JPH02233386A - 巻込み枚葉シートおよびその包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は巻込み枚葉シートとその包装体に係り、複数
の単位シートすなわち枚葉シートを前後の単位シートの
端部分の間で部分的に挟み込んで巻重ねて順に１枚ずつ
巻付け、中心部の単位シートから１枚ずつ取出し可能に
した巻込み枚葉シートと巻込み枚葉シート包装体に関す
る。

［従来の技術］ 使用時にシートや紙の一枚あるいは一定寸法ずつ取出せ
るようにしたものとしては、従来てはティッシュペーパ
ー　トイレットペーパーウエットペーパー等がある。

ティッシュペーパー　ウエットペーパーは、次のシート
との間に重り部分を設けて積み重ね、前のシートを引出
す際この重り部分て生じる摩擦抵抗を利用して次のシー
トの一部を取出し口から若干外に引出すようにし使い勝
手を良くしてあり、トイレットペーパーは連続した長尺
のペーパーにミシン目を設けて、常に次のシートの端を
引くことで取出せるようにしたものである。

［発明が解決しようとする課題］ 前記した従来の技術特に前者のテイ・ンシュペーパー、
ウエットペーパーは、一枚取出す毎に必ず次のシートの
一部が取出し口から若干引出され、取出し易くするとい
う利点はあるものの、これを収容する箱を必要とし、か
つ紙に折り目が付いてしまうという問題点があり、後者
のトイレットペーパーで代表されるロール紙では巻芯が
必要であることとミシン目の付けてないものでは切断す
るための刃物や突片を必要とするという問題点があった
。

この発明は前記した各問題点を除去するために、複数の
枚葉紙などの枚葉シートを前後の各枚葉単位シートの端
部分の間で互いに部分的に挟み込んで巻き重ねて順に１
枚ずつ巻付け、中心部の単位シートから１枚ずつ引出す
ことで中心になシート袋が外側のシートに対し空気層を
介して独立したカール状となって引出せると共に次位の
巻初めが若干突出し簡単な包装でも取出し易い巻込み枚
葉シー｝・を提供ずることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記したこの発明の目的は、中心に空洞を形成して巻回
した第１のシートの巻終り部に第２のシートの巻初め部
を部分的に挟んで第２のシートを第１のシート上に巻付
け、以下同様にして多数枚のシートを順次に巻付けて枚
葉シート巻付体を作り、この巻付体の中心のシートから
順に１枚ずつ引出すことで次位のシー｝・を前記枚葉シ
ート巻付体から部分的に突出可能にすることで達成され
る。

［作　用］ この発明の巻込み枚葉シートは空洞内に指を差入れ、中
心部のものから外に引出すことで、次位のシートがその
巻初め部から部分的に空洞の外に食み出す。

すなわち次位のシートは引き出されつつある中心部に近
いシートの巻終り部で次のシートの巻初め部を挟み込み
摩擦力で引き出して空洞の外部に自動的に突出させるこ
とができ、次のシートが容易に１枚ずつつまみ出せる。

［実施例］ この発明の巻込み枚葉シートはのし紙、半紙、天ぷら敷
紙のような和紙、西洋紙や表面にシリコンコートを施し
た焼蒸し用敷紙、クッキング用敷紙、トレーシングペー
パー等の腰のある紙や形状復元性を有するプラスチック
シートや腰の弱いビニールシートなどあらゆるシートを
対象とし、一定の大きさに裁断した方形、円形の第１の
シート１を第１図に示すように中心に少なくとも人差し
指が入る程度の空洞５が生じるようにその巻始め部１人
から筒状に巻ロする。

このあとこの筒状に巻回されている第１のシート１の巻
終り部１Ｂの上側に次の第２のシート２の巻始め部２人
を部分的に挾んで前記第２のシート２を第１のシート１
の上に第２図に示すように巻付ける。

このあと第３図に示すように第２のシート２の巻終り部
２Ｂの上側に次の第３のシートの巻始め部３八を部分的
に挟んで前記第３のシート３を第２のシート２上に巻付
ける。

以下順に第４のシート４を巻始め部昌を挟み込んで巻付
け、第５図に示すように多数枚の枚葉シートが巻かれた
巻芯なしの枚葉シート巻イ」体７を作る。

このようにして作られた枚葉シート巻イ］体７を、第６
図、第７図に示すようにこれが入る大きさの筒状の袋８
に入れ、両端を押しつぶして接着した封止部９、９を形
成する。

この発明の巻込み枚葉シート１０は以上のように構成さ
れており、以下使用状態について説明する。

使用に当っては、第８図に示すように袋８の一方の端に
取付けてある開封帯あるいは袋としての長さ方向のシー
ル部分に形成したＶ字状の切り口等周知の開封手段を利
用して開封する。

このあと、表出した枚葉シート巻付体７の中心、すなわ
ち第１のシート１で作られた空洞５に人差し指を入れ、
第１のシート１を引出すと、この引出し動作に伴って巻
芯がないため第１のシート１０巻径が僅かに縮小するが
、次位の第２のシート２との間の第１のシート１の巻終
り部１Ｂと第２のシート２０巻始め部氾との挟み込みに
よる接触摩擦力で第１のシート１の巻終り部１Ｂに続い
て第２のシート２の巻始め部２人が第８図に示すように
部分的に突出するから第２のシート２以降のシートは手
指でつまんで引出せる。

以下第３および第４のシート３，４の引出しの場合も同
様で、中心部から必ず１枚だけ取出せ、しかも次位のシ
ートの巻始め部を枚葉シート巻付体７の側面外部に突出
させることができる。

芯がないので外から巻込み枚葉シート１０の中心方向に
加わる外力で、枚葉シート巻付体７がつぶれてしまうこ
ともあるが、つぶれても元に戻せば取出しに支障はない
。

巻紙のようにつぶれによって生じる折れ痕が不都合であ
る場合には厚紙で作った筒状のケース内に入れることで
少々の外力でシート巻付け筒体がつふれることがない。

また巻込みシートがビニールシートのような柔軟なシー
トで幅広の場合はシート巻付体７や巻込み枚葉シート１
０をそれぞれ扁平化した後、第９図に示すように袋８と
共に折り畳んで保管したり運搬したりすることができる
。

［発明の効果］ この発明は以上説明したように構成されているので、以
下に記載する効果を奏する。

請求項１の巻込み枚葉シートにおいては、口−ル紙やロ
ール巻きされたシートを所望寸法に切断したシートや枚
葉シートを一枚ずつ巻終りと巻始めとが部分的に挟み込
まれた状態で順′次巻取ることで本発明品が得られるの
で、安価に大量製造可能であると共に、枚葉シート巻付
体７からその中心部のシートを引き出すことで次位のシ
ートを部分的に枚葉シート巻付体７の側面外部に自動突
出させることができるからこの突出したシート部分を指
先でつまんで引出すことで必ず一枚ずつ分離された枚葉
シートを容易に取出して使用することができる効果を有
する。

請求項２の巻込み枚葉シート包装体においては、巻芯が
不要で収容するに当って箱のようなものでなく袋状のも
のでよく、またロールシートから枚葉シート状に切断し
ないでよく、切断刃を用意する必要がないので人が怪我
することがなく安全であるし、包装が簡単で安価にでき
る。

請求項３または４によれば柔軟シートの巻込みシートま
たはその包装体となしたので折り畳んで保管したり運搬
でき、嵩ぼらないので便利である効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図はいずれもこの発明の１実施例を示すもので、第１図
から第４図まではいずれも枚葉シートの巻回状態を示す
説明図、第５図は枚葉シート巻付体の斜視図、第６図は
枚葉シート巻付体を包装した状態の斜視図、第７図は包
装状態を示す一部の断面図、第８図は包装袋を破いて内
の枚葉シート巻付体が表出した状態の斜視図、第９図は
この発明の他の例を示す巻込みシート包装体の斜視図で
ある。 １・・・第１のシート ２・・・第２のシート ＩＡ〜３人・・・巻始め部 １Ｂ〜３Ｂ・・・巻終り部 ５・・・空洞 ７・・・枚葉シート巻付体 ８・・・袋 ９・・・封止部 １０・・・巻込み枚葉シート

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．シート状部材を１枚ずつ取出し可能にしたものにお
   いて、中心に空洞５を形成して巻回した第１のシート１
   の巻終り部１Ｂに第２のシート２の巻初め部２Ａを部分
   的に挟んで第２のシート２を第１のシート１上に巻付け
   、以下同様にして多数枚のシートを順次に巻付けて枚葉
   シート巻付体７を作り、この枚葉シート巻付体７の中心
   のシートから順に１枚ずつ引出すことで次位のシートを
   前記枚葉シート巻付体７から部分的に突出可能にしたこ
   とを特徴とする巻込み枚葉シート。
2. ２．請求項１記載の巻込み枚葉シート１０を筒状の袋８
   に収容し、前記袋８の開放端を封止部９で接着封止した
   ことを特徴とする巻込み枚葉シート包装体。
3. ３．差込み枚葉シート１０の素材がビニールシートのよ
   うな柔軟性シートである請求項１記載の巻込み枚葉シー
   ト。
4. ４．差込み枚葉シート１０の素材と袋８の素材とがそれ
   ぞれビニールのような柔軟性シートで作られた素材であ
   る請求項２記載の巻込み枚葉シート包装体。