JPH02240399A - 地下鉄道の空調装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、トンネル内に冷風を送ると共にトンネル内
の換気を行うようにした地下鉄道の空調装置に関するも
のである。

［従来の技術］ 第２図は従来の地下鉄道の空調装置を示す構成図であり
、図において、ｌは地上、２は地下鉄道が敷設されたト
ンネル、３はトンネル２と地上１との間の地中に設けら
れた冷房機室、４は上記地中に設けられた排気室、５は
冷房機室３に設けられた外気の吸気口、６は冷房機室３
に設けられたリターン吸気口、７は上記吸気口５又はリ
ターン吸気口６から吸気された空気を冷却する空調機、
８は空調機７の冷却部、９は冷却部８で冷却された冷風
を吐出する冷風吐出口、ｌＯは冷却部８に冷却水を供給
する蓄熱槽、１１は蓄熱槽ｌＯに収納された冷水、１２
は冷水１１を冷却部８と蓄熱槽１０との間で循環させる
冷水送水ポンプ、１３は地上１に設置された空冷式の冷
却塔、１４は冷却塔１３から得られる冷却水により、蓄
熱槽ｌＯからの冷水ｌｌを冷却する冷凍機、１５は冷凍
機１４と冷却塔１３との間で冷却水を循環させる冷却水
ポンプ、１６は冷凍機１４と蓄熱槽ｌＯとの間で冷水１
１を循環させる冷水ポンプである。

１７はトンネル２内の空気を吸気する吸気口、１８は吸
気口１７で吸気された空気が通過する排気室４の入口に
設けられたエアフィルタ、１９は排気室４内に設けられ
たトンネル換気用の排風機、２０は排気室４に設けられ
た排気ダクト、２１は排気ダクト２０に設けられた排気
口である。２２はトンネル２内に設けられたプラットホ
ーム、２３はトンネル２内を走行する列車である。

次に動作について説明する。吸気口５から取入れられた
外気又はリターン吸気口６から取入れられたトンネル２
内の空気は空調機７に加えられ、その冷却部８により冷
却されて冷風となり、この冷風は冷風吐出口９よりトン
ネル２内に吐出される。冷却部８には蓄熱槽１０からの
冷水１１が冷水送水ポンプ１２により送られており、こ
の冷水１１はまた冷水ポンプ１６により冷凍機１４に送
られて冷却された後、蓄熱槽１０に戻される。冷凍機１
４には冷却塔１３からの冷却水が冷却水ポンプ１５によ
り送られており、この冷却水により冷水１１を冷却して
いる。

一方、トンネル２を列車２３が通過するときのピストン
効果により発生する列車風が、吸気口１７より吸気され
、エアフィルタ１８により塵埃を除去された後、直接又
は排風機１９により、排気ダクト２０を通じて、排気口
２１より外部に排気される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の地下鉄道の空調装置は以上のように構成されてい
るので、地上ｌにおける空冷式の冷却塔１３の設置場所
を確保する必要があり、特に大部会の場合は地価が高い
ために、ビルの屋上や他の施設を利用しなければならず
、それに付随して冷却塔から発生する騒音や振動等に関
する対策を行う必要がある等の種々の問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するために成され
たもので、地上やビル、その他の施設に冷却塔を設ける
必要のない地下鉄道の空調装置を得ることを目的とする
。

〔課題を解決するための手段］ この発明に係る地下鉄道の空調装置は、排気室内に空冷
コンデンサ又は水冷冷却塔を設け、その出力を冷凍機に
供給するようにしたものである。

〔作用〕

この発明における上記空冷コンデンサ又は水冷冷却塔に
より、排気室内に取入れられたトンネル内の空気に熱を
吸収させる熱交換を行って冷却された出力を得、これに
よって空調機に供給される冷水を冷却することができる
。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図においては第２図と対応する部分には同一符号を付し
て説明を省略する。２４は排風機１９の出口側に設けら
れた空冷コンデンサで、その熱交換により得られた出力
が冷凍機１４に供給されている。

次に動作について説明する。トンネル２内から吸気口１
７及びエアフィルタ１８を介して取入れられた３５℃程
度の空気は、ざらに排風機１９により排気されるが、こ
のときこの排気は、空冷コンデンサ２４により熱交換さ
れて、空冷コンデンサ２４の有する冷媒の熱を奪う。こ
のため排気ダクト２０に入るときの排気の温度は５０℃
程度になる。

上記空冷コンデンサ２４の上記熱交換された出力は冷凍
機１４に供給されて、蓄熱槽１０から送られて来る冷水
１１を冷却する。この冷却された冷水１１は再び蓄熱槽
１０に戻される。

なお、上記実施例では排気室４に空冷コンデンサ２４を
設けたが、水冷冷却塔を設けてもよ（、上記実施例と同
様の効果を奏する。

また、排風機１９はトンネル２の換気用に設けたものを
利用したが、プラットホーム２２等の駅部分の排気室に
ある排風機を利用してもよい。

また、蓄熱槽１０や冷水ポンプ１６を使用しないで、複
数台の冷凍機１４を運転するようにしてもよい。

〔発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、排気室に空冷コンデ
ンサ又は水冷冷却塔を設けて排気による熱交換を行うよ
うに成し、その熱交換出力で空調機の冷却部に供給され
る冷水を冷却するように構成したので、地上やビル、そ
の他の施設に空冷式冷却塔を設置する場所が不要となり
、また空冷コンデンサ又は水冷冷却塔の騒音、振動対策
は排気室に設けられた排風機の騒音、振動対策に含まれ
るので、容易に安価に実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による地下鉄道の空調装置
を示す構成図、第２図は従来の地下鉄道の空調装置を示
す構成図である。 ２はトンネル、４は排気室、５は吸気口、６はリターン
吸気口、７は空調機、８は冷却部、９は冷風吐出口、１
１は冷水、１４は冷凍機、１７は吸気口、２１は排気口
、２４は空冷コンデンサ。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分をボす。 特許出願人　　三菱電機株式会社 ■、小事件表示 軸−一一 特願平１−５９２７２号 発明の名称 地下鉄道の空調装置 ３、補正をする者 事件との関係 ↑、テ許出出願 人表者 ４、代 郵便番号　１０５ 東京都港区西新橋１丁目４番１ｏ号 ５、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 ６　。 補正の内容 明細書筒２貰第１ ２行に 「空冷式」 とあるのを 「水冷式」 と補正する。 以 上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 外気又は列車が走行するトンネルから取入れた空気を冷
   却して冷風と成し、この冷風を上記トンネル内に吐出す
   る空調機と、上記空調機の冷却部に供給される冷水を冷
   却する冷凍機と、上記トンネル内の空気を外部に排気す
   る排気室と、上記排気室内に設けられ、その出力が上記
   冷凍機に供給される空冷コンデンサ又は水冷冷却塔とを
   備えた地下鉄道の空調装置。