JPH02235730A - ポリオキシメチレン中空体の製造方法 - Google Patents

ポリオキシメチレン中空体の製造方法

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Publication number
JPH02235730A
JPH02235730A JP1056313A JP5631389A JPH02235730A JP H02235730 A JPH02235730 A JP H02235730A JP 1056313 A JP1056313 A JP 1056313A JP 5631389 A JP5631389 A JP 5631389A JP H02235730 A JPH02235730 A JP H02235730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
polyoxymethylene
hollow body
inner diameter
sizing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1056313A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Terada
淳一 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP1056313A priority Critical patent/JPH02235730A/ja
Publication of JPH02235730A publication Critical patent/JPH02235730A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、ポリオキシメチレン中空体の製造方法に関す
る。さらに詳しくは、押出成形のスタートアップ時の操
作性が良好なポリオキシメチレン中空体の製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
一般に、熱可塑性樹脂中空体を押出成形によって製造す
る場合、押出機から二重ダイ、サイジングをへて押出さ
れてくる中空体を冷却槽に通し、引取機に挟んだ後、引
取機で連続的に引取る方法によっている。この場合、押
出され始めた中空体を引取機に導くのに、作業者が行な
う方法、引取機までわたしたリードパイプに押出されて
きた中空体を接続し、リードパイプを引取ることによっ
て中空体を引取機まで導く方法(特開昭59−1698
22号公報)、引取機と同速度で移動する牽引機で中空
体を把持し引取機に導く方法(特開昭51−70262
号公報)などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の方法は、いずれも溶融状態に近い中空体を取り扱
うため、導くときの引取り速度、引取り力の乱れ、ある
いはそのほかの僅かな外乱でも、切断し易く、特に多本
取力で押出成形するときには、操作性が著しく低下する
。本発明は、このような問題に対し、多本取り成形にお
いてもその押出成形のスタートアップ時の操作性が良好
な製造方法を提供することを目的としてなされたもので
ある。
本発明者は、押出成形によってポリオキシメチレン中空
体を製造する方法について、種々研究を行なった結果、
多本取り成形においてもスタートアップ時の操作性を損
なわないためには、押出されてきた溶融中空体のサイジ
ングダイでの樹脂詰まり、切断を発生させず、該中空体
が押出し力によって自己押出しするように、該中空体が
サイジングダイで受ける外力を減らすことが必要である
ことを見いだし、この知見に基づいて本発明をなすに至
った。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、外ダイと中央に加圧流体送入孔を
有する内ダイとからなる二重ダイの間から溶融化したポ
リオキシメチレンを連続的に押出し、次いで二重ダイの
後方に設置したサイジングダイで外部から冷却してポリ
オキシメチレン中空体を製造する方法において、外ダイ
の内径をサイジングダイの内径より小さ《し、溶融ポリ
オキシメチレンの外径をサイジングダイの内径より小さ
くなるように二重ダイから押出すことを特徴とするポリ
オキシメチレン中空体の製造方法である。
本発明のポリオキシメチレン中空体の製造方法において
は、外ダイの内径をサイジングダイの内径より小さくし
、溶融ポリオキシメチレンの外径をサイジングダイの内
径より小さくなるように二重ダイから押出すことが必要
である。サイジングダイの内径と同一あるいはそれより
大きい外径のままポリオキシメチレンを二重ダイから押
出して、押出成形を開始すると、二重ダイから押し出さ
れた瞬間にバラス効果にみられるような弾性回復を起こ
し、押出されてきた溶融ポリオキシメチレンがサイジン
グダイ内壁に強く押しつけられ、象、冷固化した場合は
固化表面とサイジングダイ内壁との密着力が、固化にい
たらない場合は樹脂の粘度急上昇にともなうサイジ,ン
グダイ内壁とのせん断力が著しく大きくなり、そのまま
放置すればサイジングダイでの樹脂詰まりや、二重ダイ
の内ダイ内部への樹脂の逆流を起こし押出成形ができな
くなる。そのため、前述のような中空体を強制的に引取
機まで導くというスタート方法が用いられることになる
が、操作が繁雑なため、特に多本取りで押出成形を行な
う場合は中空体の切断が起こりスタートの成功率は低い
ものとなってしまう。これに対して、本発明の実施例に
示すように、溶融ポリオキシメチレン中空体の外径をサ
イジングダイの内径より小さくなるように二重ダイから
押出すと、サイジングダイでの壁面抵抗が著しく減少し
、自己押出しを始め、多本取りで押出成形を行なう場合
でも、そのスタートアップ成功率は極めて高くなる。
サイジングダイ内径と外ダイ内径との比は1より太き《
、好ましくは4以下がよい。
次に、添付図面により、本発明のポリオキシメチレン中
空体の製造方法の好適な一例について説明する。第1図
は、本発明の中空体製造を行なうための装置の概略図で
あって、ホッパ−1から供給されたポリオキシメチレン
は、押出機2で溶融可塑化された後、加熱化された二重
ダイ3を経て、空中に露出することなくサイジングダイ
4に導かれ、中空体は冷却されながら製造される。サイ
ジングダイ4をでた中空体は、水のような冷媒を満たし
た冷却槽5で完全に固化する。その後中空体は、引取機
7によって引き取られる。ついでガイド8を通って巻取
機9に巻き取られる。
第2図は、第1図の二重ダイ3の先端付近の概略断面図
であって、二重ダイ3は、圧搾空気などの加圧流体を送
入する孔を有する内ダイ10と、その外側に円環上の隙
間を隔てて設けられた外ダイ11とから、また該外ダイ
l1の端部に隣接して設けられたサイジングダイ4と、
冷却槽5とからなっている。該サイジングダイ4は、た
とえば冷媒として水を流通するものであり、また冷却槽
5には冷媒としてたとえば水が満たされている。外ダイ
11とサイジング4の接続は、第2図に示すように直接
、機械的に接,続してもよいし、外ダイとの間に断熱材
を介して接続してもよ《、また一体化してもよい。いず
れにしても断熱材を使用する場合は断熱材の内径とサイ
ジングダイ4の内径とが一致し、かつ外ダイ11の内径
より大きく、また樹脂が外ダイ11とサイジングダイ4
との接続面で外部に露出しない密閉構造になっているこ
とが必要である。サイジングダイ4゛は第2図に示すよ
うな二重管構造でなくてもよく、単管状の構造とし、外
ダイ11に接続してもよい。この場合、サイジングダイ
の冷却は、サイジングダイ全体を例えば冷媒として、水
に浸漬すればよい。サイジング4と冷却槽5との接続は
、第2図に示すように直接接続してもよいし、サイジン
グ4と切り離してもよい。
本発明におけるポリオキシメチレンとは、トリオキサン
、あるいはホルムアルデヒドを主な原料として公知の重
合方法で得られたものでよく、ポリオキシメチレンホモ
ポリマー、ポリオキシメチレンコボリマー、あるいは両
ボリマーのブレンドであってもよい。さらにポリオキシ
メチレンの改質のための種々の添加剤、帯電防止剤、可
塑剤、耐候性改良剤を含んでいてもよい。
〔実施例〕
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本
発明はこれによって何等限定されるものではない。
実施例1〜8 ポリオキシメチレン(旭化成工業■製、テナック(登録
商標)3010)を用い、第1図及び第2図に示す装置
を用い、外ダイとサイジングダイとの間に断熱材を設置
し、外径3.7〜9.6胴の中空体を4本取りで成形し
た。樹脂温1 9 0 ’Cで、樹脂を押し、サイジン
グダイ及び冷却槽の冷媒として10゜Cの水を用い、内
ダイからは、圧搾空気を外径3.7、4. 0 mmの
中空体は2 kg/ctaでそれ以外の中空体に対して
4 kg/c+flで送入した。成形結果を第1表にま
とめて示す。
いずれの中空体も4本とも、樹脂詰まりを起こすことな
く自己押出しされ、またサイジングをでた後引取機に導
く操作も容易に行なうことができ、本発明の中空体製造
方法が優れたものであることがわかる。
比較例1.2 実施例1.2において、外ダイの内径と同径のサイジン
グダイ、断熱材を用いた以外は、全く同様にして4本取
り成形を行なった。その結果は、第1表に示すように、
スタートアンズ時にサイジングダイで樹脂詰まりが発生
しており、安定成形に至っていない。
第1表 以下 余白 〔発明の効果〕 本発明の中空体製造方法によれば、押出成形開始時の樹
脂詰まり、中空体の切断が著しく減少し、またスタート
操作が容易となるため、きわめて効率的に中空体が製造
でき、特に多数本で中空体を製造する場合、工業的に優
れた製造方法である。
本発明の中空体の製造方法によって得られるポリオキシ
メチレン中空体は、それを延伸することにより、例えば
ロープ、各種コントロールケーブル、種々のゴム補強材
などの産業資材として好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の中空体製造方法を実施するための装
置の一例の側面概略図、第2図は第1図の装置の二重ダ
イの先端部分付近の断面図である.図中符号、1はホッ
パー、2は押出機、3は二重ダイ、4はサイジングダイ
、5は冷却槽、6は中空体、7は引取機、9は港取機、
10は内ダイ、11は外ダイ、12はサイジングダイの
冷媒、13は冷却槽の冷媒、Ddは外ダイの内径、Ds
はサイジングダイの内径である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 外ダイと中央に加圧流体送入孔を有する内ダイとからな
    る二重ダイの間から溶融化したポリオキシメチレンを連
    続的に押出し、次いで二重ダイの後方に設置したサイジ
    ングダイで外部から冷却してポリオキシメチレン中空体
    を製造する方法において、外ダイの内径をサイジングダ
    イの内径より小さくし、溶融ポリオキシメチレンの外径
    をサイジングダイの内径より小さくなるように二重ダイ
    から押出すことを特徴とするポリオキシメチレン中空体
    の製造方法。
JP1056313A 1989-03-10 1989-03-10 ポリオキシメチレン中空体の製造方法 Pending JPH02235730A (ja)

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JP (1) JPH02235730A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6031039A (en) * 1996-09-18 2000-02-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Anti-static composition

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6031039A (en) * 1996-09-18 2000-02-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Anti-static composition

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