JPH0223525A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH0223525A
JPH0223525A JP17213488A JP17213488A JPH0223525A JP H0223525 A JPH0223525 A JP H0223525A JP 17213488 A JP17213488 A JP 17213488A JP 17213488 A JP17213488 A JP 17213488A JP H0223525 A JPH0223525 A JP H0223525A
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JP
Japan
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plate
evaporation source
magnetic recording
electron beam
recording medium
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JP17213488A
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English (en)
Inventor
Kiyokazu Toma
清和 東間
Ryuji Sugita
龍二 杉田
Kazuyoshi Honda
和義 本田
Yasuhiro Kawawake
康博 川分
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高密度記録特性に優れた金属薄膜型磁気記録
媒体の製造方法に関する。
従来の技術 従来、磁気記録媒体としては高分子フィルム等の非磁性
基板上に磁性粉を塗布した塗布型のものが使用されて来
たが、より高い記録密度を達成するために、非磁性基板
上に金属薄膜をスパッタ法や真空蒸着法で形成した薄膜
型が実用化されつつある。薄膜型磁気記録媒体の中でも
、特にCo基磁性薄膜を磁性層として形成した磁気記録
媒体が、優れた短波長記録特性のゆえに注目を集めてい
る。
Co基磁性薄膜はスパッタ法や真空蒸着法(イオンブレ
ーティング法のように蒸発原子の一部をイオン化して膜
を堆積する方法も含む)により作成されるが、特に後者
の方法によれば高い堆積速度が達成でき、量産に適して
いる。
非磁性基板として高分子フィルムを用いて、真空蒸着法
により金属薄膜型磁気記録媒体を製造する方法としては
、高分子フィルムを円筒状キャンの周面に沿わせて走行
させつつ磁性層を蒸着する方法が最も優れている。第4
図は、このような方法を用いた真空原着装置の内部構造
の概略を示す正面図である。高分子フィルム1は円筒状
キャン2の周面に沿フて矢印Aの向きに走行する。この
高分子フィルムl上に蒸発R5によフて磁性層が形成さ
れる。3.4はそれぞれ高分子フィルムlの供給ロール
及び巻き取りロールである。蒸発源5としては、抵抗加
熱蒸発源、誘導加熱蒸発源、電子ビーム蒸発源等が考え
られるが、高融点金属であるCo基合金を高速で蒸発さ
せるためには、電子ビーム蒸発源を採用する必要がある
ゆ 尚、量産用の大型蒸発源の場合にはピアス型の電子
銃を用いるのが一般的である。7はピアス型電子銃よっ
て発生される電子ビームを示している。蒸発源5と円筒
状キャン2との間には、蒸発源5から蒸発する蒸気が不
要な部分に付着、するのを防止するために、遮蔽板6が
配置されている。遮蔽板6はSで示されるように開口し
ている。この閏日部Sを通過した蒸気が高分子フィルム
1上に付着し、磁性層が形成される。
磁性層がCoとCrあるいはCoとN1とCrを主成分
である薄膜型磁気記録媒体を、第4図に示したような装
置にて、真空蒸着法によりCoとCrあるいはCoとN
iとCrを同一の蒸発源から蒸発させて形成すると、以
下の問題が生じる。
C「の蒸気圧がCoあるいはNiの蒸気圧に比べて高い
ために、時間的に組成が変化する。すなわち、第5図に
示すように蒸着初期においてはCrを多く含んだ膜が形
成され、後期にはCrをあまり含まない膜が形成される
。磁性層であるCo−Cr膜及びCo−Ni−Cr膜に
おいて、膜の組成が異なると磁気特性も変化するので、
均一な特性を有する長尺の磁気記録媒体を製造すること
は困難である。
この問題を解決するために、Crを供給する方法が考え
られる。ところが、Cr及びCrを多く含んだ合金は加
工性に乏しく、従来の材料供給法、例えばワイヤーフィ
ード等は使用できない。そこで第6図に示すように粒状
のC「を供給する方法が考案されている(特願昭57−
188420号)。第6図において、13は粒状Cr 
14を供給するための装置であり、粒状Cr14はCr
供給路12に沿って蒸発源5の中に供給される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、第6図に示すような方法で粒状のCr1
4を供給すと、粒状Cr14が蒸発源5に落下する際に
、粒状Cr 14が帯電して飛散する問題や落下途中に
昇華してしまう問題があり、安定に供給することが難し
いという課題がある。。
本発明は、このような従来技術の課題を解決した磁気記
録媒体の製造方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、COとCrあるいはCOとN1とCrを主成
分とする薄膜型磁気記録媒体を、電子ビーム蒸発源を用
いた真空蒸着法により、COとCrあるいはCOとNi
2”Crを同一の蒸発源から蒸発させて、移動しつつあ
る基板上に連続的に作製する際に、前記蒸発源に下部が
前記蒸発源中の溶湯に浸かるように隔壁を設け、前記蒸
発源において前記隔壁によって隔てられた二つの領域の
うち、電子ビームの照射されていない領域に板状のCr
を連続的に供給しつつ蒸着を行う磁気記録媒体の製造方
法である。
作用 本発明においては、板状のCrを供給するので供給時に
Crが飛散することが無く、また、Crが昇華しても隔
壁があるために、Crの昇華の影響が蒸着膜に及ばない
ので、均一な特性を有する長尺の磁気記録媒体を製造す
ることが可能となる。
実施例 以下に、本発明の実施例を、第1図〜第3図を用いて説
明する。
第1図は、本発明の一実施例における磁気記録媒体の製
造方法における、板状Crの供給方法の概略を示す正面
図である。蒸発源5中の合金に電子ビーム7が照射され
溶解される。蒸発H5には下部が溶湯に浸かるように隔
壁8が設けられている。隔壁8によって隔てられた蒸発
源5の二つの領域のうち、電子ビーム7が照射されてい
ない領域にガイド10を用いて板状Cr9を供給する。
ここで、隔壁8の働きについて説明する。隔壁8の働き
としては二つある。ひとつは、板状Cr9が供給される
際に昇華しても蒸着部に影響を及ぼさないための遮蔽の
働きである。もうひとつは、溶湯の表面流動を抑制する
働きである。すなわち、溶湯表面からCrが供給される
と、蒸発R5内の溶湯の対流により、Crを多く含有し
ている溶1が表面付近で流動する。Crを多く含有して
いる溶湯が表面付近で流動すると、組成を制御する上で
不都合である。尚、隔壁8の材料としては高融点材料用
いる必要があり、蒸発源のるつぼ材として一般的に用い
られるM g O,A 1203、Z r 02等の耐
火物がよい。W、、Mo等の金属は高融点ではあるが、
溶湯成分と合金化し融点が低下して溶解してしまうので
不適当である0次に、板状Cr9について説明する。C
rは高硬度でありしかも魔性があるので機械加工が困難
である。従って、Crをワイヤー状や棒状にすることは
困難である。高純度のCrを得る方法としては電気分解
を利用する方法が一般的である。このような方法で得ら
れたCrは通常電解Crと呼ばれており、製法上板状で
あるのが一般的である。従来使用されている粒状Crは
、板状の電解Crを粉砕して得られるものである。本発
明においては、粉砕無しに使用可能なばかりか、粉砕工
程が無いので製造時の高純度な状態で使用できる。ただ
し、電解Crは大面積の板状のものが製造されていない
ので、小型の蒸発源を用いる場合には適しているが、大
型の蒸発源の場合には多数の板状Crが必要となる。
大型の蒸発源を用いる場合には、真空溶解による鋳造板
状Crを用いることができる。また、板状Cr9の供給
は、1枚の板状Cr9でなく、複数の板状Cr9を並べ
て供給してもよい。蒸発源5の広い範囲に供給するので
、幅方向に組成の均一な磁性層を形成することが可能で
ある。
第2図は本発明の一実施例における板状Cr9及び板状
のCOまたはCo−CrあるいはCo−NiまたはCo
−Ni−Crの供給方法の概略を示す正面図である。隔
壁8と板状Cr9の供給されている部分との間の部分に
11で示されるような板状のCoまたはCo−Crある
いはCo−NiまたはCo−Ni−Crを連続的に供給
する。その材料11を供給することで組成及び蒸発源5
中の溶)Illの調整が可能となり、長時閏にわたって
安定な蒸着が可能となる。尚COまたはCo−Crある
いはCo−NiまたはCo−Ni−Crの供給法として
、蒸発R5の端部より供給する方法も考えられるが、組
成が幅広にわたってより均一な磁性層を形成するために
は、板状の供給材を第2図のように供給する方法が優れ
ており望ましい。
以下に、Co−Crの場合を例にしてより具体的に説明
する。
第3図は本発明の一実施例における磁気記録媒体の製造
方法に用いる真空蒸着装置の内部構造の概略を示す図で
ある。蒸発源5には第1図で説明したCr供給方法が適
用されている。その他は第4図に示した真空蒸着装置と
同様である。基板として幅50crn、膜厚8μmのポ
リイミドフィルムを用いた。ポリイミドフィルムの走行
速度は100rn/分とし、膜厚200nmのCo−C
r膜を5000mにわたって蒸着した。尚、蒸発源とし
ては、ポリイミドフィルムの幅方向の長さが80cm、
ポリイミドフィルムの走行方向の長さが25 c m、
  深さが10cmのものを用いた。隔壁8は、材質が
MgOで厚さが1crn、幅が70crrnのものを用
い、下部が溶湯表面から2cmの深さまで浸かるように
設置した。電子ビーム7は、加速電圧30kVのピアス
型電子銃を用いて発生させ、蒸発R5において幅70 
c m、  周波数600Hzで走査した。蒸発源の溶
湯の初期組成は8 w t%とした。板状Cr9はとし
ては、蒸発源6が大型であるため、真空溶解により鋳造
した厚さが約0.4cm、幅が60cmのものを使用し
た。板状Cr9の送り速度は、蒸気組成を原子吸光式組
成モニターにて組成をモニターしながら調整した。
板状Cr9の実際の送り速度はおよそ1cm/分であっ
た。
作製したCo−Cr膜の組成は、蒸着初期から約350
0m付近までは長手方向において、Cr組成が22±0
.3wt%の範囲内になっており、長尺にわたり安定し
十分実用可能な膜が得られていることがわかった。しか
し、蒸発源5中の溶湯量が減少してしまうので、長尺に
わたってほぼ等しい蒸発速度で蒸着するためには、電子
ビーム7のパワーを低い方向に調整する必要があった。
また、約3500mを越える付近からは溶湯表面が隔壁
8の下部より下になフてしまい、組成がやや不安定とな
りCr組成が22±0.7wt%となった。
次に、蒸発!15として第2図で説明した供給法を用い
て蒸着を行った。供給材11として厚さが2 c m、
幅が65cmのCo板を用い供給した。
Co板11はおもに蒸発![6中の溶湯量を維持するた
めに用いた。従って、Co[11の送り速度の調整は溶
I表面のレベルをモニターしながら行った。実際のCO
板11の送り速度はおよそ1ctn1分であった。その
結果、10000m以上の長尺にわたって特性の均一な
Co−Cr膜を形成することが可能であった。ここで、
Co板11の代わりにCo−Cr板を使用する場合につ
いて説明する。この場合もCo−Cr板11は溶湯量を
維持することが主な目的である。従)て、Co−Cr板
11のCr含有量は溶湯中のCr含有量よりも小さくす
ることが必要である。
以上の具体的実施例ではCo−Crについてのみの説明
であったがCo−Ni−Crの場合でも全く同様にでき
る。
発明の効果 本発明の磁気記録媒体の製造方法を用いることにより、
長手方向及び幅方向に特性が一定の長尺の磁気記録媒体
を、真空蒸着法により安定に生産できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気記録媒体の製造
方法に用いるCr供給方法の概略を示す正面図、第2図
は本発明の一実施例における磁気記録媒体の製造方法に
用いるCr及びCoまたはCo−CrあるいはCo−N
iまたはCo−Ni−Crの供給方法の概略を示す正面
図、第3図は本発明の一実施例における真空蒸着装置の
内部構造の概略を示す正面図、第4図は従来例の真空蒸
着装置の内部構造の概略を示す図、第5図は従来法によ
り長尺のCo−Cr膜を作製した場合の、蒸着時閉と膜
の組成との関係を示すグラフ、第6図は従来法における
Cr粒供給を行う真空蒸着装置の内部構造の概略を示す
正面図である。 l・・・基板、2・・・円筒状キャン、3・・・供給ロ
ール、4φΦ・巻き取りロール、5台−Φ蒸発源、6Φ
φ・遮蔽板、7・・・電子ビーム、8・・・隔壁、9・
・・板状CrS 10争・・ガイド、 1i−−−板状
のC05CO−Cr、Co−NiあるいはCo−Ni−
Cr。 12・・・Cr供給路、13・・・粒状Cr供給装置、
14・・−粒状CrS A−φゆ矢印、S 116・開
口部。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第1図 5黒膏源 鳥2図 第4図 第3図 第5図 蒸着時間 (分)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CoとCrあるいはCoとNiとCrを主成分と
    する薄膜型磁気記録媒体を、電子ビーム蒸発源を用いた
    真空蒸着法により、CoとCrあるいはCoとNiとC
    rを同一の蒸発源から蒸発させて、移動しつつある基板
    上に連続的に形成する際に、前記蒸発源に下部が前記蒸
    発源中の溶湯に浸かるように隔壁を設け、前記蒸発源に
    おいて前記隔壁によって隔てられた二つの領域のうち、
    電子ビームの照射されていない領域に板状のCrを連続
    的に供給しつつ蒸着を行うことを特徴とする磁気記録媒
    体の製造方法。
  2. (2)隔壁と板状Crの供給されている部分との間の部
    分に板状のCoまたはCo−CrあるいはCo−Niま
    たはCo−Ni−Crを連続的に供給しつつ蒸着を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方
    法。
JP17213488A 1988-07-11 1988-07-11 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH0223525A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009287087A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Dainippon Printing Co Ltd 真空成膜装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009287087A (ja) * 2008-05-29 2009-12-10 Dainippon Printing Co Ltd 真空成膜装置

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