JPH0223917Y2 - - Google Patents

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JPH0223917Y2
JPH0223917Y2 JP1985069425U JP6942585U JPH0223917Y2 JP H0223917 Y2 JPH0223917 Y2 JP H0223917Y2 JP 1985069425 U JP1985069425 U JP 1985069425U JP 6942585 U JP6942585 U JP 6942585U JP H0223917 Y2 JPH0223917 Y2 JP H0223917Y2
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wall
socket
double
pipe
line
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は排水管等に使用される二重壁管に関す
る。
環状の山部と谷部とを交互に備える外壁の谷部
内面に円筒状の内壁が融着されてなる合成樹脂製
二重壁管は、軽く、内面が平滑で流水中の固形物
もスムースに流れ、しかも耐圧強度が高いので、
土中に埋設される排水管等に好適に使用される。
〔従来の技術〕
従来、この種の二重壁管は、管の端部に差口や
受口が一体的に形成されたものはほとんどなく、
通常、管同士の接続は第7図に例示した様な別途
ブロー成形や射出成形によつて得られた継手を用
いていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、この継手は、成形時直後の冷却速度に
よつて管径にバラツキが生じるものであり、収縮
が大きいものは二重壁管を継手に挿入する時は入
れにくく、それを見越して大き目に設計しておけ
ば、収縮の小さいものは継手の管径が二重壁管よ
り大き過ぎて接続後すぐ抜けるという問題があつ
た。また、継手の管径を精度よく製造するために
は、当然それを成形するための金型の精度を高く
する必要があり、しかも成形条件も厳しくなるの
で、一個当たりの生産コストは高くなり、継手が
多数使用される暗渠等の大規模な工事などでは、
全体の工事費を押し上げる要因にもなつている。
本考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、
継手を用いずに容易に接続でき、接続部分の耐圧
強度がその他の部分の耐圧強度に匹敵する程度に
大きくなる合成樹脂製二重壁管を提供することを
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、以上のような問題点を解消するた
め、環状の山部と谷部とを交互に備える外壁の谷
部内面に円筒状の内壁が融着されてなる二重壁管
において、外壁の一端部に山部や谷部を有しない
ストレート形状の差口を形成すると共に、外壁の
他端部に同じくストレート形状の受口を形成し、
それらの差口と受口とに管軸方向と平行な凸条と
その凸条に対して外嵌可能な形状の凹条とを各別
に形成し、上記受口に配設された上記内壁におけ
る上記凹条の形成された部分を取り除いてあるこ
とを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図示した実施例にしたがつて本考案を説
明する。
第1図に例示した二重壁管1は、円筒状の合成
樹脂製内壁2と、同じく合成樹脂製外壁3とを有
しており、外壁3は、その一端部に差口4、他端
部に受口5を一体的に備えており、これら差口4
及び受口5を除く全長に亘つて環状の山部3aと
谷部3bを交互に備えている。
このような山部3a及び谷部3bを交互に設け
ることによつて耐圧強度の向上が図られている。
これに対し、内壁2は上記外壁3の受口5外壁3
の谷部3bの内面及び差口4の内面に熱融着され
て一体化されている。上記差口4や受口5はスト
レート形状に形成されていて、山部や谷部はそれ
ら差口4や受口5には設けられていない。上記差
口4には管軸に平行に凸条6が設けられている。
この凸条6は、第2図から明らかなように、断面
山形となるように差口4と一体成形されたもの
で、差口4の外周の等角度おきの四箇所に設けら
れている。また、上記受口5には管軸と平行に凹
条7が設けられている。この凹条7は、上記凸状
6に外嵌可能な形状に構成されている。そして、
第3図から明らかなように、凹条7は断面台形と
なるように受口5と一体成形されたもので、該受
口5の外周の等角度おきの四箇所に設けられてい
る。さらに上記受口5に配設された内壁2は上記
凹条7の形成された部分が取り除かれている。こ
こで、第3図に示された受口5の内周径Dは第2
図に示された差口4の外周径Dと略同一寸法に設
定され、また、第3図に示された凹条7と第2図
に示された凸条6とは、相互に嵌合可能な相似形
状のものに構成されていればよい。従つて、第2
図や第3図に示されている形状以外に半円形や三
角形等でもよいことは勿論である。
かかる二重壁管1を接続するときは、第4図に
例示のように接続すべき二本の二重壁管1,1の
差口4と受口5とを突き合わせて、差口4の凸条
6及び受口5の凹条7の位置を合わせて、そのま
ま矢印の方向に差し込めば嵌合される。この際、
差口4の凸条6及び受口5の凹条7のそれぞれに
差し込み方向にテーパーをとつておけば、二本の
管1,1を強く差し込むことにより、強固に嵌合
が行われ、抜ける心配がなくなる。また、第5図
は差口4の凸条6と受口5の凹条7を部分的に切
り取つたものを示す。二本の管の抜けを防止する
ためには凸条6及び凹条7の形を変えることでそ
れが可能となる。その一例を示すと、凸条6の先
部8を大きく、後部10を小さくする。これと反
対に、凹条7は入口11を小さく、奥部9を大き
くし、凸条6とほぼ相似形にする。ただし、凸条
6を凹条7に挿入しやすくするために凸条6の最
先端部だけはやゝ小さくしておく。そして、該凸
条6を該凹条7に嵌合するには、凸条6の先端8
を凹条7の入口11に当てがい、強く差し込む。
こうすると、凸条6の先端8が凹条7の入口11
を押し拡げて奥部9に達する。凸条6の後部10
は小さくなつているので、一度両者が嵌合されれ
ば凹条7の入口11は弾性で自然に元の形に戻
り、二本の管1,1は抜けにくくなるのである。
こうして接続された二本の二重壁管1,1相互
間では、それぞれの内壁2,2同士がその接続部
分において突き合わせ状に連続され、該接続部分
においても平滑な通水路が確保される。また、接
続部分では、受口5を構成している外壁3及び内
面に熱融着された内壁2、差口4を構成している
外壁3及び内面に熱融着されている内壁2によつ
て四層構造となる上、凸条6と凹条7とが補強リ
ブとして役立つので、該接続部分の強度が著しく
向上することになる。
この実施例では、凸条と凹条の数はそれぞれ4
本設けたが、この数は限定されるものではない。
次に、二重壁管の好適な製造方法を簡単に説明
する。
第6図において、20は押出機先端に取り付け
られたノズル部であり、そのノズル部20はその
外周に形成された一定幅の凹陥部12の前後部で
それぞれ円環状に開口する第1溶融樹脂通路13
a及び第2溶融樹脂通路13bを有すると共に、
第1溶融樹脂通路13aに対応して設けられた給
気路14aを有し、さらに、第2溶融樹脂通路1
3bの直近後方で開口する排気路14bを有す
る。そして、上記ノズル部20の前部に水冷式冷
却筒15が設けられている。
一方、同図において17は成形型であり、この
成形型17は管本体成形面Aとこの管本体成形面
Aの途中に連続して形成された差口成形面B及び
受口成形面Cとを備えている。そして、差口成形
面Bには凸条成形面Dが、また受口成形面Cには
凹条成形面Eがそれぞれ形成されている。図示例
において、成形型17は一対の半割型に2分割さ
れており、該半割型は多数の成形ブロツク17a
を無端状に連結してなる。
かかる製造装置において、成形型17を第6図
矢印Z方向に所定速度で走行させながら、ノズル
部20の第1溶融樹脂通路13a及び第2溶融樹
脂通路13bを通して溶融樹脂を連続して押し出
し、同時に、給気路14aから凹陥部12内へ給
気すると共に排気路14bから排気する。
このようにすると、第1溶融樹脂通路13aか
ら筒状に押し出された溶融樹脂が、凹陥部12内
へ給気されていることにより生じている内外の差
圧によつて管本体成形面A、差口成形面B及び受
口成形面Cに押し付けられて溶融樹脂外層P1
形成し、他方、第2溶融樹脂通路13bから押し
出された溶融樹脂が、排気路14bから排気する
ことによつて生じる吸引効果によつて、既に成形
されている溶融樹脂外層P1の内面に熱融着し、
溶融樹脂内層P2を形成する。この場合、受口成
形面Cに対応する部分においては、溶融樹脂外層
P1と溶融樹脂内層P2との熱融着を避けるため両
層間に空隙が保持されるように排気路14bから
の排気量を調節する必要がある。
以上のようにして熱融着された内外の溶融樹脂
層P1,P2は、その後、成形型17の走行に伴つ
て冷却筒15側へ送られ、冷却されて硬化する。
こうして得られた成形品は連続する管の中に受
口と差口とを等ピツチおきに備えているので、所
定の箇所で切断してゆけば複数の二重壁管を連続
成形できる。このようにして製造された二重壁管
の受口5の凹条7部分では内壁2を切断して取り
除いておく必要がある。
〔考案の効果〕
上記のように本考案の二重壁管は外壁が凹凸状
をなし、その内側に平滑な円筒状をした内壁を有
する管でありながら、その両端には一体的な差口
及び受口を有しているので、管の接続に際し、別
途製造された継手を使用する必要がないという利
点がある。
また、外壁端部に形成された差口及び受口に管
軸方向と平行な凸条及び凹条が設けられているの
で接続時に接続しやすく、しかも受口に凹条があ
るので受口の管周は差込み時に一時的に弾性によ
つて拡がり、管の接続がスムースに行われるとい
う効果を奏するものである。
さらに、本考案の二重壁管を接続した場合に
は、その接続部分に受口の外壁と内壁ならびに差
口の外壁と内壁により四層構造が形成され、しか
もその接続部分に受口の凹条や差口の凸条が位置
するため、接続部分が山部や谷部を有しないにも
かかわらず、その耐圧強度が山部や谷部を有する
その他の部分に匹敵する程度に大きくなるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による二重壁管の一部
破断正面図、第2図は第1図の差口部のA−A断
面図、第3図は第1図の受口部のB−B断面図、
第4図は二本の二重壁管の嵌合接続部を示す斜視
図、第5図は差口の凸条及び受口の凹条のそれぞ
れの部分のみを示した斜視図、第6図は二重壁管
の製造装置を示す縦断面図、第7図は従来の継手
を示す正面図である。 1……二重壁管、2……内壁、3……外壁、4
……差口、5……受口、6……凸条、7……凹
条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状の山部と谷部とを交互に備える外壁の谷部
    内面に円筒状の内壁が融着されてなる二重壁管に
    おいて、外壁の一端部に山部や谷部を有しないス
    トレート形状の差口を形成すると共に、外壁の他
    端部に同じくストレート形状の受口を形成し、そ
    れらの差口と受口とに管軸方向と平行な凸条とそ
    の凸条に対して外嵌可能な形状の凹条とを各別に
    形成し、上記受口に配設された上記内壁における
    上記凹条の形成された部分を取り除いてあること
    を特徴とする合成樹脂製二重壁管。
JP1985069425U 1985-05-10 1985-05-10 Expired JPH0223917Y2 (ja)

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JP1985069425U JPH0223917Y2 (ja) 1985-05-10 1985-05-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5138038U (ja) * 1974-09-12 1976-03-22
JPS52149842A (en) * 1976-06-08 1977-12-13 Saito Shiyouji Coupling resin pipe

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