正が容易で寿命が非常に長くな
った。本方法に用いたス1・レート刃エンドミルカッタ
において2枚刃のものが最も効果が顕著であった。
その結果本発明により、ストレート刃エントミル力ツタ
を用いることによって、たとえ切削面が傾斜したり曲面
であっても、さらには肉厚が異なっていても、セラミッ
ク成形体の孔へのエンドミルカッタの入り側および出側
にチッピングが発生しなくなった。
を用いることによって、たとえ切削面が傾斜したり曲面
であっても、さらには肉厚が異なっていても、セラミッ
ク成形体の孔へのエンドミルカッタの入り側および出側
にチッピングが発生しなくなった。
孔が長円、楕円その他複雑形状であってもストレート刃
エンドミルカツタを用いると容易に形成できる。
エンドミルカツタを用いると容易に形成できる。
さらにストレート刃エンドミルカッタを用いることによ
って、スバイラル刃エンドミルカッタを用いた場合に存
在した仕上面に見られる波条のツールマークがなくなっ
た。
って、スバイラル刃エンドミルカッタを用いた場合に存
在した仕上面に見られる波条のツールマークがなくなっ
た。
(実施例)
本発明のセラミック成形体の孔加工方法を図面に基づき
説明する。
説明する。
第1図は本発明の方法に用いる2枚ストレート刃エンド
ミルカッタの一例の構造を示す斜視図である。このエン
ドミルカッタの材質は粉末ハイスであり、その形状は先
端角α=5゜のストレート刃エンドミルカツタである。
ミルカッタの一例の構造を示す斜視図である。このエン
ドミルカッタの材質は粉末ハイスであり、その形状は先
端角α=5゜のストレート刃エンドミルカツタである。
この2枚ストレート刃エンドミルカッタを用いて、実際
にセラミック成形体を孔加工する実施例について以下に
説明する。
にセラミック成形体を孔加工する実施例について以下に
説明する。
実施拠上
窒化珪素原料を調整し、公知の粉末プレス成形法により
、第2図に断面図にて示すような底付円筒状の成形体1
を得た。この上面表面2(厚さ5mm)に、直径6.5
mmの2枚ストレート刃エンドミルカッタを使用して、
孔加工を150Orpm ,切削速度36mm/min
の条件で孔加工した。この場合、エンドミルカッタの孔
への入り側および出側にチッビングを生じることな<
、25secで加工できた。
、第2図に断面図にて示すような底付円筒状の成形体1
を得た。この上面表面2(厚さ5mm)に、直径6.5
mmの2枚ストレート刃エンドミルカッタを使用して、
孔加工を150Orpm ,切削速度36mm/min
の条件で孔加工した。この場合、エンドミルカッタの孔
への入り側および出側にチッビングを生じることな<
、25secで加工できた。
なお、同様の条件で同様の試験を、4枚ストレート刃エ
ンドミルを使用した本発明例と、比較のため、第4図に
その斜視図を示すようなスパイラル刃エンドミルを使用
して加工を4工程とした従来例と、スパイラル刃エンド
ミルを使用して本発明と同様2工程で加工した参考例に
対しても実施した。結果を第1表に示す。
ンドミルを使用した本発明例と、比較のため、第4図に
その斜視図を示すようなスパイラル刃エンドミルを使用
して加工を4工程とした従来例と、スパイラル刃エンド
ミルを使用して本発明と同様2工程で加工した参考例に
対しても実施した。結果を第1表に示す。
第1表の結果から、本発明の加工方法が従来例および参
考例に比較してチッピングもなく短時間で加工が終了し
、さらに寿命も長いことがわかるとともに、本発明の中
でも2枚ストレート刃エンドミルを使用する方が良好な
ことがわかる。
考例に比較してチッピングもなく短時間で加工が終了し
、さらに寿命も長いことがわかるとともに、本発明の中
でも2枚ストレート刃エンドミルを使用する方が良好な
ことがわかる。
ここで4枚ストレート刃の寿命が2枚刃より少ないのは
、切削粉の排出が悪いため切削粉が研磨剤となるからで
ある。
、切削粉の排出が悪いため切削粉が研磨剤となるからで
ある。
裏隻班I
炭化珪素原料を調整し、次に等圧成形法により第3図に
示すような断面形状の底付円筒状の成形体5を得た。こ
の上面表面6(厚さ9mm)に、直径6mmの2枚スト
レート刃エンドミルカツタを使用して、長円の孔1u工
をエンドミルカッタの回転数140Orpm ,切削速
度36mm/minの条件で実施した。形成された孔の
入り側および出側表面を目視にて観察したところチッピ
ングおよびクランクは認められなかった。
示すような断面形状の底付円筒状の成形体5を得た。こ
の上面表面6(厚さ9mm)に、直径6mmの2枚スト
レート刃エンドミルカツタを使用して、長円の孔1u工
をエンドミルカッタの回転数140Orpm ,切削速
度36mm/minの条件で実施した。形成された孔の
入り側および出側表面を目視にて観察したところチッピ
ングおよびクランクは認められなかった。
以上、2種類の材質のセラミック成形体の孔加工方法に
ついて記したが、その他セラミック成形体の材質として
、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム等のものについ
ても有効である。
ついて記したが、その他セラミック成形体の材質として
、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム等のものについ
ても有効である。
(発明の効果)
上述した説明から明らかなように、本発明のセラミック
成形体をエンドミルカッタにて孔加工する方法において
、ストレート刃エンドミルカッタを、好ましくは2枚ス
トレート刃エンドミルカッタを用いることによりセラミ
ック成形体にチッピングやクラックを生じさせることな
く短時間で孔加工でき、エンドミルカッタの寿命も長く
なる。
成形体をエンドミルカッタにて孔加工する方法において
、ストレート刃エンドミルカッタを、好ましくは2枚ス
トレート刃エンドミルカッタを用いることによりセラミ
ック成形体にチッピングやクラックを生じさせることな
く短時間で孔加工でき、エンドミルカッタの寿命も長く
なる。
実施例で示した粉末プレス成形品、等圧成形品のみなら
ず射出成形品、鋳込成形品等についても同様に利用でき
る。
ず射出成形品、鋳込成形品等についても同様に利用でき
る。
第1図は本発明の孔加工に用いられる2枚ストレート刃
エンドミルカッタを示す斜視図、第2図および第3図は
それぞれ本発明の実施例を説明する一部断面側面図、 第4図は実施例1の参考例の孔加工で用いられていた2
枚スパイラル刃エンドミルカツタを示す斜視図である。 1.5・・・成形体
エンドミルカッタを示す斜視図、第2図および第3図は
それぞれ本発明の実施例を説明する一部断面側面図、 第4図は実施例1の参考例の孔加工で用いられていた2
枚スパイラル刃エンドミルカツタを示す斜視図である。 1.5・・・成形体
Claims (1)
- 1、セラミック成形体をエンドミルカッタにて孔加工す
る方法において、ストレート刃エンドミルカッタをセラ
ミック成形体の孔加工部位に貫通させたのち、エンドミ
ルカッタの側刃で直ちに仕上げ加工を行うことを特徴と
するセラミック成形体の孔加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5977289A JPH02239908A (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | セラミック成形体の孔加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5977289A JPH02239908A (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | セラミック成形体の孔加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02239908A true JPH02239908A (ja) | 1990-09-21 |
Family
ID=13122914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5977289A Pending JPH02239908A (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | セラミック成形体の孔加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02239908A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172518A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Ngk Insulators Ltd | 穴あきハニカム構造体の製造方法 |
CN102049537A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-05-11 | 常州腾龙汽车零部件制造有限公司 | 粗精一体化舍弃式镗孔组合刀具 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60172504A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-06 | 株式会社東芝 | セラミツクス部材の加工方法 |
JPS6140434U (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-14 | 丸藤シ−トパイル株式会社 | コ−ナ−用シ−トパイル |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP5977289A patent/JPH02239908A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60172504A (ja) * | 1984-02-17 | 1985-09-06 | 株式会社東芝 | セラミツクス部材の加工方法 |
JPS6140434U (ja) * | 1984-08-15 | 1986-03-14 | 丸藤シ−トパイル株式会社 | コ−ナ−用シ−トパイル |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009172518A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Ngk Insulators Ltd | 穴あきハニカム構造体の製造方法 |
CN102049537A (zh) * | 2011-01-28 | 2011-05-11 | 常州腾龙汽车零部件制造有限公司 | 粗精一体化舍弃式镗孔组合刀具 |
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