JPH02238268A - 地下鉄道の排熱回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 この発明は、地下鉄道のトンネル内で発生する熱を回収
して、その利用を図る地下鉄道の排熱回収装置に関する
ものである。 〔従来の技術〕 第２図は従来の地下鉄道の空調装置を示す構成図であり
、図において、１は地上，２は地下鉄道が敷設されたト
ンネル、３はトンネル２と地上１との間の地中に設けら
れた冷房機室、４は上記地中に設けられた排気室、５は
冷房機室３に設けられた外気の吸気口、６は冷房機室３
に設けられたリターン吸気口、７は上記吸気口５又はリ
ターン吸気口６から吸気された空気を冷却する空調機、
８は空調機７の冷却部、９は冷却部８で冷却された冷風
を吐出する冷風吐出口、１０は冷却部８に冷却水を供繕
する蓄熱槽、１１は蓄熱槽１０に収納された冷水、ｌ２
は冷水１１を冷却部８と蓄熱槽１０との間で循環させる
冷水送水ボンブ、１３は地上１に設置された空冷式の冷
却塔、１４は冷却塔１３から得られる冷却水により、蓄
熱槽１０からの冷水１１を冷却する冷凍機、１５は冷凍
機ｌ４と冷却塔１３との間で冷却水を循環させる冷却水
ボンブ、１６は冷凍機１４と蓄熱槽１０との間で冷水１
１を循環させる冷水ボンブである。 ｌ７はトンネル２内の空気を吸気する吸気口、１８は吸
気口１７で吸気された空気が通過する排気室４の入口に
設けられたエアフィルタ、１９は排気室４内に設けられ
たトンネル換気用の排風機、２０は排気室４に設けられ
た排気ダクト、２ｌは排気ダクト２０に設けられた排気
口である。２２はトンネル２内に設けられたプラットホ
ーム、２３はトンネル２内を走行する列車である。 次に動作について説明する。吸気口５から取入れられた
外気又はリターン吸気口６から取入れられたトンネル２
内の空気は空調機７に加えられ、その冷却部８により冷
却されて冷風となり、この冷風は冷風吐出口９よりトン
ネル２内に吐出される。冷却部８には蓄熱槽１０からの
冷水１１が冷水送水ボンブ１２により送られており、こ
の冷水１１はまた冷水ボンブｌ６により冷凍機ｌ４に送
られて冷却された後、蓄熱槽１０に戻される。冷凍機１
４には冷却塔１３からの冷却水が冷却水ボンブ１５によ
り送られており、この冷却水により冷水１１を冷却して
いる。 一方、トンネル２を列車２３が通過するときのピストン
効果により発生する列車風が、吸気口１７より吸気され
、エアフィルタ１８により塵埃を除去された後、直接又
は排風機１９により、排気ダクト２０を通じて、排気口
２ｌより外部に排気される。 〔発明が解決しようとする課題〕 従来の地下鉄道の空調装置は以上のように構成されてい
るので、排気口２１から排気されるトンネル２内の空気
が持つ熱は、全く利用されることなく無駄に捨てられて
いるのが現状である。トンネル２内の空気は、列車２３
が発生する熱や、トンネル２内及びプラットホーム２２
等における機械的、電気的諸設備が発生する熱及び人体
等の熱により、３５℃程度になるが、その熱エネルギー
を従来は全《無駄にしている等の問題点があった。 この発明は上記の問題点を解消するために成されたもの
で、トンネル内の空気の排熱を再利用することのできる
地下鉄道の排熱回収装置を得ることを目的とする． 〔課題を解決するための手段〕 この発明に係る地下鉄道の排熱回収装置は、排気ダクト
内に排熱回収用のエバポレータを設けると共に、このエ
バポレータの出力と冷水とを空冷ヒートボンブ又は吸収
冷凍機に供給するようにしたものである。 ［作用］ この発明における地下鉄道の排熱回収装置は、上記エバ
ポレータにより排熱が回収され、この回収された熱によ
り、上記空冷ヒートボンブ又は吸収冷凍機において冷水
が加熱されて温水が作られる。 ［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する．第１
図においては、第２図と対応する部分には同一符号を付
して説明を省略する．２４は排気ダクト２０内に設けら
れた排熱回収用のエバポレータ、２５は冷房機室３内に
設けられ、エバポレータ２４から出力される冷媒が供給
される空冷ヒートボンブ、２６は空冷ヒートボンブ２５
とエバポレータ２４との間で冷媒を循環させる冷媒ボン
ブ、２７は地上１より冷水を空冷ヒートボンブ２５に供
給するバイブ、２８は空冷ヒートボンブ２５で作られた
温水を地上ｌに導出するバイブである。 次に動作について説明する。エアフィルタ１８又は排風
機１９より得られるトンネル２内の空気は、エバポレー
タ２４を通過することにより熱交換が行われて熱が奪わ
れた後、排気口２ｌから排気されろ。エバポレータ２４
から出力される熱を吸収した冷媒は、空冷ヒートボンブ
２５に供給される。これによってバイブ２７を通じて空
冷ヒートボンブ２５に供給された冷水が加熱され、５０
〜８０℃程度の温水に変換される。この温水はパイプ２
８を通じて地上に導出される。 なお、上記実施例では、空冷ヒートボンブ２５を用いた
が、吸収冷凍機を用いてもよい。 また、上記実施例では、パイプ２７．２８を地上１に導
出しているが、トンネル２内又は駅構内等に導出しても
よい。 〔発明の効果〕 以上のように、この発明によれば、排気ダクトに設けた
エバポレータにより、排熱を回収し、この回収された熱
により、空冷ヒートボンブ等を用いて冷水を加熱するよ
うに構成したので、従来全く無駄に捨てられていたトン
ネル内の熱を温水の形で再利用することができ、省エネ
ルギーで経済的な空調システムを実現できる効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による地下鉄道の排熱回収
装置を示す構成図、第２図は従来の地下鉄道の空調装置
を示す構成図である。 ２はトンネル、２０は排気ダクト、２３は列車、２４は
エバポレータ、２５は空冷ヒートボンブ、２７．２８は
パイプ． なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。 特許出願人　　三菱電機株式会社 １．事件の表示 特苓一← 特願平１−５９２７３号 ２．発明の名称 地下鉄道の排熱回収装置 ３．補正をする者 事件との関係　特許出願人 住　所　　　　東京都千代田区丸の内二丁目２番３喝・
名　称　　（６０１）三菱電機株式会社代表者　志岐守
哉 ４．代　理　人　　　郵便番号　１０５住　所　　　　
東京都港区西新橋１丁目４番１０号５．補正の対象 ６．補正の内容 （１）別紙の通り特許請求の範囲を補正する．（２）明
細書をつぎのとおり訂正する。 （３１別紙の通り第１図を補正する． ７．添付書類の目録 ｆｉｌ補正後の特許請求の範囲を記載した書面１通 （２）補正後の第１図を記赦した書面　　ｌ通以上 補正後の特許請求の範囲

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 列車が走行するトンネル内の空気を外部に排気する排気
   ダクト内に設けられ、冷媒が供給されることにより、上
   記排気される空気の熱を回収するエバポレータと、上記
   エバポレータから出力される上記熱を回収した冷媒と冷
   水とが供給されることにより、上記冷水を温水に変換す
   る空冷ヒートポンプ又は吸収冷凍機とを備えた地下鉄道
   の排熱回収装置。