JPH0223459Y2 - - Google Patents

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JPH0223459Y2
JPH0223459Y2 JP1985144208U JP14420885U JPH0223459Y2 JP H0223459 Y2 JPH0223459 Y2 JP H0223459Y2 JP 1985144208 U JP1985144208 U JP 1985144208U JP 14420885 U JP14420885 U JP 14420885U JP H0223459 Y2 JPH0223459 Y2 JP H0223459Y2
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JP
Japan
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floor
carpet
opening
retainer
floor panel
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JP1985144208U
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、車両用フロアカーペツトに関し、特
にフロアパネルのトンネル部を被覆する車両用フ
ロアカーペツトの固定構造に関する。
《従来の技術》 この種のフロアカーペツトは、一般にパイル層
をポリエチレンなどで裏打ちしてパイルの抜け防
止加工を施すとともに、耐久性、踏み心地性、遮
熱および遮音性などの諸特性を満すためフエル
ト、ウレタンフオーム、チツプウレタンなどから
なるアンダー材が約10〜30mmの厚さで裏打ちされ
ている。このようにして形成されるフロアカーペ
ツトにあつては、ボデー形状が同一であつても、
車格などによつて用いるフロアカーペツトの厚さ
が異なり、かつパイル層の潰れなどを含めると厚
さのバラツキが3〜15mm程度まで達することもあ
る。
《考案が解決しようとする問題点》 そして、このような厚さのバラツキは、第4図
に示すように、トランスミツシヨン用のトンネル
部2aを有し、かつこのトンネル部2aの上面に
シフトレバーをトランスミツシヨンに連繋するた
めの切欠部22が設けられたフロアパネル2を切
欠部22を除いてフロアカーペツト1により被覆
した場合、フロア面が凹凸状となつてトンネル部
2a上に設置されるコンソールボツクス3が安定
配置できなく、しかも厚さのバラツキが大きくな
るとフロアカーペツト1とコンソールボツクス3
との当接部にスキ間が発生して見栄を損ねるとい
う問題も生じている。
また、トンネル部2aを有するフロアパネル2
を被覆するフロアカーペツト11は、乗降時或は
シートスライド時などに伴う足元の移動によりト
ンネル部2aの近傍が踏みつけられると、トンネ
ル部2aを被覆するフロアカーペツト1部が下方
に引つぱられて位置ずれを起こし易い。このた
め、従来のように切欠部22に対応した開口部1
1をパイル層1aとアンダー材1bを同時にカツ
トすることにより形成し、図示しないクリツプや
両面テープなどでフロアパネル2に固定する構造
では、固定強度に問題があるばかりでなく、カツ
ト面11aにおいてアンダー材1bが触れて汚れ
るという問題点もある。
そこで、本考案は、このような問題点を一掃す
るとを目的としてなされたものである。
《問題点を解決するための手段》 したがつて、本考案は、トランスミツシヨン用
のトンネル部を有し、かつ該トンネル部の上面に
シフトレバーをトランスミツシヨンに連繋するた
めの切欠部が設けられたフロアパネルを該切欠部
を除いて被覆する車両用フロアカーペツト取付け
構造であつて、前記フロアカーペツトの前記切欠
部と対応して形成される開口部の周縁部裏面に、
該開口部上に配置されるコンソールボツクスを面
受けする座面と、該座面の裏側に突設される一対
の脚部とを備えた弾性体のリテーナを取付け、前
記一対の脚部の一方をフロアパネルに設けられた
切起し片に係止すると共に、フロアカーペツトの
開口部周縁とフロアパネルとの間に空〓を形成し
て前記座面を弾性変位可能に支持するようにした
ことを特徴とする。
《作用》 上記構成によれば、フロアカーペツトの厚さの
バラツキによつて生ずるフロアカーペツトとコン
ソールボツクスとの当接部におけるスキ間は、脚
部を有する弾性座面のたわみ代により吸収可能と
なる。
また、リテーナに設けられた脚部がフロアパネ
ルの切起し片に係止されるので、フロアカーペツ
トはトンネル部に確実に固定される。
《実施例》 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第1図は本考案のフロアカーペツトを前部座席の
中央部に位置するフロアパネルのトンネル部に敷
設した状態を示す概略斜視図、第2図は第1図の
−線断面図である。第1図および第2図にお
いて、前述の従来例と同一部位には同一符号を付
して重複した説明を省略する。
トンネル部2aを被覆するフロアカーペツト1
には、トンネル部2aに設けられた切欠部22を
逃げるための開口部11が形成されており、この
開口部11の周縁部裏面にリテーナ4が設けられ
ている。
前記リテーナ4は合成樹脂等の弾性体からな
り、第2図に示すように、板状の座面41と、座
面41の裏側に一体に突設され、かつ座面41を
略水平状に支持する1対の脚部42,43とを備
えている。
前記座面41は、開口部11上に配置されるコ
ンソールボツクス3を面受けできる大きさに形成
されており、1対の脚部42,43により切欠部
22の周縁部に配設されるとともに、コンソール
ボツクス3の自重を受けることにより第2図の一
点実線で示す如く下方へ弾性変位できるようにな
つている。
このリテーナ4の座面41としては、第3図の
変形例に示すように、座面41に複数の透孔41
aを適宜間隔で形成して、フロアカーペツト1を
介してコンソールボツクス3を面受けした状態で
座面41が下方に弾性変位し易くなるようにして
もよい。
また脚部43は、脚部42に対して多少内側に
傾斜するように設けられており、切欠部22の周
縁部に設けた切起し片に係止できるようになつて
いる。
このように形成されるリテーナ4の取付けは、
フロアカーペツト1の開口部11の周縁部におけ
るアンダー材1bを所定幅カツトしておき、この
カツト部にリテーナ4の座面41を固定する。こ
の固定手段としては、例えばタツカー止め、ミシ
ン縫い、或は接着によつて結合される。
このように開口部11にリテリーナ4を固定す
ることにより、前述したようにフロアカーペツト
1の厚さにバラツキがあつても、コンソールボツ
クス3の自重を受けて座面41が弾性変位し下方
にたわむので、このたわみ代によつてフロアカー
ペツト1の厚さのバラツキが吸収されコンソール
ボツクス3を安定配置し得るのである。
また、フロアカーペツト1は、通常フロアパネ
ル2の適宜位置で図示しないクリツプや両面テー
プなどにより固定されるが、トンネル部2aを被
覆するカーペツト部位において特に下方向に引張
られ易くなつている。この引張りに対して、リテ
ーナ4の脚部43がフロアパネル2に設けられた
切起し片23に係止されるようにしたので、カー
ペツト1は下方向への引張力に耐え、トンネル部
2aにおける位置ずれが防止される。
尚、前記リテーナ4は、開口部11の側部の長
手方向に合つた長さをもつて座面41、脚部4
2,43を形成したが、座面41、脚部42,4
3の長さを短く形成したリテーナを開口部11の
周縁部裏側に複数個取付けるようにしてもよい。
逆に、リテーナ4を枠状に形成してコンソールボ
ツクス3を枠状の座面で面受けするようにしても
よい。このように本考案は前記実施例に限定され
ることなく種々変形できることは勿論である。
《考案の効果》 以上説明したように、本考案によれば、フロア
カーペツトの厚さのバラツキによつて生ずるフロ
アカーペツトとコンソールボツクスとの当接部に
おけるスキ間は、脚部を有する弾性座面のたわみ
代により吸収されるので、トンネル部を覆うフロ
アカーペツト上にコンソールボツクスを見栄えを
損うことなく、安定した状態で配置できる。
また、リテーナに設けられた脚部がフロアパネ
ルを切起し片に係止されるため、トンネル部を覆
うフロアカーペツトの下方向へのずれを防止し、
カーペツトの見栄えを維持することができる。
しかも、フロアカーペツトの開口部の周縁部に
おけるアンダー材をカツトできるので、開口部の
カツト面の触れによる汚れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフロアカーペツトをフロアパ
ネルのトンネル部に敷設した状態を示す概略斜視
図、第2図は第1図の−線断面図、第3図は
前記リテーナの変形例を示す斜視図、第4図はフ
ロアカーペツトをフロアパネルのトンネル部に敷
設した従来例を示す縦断面図である。 1……フロアカーペツト、2……フロアパネ
ル、2a……トンネル部、4……リテーナ、11
……開口部、22……切欠部、23……切起し
片、41……座面、42,43……脚部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. トランスミツシヨン用のトンネル部を有し、か
    つ該トンネル部の上面にシフトレバーをトランス
    ミツシヨンに連繋するための切欠部が設けられた
    フロアパネルを該切欠部を除いて被覆する車両用
    フロアカーペツトの取付構造であつて、前記フロ
    アカーペツトの前記切欠部と対応して形成される
    開口部の周縁部裏面に、該開口部上に配置される
    コンソールボツクスを面受けする座面と、該座面
    の裏側に突設される一対の脚部とを備えた弾性体
    のリテーナを取付け、前記一対の脚部の一方をフ
    ロアパネルに設けられた切起し片に係止すると共
    に、フロアカーペツトの開口部周縁とフロアパネ
    ルとの間に空隙を形成して前記座面を弾性変位可
    能に支持するようにしたことを特徴とする車両用
    フロアカーペツトの取付構造。
JP1985144208U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0223459Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985144208U JPH0223459Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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JP1985144208U JPH0223459Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6252533U JPS6252533U (ja) 1987-04-01
JPH0223459Y2 true JPH0223459Y2 (ja) 1990-06-26

Family

ID=31054593

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JP1985144208U Expired JPH0223459Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878247U (ja) * 1981-11-24 1983-05-26 日野自動車株式会社 フロアコンソ−ルの取付け装置

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JPS6252533U (ja) 1987-04-01

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