JPH0223534B2 - - Google Patents

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JPH0223534B2
JPH0223534B2 JP55047517A JP4751780A JPH0223534B2 JP H0223534 B2 JPH0223534 B2 JP H0223534B2 JP 55047517 A JP55047517 A JP 55047517A JP 4751780 A JP4751780 A JP 4751780A JP H0223534 B2 JPH0223534 B2 JP H0223534B2
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dimethyl
pentenoate
butenyl
lower alkyl
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Aasaa Puraisu Jon
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FMC Corp
Original Assignee
FMC Corp
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Publication date
Application filed by FMC Corp filed Critical FMC Corp
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Publication of JPH0223534B2 publication Critical patent/JPH0223534B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/52Esters of acyclic unsaturated carboxylic acids having the esterified carboxyl group bound to an acyclic carbon atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/128Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by alcoholysis
    • C07C29/1285Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by alcoholysis of esters of organic acids
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
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  • Fats And Perfumes (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエステル化副生物を所望のエステルに
転換して工程全体の収率を増大させる一方、同時
に出発物アルカノールを再循環のため再生する改
良方法を提供する。この方法の条件は酸に敏感な
アルコールの分解を最小にするものである。
〔従来の技術〕
1977年5月17日に発行された米国特許第
4024163号は、一連の新規なピレスロイド殺昆虫
剤を開示している。これらの殺昆虫剤性エステル
類は、3−(2,2−ジハロビニル)−2,2−ジ
メチル−シクロプロパンカルボン酸単位を含有し
ている化学構造により特徴づけられている。これ
らの酸単位は数種の方法で製造でき、これらの方
法の一つは、近藤他の「合成ピレスロイド類」、
マイクル・エリオツト、編集者、アメリカン・ケ
ミカル・ソサイエテイ、ワシントン・テイー・シ
ー、1977、128〜136頁により開示されている。
近藤他の合成は、数個の化学的方法段階を包含
している。第一段階では、一般的には酸触媒の存
在下で、3−メチル−2−ブテン−1−オールを
低級アルキルオルトエステルと縮合させて、低級
アルキル3,3−ジメチル−4−ペンテノエート
エステルを製造する。この縮合は反応性中間生成
物、例えば1−(1,1−ジ(低級アルコキシ)
エトキシ)−3−メチル−2−ブテン及び1,
1′−〔1−(低級アルコキシ)エチリデンビス(オ
キシ)〕ビス〔3−メチル−2−ブテン〕を介し
て進行し、そして原則的には反応物からの2モル
の低級アルキルアルコールの除去及び中間縮合生
成物の分子転位(クライセン転位)を必要とす
る。アルキル、アルコキシ及びアルコキシドを修
飾しているここで使用されている「低級」という
語は、例えばC1〜C6、好適にはC1〜C4を意味す
る。
上記の縮合反応は望ましくない副生物を生成す
る。例えば、3モルの低級アルキルアルコールが
反応物から除去されて、望ましくない副生物であ
る3−メチル−2−ブニテル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエートを生ずる。この副生物は、反
応物及び希望する生成物より高い沸点を有し、そ
して典型的には希望するエステルが蒸留により除
去された後に反応容器中に残溜物として残存す
る。この副生物の生成の程度により、希望するエ
ステルの収率が減少し、環境を汚染しないで副生
物を安全に処理することが問題となり、そしてこ
の方法全体の費用が高くなる。
最も近い先行技術は特開昭52−46014号のよう
に思える。この公開された発明の副生物問題解決
法は。
(1) 反応混合物から所望生成物(同公報中の式
の化合物)及び副生物(同公報中式の化合
物)の両方を分離し、 (2) 分離した副生物を低級アルカノール及び酸触
媒で処理することである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記特開昭52−46014号の発明の段階はエステ
ル交換によつてアルカーノ()とともに、より
多くの所望生成物を生じる。しかし、アルカノ
ール()が本発明の場合のように3−メチル−
1−ブテン−1−オールであるときは、酸触媒は
アルカノールのイソプレンへの転換も触媒する。
イソプレンとして失われたアルカノールは工程に
再循環するのに利用出来ない。
〔課題を解決する手段〕
本発明は上記公開の発明と3つの重要な点で異
なる。第1に本方法は特定のアルカノールに限ら
れているのに対して、上記公開の場合は一定のア
ルカノール群を特許請求している。第2に、本発
明では所望生成物のみが反応混合物から分離され
る。副生物はすべての出発物と共に反応容器中に
残り、蒸留段階から所望生成物が得られて残る。
従つて副生物は分離工程で全く失われない(その
ような蒸留は100%効率ではない)。第3に副生物
及び低級アルカノールが塩基性触媒で処理され、
これがエステル交換を生じるが、イソプレンへの
転換は触媒しない。従つて本質的にすべての出発
物質アルカノール(3−メチル−2−ブテン−1
−オール)が再循環に利用出来、イソプレンへの
転換によつて失われるものがない。
本発明に従うと、望ましくない副生物を希望す
るエステルに転化する上で論議した縮合方法にお
ける改良法が提供される。
本発明の一態様に従うと、3−メチル−2−ブ
テン−1−オール及び低級アルキルオルトアセテ
ートを縮合させて希望する低級アルキル3,3−
ジメチル−4−ペンテノエートエステル及び副生
物である3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメ
チル−4−ペンテノエートを含有している粗製生
成物を製造する方法において、本発明は、粗製生
成物をチタン低級アルコキシド触媒の存在下で低
級アルキルアルコール及びオルトアセテートから
選択された少なくとも1種のアルコキシル化剤で
アルコキシル化し、それにより3−メチル−2−
ブテニル3,3−ジメチル−4−ペンテノエート
からさらに多くの希望する低級アルキル3,3−
ジメチル−4−ペンテノエートを製造することか
らなつている改良である。
本発明の好適な態様に従うと、3−メチル−2
−ブテン−1−オールと低級アルキルオルトアセ
テートと縮合させて希望する低級アルキル3,3
−ジメチル−4−ペンテノエートエステルを製造
し、希望するエステルを蒸留により除去し、3−
メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペ
ンテノエートを含有している残溜物を残す方法に
おいて、本発明は、残溜物を塩基性エステル交換
触媒の存在下で低級アルキルアルコール及びオル
トアセテートから選択された少なくとも1種のア
ルコキシル化剤でアルコキシル化して、生成物と
して希望するエステルを1種もしくはそれ以上の
3−メチル−2−ブテン−1−オール、1−(1,
1−ジ(低級アルコキシ)エトキシ)−3−メチ
ル−2−ブテン、及び1,1′−〔1−(低級アルコ
キシ)エチリデン−ビス(オキシ)〕ビス〔3−
メチル−2−ブテン〕と一緒に製造し、そして生
成物を出発物質として工程中に再循環させること
からなつている改良である。
たとえいずれの低級アルキルオルトアセテート
を縮合で使用するにしても、ある量の望ましくな
い3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエートがつくられるが、この副生物
の量はトリメチルオルトアセテートを使用したと
きに特に多い。従つて、本発明の改良は、縮合が
3−メチル−2−ブテン−1−オールとトリメチ
ルオルトアセテートの間であるときに、特に望ま
しい。
そこから希望するエステルがすでに蒸留により
除去されているような3−メチル−2−ブテニル
3,3−ジメチル−4−ペンテノエート残溜物の
アルコキシル化では、塩基性触媒が必要である。
適量な触媒は、当業界でエステル交換触媒として
知られている。これらの触媒には、例えばアルカ
リ金属水酸化物及び低級アルコキシド並びにチタ
ン低級アルコキシドが含まれる。アルコキシド触
媒の選択の際には、副生物の生成を避けるために
触媒中及びアルコール又はオルト酢酸塩中に同じ
アルコキシ基を保有することが望ましいが、必ず
しも必要ではない。触媒の量は臨界的なものでは
ないが、粗製縮合生成物及び蒸留残留物の両者を
アルコキシル化するときには、3−メチル−2−
ブテニル3,3−ジメチル−4−ペンテノエート
の量を基にして約0.5〜20モル%、特に約1〜10
モル%を使用することが望ましい。一般的にそう
である様に縮合で酸触媒を使用するなら、酸を中
和するために、さらに塩基が必要である。この目
的のためには、次のアルコキシル化で使用される
のと同じ塩基を用いることが普通最も簡便であ
る。残溜物をアルコキシル化する前に粗製縮合生
成物を蒸留しようとするときには、蒸留前に粗製
生成物を中和すべきである。
低級アルキルアルコールが蒸留残溜物用のアル
コキシル化剤であるときには、アルカリ金属アル
コキシドが好適な触媒であり;低級アルキルオル
トアセテートがアルコキシル化剤であるときに
は、チタンアルコキシドが特に好適である。
低級アルキルアルコール又はオルトアセテート
は一般に、3−メチル−2−ブテニル3,3−ジ
メチル−4−ペンテノエートに関して、等モル量
ないし20倍モル過剰量で使用される。過剰の反応
物は再循環される残溜物と一緒になつて次の縮合
又はアルコキシル化用の出発物質となるため、過
剰のアルコールの一部及びオルトアセテートの全
部は、蒸留残溜物をアルコキシル化するときに、
浪費されない。
アルコキシル化は比較的低い温度、例えば0
℃、でも適度な速度で行なえるが、それは約20゜
〜200℃の範囲内で行なわれるべきである。アル
コキシル化剤が低級アルキルオルトアセテートで
あるときには125℃〜175℃の範囲内の温度が好ま
しいが、低級アルキルアルコールがアルコキシル
化剤であるときにはより低い20℃〜125℃の範囲
の温度が使用できかつ好ましく、使用する反応物
及び温度により反応を圧力下で行なうことが望ま
しい。
しかしながら、3−メチル−2−ブテノール及
びトリメチルオルトアセテートの縮合からの蒸留
残溜物のアルコキシル化は大気圧で行なうことが
好適である。これは、好適には3−メチル−2−
ブテニル3,3−ジメチル−4−ペンテノエート
に関して5〜10倍モル過剰量のメタノール、及び
トリメチルオルトアセテートの混合物をアルコキ
シル化剤として使用することにより、最良に行な
われる。アルカリ金属メトキシド、特に2〜5モ
ル%のナトリウムメトキシド、が好適な触媒であ
り、最大過剰量のメタノールは最大量の触媒を必
要とする。20℃〜90℃の間の温度は好適に使用さ
れる。
本発明は下記の実施例及び参考例を参考にする
ことにより、さらに完全に理解されよう。
参考例 1 チタンテトライソプロポキシド触媒を用いての
3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエートとメチルアルコールの反応 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエート(9.8g、0.050モル)、メタ
ノール(16.0g、0.500モル)、及び0.15mlのチタ
ンイソプロポキシド(約0.0005モル)の溶液の試
料をステンレス鋼管に充填した。密封した管を
150℃の油浴中にいれ、そして分析用に試料を間
隔をおいてとり出した。7時間後に、混合物は気
体−液体分配クロマトグラフイ分析に基くと19.8
%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテノエー
ト、13.7%の3−メチル−2−ブテノール、及び
2.0%の3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメ
チル−4−ペンテノエート(反応前には、混合物
は28%を含有していた。
参考例 2 チタンテトライソプロポキシド触媒を用いての
3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエート及び1,1,1−トリメト
キシエタンの間の反応 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエート(4.90g、0.025モル)、1,
1,1−トリメトキシエタン(30.6g、0.25モ
ル)、及びチタンテトライソプロポキシド(0.28
g、0.001モル)の溶液の試料をステンレス鋼管
に充填した。密封した管を150℃の油浴中にいれ、
そして気体−液体分配クロマトグラフイによる分
析用に管を周期的にとり出した。試料を合計20時
間加熱した。この時間後に溶液は74%の1,1,
1−トリメトキシエタン、19%のメチル3,3−
ジメチル−4−ペンテノエート、1.5%の酢酸メ
チル、3.5%のメタノール、0.36%の3−メチル
−2−ブテニルアセテート、0.06%の3−メチル
−2−ブテノール、及び0.1%の1−(1,1−ジ
メトキシエトキシ)−3−メチル−2−ブテンを
含有していた。
参考例 3 水酸化カリウム触媒を用いての3−メチル−2
−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペンテノエ
ートとメチルアルコールの反応 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエート(19.6g、0.100モル)、メタ
ノール(16.7g)、及びメタノール中の10%水酸
化カリウム(1.12g)の混合物を室温で70時間撹
拌した。次に混合物を気体−液体分配クロマトグ
ラフイにより分析すると、26%のメチル3,3−
ジメチル−4−ペンテノエート、19%の3−メチ
ル−2−ブテノール、及び5.9%の3−メチル−
2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペンテノエ
ートを含有していることがわかつた。
参考例 4 ナトリウムエトキシド触媒を用いての3−メチ
ル−2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペン
テノエートとエチルアルコールの反応 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエート(19.6g、0.10モル)、エタ
ノール(24.4g、0.53モル)、及びエタノール
(0.02モル)中の18%ナトリウムエトキシド
(1.14g、0.003モル)の溶液を製造し、室温で放
置し、そして気体−液体分配クロマトグラフイに
より周期的に分析した。144時間後に、混合物は
30%のエチル3,3−ジメチル−4−ペンテノエ
ート、及び16%の3−メチル−2−ブテノールを
含有していた。
参考例 5 ナトリウムメトキシド触媒を用いての3−メチ
ル−2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペン
テノエートとメチルアルコールの反応 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル−
4−ペンテノエート(19.6g、0.10モル)、メタ
ノール(17.3g、0.54モル)、及びメタノール
(0.01モル)のナトリウムメトキシド(0.43g、
0.002モル)の溶液の試料をステンレス鋼管に充
填した。密封した管を140℃の油浴中にいれ、そ
して気体−液体分配クロマトグラフイによる分析
用に管を周期的にとり出した。6時間後に、溶液
は33%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテノ
エート、20%の3−メチル−2−ブテノール、及
び7.3%の3−メチル−2−ブテニル3,3−ジ
メチル−4−ペンテノエートを含有していた。
実施例 1 ナトリウムメトキシド触媒を用いての3−メチ
ル−2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペン
テノエートとメタノール及びトリメチルオルト
アセテートの混合物との反応、及びその後の反
応生成物の存在下での3−メチル−2−ブテノ
ール及び1,1,1−トリメトキシ−エタンの
縮合 この反応は20個の一連のバツチの一つであり、
そこではその前の反応からの残溜物である3−メ
チル−2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペン
テノエートをアルコキシル化し、そして生成物を
次の反応用の出発物質として再循環させた。
81.5%の3−メチル−2−ブテニル3,3−ジ
メチル−4−ペンテノエート(55.4モル)及び
13.4%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテノ
エート(11.7モル)を含有しているその前の反応
からの蒸留残溜物(12.4Kg)を、6.35Kgの水と一
緒にし、(中和塩を除くために)0〜5℃に冷却
しながら撹拌し、そして分離した。
有機層に、1,1,1−トリメトキシ−エタン
(42.2Kg、351モル)及びその前の反応からの蒸留
物の3種の不純留分:即ち64.2%の1,1,1−
トリメトキシエタン(176モル)及び25.1%のメ
タノール(258モル)を含有している32.9Kgの留
分:2.9%の1,1,1−トリメトキシエタン
(2.4モル)及び82.2%のメタノール(256モル)
を含有している9.98Kgの第二留分、及び56.7%の
1,1,1−トリメトキシエタン(1.5モル)及
び31.4%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテ
ノエート(0.268モル)を含有している2.6Kgの第
三留分:を加えた。混合物を30分内に加熱還流さ
せ、そして2時間還流して根跡量の水分を1,
1,1−トリメトキシエタンとの反応により除去
した。この時間中に70〜75℃のポツト温度を保つ
ために、少量のメタノール(3.6Kg)を蒸留によ
り除去した。
混合物を50〜60℃に冷却し、そしてメタノール
(13モル)中の25%ナトリウムメトキシド(557
g、2.58モル)を加えた。生成した混合物を15分
内に加熱還流させ、そして76〜80℃で2時間還流
した。還流を続けながら、85%のりん酸(297g、
2.58モル)を加えてナトリウムメトキシドを中和
した。次に合計5.0Kgのメタノールを蒸留により
除去し、そして反応混合物を気体−液体分配クロ
マトグラフイにより分析するとと、14%のメタノ
ール、67%の1,1,1−トリメトキシエタン、
9.6%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテノ
エート、0.84%の3−メチル−2−ブテノール、
1.5%の1−(1,1−ジメトキシエトキシ)−3
−メチル−2−ブテン、及び1.3%の3−メチル
−2−ブテニル3,3−ジメチル−4−ペンテノ
エートを含有していることが見出された(これは
88%の転化率を表わす)。
242gの85%りん酸を含有している3−メチル
−2−ブテノール(25.8Kg、300モル)の添加を
始め、そして24.4Kgの蒸留物(大部分がメタノー
ル)を除去しながら続けた。蒸留を続け、そして
第二の留分を集めた。この留分中の蒸留物の重量
は20.6Kgであり、そしてそれは主として1,1,
1−トリメトキシエタンからなつていた。混合物
を次に50℃に冷却し、そして454gのメタノール
中25%ナトリウムメトキシドで中和した。
減圧下で(41〜57mmHg)反応混合物を蒸留し
て、希望するメチル3,3−ジメチル−4−ペン
テノエートが回収できた。53%の希望するエステ
ルを含有している第一留分の重量は2.0Kgであつ
た。第二留分の重量は33.2Kgであり、そして98.1
%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテノエー
ト(229モル)を含有していた。13.4Kgの重量の
残溜物を6.8Kgの水で洗浄し、分離し、そして本
質的に上記の如くして再循環させた。
20個のバツチの実験の完了時に、50.3モルの残
留物である3−メチル−2−ブテニル3,3−ジ
メチル−4−ペンテノエートが残り、19個のバツ
チからの残留物の残部すなわち約1121モルが本発
明の改良法により希望する生成物に転化された。
改良法がないときには、残留物は処理する必要が
あつたであろう。
実施例 2 チタンテトライソプロポキシド触媒を用いての
粗製メチル3,3−ジメチル−4−ペンテノエ
ート中の3−メチル−2−ブテニル3,3−ジ
メチル−4−ペンテノエートと1,1,1−ト
リメトキシエタンの反応 ナトリウムメトキシドで中和されており、そし
て(気体−液体分配クロマトグラフイにより)67
%のメチル3,3−ジメチル−4−ペンテノエー
ト、15%の3−メチル−2−ブテニル3,3−ジ
メチル−4−ペンテノエート、及び14%の1,
1,1−トリメトキシエタンを含有している、触
媒量のりん酸を用いて3−メチル−2−ブテノー
ルをトリメチルオルアセテートと反応させること
から得られた25gm部分の粗製縮合生成物に、
0.25mlのチタンテトライソプロポキシドを加え
た。試料をステンレス鋼管に充填し、そして管を
150℃の油浴中にいれた。試料を周期的にとり出
し、そして反応の進行度を測定するために分析し
た。21時間後に、混合物の77%はメチル3,3−
ジメチル−4−ペンテノエートであり、そして
0.4%は3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメ
チルペンテノエートであつた。
〔本発明の効果〕
本発明の副生物のアルコキシル化では、塩基性
エステル交換触媒が使用されるので、イソプレン
への転換がなく、すべての出発物を再循環出来
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3−メチル−2−ブテン−1−オールを低級
    アルキルオルトアセテートと縮合させて低級アル
    キル3,3−ジメチル−4−ペンテノエ−トエス
    テルを製造し、希望するエステルを蒸留により除
    去し、3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチ
    ル−4−ペンテノエートを含有している残溜物を
    残す方法において、この残溜物を塩基性エステル
    交換触媒の存在下で低級アルキルアルコール及び
    オルトアセテートから選択された少なくとも1種
    のアルコキシル化剤でアルコキシル化して、生成
    物としての低級アルキル3,3−ジメチル−4−
    ペンテノエートエステルを1種もしくはそれ以上
    の3−メチル−2−ブテン−1−オール及び1−
    (1,1−ジ(低級アルコキシ)エトキシ)−3−
    メチル−2−ブテンと一緒に生成し、そしてこの
    生成物をこの方法における出発物質として再循環
    させることを特徴とする方法。 2 塩基性エステル交換触媒がアルカリ金属水酸
    化物、アルカリ金属低級アルコキシド、及びチタ
    ン低級アルコキシドから選択されることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル
    −4−ペンテノエートの量を基にして0.5〜20モ
    ル%の触媒を使用することを特徴とする、特許請
    求の範囲第2項記載の方法。 4 上記残溜物をチタン低級アルコキシド触媒の
    存在下で低級アルコキシオルトアセテートでアル
    コキシル化することを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5 上記残溜物をアルカリ金属低級アルコキシド
    触媒の存在下で低級アルキルアルコールでアルコ
    キシル化することを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 6 アルコキシル化を20℃〜200℃の間の温度に
    おいて実施することを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 7 3−メチル−2−ブテン−1−オールをトリ
    メチルオルトアセテートと縮合させる特許請求の
    範囲第1項記載の方法において、上記残溜物をメ
    タノール及びトリメチルオルトアセテートの混合
    物でアルコキシル化することを特徴とする方法。 8 触媒がナトリウムメトキシドであることを特
    徴とする、特許請求の範囲第7項記載の方法。 9 3−メチル−2−ブテニル3,3−ジメチル
    −4−ペンテノエートの量を基にして1〜10モル
    %のナトリウムメトキシドを使用することを特徴
    とする、特許請求の範囲第8項記載の方法。 10 20℃〜90℃の間の温度で実施される、特許
    請求の範囲第9項記載の方法。 11 3−メチル−2−ブテン−1−オールを低
    級アルキルオルトアセテートと縮合させて、低級
    アルキル3,3−ジメチル−4−ペンテノエート
    エステル及び3−メチル−2−ブテニル3,3−
    ジメチル−4−ペンテノエートを含有している粗
    製生成物を製造する方法において、上記粗製生成
    物をチタン 低級アルコキシド触媒の存在下で低
    級アルキルアルコール及びオルトアセテートから
    選択された少なくとも1種のアルコキシル化剤で
    アルコキシル化して、3−メチル−2−ブテニル
    3,3−ジメチル−4−ペンテノエートからより
    多量の低級アルキル3,3−ジメチル−4−ペン
    テノエートを製造することを特徴とする方法。
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