JPH02230670A - 電子装置 - Google Patents

電子装置

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JPH02230670A
JPH02230670A JP3294789A JP3294789A JPH02230670A JP H02230670 A JPH02230670 A JP H02230670A JP 3294789 A JP3294789 A JP 3294789A JP 3294789 A JP3294789 A JP 3294789A JP H02230670 A JPH02230670 A JP H02230670A
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Toshihiro Nomura
野村 年弘
Takami Kagoya
加護谷 隆己
Masaaki Fujii
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、とくに長期間硬化しないグリース状の絶縁
性物譬を用いることにより絶縁距離が短くてすむように
して、小形化と分解.再組立とが可能な主として電力用
の電子装置、またはこの絶縁方法を適用した端子付回路
素子を具備する主として電力用の電子装置に関する。 さらに別の発明は、熱伝導性が良く長期間硬化しないグ
リース状の絶縁性物質を塗布,充填させることにより加
圧接触によって導通させるべき各部品表面の接触箇所で
の熱的,電気的導通性を向上させるとともに、たとえグ
リース状絶縁性物質が誤って近傍にある別の電気的絶縁
箇所に侵入したとしてもその絶縁性を阻害することのな
い主として電力用の電子装置に関する。
【従来の技術】
従来から、電子装置における絶縁距離は各種規格によっ
て規定されている。例えばJEM1103でば、ごく一
般的な電力用電子装置において、定格電圧250■を超
え380■以下で、電流63Aを超えるものについては
、10lll以上の沿面距離を確保する必要がある、と
示されている。ただし、電流15A未満の小形器具にお
いては、沿面距離はわずか1.5mでよいことになって
いる。 従来例についてその側面図である第8図を参照しながら
説明する。この従来例は、内蔵する2個のトランジスタ
を交互にオン・オフさせて直流を高周波の交流に変換す
るインバータ・ユニットである。第8図において、41
はコンデンサ・ユニット、42は回路ユニット、43.
44は各々板状の導体で、基台としての導体44に、コ
ンデンサ・ユニット41と回路ユニット42とが、押さ
え部材を兼ねた導体43により固定される。この固定は
、バネ座金6,座金47,絶縁枠48を介して小ねじ5
により行なわれる。コンデンザ・ユニッ1・41は、コ
ンデンザ41a,導体4lb,導体41c,絶縁板41
dからなり、回路ユニット42は、トランジスタ42a
,42bと導体42cとからなる。 ところで、導体44の一F面と導体41cの下面、およ
び導体41l}の上面と導体43の左側下面は、それぞ
れ導通接触する。また、各導体4lb.43の小ねじ5
用の穴は大きくして、小ねじ5の外周面との間にかなり
の絶縁距離をとっている。また、導体4lbの右側端面
と、導体41eの」二面との間も、絶縁板41dの周縁
を突出させて必要な沿面距離をとるようにしてある。 なお、前記は気中での絶縁距離であって、樹脂などの固
体絶縁のときには、その絶縁耐力が十分であるから、前
記の絶縁距離の値より相当小さくてよく、とくに規定は
してない。したがって、気中で組み立てられる電子装置
の場合でも、組立後に硬化性樹脂で特定部分を充填する
ようにすれば、前記の規格値より相当小さい絶縁距離で
装置を設計,製作でき、その装置の小形化が可能になる
。 また、第9図は従来の別の電力用電子装置における主要
部品の側面図で、同図において、50は冷却フィン、6
lは平形素子たとえばM O S − F E T、6
2は導体である。冷却フィン50と導体62とには加圧
力Fが作用して、冷却フィン50の上面と平形素子61
の下面との間の良好な熱的,電気的導通性を得ることが
できるような構成がとられている。
【発明が解決しようとする課B】
気中絶縁だけによる設計であれば、第8図の従来例に示
したように、絶縁距離を大きくとる必要があり、その結
果、ユニットないし装置が大形化する欠点がある。 他方、絶縁距離を小さくし装置を小形化するために、組
立後に硬化性樹脂で特定部分を充填する方法をとると、
次のような問題がある。 (1)保守または修理のために装置を分解するとき、充
填樹脂が破壊されその再利用ができない。 (2)装置内の導体の通電接触部に充填樹脂が付着する
と、接触不良を生じやすい. (3)充填樹脂が硬化後に収縮などによって内部にひび
割れを生じると、固体絶縁としての能力が低下する. そのため、硬化樹脂充填の方法は、保守,修理による分
解,再組立のない、いわば使い捨ての装置か、または充
填箇所の近くに通電接触部のない電了装置かでないと適
用できない。しかも、一方では電力用電子装置は、その
小形化が以下の理由でとくに強く要請されている。とく
に高周波関連の装置では、各部寸法を大きくすると漏洩
リアクタンス等が増し、特性が悪化する傾向があるから
である。 また、第9図で示したような従来の別の技術では、冷却
フィン50の上面と平形素子61の下面との間の良好な
熱的,電気的導通性を得るためには、加圧力Fとして数
1・ン程度、圧力としては50kg/cd程度の非常に
大きい値で加圧される必要がある。 小さい加圧力では、電気的導通性は良好であるが、熱的
導通性が悪いからである。 この欠点を除くために、一方法として、熱伝導性が良好
で長期間硬化しないグリース状の導電性物質が接触面間
に塗布,充填される。しかし、この方法では導通を図る
べき接触箇所の近傍に別の電気的絶縁箇所があると、こ
の箇所に導電性物質が侵入し、絶縁性を阻害するおそれ
を生じる。 そこで第9図において、導電性物質の代わりに、ここで
は図示してないが、熱伝導性が良好で長期間硬化しない
グリース状の絶縁性物質が塗布されることがある。この
方法では、近傍にある別の電気的絶縁箇所の絶縁性を阻
害するおそれは解消されるが、本来の導電性が阻害され
る。すなわち、接触面間に塗布,充填されるグリース状
絶縁性物質の膜を破断して冷却フィン50,平形素子6
1間の電気的導通を得るには、詳しく後述するように、
非常に大きい加圧力が必要になるから、使用上不便であ
るだけでな《、冷却フィン50,平形素子61の破壊な
いし機能喪失を招きかねない問題がある。 第10図は加圧接触に関する一般的説明図である。 同図において、71.72はそれぞれ剛体で良好な平面
度をもち、その対向面間にグリース状絶縁性物質9が塗
布.充填される。いま、剛体71が幅W,長さL (W
<L)の方形で、これより剛体72が大きいものとする
。絶縁性物質9がはみ出ずのに十分な加圧力をF、その
ときの絶縁性物質9の厚さをtとしたとき、 F=KW” L/t  (単位:N)  ・・・(1)
ここで、W,L,tの各単位はmで、Kはグリース状絶
縁性物質9の柔らかさを示す、つまり変形に要する力で
表される定数で、単位はN/%である。なお、絶縁性物
質9のはみ出す主方向は幅Wの方向である。長さしの方
向にもはみ出すわけであるが、LがWに比べて十分大き
いと仮定すると、長さLの方向にはみ出す量は幅Wの方
向のそれに比べて非常に少ないと考えられるので、上式
はこれを無視して近似的に求めたものである。 なお、グリース状絶縁性物質9の性質について補足する
と、既に述べた良好な熱伝導性(放熱性)の外に、揺変
性(チキソトロピー)と呼ばれる、グリースなど高分子
の物質によく見られ、静かに放置している状態では時間
経過に関係なく流れ出さず、揺すったり外力を加えたり
すると流動的に塑性変形する性質をもつ.この揺変性の
数値表現は、まだ一般的ではないが、変形する寸前の分
子間の応力(単位8 N/%)で表すのがよいと考えら
れる。先程の定数Kがこれである。 さて実測では、K= 300N/rifであるから、W
一5cm、L=15cm,t.=10μmとすると、F
 =11250(N ) したがって、電気的導通性を得るには非常に大きい加圧
力が必要となる、言いかえれば、通常の加圧力では電気
的導通を得ることは事実上できないことになる。 この発明の課題は、従来の技術がもつ以上の問題点を解
消し、小形化と分解,再組立とが町能な絶縁方法を用い
た電子装置、またはこの絶縁方法を適用した端子付回路
素子を具備する電子装置を提供することにある。 別の発明の課題は、従来の別の技術がもつ以上の問題点
を解消し、加圧接触によって導通させるべき各部品表面
の接触箇所での熱的,電気的導通性を向上させるととも
に、その近傍にある別の電気的絶縁箇所の絶縁性を阻害
することのない電子装置を捉供することにある。
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、第1の発明に係る電子装置
では、 絶縁すべき所定の各導体表面間に、長期間硬化しないグ
リース状の絶縁性物質が充填される。 第2の発明に係る電子装置は、 一方の箇所で回路素子が挿入接続され他方の箇所で絶縁
板を介して重ね接合される第1,第2の各板状端子金具
・を備え、 前記他方の箇所において前記11端子金具には取付ねじ
用穴があけられ、前記第2端子金具には前記取付ねじ用
穴と同軸にこの穴より所定寸法だけ大きく、かつ取付時
に貫通される前記取付ねじの外周面との間に、長期間硬
化しないグリース状の絶縁性物質が充填される別の穴が
あけられる端子付回路素子を具備する。 第3の発明に係る電子装置では、 加圧接触によって導通させるべき二つの各部品表面の少
なくともいずれかに細かい凹凸が設けられる、たとえば
10〜100μ鴫程度の表面粗さになされたり、細かい
溝加工がなされたり、表面粗さと溝加工とが組み合わさ
れたりするとともに、前記各部品表面間に熱伝導性が良
く長期間硬化しないグリース状の絶縁性物質が塗布,充
填される。
【作 用】
第1の発明装置では、絶縁すべき所定の各導体表面間に
、長期間硬化しないグリース状の絶縁性物質が充填され
るから、絶縁距離が短くてすみ、かつ各導体は分解,再
組立が可能である。 第2の発明装置では、その具備する端子付回路素子は、
取付時に第2端子金具の取付ねじ貫通穴の内周面と取付
ねじ外周面との間に、長期間硬化しないグリース状の絶
縁性物質が充填されるから、第2端子金具の取付ねじ貫
通穴が従来のように大きくなくてよく、かつ第1,第2
の各端子金具が分解,再組立可能である。 第3の発明装置では、比較的小さい加圧力によってグリ
ース状絶縁性物質は、部品表面の細かい凹凸によって形
成される微細空間を通り表面に沿って広がり、この接触
箇所における良好な熱的,電気的導通性を得ることがで
き、かつその近傍にある別の電気的絶縁箇所に侵入した
としても、その絶縁性を明害することがない。
【実施例】
本発明に係る実施例について以下に図面を参照しながら
説明する。 第1図は第1発明装置に係る一実施例を示し、同図(a
)はその側面図、同図(+))は同じくその平面図、同
図(C)は同じくその回路図である。この実施例は、直
流を高周波の交流に変換するインバータ・ユニットであ
る。第1図(a)において、1はコンデンサ・ユニット
、2は回路ユニット、3,4はそれぞれ板状の導体で、
基台どしての導体4に、コンデンサ・ユニッ]・1と回
路ユニット2とが、押さえ部材を兼ねた導体3により固
定される。この固定は、バネ座金6,座金7,絶縁枠8
を介して小ねじ5による。なお、コンデンサ・ユニット
1は、コンデンサla,導体lb,導体1ct絶縁板1
dからなり、回路ユニット2は、トランジスタ2a,2
bと導体2cとからなる。ところで、導体4の上面と導
体1cの下面、および導体1bの上面と導体3の左側下
面は、それぞれ導通接触する。 また、導体1b,3の小ねじ5用の穴と、小ねじ5の外
周面との間の空間、および回路ユニット2の左下隅部と
、導体1b,lcの右側端面と、導体4の上面との間の
空間には、絶縁物9が充填される。この絶縁物9は、長
期間硬化しないグリース状の絶縁性物質で、例えば信越
化学工業■の放熱用シリコーングリース( K S 6
09)である。この絶縁物9は、元来トランジスタ,ダ
イオードなどの放熱用に開発された熱伝導性に優れたシ
リコーングリースであるが、200 ”C前後の高温に
おいても、また−55゜Cの低温においても、半永久的
に分解,流れ出しおよび硬化などを起こさない特性を維
持する。しかも、その絶縁破壊の強さは、1.23KV
/0.1an  で、かなりの絶縁性をもつ。この絶縁
物9の充填によって、短い絶縁距離で十分な絶縁効果を
得ることができ、かつ関連部材の分解,再組立が可能に
なる。 第2図は第1発明装置に係る別の実施例であるコネクタ
・ユニットの側面図である。第2図において、コネクタ
・ユニソト21は、ソケット・ユニット22とプラグ・
ユニッ1・27とからなる。なお、ソケッ!・・ユニソ
ト21は、2個のソケット金具23と、これが貫通保持
される絶縁材料のM24と、これに固着される金属製の
ケース25とで構成され、ソケット金具23の、ケース
25内の外周面と、これに対応するケース25の内周面
との空間には、先程の絶縁物9が充填される。プラグ・
ユニット27は、2個のプラグ金具28と、これが貫通
保持される絶縁材料の差込体29とで構成される。 ソケット・ユニット22へのプラグ・ユニット27の着
脱は、ケース25の内周面と差込体29の外周面との、
互いに軸線まわりの位置決めがなされた滑り嵌合による
。しかも、絶縁物9の充填によって、各ソケット金具2
3の外周面とケース25の内周面との距離、および各ソ
ケット金具23の右側外周面相互間の距離は、いずれも
比較的小さい値で十分な絶縁が確保できる。 第3図は第2発明装置に係る実施例を示し、同図(a)
はその側面図、同図(ハ)は同じくその平面図である。 この実施例は端子付高周波素子である。第3図において
、端子付高周波素子11は、高周波素子としてのコンデ
ンザ12と、この各電極側と接続されるL字状端子金具
13. 14と、この間に挿入された絶縁板15とから
なる。なお、コ゛ンデンサ12の代りにダイオードまた
はトランジスタであってもよく、さらに高周波素子だけ
に限定されず一般に回路素子が適用可能である。 この端子付高周波素子11と別の回路ユニットとの基台
(いずれも図示してない)への固定は、第1図(a)に
おけるのと同じように、バネ座金6.座金7を介して、
端子金具14. 13の水平部に同軸にあけられた小ね
じ用穴14aと、これより所定寸法だけ大きい径の穴1
3aを通して、小ねじ5によっておこなわれる。しかも
、端子付高周波素子11の取付時には、小ねじ5の外周
面と穴13aの内周面との間に、先程の絶縁物9が充填
され、小ねじ5の外周面と穴13aの内周面との距離が
小さいのにもかかわらず、絶縁が確保される.なお、第
2図(t)Jに示すように、取付用穴13a, 14a
ば一方だけで、他方は穴に相当するスリットであるが、
寸法関係と絶縁物9の充填については前記と同様である
。 第4図は、第3発明装置に係る第1の実施例における主
要部品の要部の側面図である。第4図において、50は
冷却フィン、51は平形素子としてのMOS−FET、
9はグリース状絶縁性物質であり、冷却フィン50とM
OS−FET51とは平面状の対向面を加圧接触させる
ような加圧力F1を受け、そのとき対向面間に塗布,充
填される絶縁物9は厚さtであるとする,MOS−F’
ET51の下面には幅a.深さbの細かい溝がピッチW
/nで設けられる。なお、MOS−FET51はその幅
がW、紙面と直角方向の長さがLの方形の下面をもつ。 第10図で説明したように、WはLに比べて小さいもの
とする。 (1)式によって、F1は次のように表される。 Fl =K (W/n)”Ln / t一F / n 
            ・・・(2)(2)式のよう
に、絶縁物9の厚さが(1)式におけると同じLであっ
ても、加圧力F1は(D式における加圧力Fの1 / 
nに低減させることができる。 第3発明装置に係る第2の実施例について第5図を参照
しながら説明する。 第5図は、この第2実施例における主要部品の要部の側
面図である.第5図において、52は別のMOS−FE
Tで、その下面には表面相さXの面が設けられ、その他
については第2図に示した第1実施例におけるのと同じ
である。したがって、このときの加圧力F2は、(1)
式によって次のように表される。 F2 =KW” L/x =Ft/x             ・・・(3)(
3)弐のように、Xを絶縁物9の厚さLより非常に大き
く選ぶことによって、加圧力F2は(1)弐における加
圧力Fより非常に小さい値にすることができる。 第6図は、第3発明装置に係る第3の実施例における主
要部品の要部の側面図である。第6図において、53は
さらに別のMOS−FETで、その下面には表面粗さX
の面と、第4図におけるのと同じ溝とが併設され、その
他については第4図に示した第1実施例におけるのと同
じである。したがって、このときの加圧力をF3とする
と、これは(1》式によって次のように表される。 F3 −KW” L/xn =Ft/xn =F2/n            ・・・(4)(4
)式のように、F3はF2の1 / n  に低減させ
ることができる。 第7図は、第3発明装置に係る第4の実施例における主
要部品の側面図である。第7図において、50は冷却フ
ィン、54は上部電極、55は下部電極、56は半導体
素子、57は上部電極54,半導体素子56間をつなぐ
リード線である。いま、下部電極55が厚さの薄い金属
板の場合には、加圧力F4によって、下部電極55は、
上部電極54の下面横幅より若干大きい幅Weの範囲で
冷却フィン50の表面と加圧接触し、両側が冷却フィン
50の表面からわずかに浮き上がる形で弾性変形する。 したがって、このような場合には、第1〜第3の各実施
例におけるような表面加工は加圧箇所を挟んだ幅Weの
範囲だけについて施せばよい。
【発明の効果】
したがって、この発明によれば、従来の技術に比べ次の
ようなすぐれた効果がある。 (1)第1発明によれば、絶縁すべき導体の小形化ひい
ては電子装置とくに電力用電子装置の小形化が図れる。 また、導体の分解,再組立が可能であるから、保守ない
し修理に便利である。 (2)第2発明によれば、その具備する端子付回路素子
は、小形化と構成端子金具の分解,再組立とが可能なた
め、とくに電力用電子装置へ汎用的に利用できるととも
に、この電子装置の小形化が図れ、その保守ないし修理
に便利である。 (3)第3発明によれば、熱伝導性が良く長期間硬化し
ないグリース状の絶縁物質が、比較的小さい加圧力によ
って、部品表面の細かい凹凸によって形成される微細空
間を通り接触箇所の表面に沿って広がる。したがって、
この接触箇所における良好な熱的,電気的導通性を得る
ことができ、かつその近傍にある別の電気的絶縁箇所に
侵入したとしても、その絶縁性を阻害することがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1発明装置に係る一実施例を示し、同図(a
)はその側面図、同図(1))は同じくその平面図、同
図(C)は同じくその回路図、 第2図は同じくその別の実施例の側面図、第3図は第2
発明装置に係る実施例を示し、同図(a)はその側面図
、同図(+))は同゜じくその平面図、第4図は第3発
明装置に係る第1の実施例における主要部品の要部の側
面図、 第5図は同じくその第2−の実施例における主要部品の
要部の側面図、 第6図は同じくその第3の実施例におりる主要部品の要
部の側面図、 第7図は同じくその第4の実施例における主要部品の側
面図、 第8図は一従来例における主要部品の側面図、第9図は
別の従来例における主要部品の側面図、第10図は一般
的加圧接触に関する説明図で、同図(a)は加圧接触部
の側面図、同図(1))は同じくその平面図である。 符号説明 l:コンデンザ・ユニット、1a :コンデンサ、lb
, 1c.3,  4 :導体、1d :絶縁板、2:
回路ユニット、5:小ねじ、8:絶縁枠、9:絶縁物、
10:インバータ・ユニット、11:端子付高周波素子
、12:コンデンサ、13,14  :端子金具、21
:コネクタ・.ユニット、22:ソケット・ユニット、
23:ソケット金具、27:プラグ・ユニット、28:
プラグ金具、50:冷却フィン、51, 52. 53
 :平形素子、54:上部電極、55:下部電極、56
:半導体素子.第 1 図 21 つネクタ・ユ=・yト 亮4図 第6図 第7Σ 藁8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)絶縁すべき所定の各導体表面間に、長期間硬化しな
    いグリース状の絶縁性物質が充填されることを特徴とす
    る電子装置 2)一方の箇所で回路素子が挿入接続され他方の箇所で
    絶縁板を介して重ね接合される第1、第2の各板状端子
    金具を備え、前記他方の箇所において前記第1端子金具
    には取付ねじ用穴があけられ、前記第2端子金具には前
    記取付ねじ用穴と同軸にこの穴より所定寸法だけ大きく
    、かつ取付時に貫通される前記取付ねじの外周面との間
    に、長期間硬化しないグリース状の絶縁性物質が充填さ
    れる別の穴があけられる端子付回路素子を具備すること
    を特徴とする電子装置。 3)加圧接触によって導通させるべき二つの各部品表面
    の少なくともいずれかに細かい凹凸が設けられるととも
    に、前記各部品表面間に熱伝導性が良く長期間硬化しな
    いグリース状の絶縁性物質が塗布、充填されることを特
    徴とする電子装置。
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