JPH02234426A - 静電吸着装置およびそれを用いた反応性イオンエッチング装置 - Google Patents

静電吸着装置およびそれを用いた反応性イオンエッチング装置

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JPH02234426A
JPH02234426A JP5370989A JP5370989A JPH02234426A JP H02234426 A JPH02234426 A JP H02234426A JP 5370989 A JP5370989 A JP 5370989A JP 5370989 A JP5370989 A JP 5370989A JP H02234426 A JPH02234426 A JP H02234426A
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JP
Japan
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electrostatic adsorption
etched
processed
layer
reactive ion
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Application number
JP5370989A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kawamura
真一 川村
Keiichi Yamada
敬一 山田
Mitsunobu Koshiba
小柴 満信
Yoshiyuki Harita
榛田 善行
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 木発明は、IC,LSIなどの半導体素子の製造工程に
おいて使用され、被処理物を固定保持する静電吸着装置
およびそれを用いた反応性イオンエッチング装置に関す
る。
[従釆の技術] 従来、IC.LSIなどの半導体素子の製造士程におい
ては、露光後、現像液にて現像することによりパターン
を形成するホトリソグラフィ法が採用されている。
しかし、近年ではLSIがさらに微細化し、基板上に形
成されるべきパターンの最少寸法が1μm以下の領域に
入りつつあり、このような寸法領域では、現像液を現像
に用いる従来のホトリソグラフィ法を使用しても、特に
段差構造を有する基板が使用される場合には、露光時の
光の反射の影響や露光系における焦点深度の浅さなどの
問題に起因して、十分な解像度が得られないという問題
が発生する。
このような問題を解決する方法として、特開昭61−1
07346号公報(または対応するEP特許公開第18
4587号)においては、ホトリソグラフィ法において
現像液を用いて現像を行う代りに、酸素プラズマなどの
ガスプラズマを発生させる反応性イオンエッチング装置
を用いてパターンをエッチンクすることにより現像を行
って、レジストパターンを形成する乾式現像プロセスが
提案されている。
この反応性イオンエッチング装置の例として、特開昭5
8−151028号公報(または対応する米国特許第4
,422,896号)および特開昭59−140375
号公報(または対応する米国特許第4,581,118
号)には、被エッチング材の支持体であり、かつマイク
ロ波電力が印加される陰極に、被エッチング材の表面に
平行となるような磁界を発生する手段を内蔵させた反応
性イオンエッチング装置が記載ざれている。
また、特開昭58−170016号公報には、被エッチ
ング材の支持体である陰極に対して垂直な方向に磁界が
形成される反応性イオンエッチング装置が記載されてい
る。
これらの反応性イオンエッチング装置においては、発生
されるガスプラズマ中の反応活性種の濃度を高めること
かでざるので、これらの装置を用いることによって一般
の平行平板型の反応性イオンエッチング装置に比較して
高速のエッチングを行うことができる. 。しかし、これらの装置においては、印加する電力を大
きくすることにより、高速のエッチングが可能となる反
面、エッチング中に被エッチング材の損傷、熱による変
形や変性などが問題となる。
この被エッチング材の温度上昇を防ぐため、被エッチン
グ材が載置される電極や試料台を適当な冷媒を用いて冷
却する方法がある。しかし、被エッチング材を単に冷却
した電極や試料台に載せただけでは、接触面の粗さや被
エッチング材の反りが原因で十分な接触面積が得られず
、被エッチング材の冷却が不十分となる。
そこで、被エッチング材と電極または試料台との熱的コ
ンタクトを十分に行うための被エッチング材固着手段と
して、静電吸着装置が用いられている。通常用いられて
いる静電吸着装置は、電極上面を説電体で覆い、藷電体
上に被処理物を載置するようにしている。そして、被処
理物と電極間に電圧を印加し、静電力によって被処理物
を固着するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる静電吸着装置を用いたドライエッ
チング装置にあっては、被処理物の処理終了後、電圧印
加を停止しても、被処理物や静電吸着装置の誘電体の帯
電や分極が短時間では消滅せず、吸着力が残留すること
から、被処理物を静電吸着装置から離脱させるのに長時
間を要するという問題があった.このため、ドライエッ
チング装置による生産性が阻害されている。
被処理物の帯電を放散させるために、静電吸着装置への
電圧印加の停止後、一端が接地されたピンを被処理物に
接触させる方法や、静電吸着装置の電極へ、吸着時とは
逆の電位を印加する方法等も試みられたが十分な効果を
挙げるには至っていない。
本発明の目的は、かかる従来の問題を解消し、被処理物
の離脱を短時間内で可能とする静電吸着装置を提供する
と共に、生産性の向上がはかれる反応性イオンエッチン
グ装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の静電吸着装置は、
電極と、電極を覆う誕電体層とを具えた静電吸着装置に
おいて、誘電体層の表面を部分的に覆う導電体層と、該
導電体層を所定時に接地する接地手段とを具えたことを
特徴とする。
また、本発明の反応性イオンエッチング装置は、上記静
電吸着装置が陰極に配設されていることを特徴とする。
[実施例] 以下に図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明にかかる静電吸着装置の基本的構成を示
す断面図、第2図はその表面の平面図である。
第1図において、1は静電吸着装置全体を示し、2はポ
リイミド,ボリフッ化ビニリデンなどの高分子材料やア
ルミナなどのセラミックスからなる誘電体層であり、内
部に平板電極3が設けられている。電極3は直流電源5
に接続され、電圧が印加される。
誘電体層2の表面は第2図にも示すように適当な面積の
誘電体露出面2Aを残して複数の同心円状の導電体層4
で被覆されており、同心円の各導電体層4は半径方向の
ブリッジで導通されると共にスイッチ6を介して接地で
きる構成になっている。
導電体層4と接地用配線7との接続は電極3の一部に開
口部8を設けてこの部分で誘電体層2を貫通するスルー
ホールや導電ビンを通して行われる。
導電体層4の材質としては、アルミニウム.クロム,金
.チタン.モリブデン.タングステンなどの金属や二酸
化スズ.二酸化チタン等の導電性金属酸化物あるいは導
電性ゴムなどを用いることがでとる。
導電体層4の厚みは好ましくは200人〜100μm,
特に好ましくは500 人〜5000人である。、導電
体層4の厚みが200人以下では被処理物9との摩擦な
どにより静電吸着装置1の表面で導電体層4が導通不良
を起しやすいなどの問題があり好ましくない。また、導
電体層4の厚みh月00μm以上では急激に静電吸着力
か弱くなり、被処理物9と静電吸着装置lとの充分なコ
ンタクトが得られない。
静電吸着装置1の表面で導電体層4で覆われる面積の占
める割合は、吸着される被処理物9が絶縁膜の付いてい
ないシリコンウエーハ(以下ヘアシリコンと称する)な
ど導電性の場合には、通常95%以下、好ましくは10
〜90%であり、酸化膜のついたシリコンウェー八など
接触面が絶縁性の場合には、通常30〜95%、好まし
くは50〜90%である。
静電吸着装置1の表面上で導電体層4で覆われた部分の
面積が95%を越えると充分な吸着力を得るために必要
な電極3に印加すべぎ電圧が高くなりすぎ、30%未満
では酸化膜の付いたシリコンウエー八などに対して効果
的な帯電放散効果が得られない。
なお、導電体層4と接地用配線7とは、第3図に示すよ
うに導電体層4を静電吸着装置1の側面まで延ばし、こ
の側面延長部でもって接続することもできる。
本実施例の静電吸着装看1を使用する場合には、まずス
イッチ6を開いた状態で被処理物9を静電吸着装置1の
表面に載せ、平板電極3に直流電圧を印加し、被処理物
9を吸看固定する。
ついで、被処理物9に所定の処理(例えばプラズマエッ
チング)を施し、処理終了後、平板電極3への直流電圧
の印加を止める。そして、スイッチ6を閉じて導電体層
4を介して被処理物9に帯電した電荷を放散する。
本実施例の静電吸着装置1では導電体層4と被処理物9
との接触面積が大きいため、被処理物9の帯電放散が効
果的に行われ、短時間で被処理物9を静電吸着装置1の
表面から脱離することかでぎる。
次に、第4図ないし第7図に基いて、被エッチング材に
対して平行な磁場を形成する手段と被エッチング材を冷
却するために陰極に冷媒を流す通路と被エッチング材裏
面にヘリウムなどの熱伝導率の高い玲媒ガスを充填する
手段を有する反応性イオンエッチング装置に本発明の静
電吸着装置を適用した例について説明する。
第4図は上記反応性イオンエッチング装置の陰極部分の
斜視図であり、第5図および第6図はその詳細な構成を
示す断面図である。
11は陰極本体を構成する陰極ブロックを示し、陰極ブ
ロック1lの上面にはアルミニウム製のブロックl2が
配設され、アルミニウムブロックl2の上に静電吸着装
置101が配設されている。静電吸着装首101には被
エッチング材を着脱するための昇降装誼のウエーハ受け
アーム14が出入りする開口部l5が設けてある。
陰極ブロック11は冷媒人口l6から、冷媒、例えば水
.ブライン,フッ素系冷媒(3M社製のフロリナートな
ど)などを導入し、IP1極ブロック11内に設けた冷
媒通路l8に流すことによって所定の温度に冷却される
第5図に示すように、陰極ブロック11の内部には棒状
の永久磁石l9が配設され、陰極両端には、それぞれ磁
性体からなるボールビース20,21が設けられている
。また陰極ブロック11の上方には永久磁石22とボー
ルピース23.24からなり、補助磁界を形成するため
の補助磁石ブロックが設けられており、陰極ブロック1
1の永久磁石19と補助fil石ブロックとの相互作用
によって磁力線26で示されるように被エッチング材2
7の表面に平行な磁場が形成される。静電吸着装置10
1は第6図に示すように前述の如く誘電体層102の内
部に平板電極+03が埋設されており、誘電体層102
の上面には第6図および第7A図に示すように複数の同
心円状の冷媒ガス導入溝28と、この同心円状の冷媒ガ
ス導入溝28を連通ずる半径方向の直線状溝29が設け
られている。そして、導電体層102の表面は第7八図
および第7B図に示すように、部分的に導電体層104
で奮われている(第7A図のハツチング部参照》。導電
体層104は本装置の他の部分とは絶縁された配線10
7によってスイッチ10Bを介して接地できるようにな
っている。また、静電吸着装M101には貫通孔25が
設けてあり、この貫通孔25はアルミニウムブロックl
2および陰極ブロック11に設けられた冷媒ガス通路3
0に連通しており、ここからヘリウムなどの冷媒ガスが
被エッチング材裏面に導入される。導入された冷媒ガス
は直線状溝29および同心円状の冷媒ガス導入溝28に
よって被エッチング材の裏面全体に行き渡り被エッチン
グ材の熱を静電吸着装置101の表面へ放散,伝達し、
被エッチング材を冷却する。
ここで、同心円状の冷媒ガス導入溝28の謀さは通常5
μmから1mm、好ましくは5μmから100μmであ
る。
静電吸看装置101の表面における同心円状の冷媒ガス
導入溝28の部分の面積が占める割合は通常lθ〜90
%、好ましくは30〜80%である。
なお、溝の形状は被エッチング材と静電吸着装置lOl
の間で冷媒ガスを均一に充填できるものであれは、特に
制限されるものではなく、例えば蝿旋状、あるいは格子
状のものも好適に用いることができる。
導電体層104と誘電体層102の露出面102八との
配置は特定の形に制限されるものではないが、導電体層
104は全てつながっていることが必要であり、また、
本実施例のように被エッチング材の裏面に冷却用のガス
を充填する場合には最も外周側の冷媒ガス導入溝28よ
りも外側に誘電体層102の露出面102Aの一部が静
電吸着装置lotの中心に対し点対称に配置され、また
平板電8i103の外周も最も外周側の冷媒ガス導入溝
28よりも外側まで存在することか好ましい。
第6図に示すように陰極ブロック1lの本体中央部には
被エッチング材の昇降装置3lが設けられており、アル
ミニウムブロックl2を貫通するシャフト32およびシ
ャフト32に取り付けられ静電吸着装置101の開口部
l5に配設されたウエーハ受けアームl4を上下させて
、被エッチング材の昇降を行う。ここで昇降装置31は
陰極ブロック11へフランジ部材33を介して気密状態
で取り付けられ、被エッチング材裏面へ導入する冷媒ガ
スか反応室内へ漏れないようになっている。
さらに、第8図に本発明にかかる反応性イオンエッチン
グ装置の一実旅例の全体の概略構成を、一部分断面図を
用いて示す。
反応容器34内に第4図に示す静電吸着装置101が配
設された陰極ブロック11が配設される。
被エッチング材27は静電吸着装置101の上に支持さ
れている。静電吸着装置101の電極103には高周波
フィルタ60を介して直流電圧が印加される。陰極ブロ
ックl1と対向して陽極111が配設されており、陽8
illlは反応容器34と共に接地電位にされている。
また、陽極111の背面には前述した補助磁石ブロック
が設けられており、木例では永久磁石22は磁石保持ブ
ロック22八内に収容されている。
陰極ブロックl1と接続されている端子ブロック35は
反応容器34に取付けられた絶縁体36によって反応容
器34と絶縁されている。陽[111 と陰極ブロック
11との間に高周波電源37によって高周波電力が印加
されることにより、後述するように反応容器34内に導
入ざれ.た反応ガスのガスプラズマが発生し、このガス
プラズマ中の反応活性種がエッチングに寄与する。
木例においては、ターボボンブ40およびメカニカルボ
ンブ41によって反応容器34内を高真空に排気した後
、反応ガス容器イ2から酸素などの反応ガス、またはこ
の反応ガスと共に窒素などの不活性ガス容器43から不
活性ガスを、それぞれ流量制御バルブ44および45を
介して反応容器34内に導入する。
ここで反応ガスの流量および反応容器34内の圧力は、
流量制御バルブ44および45ならびにコントロールバ
ルブ46によって制御される。被エッチング材27のエ
ッチングの進行状況は、エッチング検出装置47によっ
て検出される。
また、木例の装置では、例えば被エッチング材27がウ
エーハの場合には、複数のウエーハを収容したウェー八
カセット53から1枚ずつウェーハを取り出して準備室
48内に装填し、複数の被エッチング材27を順次に処
理することができる。すなわち、カセット室52内に複
数の被エッチング材27を収容したカセット53を装填
した後、ゲートバルブ54を開いてカセット室52内を
排気し、予備排気室48と同圧となったときにゲートバ
ルプ58を開く。
そして、搬送機55の回転@56に設けられた伸縮可能
な腕部材57を伸縮動作させることによって1枚の被エ
ッチング材27を準備室48に取り込む。ついでゲート
バルブ5Bを閉じると共にゲートバルブ49を開き、メ
カニカルボンブで準備室48内を排気する。そして、ゲ
ートバルブ50を開いた後、腕部材57を延伸して被エ
ッチング材を自動的に反応容器34内の静電チャック1
01上に蔵置するのである。
さらに、準備室48には、エッチング後に冷却された被
エッチング材27が大気中に戻った時に大気中の水分が
この被エッチング材27に露結することを防ぐため、加
温窒素によるパージまたはヒーターによる加熱が行える
手段が備えられていることが好ましい。
第8図に示した反応性イオンエッチング装置を用いて被
エッチング材27をエッチングする際の条件は、通常、
以下に示すとおりである。
陰極ブロック11と陽i111 との間の距離3〜20
cm 陰極ブロックl1と陽極111との間の印加電力10W
 〜4 kW,好ましくはIOOW〜3kW陰極ブロッ
ク11の温度 0℃以下、好ましくはO〜−40℃ 特に好ましくは−20〜−40℃ 被エッチング材27の温度40”C以下被エッチング材
近傍の磁場強度 100〜400ガウス 反応ガス流量 2〜2005(:CM ,好ましくは2〜1005(:
CMエッチング時圧力 1 〜100LIITorr、好ましくは2〜80I[
lTorr反応ガス導入方法 第8図に示した例では、反応容器34の下面から導入し
ているが、このようにする代わりに、反応容器34の側
面または陽極111に孔を設け、この孔から導入しても
よい。
反応ガス 酸素,酸化窒素.テトラフ口口メタン.ヘキ
サフ口口エタン,ヘキサフ 口口プロパンなど 不活性ガス 窒素,ヘリウム,アルゴンなど被エッチン
グ材と静電吸着装置101との間の冷媒ガス圧力 1 〜50Torr,好ましくは5〜20Tor「本発
明の反応性イオンエッチング装置においては、反応容器
34の内面を炭素を30重景%以上、好ましくは50重
量%以上含有する耐熱性の材料、例えばグラファイト,
ダイヤモンド,テトラフ口口メタン.メタノール,エタ
ノールなどをプラズマ重合した重合体、ポリイミド,ポ
リーp−フェニレン,ポリアセチレンなどの合成高分子
、またはこれらの複合材料からなる板.シートまたは膜
で覆うことにより、被エッチング材に対するエッチング
の異方性をさらに高めることができる。この場合、これ
らの板.シートまたは膜は、反応容器34の内面に着脱
可能に固定することが好ましい。
さらに、炭素を30重量%以上含有する材料で構成した
カバー150(第6図および第8図参照)で、陰極ブロ
ック1lの表面のうちの被エッチング材27の周囲の部
分を覆うと、被エッチング材27表面でのエッチングの
均一性をさらに良好にすることができる。
本発明の反応性イオンエッ゛チング装置によりエッチン
グすることのできる被エッチング材27としては、ガラ
ス,シリコン,ガリウム・ヒ素などの基板上にレジスト
層を設けたものを挙げることができる. このレジスト層の材料としては、次の材料を用いること
ができる。
(1)ノボラック樹脂やヒドロキシスチレン樹脂などの
水酸基含有樹脂に、キノンジアジドスルホニルハライド
を一部エステル化させた感放射線性樹脂に放射線を照射
したものを、ヘキサメチルジシラザンやシリルクロライ
ドなどのシラン化合物で選択的にシリル化した材料。
(2)キノンジアジド系ボジ型レジスト.環化ゴム系ネ
ガ型レジスト,ビスアジドーノボラック樹脂系ネガ型レ
ジストなどのレジスト材料、ポリメチルメタクリレート
.ポリメチルイソブロベニルケトン,ポリブテンスルホ
ン,ポリ−2−メチル−1−ペンテルスルホンーノボラ
ック樹脂などの電離放射線感応ボジ型レジスト材料、ま
たは塩素化ポリメチルスチレン,クロロメチル化ボリス
チレン.シリコンラダーボリマーなとの電離放射線感応
ネガ型レジスト材料からなる上層、二酸化ケイ素(St
(h) *チタンータングステン(Ti/W)などの無
機膜からなる中間層(エツチングバリア)およびポリイ
ミド.ポリアミドイミドなどの高耐熱性重縮合ボリマー
ポリメチルメタクリレート.ポリフェニルアクリレート
などの(メタ)アクリル系ボリマーキノンジアジド系ボ
ジ型レジスト,ビスアジドーノボラック樹脂系ネガ型レ
ジストからなる下層からなる3層膜に放射線を照射した
材料。
《3》キノンジアジド系感光剤またはビスアジド系感光
剤と含タ冫素ポリマーよりなるレジスト材料.ハロアル
キル基を有する含ケイ素ポリマーなどの電離放射線感応
ネガ型レジスト材料、またはカルゴゲナイドガラスなど
の無機レジスト材料からなる上層、および上項(2)に
示した3層膜の下層と同様の下層からなる2層膜に放射
線を照射した材料. (A)  験例1.2および 較実験例1.2第7A図
および第7B図に示した構成で、誘電体層102として
焼成アルミナセラミックスを平板電極103の上に20
0μmの厚さで形成した直径1001の静電吸着装置1
01の表面に静電吸着装置101の表面における導電体
層104で覆われる面積の占める割合が85%となるよ
うに、導電体層+04 として厚さ1000人で第7八
図に示すパターン状にアルミニウムを蒸着した。これを
第8図に示す構成の反応性イオンエッチング装置の真空
反応容器34内に配置し、反応室内を3mTorrに減
圧し、上記静電吸着装置101に被エッチング材27と
して径4インチのシリコンウエーハ(ベアシリコン)ま
たは熱酸化膜付シリコンウエー八を乗せ、−2.OkV
の電圧を印加してウェーハを吸着固定した。そのまま、
4分間、電圧印加を続けた後、電圧印加を停止し、直後
に静電吸着装置101の表面の蒸着アルミニウムに接続
する配線107を接地した。接地後、残留吸着力が低下
し、付帯するウエーハ昇降装置3lによって、ウェーハ
の破損や引き剥がしによる位置ずれを起こさずに、ウェ
ーハを持ち上げられるようになるまでに要する時間(以
下、脱離可能時間と称す)を測定した.また、誘電体層
102の表面に導電体層104および接地機構を持たな
い静電吸着装置を用い、上記と同様の操作を行って脱離
可能時間を比較した。
結果を第1表に示す。
第  1 表 実験f列 l   蒸着アルミニウムパターン  ベ7
シリコン      20秒および接地機構付 実験例2    〃   熱酸化膜付  40秒比較実
験 表面の導電体層 べ7シリコン  3分50秒例 
l      およυ 接地機構なし比較実験    
〃   熱酸化膜付 8分以上例2 (B)  験例3.4および比較実験例3,4第1図に
示したものと同様の表面に冷媒ガス導入用の溝を形成し
ていない静電吸着装置1に導電体層4およびその接地機
構を設け、冷媒ガス導入機構を用いない以外は第8図に
示す構成の反応性イオンエッチング装置の真空反応容器
34内に配置し、径6インチのシリコンウェーハ(ベア
シリコン)または熱酸化膜付シリコンウェーハを吸着保
持し、酸素プラズマによる反応性イオンエッチングの操
作を行い、ウエーハの温度およびエッチング操作終了後
の脱離可能時間を調べた(実験例3.4)。
比較実験例3.4として接地機構を持たない静電吸着装
置について同様の測定を行った。静電吸着装置1の構成
、反応性イオンエッチング条件および操作手順は以下の
通りである。
(a)静電吸着装置1の構成 誘電体層2の直径; 150+nm,銹電体材質:焼成
アルミナ,電極3上の誘電体層2の厚み;200μm.
表面導電体層4の材貿;蒸着アルミニウム,表面導電体
層4の厚み. 2000人静電吸着装置1の表面におけ
る導電体層4で覆われる面積の占める割合=80% (b)反応性イオンエッチング条件 陰極ブロック11と陽極111 との距離;7cm.高
周波印加電力.2kW,陰極ブロック11の冷却;水(
15℃),酸素流量, 305CCM.エツチング時圧
力; 3 mTOrr (C)操作手順 ウェーハ搬送機構55により、ウェーハを陰極ブロック
11の静電吸着装置1に載置し、電極3に−2.5kV
の直流電圧を印加してウェーハを吸着した。次いで反応
室に酸素を流し、陰極ブロックI1に3分間高周波電力
を印加してプラズマ処理(エッチング)を行い、高周波
電力印加終了と同時に静電吸着装置1への直流電圧印加
を切り、表面導電体層4を接地した。ウエーハの温度測
定はアルミニウム箔で覆ったサーモラベルをウェーハ表
面に貼り、サーモラベルの色の変化で行った。
結果を第2表に示す。
第  2  表 実験例3 実験例4 比較例3 比較例4 ベアシリコン            50℃    
  20秒熱酸化膜付シ!J:17   50℃   
45秒ベアシリコン            50℃ 
    3分40秒熱酸化原付    50℃   8
分 (C)実験例5 第7A図および第78図に示す構成となるように、深さ
20μmの冷媒ガス導入溝28を表面積の45%を占め
るように備えた静電吸着装置101の表面に導電体層1
04として厚さ2000人、静電吸着装置101の表面
における導電体層104で覆われる面積の占める割合が
80%となるように、クロムをスパッタリングにより付
けた。そして、導電体層104の接地機構を有する静電
吸着装置101を第8図に示す構成の反応性イオンエッ
チング装置の真空反応容器34内に配置し、陰極ブロッ
クl1の冷却を−35℃のフロリナートで行った。また
、ウェーハと静電吸着装置101の間の冷媒ガス導入溝
28に10Torrの圧力でヘリウムを充填して、実験
例3.4と同様の条件で以下に記す手順によりレジスト
のエッチングを行いウエー八の温度測定.エッチング性
およびエッチング後のウェーハの脱離時間の評価を行っ
た。
(a)  レジストの準備 直径6インチのシリコンウエーハ(ペアシリコン)上に
、6−ジアゾー5.6−ジヒドロ−5オキソー1−ナフ
タレンスルホン酸クロリドとノボラック樹脂との部分的
エステル化物を含むレジストをスピンコートにより塗布
し、開口係数が0.42のg線ステッパーを用いてレチ
クルを介して紫外線を照射した。次にそのシリコンウエ
ー八を50μmの複数の細孔を有するステンレス製上部
加熱用板とステンレス製下部加熱用板を有するシリル化
装置に収容し、上部加熱用板の細孔からへキサメチルジ
シラザンをシリル化装置に導入した後、密閉してレジス
トの露光部分を全圧力760 mmHg,ヘキサメチル
ジシラザン濃度6.6容量%.140℃の条件で1分間
シリル化した。
(b)エッチング ウェーハと静電吸着装置101の間へのヘリウムの導入
は静電吸着装置101への直流電圧印加開始後30秒の
時点とし、真空反応容器への酸素流入および陰極ブロッ
ク11への高周波印加はヘリウム導入後に開始した以外
は、実験例3,4と同じ条件でエッチングした。
木例のエッチングにより、解像度0.45μmのなど間
隔のラインアンドスペースのレジストパターンが得られ
た。レジスト層のシリル化された紫外線照射部とレジス
ト層のシリル化されない紫外線非照射部とのエッチング
速度の比(選択比)はlO以上の高選択比であり、0.
6μmのパターンにおける線幅のばらつきが6.2零の
エッチングが可能であった。
また、エッチング終了後のウェーハの脱雛時間は20秒
であり、ウェーハの温度は30℃以下で、冷媒ガスであ
るヘリウムのリークも見られなかった。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の静電吸着装置は、吸着操
作終了後、短時間で被処理物を脱離することができ、か
つ、被処理物表面に触れることなく被処理物を支持台に
保持することができる。
また、被処理物と静電吸着装置の間に冷媒ガスを充填す
る使用法にも使用できるため、本発明の静電吸着装置を
適用した反応性イオンエッチング装置を用いることによ
り、効果的にウェーハを冷却して高精度のエッチングを
高い生産性でもフて行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる静電吸着装置の基本的構成を示
す図、 第2図はその平面図、 第3図は本発明の静電吸着装置の他の構成例を示す断面
図、 第4図.第5図および第6図は本発明の静電吸着装置を
用いた反応性イオンエッチング装置の陰極部を示す、そ
れぞれ、斜視図,断面図および第5図と直交する線に沿
った断面図、 第7A図は陰極部に配設された静電吸着装置の平面図、 第7B図は第7A図のA−A線断面図、第8図は本発明
の静電吸着装置を用いる反応性イオンエッチング装置の
全体の構成図である。 1,101・・・静電吸着装置、 2,102・・・誘電体層、 2A,102A・・・誘電体露出面、 3,103・・・平板電極、 4,104・・・導電体層、 6,106・・・接地用スイッチ、 7,107・・・接地用配線、 l1・・・陰極ブロック、 12・・・アルミニウムブロック、 l4・・・ウェーハ受けアーム、 l5・・・開口部、 l6・・・冷媒入口、 17・・・冷媒出口、 1B・・・冷媒通路、 l9・・・永久磁石、 20,21,23.24・・・ボールピース、22・・
・補助永久磁石、 28・・・冷媒ガス導入溝、 30・・・冷媒ガス通路、 31・・・ウエーハ昇降装置、 34・・・反応容器、 35・・・端子ブロック、 36・・・絶縁体、 37・・・高周波電源、 42・・・反応ガス容器、 43・・・不活性ガス容器、 4445・・・流量制御バルブ、 60・・・RFフィルタ、 111・・・陽極、 150・・・陰極カバー 2A 第3図 第1図 第2図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)電極と、該電極を覆う誘電体層とを具えた静電吸着
    装置において、 前記誘電体層の表面を部分的に覆う導電体層と、 該導電体層を所定時に接地する接地手段と を具えたことを特徴とする静電吸着装置。 2)請求項1記載の静電吸着装置が陰極に配設されてい
    ることを特徴とする反応性イオンエッチング装置。
JP5370989A 1989-03-08 1989-03-08 静電吸着装置およびそれを用いた反応性イオンエッチング装置 Pending JPH02234426A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20210026848A (ko) * 2019-09-02 2021-03-10 주식회사 에이맵플러스 도전성 캐리어 및 디스플레이 패널의 제조방법

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KR20210026848A (ko) * 2019-09-02 2021-03-10 주식회사 에이맵플러스 도전성 캐리어 및 디스플레이 패널의 제조방법

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