JPH02234660A - 揚げ物用マイクロカプセル及びそれを使用する調理方法 - Google Patents

揚げ物用マイクロカプセル及びそれを使用する調理方法

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JPH02234660A
JPH02234660A JP1053705A JP5370589A JPH02234660A JP H02234660 A JPH02234660 A JP H02234660A JP 1053705 A JP1053705 A JP 1053705A JP 5370589 A JP5370589 A JP 5370589A JP H02234660 A JPH02234660 A JP H02234660A
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JP
Japan
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oil
microcapsules
fried
edible
cooking
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Pending
Application number
JP1053705A
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English (en)
Inventor
Rikuo Tsuji
辻 陸生
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  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
  • Formation And Processing Of Food Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えばてんぷらやフライ等の揚げ物を油で揚
げる必要をなくす調理具に関するものであり、更にその
調理具を使用して調理をする方法に関するものである。
[従来の技術] 従来、てんぷらやフライ等の揚げ物を調理する場合、小
麦粉・卵・パン粉等の衣用バッターに、材料を潜らせて
付け、加熱した油で揚げていた。
このため、大量の油が必要であり、それを加熱するてん
ぷら鍋等の調理器具等が必要であった。
予め油で揚げた直後に低温で凍結保存したチルト食品等
の冷凍食品を電子レンジ等の誘電加熱調理機で調理する
方法及び製品は一般的に知られている。しかし、再度加
熱した場合には、揚げたでのパッリとした食感がなく、
美味しいものではなかった。
また、衣用バッターに高融点油脂を高含させ、オーブン
等の高温雰囲気で焼いて調理するものも知られており、
この場合、衣用バッターが崩れ易く、冷めた場合に衣表
面に油か浮いた状態となったり、食した時に高融点油脂
が日中に残る等の問題があった。
[発明が解決しようとする課N] 本発明は、上記の諸問題を解決するためになされたもの
で、てんぷらやフライ等の揚げ物を油で揚げる必要をな
くす調理具及び調理を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る揚げ物用マイクロカプセルでは、加熱時に
溶解又は/及び破割する可食性フィルムからなるカプセ
ル容器内に、可食性油脂を封久したものである。
本発明の別の発明に係る揚げ物用マイクロカプセルを使
用する調理方法では、可食性フィルムからなるカプセル
容器内に可食性油脂を封入してなるマイクロカプセルを
、揚げ物用衣バッターに混入又は/及びまぶした後に、
加熱して前記可食性フィルムを溶解又は/及び破割する
ものである。
[作用] 本発明における揚げ物用マイクロカプセルにおいては、
加熱時に溶解又は/及び破割する可食性フィルムからな
るカプセル容器内に、可食性油脂を封入したものでよく
、その製造方法は疎水性物質を芯材として親木性媒体中
で調整するマイクロカプセルの作成方法で、広く一般に
知られているコアセルベーション法、界面重合法、イン
・スイツ( in situ )重合法、不溶化反応法
、相分離法、界面沈殿法等が利用できる。
可食性フィルムは、食品及び食品添加物で構成され、加
熱時に溶解又は/及び破割する材質・強度・厚さであれ
ばよく、例えばゼラチン、澱粉、アラビアゴム、カゼイ
ン、蛋白室、寒天、カルボキシメチルセルロース、デキ
ストリン、デキストラン、アルギン酸カルシウム等のも
のが使用できる。
可食性油脂は、てんぷら・フライに使用されつる油脂で
あればよく、例えば綿実油.オリブ油,サフラワー油.
大豆油,菜種油.胡麻油.とうもろこし油.来油等の植
物油脂、牛脂.豚脂等の動物油脂を用いることがでぎる
が、好ましくは低融点を有する油脂がよく、主に植物油
脂から選ばれて使用され得る。また、可食性フイルムの
選択においては、加熱で溶融しないフイルムを選択する
場合もあり、この場合には良好な熱膨張率を有する油脂
又は系中に水分を含有する油脂が選ばれて使用され得る
また、マイクロカプセルの粒径は、揚げ物用衣バッター
に混入又は/及びまぶせる大きさであればよく、好まし
い大きさは1mm以下である。
一方、本発明における揚げ物用マイクロカプセルを使用
する調理方法においては、可食性フイルムからなるカプ
セル容器内に可食性油脂を封大してなるマイクロカプセ
ルを、揚げ物用衣バッターに混入又は/及びまぶした後
に、加熱して前記可食性フィルムを溶解又は/及び破割
するものであればよく、揚げ物用衣バッターに混入又は
/及びまぶす場合には、通常のてんぷら及びフライの調
理方法に準ずる。具体的にその例を示すと、例えば豚肉
(種物)に小麦粉をまぶし、溶卵中を潜らせ、パン粉を
まぶす通常の調理方法の後に、マイクロカプセルを前記
パン粉の要領でまぶして、加熱前の準備が終了する。
加熱はオーブンはもとより、簡単な器具であるオーブン
・トースターやフライパン等で単に焼くだけのものであ
る。焼き上げ温度は通常のてんぷら・フライ等を揚げる
温度(150〜200℃)が好ましい。また、電子レン
ジ等の誘電加熱機で、予め種物に加熱を加えておいても
よい、オーブン等で加熱中あるいは加熱直後に電子レン
ジで種物を加熱調理してもよい。具体的にその例を示す
と、マイクロカプセルをまぶした前記材料を約200℃
に加熱したオーブン中で約10分間焼く。
この時、例えば溶融するフィルムで構成された場合には
、オーブン及びオーブン・トースター等中で熱せられた
マイクロカプセルは、フィルムが溶融し、中の油脂が揚
げ物用衣バッター中に広がり、良好な揚げ物の状態とな
る。また、加熱によって破割するフィルムて構成された
場合には、オーブン及びオーブン・トースター等中で熱
せられたマイクロカプセル内の油脂の熱膨張又は油脂中
の水分によって弾け、熱い油脂が揚げ物用衣ハッターに
広がり良好な揚げ物状態となる。
[実施例〕 以下に木発明の実施例を詳細に説明する。
(実施例1) 綿実油8gと10%ゼラヂン水溶液30gを攪拌して0
/W型の乳化状態とした。乳化状態となった所で10%
アラビアゴム水溶液30gを鏑下して混合した。溶液温
度を40℃に保ったまま、40℃の温水を140ml静
かに加え、10%酢酸を鏑下して加え、溶液のpllを
4〜4.2にしてカプセル原型を得た。溶液を5℃に冷
却し、30%ホルマリン溶液をIml加えカプセル原型
表面の膜を硬化させた。その後、10%水酸化ナトリウ
ムを滴下して加え溶液のpl+を9にして、1℃/分で
50℃まで昇温ざせて、マイクロカプセルを生成した。
得られたマイクロカプセルを濾過分離して、60〜70
℃で風乾させて乾燥した。
(実施例2) 実施例1で得られたマイクロカプセルを使って実際に調
理をした。
使用した4A料はコロッケであり、通常の方法で、パン
粉をまぶしたコロッケを、バット上に広げたマイクロカ
プセルに上下面及び側面をつけてまんべんにまぶした。
予め200℃に予熱しておいたオーブン・トスター内に
前記マイクロカプセルをまぶしたコロッケ(実施例A)
と、マイクロカプセルをまぶさないコロッケ(比較例A
)とを並べ、10分間焼いて、違いを比較検討した。
比較例Aは表面のパン粉がまだらに黒く焼け、揚げ物様
の外見もなく、焦げた味がして、悪いものであった。
方、実施例Aはマイクロフィルムが溶けて内部にあった
油脂が衣上に行き亙り、キツネ色に焼けて、揚げ物様の
外見を呈しており、味も通常の揚げたコロッケと変りが
ないものであった。
(実施例3) 綿実油8gと水酸化ナトリウムを加えた5%澱粉溶液3
0gを80℃で攪拌してO/W型の乳化状態とした。乳
化状態となったf!液を、トルエン200mlに分散さ
−t!−0/W/0型のエマルジョンを構成させ、溶液
を急速に−20℃に冷却した。
冷却して凍結されたマイクロカプセルを濾過分離し、冷
ブヂルアルコールて洗浄した後、凍結したまま減圧して
乾燥した。
(実施例4) 実施例3で得られたマイクロカプセルを使って実際に調
理をした。
使用した材料はトンカツであり、通常の方法で、パン粉
をまぶしたトンカツを、バット上に広げたマイクロカプ
セルに上下面及び側面をつけてまんべんにまぶした。
予め200℃に予熱しておいたオーブン内に前記マイク
ロカプセルをまぶしたトンカツ(実施例B)と、マイク
ロカプセルをまぶさないトンカツ(比較例B)とを並へ
、10分間焼いて、違いを比較検討した。
比較例Aは表面のパン粉がまだらに黒く焼け、揚げ物様
の外見もなく、焦げた味がして、悪いものであった。
方、実施例Aは加熱中にマイクロフイルムが弾けて内部
にあった油脂が衣上に行き亙り、キツネ色に焼けて、揚
げ物様の外見を呈しており、味も通常の揚げたトンカツ
と変りがないものであった。また、弾けて残ったフイル
ムは、パン粉と区別が付かず、食感もパン粉に近いもの
であった。
マイクロフィルムが弾けた理由は、マイクロフィルム内
の可食性油脂の熱膨張のためか、可食性フィルム内に可
食性油脂と一緒に存在する水分が水蒸気へ移行したため
である。
以上説明したように、本発明による揚げ物用マイクロカ
プセルを使用して調理すると、てんぷらやフライ等の揚
げ物を油で揚げる必要がなくなる。
また、実施例に示した調理方法の他に、一度揚げた揚げ
ものをオーブンで暖め直す時に、本発明の揚げ物用マイ
クロカプセルを、適量付着させて暖め直すとパリとした
食感が増すことは言うまでもない。
[発明の効果] 以上説明したとおり、本発明による揚げ物用マイクロカ
プセルを使用して調理すると、てんぷらやフライ等の揚
げ物を油で揚げる必要がなく、油の加熱が不要となるた
め、フライパンやてんぷら鍋等の調理器具が不要となる
。また、排油の処理も不要となり、調理において油当り
がしない等の効果が得られるものである。
代理人 弁理士 佐 藤 正 年

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱時に溶解又は/及び破割する可食性フィルム
    からなるカプセル容器内に、可食性油脂を封入したこと
    を特徴とする揚げ物用マイクロカプセル。
  2. (2)可食性フィルムからなるカプセル容器内に可食性
    油脂を封入してなるマイクロカプセルを、揚げ物用衣バ
    ッターに混入又は/及びまぶした後に、加熱して前記可
    食性フィルムを溶解又は/及び破割することを特徴とす
    る揚げ物用マイクロカプセルを使用する調理方法。
JP1053705A 1989-03-08 1989-03-08 揚げ物用マイクロカプセル及びそれを使用する調理方法 Pending JPH02234660A (ja)

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JP1053705A JPH02234660A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 揚げ物用マイクロカプセル及びそれを使用する調理方法

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JP1053705A JPH02234660A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 揚げ物用マイクロカプセル及びそれを使用する調理方法

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JP1053705A Pending JPH02234660A (ja) 1989-03-08 1989-03-08 揚げ物用マイクロカプセル及びそれを使用する調理方法

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015298A (ja) * 1983-06-24 1985-01-25 メツセルシユミツト−ベルコウ−ブロ−ム・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 光学的地球水平線センサの出力信号の処理方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015298A (ja) * 1983-06-24 1985-01-25 メツセルシユミツト−ベルコウ−ブロ−ム・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング 光学的地球水平線センサの出力信号の処理方法

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