JPH02232359A - 電極用ローラ - Google Patents
電極用ローラInfo
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- JPH02232359A JPH02232359A JP5185289A JP5185289A JPH02232359A JP H02232359 A JPH02232359 A JP H02232359A JP 5185289 A JP5185289 A JP 5185289A JP 5185289 A JP5185289 A JP 5185289A JP H02232359 A JPH02232359 A JP H02232359A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、合成樹脂フィルムや絶縁紙等の絶縁性の帯状
体の表面に、金属膜を被着する装置に於ける電極用ロー
ラに関するものである。
体の表面に、金属膜を被着する装置に於ける電極用ロー
ラに関するものである。
合成樹脂フィルムや絶縁紙等の絶縁性の帯状体の表面に
、アルミニウム等の導電性金属膜、或いは鉄.ニッケル
等の磁性体金属膜を、イオン蒸着等により被着させる場
合、表面にゴム等を被覆した金属のローラが用いられて
いる。即ち、この金属ローラにより絶縁性の帯状体を給
送し、且つ金属ローラと蒸着源との間に電圧を印加し、
金属蒸気をイオン化して、絶縁性の帯状体の表面に金属
膜を被着するものである。
、アルミニウム等の導電性金属膜、或いは鉄.ニッケル
等の磁性体金属膜を、イオン蒸着等により被着させる場
合、表面にゴム等を被覆した金属のローラが用いられて
いる。即ち、この金属ローラにより絶縁性の帯状体を給
送し、且つ金属ローラと蒸着源との間に電圧を印加し、
金属蒸気をイオン化して、絶縁性の帯状体の表面に金属
膜を被着するものである。
前述のように、絶縁性の帯状体の表面に金属膜を形成さ
せる為のローラは、金属性の円柱又は円筒形の外周面に
、ゴム,合成樹脂等の絶縁層を被覆した構成が一般的で
あるが、比較的重量が大きく、又絶縁層の耐久力が小さ
い欠点があった。
せる為のローラは、金属性の円柱又は円筒形の外周面に
、ゴム,合成樹脂等の絶縁層を被覆した構成が一般的で
あるが、比較的重量が大きく、又絶縁層の耐久力が小さ
い欠点があった。
本発明は、軽量で耐久力をある電極用ローラを提供する
ことを目的とするものである。
ことを目的とするものである。
本発明の電極用ローラは、熱硬化性樹脂中に、カーボン
繊維や金属網等の導電性の繊維形状或いは細線状の材料
を混入して形成した電極層1と、ガラス繊維やロックウ
ール等の絶縁性の繊維形状材料を混入して、電極層1の
外側に形成した絶縁層2とからなるものである。
繊維や金属網等の導電性の繊維形状或いは細線状の材料
を混入して形成した電極層1と、ガラス繊維やロックウ
ール等の絶縁性の繊維形状材料を混入して、電極層1の
外側に形成した絶縁層2とからなるものである。
熱硬化性樹脂中に、導電性の繊維形状或いは細線状の材
料と絶縁性の繊維形状材料とを混入することにより、繊
維強化熱硬化性樹脂からなる電極用のローラが構成され
、軽量で且つ機械的強度も充分となる。
料と絶縁性の繊維形状材料とを混入することにより、繊
維強化熱硬化性樹脂からなる電極用のローラが構成され
、軽量で且つ機械的強度も充分となる。
以下図面を参照して本発明の実施例について詳細に説明
する. 第1図は本発明の一実施例の一部欠截斜視図であり、熱
硬化性樹脂中に、導電性の繊維形状或いは細線状の材料
を混入して形成した電極層1と、絶縁性の繊維形状材料
を混入して形成した絶縁層2とからなり、中空円筒形の
電極用ローラを構成している。又3は回転軸を示し、こ
の回転軸3は、中空円筒形の電極用ローラの両端にフラ
ンジ等を介して固着されている。このように、合成樹脂
を主成分とするものであるから軽量であり、又導電性及
び絶縁性の繊維形状材料を混入しているから、繊維強化
熱硬化性樹脂となり、機械的強度が大きくなる。
する. 第1図は本発明の一実施例の一部欠截斜視図であり、熱
硬化性樹脂中に、導電性の繊維形状或いは細線状の材料
を混入して形成した電極層1と、絶縁性の繊維形状材料
を混入して形成した絶縁層2とからなり、中空円筒形の
電極用ローラを構成している。又3は回転軸を示し、こ
の回転軸3は、中空円筒形の電極用ローラの両端にフラ
ンジ等を介して固着されている。このように、合成樹脂
を主成分とするものであるから軽量であり、又導電性及
び絶縁性の繊維形状材料を混入しているから、繊維強化
熱硬化性樹脂となり、機械的強度が大きくなる。
前述の導電性の繊維形状或いは細線状の材料は、ステン
レススチーノレ、アノレミニウム、1艮、i艮メッキ銅
、カーボン等の繊維、綿、布、網等の形状で用いること
ができる。なお、銅は、熱硬化性樹脂との適合性に問題
があるから、銀メンキ等を施して使用することが望まし
いものである。
レススチーノレ、アノレミニウム、1艮、i艮メッキ銅
、カーボン等の繊維、綿、布、網等の形状で用いること
ができる。なお、銅は、熱硬化性樹脂との適合性に問題
があるから、銀メンキ等を施して使用することが望まし
いものである。
又絶縁性の繊維形状材料は、ガラス、アスベスト等の無
機材料又は有機材料の繊維、綿、布或いはそれらを複合
した形状で用いることができる。
機材料又は有機材料の繊維、綿、布或いはそれらを複合
した形状で用いることができる。
又熱硬化性樹脂としては、ポリエステル樹脂、エボキシ
樹脂、フェノール樹脂等を用いることができる. 電極層lに図示を省略したスリップリングとカーボンブ
ラシ等による集電機構を介して電圧を印加することによ
り、ローラによって給送される合成樹脂フィルムや紙等
の絶縁性の帯状体に電界を印加し、イオン化された金属
蒸気を帯状体の表面に被着させることができる。
樹脂、フェノール樹脂等を用いることができる. 電極層lに図示を省略したスリップリングとカーボンブ
ラシ等による集電機構を介して電圧を印加することによ
り、ローラによって給送される合成樹脂フィルムや紙等
の絶縁性の帯状体に電界を印加し、イオン化された金属
蒸気を帯状体の表面に被着させることができる。
第2図は本発明の他の実施例の断面図であり、回転軸3
の周囲に、熱硬化性樹脂と導電性の繊維形状材料とを混
合して形成した電極層1と、熱硬化性樹脂と絶縁性の繊
維形状材料とを混合して形成した絶縁層2と、更に、表
層部分にセラミックの粉末を混合した絶縁強化112a
とを有するものである。各電極N1と絶縁層2との間及
び絶縁層2と絶縁強化層2aとの間は、明確な境界があ
るものはなく、同一の熱硬化性樹脂を用いることにより
、相互には化学的,物理的に融合しているものである. この実施例に於いては、ローラの表層の絶縁強化層2a
により絶縁強度を大きくすると共に、帯状体を給送する
為の耐摩耗性を向上することができる。又電極層1を、
第1図に示す実施例と同様に、中空円筒形となるように
構成することも可能である。
の周囲に、熱硬化性樹脂と導電性の繊維形状材料とを混
合して形成した電極層1と、熱硬化性樹脂と絶縁性の繊
維形状材料とを混合して形成した絶縁層2と、更に、表
層部分にセラミックの粉末を混合した絶縁強化112a
とを有するものである。各電極N1と絶縁層2との間及
び絶縁層2と絶縁強化層2aとの間は、明確な境界があ
るものはなく、同一の熱硬化性樹脂を用いることにより
、相互には化学的,物理的に融合しているものである. この実施例に於いては、ローラの表層の絶縁強化層2a
により絶縁強度を大きくすると共に、帯状体を給送する
為の耐摩耗性を向上することができる。又電極層1を、
第1図に示す実施例と同様に、中空円筒形となるように
構成することも可能である。
具体的な実施例として、前述の電極層1を構成する導電
性の繊維形状或いは細線状の材料として、ステンレスス
チールのメッシュ100番の網ヲ3層になるように積層
し、絶縁層2を構成する絶縁性の繊維形状材料として、
ガラス繊維で作成されたチョップドストランドマットを
4層になるように積層し、熱硬化性樹脂として、不飽和
ポリエステル樹脂を用い、又絶縁強化層2aを構成する
セラミック粉体として、最大粒子径3μmのアルミナの
微粉末を用いて、不飽和ポリエステル樹脂の重量100
部に対して、アルミナの微粉末の重量60部を加え、更
に硬化剤を配合した。
性の繊維形状或いは細線状の材料として、ステンレスス
チールのメッシュ100番の網ヲ3層になるように積層
し、絶縁層2を構成する絶縁性の繊維形状材料として、
ガラス繊維で作成されたチョップドストランドマットを
4層になるように積層し、熱硬化性樹脂として、不飽和
ポリエステル樹脂を用い、又絶縁強化層2aを構成する
セラミック粉体として、最大粒子径3μmのアルミナの
微粉末を用いて、不飽和ポリエステル樹脂の重量100
部に対して、アルミナの微粉末の重量60部を加え、更
に硬化剤を配合した。
そして、3分割された円筒状の成型用型内に、前述のス
テンレススチールの3層の網と、ガラス繊維の4層のマ
ットとを挿入し、成型用型を遠心成型機にセットした後
、低回転時に、アルミナの微粉末と硬化剤とを加えた不
飽和ポリエステル樹脂を注入した。この場合の不飽和ポ
リエステル樹脂の硬化時間を約1時間程度となるように
、硬化剤の配合や加熱温度を定めておき、又遠心成型機
の回転を低回転から次第に上昇させて周速が50c m
/ sになるように設定した。
テンレススチールの3層の網と、ガラス繊維の4層のマ
ットとを挿入し、成型用型を遠心成型機にセットした後
、低回転時に、アルミナの微粉末と硬化剤とを加えた不
飽和ポリエステル樹脂を注入した。この場合の不飽和ポ
リエステル樹脂の硬化時間を約1時間程度となるように
、硬化剤の配合や加熱温度を定めておき、又遠心成型機
の回転を低回転から次第に上昇させて周速が50c m
/ sになるように設定した。
不飽和ポリエステル樹脂が硬化した円筒の両端にフラン
ジを取付け、外周を研磨加工して、外周の直径160m
m、ローラの肉厚7mmの電極用ローラを製作した。こ
の場合、遠心成型によりアルミナの微粉末が表層部分に
集まり、絶縁強化層2aを構成することになる。
ジを取付け、外周を研磨加工して、外周の直径160m
m、ローラの肉厚7mmの電極用ローラを製作した。こ
の場合、遠心成型によりアルミナの微粉末が表層部分に
集まり、絶縁強化層2aを構成することになる。
この実施例の電極用ローラは、電極間電圧30KVに耐
えることができ、又合成樹脂フィルムや紙等の絶縁性の
帯状体を給送する為の表面状態も充分であり、又耐摩耗
性も絶縁強化層2aにより著しく向上することができた
。又同一寸法の従来例の金属からなる電極用ローラに比
較して、重量は約60%に低減することができた。又表
面温度が140℃までは問題なく、帯状体の給送を行い
ながら、金属膜の被着を行わせることができた。
えることができ、又合成樹脂フィルムや紙等の絶縁性の
帯状体を給送する為の表面状態も充分であり、又耐摩耗
性も絶縁強化層2aにより著しく向上することができた
。又同一寸法の従来例の金属からなる電極用ローラに比
較して、重量は約60%に低減することができた。又表
面温度が140℃までは問題なく、帯状体の給送を行い
ながら、金属膜の被着を行わせることができた。
前述の実施例は、遠心形成により製作する場合を示して
いるが、プレス成型や引抜成型等の手段によっても製作
することが可能である。
いるが、プレス成型や引抜成型等の手段によっても製作
することが可能である。
以上説明したように、本発明は、熱硬化性樹脂中に、導
電性の繊維形状或いは細線状の材料を混入して形成した
電極層1と、絶縁性の繊維形状材料を混入して電極層1
の外側に形成した絶縁層2とからなるものであり、各層
1.2は、同一の熱硬化性樹脂により構成されて一体化
されていると共に、導電性及び絶縁性の繊維形状材料に
よって強化されるので、軽量化を図ると共に機械的強度
を充分な大きさとすることができる。
電性の繊維形状或いは細線状の材料を混入して形成した
電極層1と、絶縁性の繊維形状材料を混入して電極層1
の外側に形成した絶縁層2とからなるものであり、各層
1.2は、同一の熱硬化性樹脂により構成されて一体化
されていると共に、導電性及び絶縁性の繊維形状材料に
よって強化されるので、軽量化を図ると共に機械的強度
を充分な大きさとすることができる。
又絶縁層2の表層部分にセラミック粉体を混入した絶縁
強化層2aを形成したことにより、耐圧性並びに耐摩耗
性を向上することができるから、長時間安定に帯状体を
給送することができる利点がある。
強化層2aを形成したことにより、耐圧性並びに耐摩耗
性を向上することができるから、長時間安定に帯状体を
給送することができる利点がある。
従って、合成樹脂フィルムや紙等の絶縁性の帯状体を給
送すると共に、電極層1に電圧を印加することにより、
帯状体に電界を加えて、その表面に金属膜を被着させる
為の電極用ローラとして、実用上の効果は非常に大きい
ものである。
送すると共に、電極層1に電圧を印加することにより、
帯状体に電界を加えて、その表面に金属膜を被着させる
為の電極用ローラとして、実用上の効果は非常に大きい
ものである。
第1図は本発明の一実施例の一部欠截斜視図、第2図は
本発明の他の実施例の断面図である。 1は電極層、2は絶縁層、2aは絶縁強化層、3は回転
軸である。 特許出願人 有限会社 ロールテフク代理人弁理士
柏 谷 昭 司
本発明の他の実施例の断面図である。 1は電極層、2は絶縁層、2aは絶縁強化層、3は回転
軸である。 特許出願人 有限会社 ロールテフク代理人弁理士
柏 谷 昭 司
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、合成樹脂フィルム、紙等の絶縁性の帯状体を給送す
ると共に、該帯状体に電界を加えて、該帯状体の表面に
金属膜を被着させる為の電極用ローラに於いて、 熱硬化性樹脂中に、導電性の繊維形状或いは細線状の材
料を混入して形成した電極層(1)と、絶縁性の繊維形
状材料を混入して前記電極層(1)の外側に形成した絶
縁層(2)とからなることを特徴とする電極用ローラ。 2、前記絶縁層(2)の表層部分にセラミック粉体を混
入して形成した絶縁強化層(2a)を備えたことを特徴
とする請求項1記載の電極用ローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5185289A JPH02232359A (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 電極用ローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5185289A JPH02232359A (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 電極用ローラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02232359A true JPH02232359A (ja) | 1990-09-14 |
Family
ID=12898392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5185289A Pending JPH02232359A (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 電極用ローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02232359A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006104568A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置 |
JP2020183563A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社アルバック | 巻取式成膜装置及び巻取式成膜方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5428782A (en) * | 1977-08-09 | 1979-03-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | Continuous physical vapor depositing device |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP5185289A patent/JPH02232359A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5428782A (en) * | 1977-08-09 | 1979-03-03 | Fuji Photo Film Co Ltd | Continuous physical vapor depositing device |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006104568A (ja) * | 2004-10-08 | 2006-04-20 | Dainippon Printing Co Ltd | 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置 |
JP4601379B2 (ja) * | 2004-10-08 | 2010-12-22 | 大日本印刷株式会社 | 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置 |
JP2020183563A (ja) * | 2019-05-08 | 2020-11-12 | 株式会社アルバック | 巻取式成膜装置及び巻取式成膜方法 |
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