JPH02233209A - 表面圧密化木質板の製造法 - Google Patents

表面圧密化木質板の製造法

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JPH02233209A
JPH02233209A JP5436589A JP5436589A JPH02233209A JP H02233209 A JPH02233209 A JP H02233209A JP 5436589 A JP5436589 A JP 5436589A JP 5436589 A JP5436589 A JP 5436589A JP H02233209 A JPH02233209 A JP H02233209A
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Daiichi Utsudo Kk
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的] [産業上の利用分野] 本発明は、圧密化された堅い丈夫な表面と落ち着いた色彩とを持ち、しかも安価である表面圧密化木質板の製造法に関する。 [従来の技術] 従来、合板、パーティクルボード又は集成材等の木質板の表面を処理するには、対象木質板面にウレタン塗料等による塗装又はツキ板の貼着若しくは樹脂板や化粧紙によるオーバーレイなどを施すのが普通である。これらの中、塗装は、簡単ではあるが剥かれ易く、耐久性がない。ツキ板の貼着は高級感を与えるが、矢張り剥離の可能性があり、しかも高価である。樹脂板や紙によるオーバーレイにも手数がかがり、特に合板の場合には天然木材とは懸け離れた合成物の感触を与える。 [発明が解決しようとする課題] そこで本発明が解決しようとする課題は、丈夫であって、しかも落ち着いた色彩を持つ安価な表面圧密化木質板の製造法を開発することである。 【発明の構成】
[課題を解決するための手段] (1)概念 レソール樹脂は、木質板用接着剤として、古くから広く
使われている。しかし本樹脂は、硬化後、空気に触れる
と赤褐色に変色する性質があり、このことが製品の着色
範囲を制限する欠点であると考えられ、このなめ表面に
化粧紙、積層樹脂板等によるライニングを行うのが普通
になっている。 しかるに本発明者は、レゾール樹脂の欠点である着色性
につき検討した結果、この着色は、木質板に対し、昭和
37年12月■海外書籍貿易商会刊《カラーアトラス》
色彩番号8F7(色名: Caputmortuum)
に類する落ち着いた赤褐色を与えること及びレゾール樹
脂として被処理木質板に浸透し易い低分子量のものと、
同じく浸透し難い高分子量のものとを混用し、かつ加熱
、加圧することによって、表面及びその付近の木質部が
強化された硬い圧密化木質板が得られるという事実を発
見し、この事実を基に下記の発明に到達した。 (2)概要 即ち本発明は、木質板の少なくとも一面に、夫々木質部
を浸透しやすい大きさと浸透しにくい大きさの分子量を
持つレゾール樹脂の混紡物を塗布後、該面を加熱して該
樹脂の重合反応を促進させた後、該塗布面に熱盤を当て
て加圧下に加熱することを特徴とする表血圧密化木質板
の製造法を要旨とするものである。以下、発明を槽成に
関連する種々の事項につき分説ずる。 (3)定義 本発明において゛′木質板゛という語は、合板、集成材
、パーティクルボード及び繊維板を包含する概念として
使用される。 (4)木材 本発明における木質板を構成する木材としては、従来か
ら木質板の生産に利用されてきたナラ、カバ、タモ、カ
エデ゛、ミズ゛メ、シナ、セン、ブナ、ラワン(フタハ
ガキ科に属する種々の樹種の総称)、カボール、アピト
ンなどが使用されるか、特に合板の場合、ラワン、カボ
ール、アピトン等の南洋産広葉樹材は、価格、加工のし
易さ、歩留まりなどの点から好適てある。マンガンノロ
ラワンのような軟質材てあっても、レソール樹脂の浸透
及び硬化により緻密な硬質表面を持つものとなる。 (5)  レゾール樹脂 本発明で使用されるレゾール樹脂は、フェノール若しく
はレゾルシノール又はそれらの混合物を過剰のホルマリ
ンと共にアルカリ性触媒(例えはアンモニア水、水酸化
アルカリ、水酸化アルカリ土類金属)等と共に還流加熱
後、減圧下に脱水した後、所望によりメタノールを加え
て流動性のあるワニス化することにより得られる。 本発明において、レゾール樹脂の分子量は目的上重要で
ある。平均分子量がある限界値より少なければ木質部内
へ浸透しやすく、逆に限界値より大であれば木質部内へ
浸透しにくい。この限界値は、実験的に略々2,000
である。 本発明では、上述の通り。浸透性の良好な低分子址のレ
ゾール樹脂と、浸透性の低い高分子量のレゾール樹脂が
混合して適用されるのが特色である。 (以下余白) (6)塗布及び硬化 上記レソール樹脂は、対象木質板の一面又は両面に刷毛
、ローラー、スプレイ等の方法で塗布される。その後、
塗布面は遠赤外線、熱風等の手段を用いて加熱され、こ
れにより樹脂の高分子量化が促進される。実際上、この
予備加熱処理は、肉眼的に塗布面が乾燥状態化したとき
に終えるか、それまでの所要時間は、80℃の熱風を用
いたとき約]0分である。 その後、処理材を熱盤で挟み、熱盤温度140゜C〜1
60゜C程度の温度で8kg/cnY以上の加圧下に]
O分程度放置する。この場合、予め被処理材の表面をサ
ンダー等を用い研磨すると共に、砥粉、合成樹脂性パテ
等て口止めして平滑化し、かつ熱盤として特に鏡板を使
用すると、極めて平滑な、恰もニス仕上げのような表面
が得られる。これに反し、熱盤として艶消し板を用いる
と、上品な艷消し表面か得られる。さらに熱盤面に種々
の模様を刻設しておくと、当該模様に相当する表面を持
つ製品か得られる。 以上いすれにしても、樹脂は、木質板の割れ、導管溝等
の部分から内部へ侵入してこれらの微細凹部を閉塞、硬
化すると共に、一部は表面に残留して皮膜となり、硬い
レジット樹脂層を形成するから、出来上かった表面圧密
化木質板は、ササクレ、毛羽立ちなどが消滅し又は大幅
に改善されると同時に、レゾール樹脂により落ち着いた
赤褐色に着色された、丈夫かつ美麗な木質材である。 [作用] 本発明により得られた表面圧密化木質板は、レゾール樹
脂の酸化により生じた赤褐色の色彩が落ち着いた色調を
与えると共に、組織の内部へ侵入、硬化した樹脂及び内
部へ侵入せず硬化した樹脂層により、表面部及び該部直
下の下層部を含む表層部全体が硬化している。しかも、
板の割れ、導管溝等の部分が硬い樹脂により充填乃至被
覆されているので、ササクレ、毛羽立ちも殆どない。 従ってこの表面圧密化木質板は、丈夫であるだけでなく
落ち着いた色調を有し、しかもツキ板の接着やオーバー
レイインク等の手数を必要としないから安価に生産でき
る等の特徴を有し、このため、部屋の床壁材、天井材、
仕切り材、家具材等として無論、型枠材、足場材なとの
建設用材としても利用価値の高いものである。 [実施例] 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
は単に説明用のもので、発明思想の制限又は限定を意味
するものではない。 大きさ182cm X 91cmの7−ブライラワン合
板(厚さ約15mm)の一面をサンダーで研磨したのち
、ローラーを用いて低分子量一高分子量混合水溶性レゾ
ール樹脂を12当たり200gの割りで塗布した。 次いで、塗布面に80℃の熱風を10分間送風して該表
面を乾燥させた後、油圧プレスの上に載せ、塗布面にス
テンレス鏡板を介して熱盤で挟み、8kg/一の加圧下
に140゜Cに5分間保持し、表面圧密化木質板(合板
)の製品を得た。 製品はササクレや毛羽立ちのない、丈夫な暗褐色の艶付
き表面圧密化合板であった。
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明は、丈夫であって落ち着いた
色調を有し、しかも安価な表面圧密化木質板の製造法を
提供できたことにより、建設等対象業界及び需要者に対
し貢献しうる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 木質板の少なくとも一面に、夫々木質部を浸透しや
    すい大きさと浸透しにくい大きさの分子量を持つレゾー
    ル樹脂の混合物を塗布後、該面を加熱して該樹脂の重合
    反応を促進させた後、該塗布面に熱盤を当てて加圧下に
    加熱することを特徴とする表面圧密化木質板の製造法。 2 レゾール樹脂混合物における木質部を浸透しやすい
    分子量と浸透しにくい分子量との境界平均分子量が約2
    ,000である請求項1記載の製造法。
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