JPH02231390A - 乗客コンベアの欄干 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明はエスカレーク，移動通路などの乗客コンベア
の欄干に関．するものである。

【従来の技術】

第３図ないし第５図は特開昭６１−１９１３７５号公報
に記載されたものに準ずる従来の機長が長いエスカレー
タの欄干を示す。第３図において、１はエスカレータの
トラス、２は踏段、３は踏段鎖、４ａ，４ｂは上部，下
部鎖歯車、５はトラス１の上部内に据付られｔコ駆＠機
であり、この駆動８１５を駆動して上部鎖歯］＄ｆ４ａ
を回動ざせることにより、上部，下部鎖歯車４ａ，４ｂ
に掛けられた踏段鎖３を介して踏段２が上昇または下降
走行される。６はトラス１上のｍ’ｂ段２両側に立設さ
れた欄干、７は欄干６に往路部が支持されて踏段５と同
期駆動される移動手摺であり、欄干６は下記のように構
成されている。 すなわち、欄干６は複数の中間部内側板８とこれらの上
下に曲部内側板９を介して配置されたニュアル部内側板
１０とが長手力向に連接されている。トラス１上に固定
された支柱１１に取付金１２を介してフレーム１３が固
定され、フレーム１３の上下ニュアル部に半円状部１３
亀が形成されている。フレーム１３上に設けられた手摺
ガイド《図示省略》１ζ移動手摺７の往路部が支持され
、上下両端部の支柱１１に軸支されたブーり１４に移動
手Ｗｉ７が掛けられている。フレーム１３の内側フラン
ジ１３ａとフレーム１３の内側ｓ裏ｉに固定された上受
け金１５との間に中間部内側板８、曲部内側板９の上縁
部がそれぞれ嵌挿され、これらの上縁部は内側フランジ
１３ａと上受け金１５とにより着脱可能に保持されてい
る。トラス１上に固定されてスカー１・アングルを兼ね
た支持部材１６の内側面にスカー１・ガード１７の上縁
部とともに押し縁１８がねじ１９によって固定されてい
る。スカートアングル１６上に固定された下受け金２０
と押し縁１８との間に中間部内側板８、曲部内側板９の
下縁部がそれぞれ嵌挿され、これらの下縁部は下受け金
２０と押し縁１８とにより支持部材１６上で着脱可能に
保持されている。上下ニュアルＩ内（１１ｇ板１　０は
スカー１・アングル１６から欄干長手方向外方に突出し
た半円状部分１０ａの外周部がフレーム１３の半円状部
１３ｂで内側フランジ１３ａと上受け金１５との間に嵌
挿されてこれらにより着脱可能に保持されている。また
、ニュアル部内側板１０は半円状部分１０ａの曲部内側
板９側に連なる矩形状部１０ｂの上縁部が内側フランジ
１３ａと上受け金１５との間に嵌挿されてこれらζζよ
り着脱可能に保持され、矩形状部１０ｂの下縁部が下受
け金２０と押し縁１８との間に嵌挿されてこれらにより
着脱可能に保持されている。なお、第４図，第５図にお
いて２１はエスカレータの床板、第５図において２３は
基板２２が支柱１１に固定された軸、２４は軸２３に嵌
められてプーり１４を回動自在に支持する軸受、２５は
軸受２３部に給油する給油ニップル、２６はｌ・ラス１
に固定された外側板である。 上述のような機長の長いすなわち高揚程のエスカレータ
では、移動手摺７の走行抵抗を軽減するために、ニュア
ル部にブーリ１４を設けており、プーり１４には軸受２
３などを用いているので、定期的に給油や点検を要する
ことになる。給油点検時にはニュアル部内側板１０を取
外す必要があり、まず押し縁１８を取り外し、次に曲部
内側板９を取り除き、その後ニュアル部内側板１０を中
間内側板８側に引き出して取り外し、給油，点検を行う
。その後、上記手順とは逆の手順でニュアル部内側板１
０１曲部内側板９および押し縁ｌ８を取り付けている。

【発明が解決しようとする課Ｍ】

従来のエスカレータなどの乗客コンベアは以上のように
構成され、大型の曲部内側板９を取外さないと二．１ル
部内側板ｌＯが取外せないので、これらの内側板１０の
裏側にある軸受２３などの給油点検時に局部内側板９の
説肴が必要となり、多大の労力と時間を要し、作業性が
よくないという問題点があった。 この発明は上記のような問題点を＃訣するためになれた
もので、他の内側板を取外すことなく、ニュアル部内側
板を説着できるようにして、これらの内側板の裏側にあ
る部材の保守，点検が容易に短時間でできる乗客コンベ
アの欄干を得る乙とを目的としている。

【課題を解決するための手段】

この発明に係る乗客コンベアの欄干は、ニュアル部内側
板と欄干長手方向中央側に隣接する内側板との間に、欄
干長手方向寸法が短い目地板を着脱可能に介在させたも
のである。

【作用】

この発明における乗客コンベアの欄干は、目地板の欄干
長手方向寸法を、ニュアル部内側板の半円状部分をフレ
ームの半円状部から引き抜ける寸法ａ《第１図，第２図
参照》にしておくことにより、曲部内側板などニュアル
部内側板の上記方向中央側に隣接する内側板に比べて著
しく小さくでき、従って小形の目地板を説着することで
ニュアル部内側板に隣接する内側板を税着せずに、ニュ
アル部内側板の説着ができる。

【実施例】

以下、この発明の一実施例を第１図，第２図について説
明する。 第１図，第２図において、第３図ないし第５図と同一符
号は相当部分を示す。第１図において、２７は目地板で
あり、目地板２７はニュアル部内側板１０と曲部内側板
９との間に介在され、曲部内側板９よりも欄干長手方向
寸法が著し《短く上下方向に細長い矩形状に形成されて
いる。目地板２７の欄干長手方向寸法ａはニュアル部内
側板１０の半円状部分１０ａがフレーム１３の半円状部
から引き抜ける寸法ａにされている。そして目地板２７
の上端部がフレーム１３の直線部でフレーム１３のフラ
ンジ１３ａと上受け金との間に嵌挿されてこれらに扶持
され、目地板２７の下端部が抑し縁１８と下受け金との
間に嵌挿されてこれらに挾持されていることは、ニュア
ル部内側板１０の矩形状部分１０ｂなどと同様である。 そして、この実施例の欄干はニュアル部内側板１０の矩
形状部分１０ｂおよび曲部内側板９のニュアル部内側板
１０側部分の少なくとも一方の欄干長手方向寸法を短く
することにより、目地板２７の同方向寸法を確保してい
る。なお、この実施例の上述した以外の構成は、第３図
ないし第５図に示す従来のエスカレークの欄干と同様で
ある。 この実施例による欄干の給油などの保守，点検時には、
まず第２図に示すように、ねじ１９を取外して目地板２
７およびニュアル部内側板１０を挾持している部分の押
し縁１８を取り外し、次に目地板２７をフレ〜ム１３の
フランジと上受け金との間から抜き出して取外す。その
後、第２図の矢印Ａに示すようにニュ゜アル部内側板１
０を曲部内側板９方向に、目地板７の欄干長手方向寸法
ａより若干短い寸／１　ａ　’　＃け引き出し、第２図
の鎖線位置にする。続いてニュアル部内側板１０を欄干
長手方向側斜め下方で欄干幅方向側に下部が位置するよ
うに引き抜いて取外す。ニュアル部内側板１０を取外し
た状態で、プーリｌ４の軸受部の給油などの保守や点検
を行う。その後、上記手順とは逆の手順で、ニュアル部
内側板１０、目地板２７及び取外しな押し縁１８を取付
け、これらを取外した以前の状態にする。 なお、上記実施例では左右一方の欄干の上端部について
のみ説明したが、この発明は左右両方の欄干の上下端部
について適用するものであり、またニュアル部内側板の
裏面側に移動手摺を掛けるプーりを有するエスカレータ
の欄干に限られることなく、移動通路を含む乗客コンベ
アの欄干に広く適用できる。

【発明の効果】

以上説明したように、この発明によれば両端部にニュア
ル部内，側板を位置させて複数の内側板を欄干長手方向
に沿って配設し、トラス上方に固定したフレーム両端部
の半円状部に上記ニュアル部内側板の半円状部分の外周
部を着脱可能に保持し、上記ニュアル部内側の半円状部
分の上記長手方向中央に連なる部分は、上縁部を上記フ
レームに着脱可能に保持し、下縁部を上記トラス上に固
定した支持部材とこの支持部材に着脱可能に固定した押
し縁とで挾着させた乗客コンベアの欄干において、上記
ニュアル部内側板と欄干長手方向中央側に隣接する内側
板との間に、欄干長手方向寸法が短い目地板を着脱可能
に介在させたので、次のような効果が得られます。すな
わち、ニュアル部内側板の半円状部分をフレームの半円
状部から引き抜ける寸法ａ（第１図２第２図参照）にし
ておくことにより、曲部内側板などニュアル部内側板の
上記方向中央側に隣接する内側板に比べて著しく小さ《
でき、従って小型の目地板を説着することでニュアル部
内側板に隣接する内側板を脱着せずに、ニュアル部内側
板の税着ができ、ニュ７ル部内側板の裏側にある部材の
保守，点検を容易に短時間にできろという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による乗客コンベアの欄干
を示す上端部の縦断側面図、第２図は第１図相当部分の
作用説明図、第３図は従来の欄干を有する乗客コンベア
の概略側断面図、第４図は第３図の欄干の上端部を示す
拡大側断面図、第５図は第４図の■−■ｉ横断面図であ
る。 １　・トラス、６　欄干、７・・移動手摺、８，９中間
部，曲部内側板、１０・・ニュアル部内側板、１０ａ・
・半円状部分、１０ｂ・・矩形状部分、，１１支柱、１
２　取付金、１３　フレーム、１３ａ・・・内側フラン
ジ、１３ｂ・・・半円状部、１４・・・ブーリ、ｌ５・
・・上受け金、１６・・・支持部材、１８　・押し縁、
１９・・・ねじ、２０．・・・下受け金、２３・・・軸
、２４・・・軸受、２５・・・給油ニツプル、２７・・
・目地板。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　両端部にニュアル部内側板を位置させて複数の内側板
   を欄干長手方向に沿って配設し、トラス上方に固定した
   フレーム両端部の半円状部に上記ニュアル部内側板の半
   円状部分の外周部を着脱可能に保持し、上記ニュアル部
   内側板の半円状部分の上記長手方向中央に連なる部分は
   、上縁部を上記フレームに着脱可能に保持し、下縁部を
   上記トラスに固定した支持部材とこの支持部材に着脱可
   能に固定した押し縁とで挾着させた乗客コンベアの欄干
   において、上記ニュアル部内側板と欄干長手方向中央側
   に隣接する内側板との間に、欄干長手方向寸法が短い目
   地板を着脱可能に介在させたことを特徴とする乗客コン
   ベアの欄干。