JPH02230658A - 蓄電池の注液装置 - Google Patents

蓄電池の注液装置

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JPH02230658A
JPH02230658A JP1051591A JP5159189A JPH02230658A JP H02230658 A JPH02230658 A JP H02230658A JP 1051591 A JP1051591 A JP 1051591A JP 5159189 A JP5159189 A JP 5159189A JP H02230658 A JPH02230658 A JP H02230658A
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liquid
storage battery
container
float
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Shiro Miyagawa
宮川 四郎
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Miyagawa Kasei Industry Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] この発明は、蓄電池の注液装置に関するもので、特に、
蓄電池内の電解液の液瓜を常に適正な状態に保つため、
補液を行なうための汁液装置に関するものである。この
発明は、さらに特定的には、蓄電池の一括注液を行なう
のに便利な汁液装置に関するものである。 [従来の技術] たとえば鉛蓄電池のような蓄電池には、たとえば硫酸の
ような電解液が装填されるが、このような電解液の液量
は、蓄電池の性能および漏液と重大なかかわりを持つた
め、常に一定の範囲内にあるように管理する必要がある
。特に、蓄電池の使用状態においては、電解液の減少を
招き、その場合には、純水を補充してやらなければなら
ない。 蓄電池は、一般に、液口栓によって閉じられる注液口を
備え、」二述した補液は、注液口を介して行なわれる。 しかしながら、汁液口を介して補液を行なうとき、電解
液が適正なbmに達したことを確認して補液をやめる時
点を見極めるのは、それほど容易ではないことが多い。 たとえば、蓄電池の電槽が透明または半透明である場合
には、電解液の液面を外部から透視することができるが
、電槽が不透明であるときには、電解液の液面を外部か
ら透視し得ないため、補液の完了時点を見極めるのが極
めて困難である。また、たとえ電槽が透明または半透明
であっても、蓄電池が設置される場所によっては、電解
液の液面を側方から観察することが不可能であったり困
難であったりする場合があり、この場合においても、補
液の完了時点を見極めることが困難である。 このような困難さを解消するため、従来から、種々の工
夫が提案されている。その1つの典型例として、一般的
に説明すれば、次のようなものがある。すなわち、蓄電
池内に注入されるべき液を容器内に一時的に貯留させた
状態としながら、容器を介して蓄電池内に注液する。こ
の注液の過程において、蓄電池内の液量が所定のレベル
に達したとき、フロートまたは規定管により、容器から
蓄電池内への注液が一旦停止される。そして、その後、
フロートまたは規定管を再び開放するよように、機械的
に作動させたとき、容器内に残る液が蓄電池内に再注入
される。このような再注入を終えたとき、蓄電池内にお
いては、適正な液量に達するようにフロートまたは規定
管の作動時点が選ばれている。 上述したような動作原理を基本的に用いる注液装置は、
たとえば、実公昭40−30508号公報、実公昭47
−30103号公報、実公昭48−15296号公報、
実公昭48−23220号公報、実公昭48−2362
1号公報、実公昭48−23622号公報、実公昭51
−44135号公報、実公昭52−29805号公報、
実公昭54−24245号公報、などに開示されている
。 これら公報のうち、実公昭40−30508号公報、実
公昭47−30103号公報および実公昭512424
5号公報は、フロートを用いる型式を開示している。 また、上述した公報のうち、いくつかは、単なる汁液の
完了時点を制御するだけでなく、複数個のセルを備える
蓄電池において、これらセルに対して一括注液を行なう
ことをより便利にした注液装置を開示している。 [発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した公報に示された汁液装置は、い
ずれも、蓄電池側の構成の一部として与えられている。 すなわち、蓄電池の構造自身が変更され、たとえば電槽
の蓋と一体をなした状態で、注液装置が実現されている
。したがって、上述した公報に記載された注液装置は、
技術的には、それなりの意義があるものの、これを実際
の商品に適用l2ようとする場合、蓄電池自身の設計を
変更しなければならず、コストを考慮すると、安易には
商品化に踏み切れないのが実情であった。現に、これら
公報に開示された注液装置を備える蓄電池は、本件出願
人が知る限り、全く商品化された実績がない。 そこで、この発明は、蓄電池側には何らの設計変更も必
要なく、すなわち、従来の蓄電池をそのまま用いながら
、上述した利点を有する注液装置を有利に実用化するた
めの技術を提供しようとするものである。 [課題を解決するための手段] この発明は、液口栓によって閉じられる汁液口を備える
蓄電池に対して用いられる、蓄電池の注液装置に向けら
れるものであるが、上述した技術的課題を解決するため
、次のような構成を備えることが特徴である。. すなわち、この発明に係る注液装置は、基本的には、蓄
電池内に注入されるべき液を受入れる開口を有しかつ当
該液を一時的に貯留するための容器と:前記容器内の空
間に上端が連通しかつ蓄電池内の空間に下端が連通した
注液通路と;蓄電池の電解液の液面の変動によって上下
動するもので、その上動の終端において前記注液通路の
下端を閉じるフロートと:前記容器の開口を閉じるため
のもので、閉じる状態とされたとき、前記フロートの・
一部に接触して、当該フロートを押し下げ前記注液通路
の下端を開放する状態に強制する、開閉可能な蓋と;を
備えている。そして、この発明において重要な特徴は、
上述したような構成を有する注液装置が、液口栓を取り
外した状態で液口栓の代わりに注液口に嵌合されて蓄電
池と組合わされるものであるということである。 この発明によれば、また、上述した特徴的な構成を保有
しながら、一括注液に適した注液装置が提供される。こ
の注液装置は、各々液口栓によって閉じられる複数個の
注液口を備える蓄電池に対して用いられるものであって
、次のような構成を備えることが特徴である。 すなわち、この注液装置は、蓄電池内に注入されるべき
液を受入れる開口を有しかつ当該液を一時的に貯留する
だめのものであり、複数個の汁液口のそれぞれに位置合
わせされた複数個の取付穴を形成した容器と;前記取付
穴の周縁部を前記注液口の周縁部との間でそれぞれ挾む
フランジ部、および・前記容器内の空間に上端が連通し
かつ蓄電池内の空間に下端が連通した注液通路を内側に
形成するとともに外周面が前紀注液口にそれぞれ嵌合す
る外筒部を有する、複数個の注液栓と;蓄電池内の電解
液の液面の変動によって上下動するように前記注液栓に
よってそれぞれ保持され、かつその上動の終端において
前記汁液通路の下端をそれぞれ閉じる、複数個のフロー
トと;前記容器の開口を閉じるためのもので、閉じる状
態とされたとき、前記フロートの各一部に接触して、当
該各フロートを押し下げ前記注液通路の下端を開放する
状態に強制する、開閉可能な蓋と;を備えることを特徴
とするものである。 なお、上述した蓋は、容器に対して、ヒンジを介して回
動iil能に連結されることが好ましい。 [作用] この発明に係る注液装置は、蓄電池の注液口を本来閉じ
ていた液口栓を取り外した状態としたとき、この注液口
に嵌合されて蓄電池と組合わされる。この状態において
、容器の開口から液を容器内に注ぐと、この液は、容器
に一時的に貯留されながら、注液通路を介して、蓄電池
内に注入される。このとき、初期の段階では、蓄電池内
の空気と液とが入替わり、液は順調に蓄電池内に注入さ
れる。液の注入に応じて、蓄電池内の電解液の液面が上
昇し、これに伴って、フロートも上昇する。 液の注入を或る程度行なったとき、フロートは、その上
動の終端に達し、注液通路の下端を閉じる。 これによって、注液通路を介しての、蓄電池の内外間に
おける液と空気との入替えが行ない得なくなり、容器に
その後において注がれる液は、容器内に残留する。この
状態が、いわゆる予備注液完了状態である。この予備注
液完了状態では、蓄電池内の電解液の量は、未だ適正な
1ノベルにまで違していないか、または適正範囲の上限
に対して未だ余裕のある状態である。次に、容器の開口
が蓋によって閉じられる。このとき、蓋は、フロートの
一部に接触して、フロートを押し下げ、注液通路の下端
を開放する状態に強制する。これによって、容器内に残
留していた液が、注液通路を介して、蓄電池内に注入さ
れる。この状態が、いわゆる最終注液完了状態である。 [発明の効果] この発明に係る注液装置は、通常の蓄電池には必ずある
注液口に、液口栓の代わりに嵌合されて蓄電池と組合わ
される。したがつ゛C1このような注液装置を用意する
だけで、従来の蓄電池に何らの設計変更をも加えること
なく、補液の便宜を図るという効果を期待できる。それ
ゆえに、この発明によれば、それほどコストをかけるこ
となく、注液装置を備える蓄電池を提供することができ
る。 この場合、注液装置自身のコストは、それほど高くなく
、また、注液装置を取付けるために蓄電池自身のコスト
が上昇することもない。 また、この発明に係る注液装置は、蓋を備えるので、蓄
電池の注液口に嵌合されたままの状態で、液口栓の代わ
りとして用いることができる。したがって、注液の都度
、液口栓をこの注液装置に交換する手間が不要である。 この発明において、注液装置に備える容器が、蓄電池に
備える複数個の汁液口を共通にカノ《−する大きさとさ
れたとき、すなわち、複数個の注液口のそれぞれに連通
ずる容器を用いれば、一括注液を有利に行なうことがで
きる。このような一括注液方式の注液装置においては、
個々のセルに関連してフロートが設けられているので、
いわゆる予備注液完了状態となったセルに対しては、注
液が一旦停止され、その状態で、他のセルに対して、予
備注液完了状態になるまで汁液される。そ(7て、蓋を
閉じ、各フロートを押し下げたとき、容器内に残留して
いる液は、実質的に同量ずつ各セルに注入され、すべて
のセルに対して、最終注液完了状態が達成される。 上述した一括注液方式の注液装置において、注液通路を
与えるために、容器の各取付穴の周縁部を対応の注液口
の周縁部との間でそれぞれ挾むフランジ部、および外周
面が注液口にそれぞれ嵌合する外筒部を有する注液栓を
用いれば、このような注液栓は容器を蓄電池に対して液
漏れのない状態で固定する機能をも果たさせることがで
きる。 また、上述した一括注液方式の注液装置において、蓋が
、容器に対して、ヒンジを介して回動可能に連結されて
いれば、蓋を閉じるとき、複数個のフロートに同時に接
触させることが容易になるため、予備注液完了状態にお
いて容器内に残留I〜でいる液をほぼ均等に各セルに対
して分配することが確実となり、最終注液完了状態をよ
り信頼性の高いものとすることができる。 [実施例] 第1図ないし第8図は、この発明の一実施例を説明する
ためのものである。この実施例は、一括注液機能を有し
ている。 第1図ないし第6図には、この発明に係る注液装置1が
組合わされる蓄電池2の一部が図示されている。蓄電池
2は、電槽本体3およびその上面の開口を閉じる電槽蓋
4を備える。この図示された蓄電池2は、すべてが図示
されないが、6個のセル5を備える12V用のもので、
6個のセル5のそれぞれには、注液口6が設けられてい
る。これら注液口6を規定する内周面には、雌ねじ7が
形成されていて、従来は、この雌ねじ7に螺合する雄ね
じを形成した液口栓(図示せず)によって注液口6が閉
じられる。各セル5には、第2図ないし第6図に想像線
で示すように極板群8が配置され、かつ電解液9が収容
されている。 第1図および第6図に示すように、注液装置1は、蓄電
池2を二分する3個のセル5すなわち3個の注液口6に
対して一括注液を行なうように取付けられいる。なお、
このことは、単に、蓄電池2をたとえば自動車などに固
定する際に用いる取付金具(図示せず)と干渉し合わな
いようにするためのものにすぎない。すなわち、取付金
具は、第1図および第6図に示した端から3番目の注液
口6(C)と同じく4番目の注液口6(d)との間に挾
まれた部分10において、比較的高く突出した状態で、
電槽蓋4の上面を横断する方向に延びる。このような事
情から、この蓄電池2に対しては、2個の別々の注液装
置1が用いられることになる。もし、上述のような取付
金具を用いない場合には、6個のセル5すなわち6個の
注液口6のすべてに対して同時に一括注液できるような
汁液装置を用いてもよい。 上述のように3個のセル5すなわち3個の注液口6に対
して一括注液できるように構成された注液装置1は、蓄
電池2内、より正確には3個のセル5内に注入されるべ
き液11を受入れる開口12を有しかつ当該液11を一
時的に貯留するための容器13を備える。容器13は、
その間口12を閉じるための蓋14とともに、たとえば
オレフィン系樹脂から一体に成形される。容器13は、
これが配置されるべき3個の注液口6(a),6(b)
,6 (c)のそれぞれに位置合わせされた3個の取付
穴15 (a).15 (b),15 (e)をその底
部に形成している。これら取付穴15の周縁部16のさ
らに外側には、液11の流れを円滑にするため、段差1
7が形成されるとともに、さらにそのまわりに逆円錐状
面18が形成される。 また、周縁部16の下面には、注液口6の周縁部19の
上面に接触して、より液密性を高めるために、断面V字
状のシール部20が周方向に延びる状態で形成される。 容器13の側面には、注液上限線を示す上限表示21が
設けられる。 蓋14は、このiE14および容器13を一体に形成す
る樹脂の肉薄部分をもって構成されたヒンジ22を介し
て、容器13に対して、回動可能に連結される。なお、
ヒンジ22は、樹脂の肉薄部分によって構成されること
なく、軸とそれを受入れる軸受部との組合わせからなる
ものに置き換えられてもよい。したがって、M14と容
器13とは、別部品として構成されてもよい。 蓋14の周縁部には、容器13の上端縁を密に受入れる
挾着部23が全周にわたって形成される。 また、lijl4の下面には、取付穴15(a),1 
5 (b) ,  15 (c)が設けられた位置に対
応して、突出する3本の押し棒24 (a).24(b
).24 (c)が設けられる。これら押し棒24の機
能については後述する。 注液装置1は、また、注液栓25を備える。注液栓25
は、第7図および第8図に拡大された状態で単独で示さ
れている。 注岐栓25は、容器13の取付穴15の周縁部16を蓄
電池2の注液口6の周縁部19との間で挾むフランジ部
26を備える。また、汁液栓25は、容器13内の空間
に上端が連通しかつ蓄電池2内の空間に下端が連通した
注液通路27を内側に形成するとともに外周面が注液口
6に嵌合する外筒部28を備える。この実施例では、注
液口6の内周面には雌ねじ7が形成されているので、外
′筒部28の外周面には、雌ねじ7に螺合する雄ねじ2
9が形成されている。なお、雄ねじ29の雌ねじ7に対
する螺合またはそれを解除する操作をより容易にするた
め、フランジ部26の上面には、たとえば4個の締付用
突出部30が形成されている。螺合または解除操作の際
、締付用突出部3oには、指または適当な工具が掛けら
れ、それによって注液栓25が回転される。 注液栓25には、また、注液通路27の中心軸線に沿っ
て延びるたとえば円筒状のフロートガイド31が設けら
れる。フロートガイド31は、外筒部28の内周面から
中心方向に延びる複数個の連結部32によって注液栓2
5に対して保持される。 注液栓25は、この実施例では、フロートガイド31も
含めて、たとえばオ1ノフィン系樹脂から一体に成形さ
れる。 注液装置1は、さらに、フロート33を備える。 フロート33は、たとえばスチレン系樹脂から構成され
る。フロート33は、浮力を高めるため、その下端部に
中空部34を形成している。中空部34の上端面には、
液11の流れをより円滑にするため、円錐状面35が形
成される。円錐状面35の頂部からさらに上方へ延びて
、ガイド棒36が形成される。ガイド棒36は、たとえ
ば第1図に示されるように、注液栓25に設けられたフ
ロートガイド31内に挿入され、これによって、フロー
ト33は、注液栓25に対(2て上下動するように注液
栓25によって保持される。ガイド棒36の上端部には
、ガイド棒36がフロートガイド31から下方へ抜け出
ることを防止するため、膨出部37が形成される。 また、フロート33は、第3図に示すように、上動した
とき、その上動の終端において、注液栓25の外筒部2
8の下端面に当接
【7、注液通路27の下端を閉じるよ
うに設計されている。 次に、第1図を主として参照しながら、注液装置1を蓄
電池2に取付けるための操作について説明する。 まず、第1図に示すように、各注液口6から液口栓(図
示せず)を取り外した状態とされる。 次に、容器13が、電槽蓋4の上に置かれ、各取付穴1
5が対応の注液口16と位置合わせされる。 次に、フロート33を保持した状態で、注液栓25が、
たとえば取付穴15(e)と注液口6(e)とが整列す
る部分に挿入される。なお、このような操作から明らか
なように、フロート33の中空部34は、注液口6およ
び取付穴15を通過し得る大きさに選ばれている。 次に、注液栓25が、締付用突出部30を介して回転さ
れ、雄ねじ29を雌ねじ7に螺合させる。 このような螺合によって、フランジ部26と注液口6(
c)の周縁部19との間に、取付穴15(c)の周縁部
16が挾み付けられ、容器13が、注液口6(e)−に
対して液密的に結合される。前述l2たシール部20は
、このような液密効果をより高める。 上述した操作を、他の注液口6 (a) ,  6 (
b)および取付穴15.(a),15 (b)に対して
も行なわれる。これによって、たとえば第6図に示すよ
うに、容器l3のすべての取付穴15に関連して、フロ
ート33を保持した注液栓25が取付けられる。 次に、注液装11の使用方法について説明する。 第2図に示すように、まず、蓋14が開かれた状態とさ
れ、容器13の開日l2から、液l1が注がれる。これ
によって、液11は、容器13に一時的に貯留されるが
、補液を必要とするセル5においては、電解液9の液面
が低下しているので、それに応じて、フロート33も比
較的低い位置にあり、注液通路27の下端を開いた状態
となっている。したがって、液11は、第2図に示すよ
うに、注液通路27を通って、蓄電池2内に注入される
。なお、このように一括注液を行なうとき、第3図に示
すように、電解液9の量が十分にあるときには、フロー
ト33は、注液通路27の下端を閉じた状態となってお
り、そのセル5には液11が注入されない。 上述した補液を行なっている間、注液通路27において
は、W!R11を通路させるとともに、それと入替わっ
て、蓄電池2内の空気が外部に排出される。 上述した補液を続行している間に、電解液9の液面が所
定以上のレベルに達したセル5、すなわち、いわゆる予
鑓注液完了状態となったセル5から順に、第3図に示す
ように、フロート33が注液通路27の下端を閉じた状
態となる。したがって、そのようなセル5に対しては、
補液が一旦停止される。 すべてのセル5において予備注液完了状態が達成された
後、さらに、液11,が容器13内に注がれる。そして
、容器13内に貯留された液11が、第3図に示すよう
に、上限表示21に達するまでに、液11を注ぐことが
やめられる。 次に、M1.4が容器13の開口12を閉じるように回
動される。この回動の過程において、第4図および第6
図に示すように、蓋14に設けられた押し棒24は、フ
ロート33の上端部に接触する。これに応じて、フロー
ト33は、それに働いている浮力に逆らうように、押し
下げられ、それによって、汁液通路27の下端が、強制
的に開放される。このとき、容器13内に残留していた
液11は、再び、汁液通路27を通って、各セル5内に
流れ込む。 前述したように、M14は、ヒンジ22を介して、容器
13に回動可能に連結されている。したがって、第6図
に示すように、すべての押し棒24 (a),24 (
b).24 (c)を同時に対応のフロート33の上端
部に接触させることが容易である。そのため、3個のフ
ロート33を同時に押し下げることが容易に行なわれ、
予備注液完了状態の後、容器13内に残留していた液】
1を、ほぼ均等に、各セル5に分配することができる。 なお、上述のような利点を望まないならば、蓋14を容
器13とは別々の状態で用意してもよい。 この場合、蓋14を閉める操作を行なうとき、3個の押
し棒24 (a).24 (b).24 (e)が同時
に3個のフロート33に接触するように配慮することに
なる。 第5図には、いわゆる最終注液完了状態が示されている
。M14は、フロート33を押し下げたまま、容器13
の開口12を閉じている。また、この状態において、M
】4に形成された挾着部23は、容器13の上端縁を挾
み付けており、容器13内に比較的密閉された空間が形
成される。 通常、従来からある液口栓(図示せず)に代えて、上述
したように、注液装置1が取付けられた蓄電池2は、補
液を終えた後であっても、そのままの状態で使用される
。すなわち、注液装illは、液口栓の機能も果たして
いる。 なお、蓄電池2を充電すると、極板n8からガスが発生
するが、このようなガスは、容器13と蓋】4との間に
隙間を設けるか、M14に、液漏れが生じない程度に、
任意の個数および装置をもって、ガス放出口42(第1
図)を設けることによって放出されることができる。 第9図および第10図は、この発明の他の実施例を説明
するためのものである。 この実施例は、前述した実施例と比較して、容器13に
、これを3分割するように、仕切壁38が設けられた点
において相違している。その他の構成は、前述した実施
例と同様であるので、相当の部分には同様の参照符号を
付すことにより、重複する説明は省略する。 仕切壁38は、上限表示21で与えられた注液上限線よ
りやや低く形成されることが好ましい。 そうすることによって、すべてのセル5に対して予備注
液完了状態が達成された後、上限表示21を越えない範
囲で液11を注ぐことをより容易にするからである。 仕切壁38は、予備注液完了状態を達成した後、最終注
液完了状態にするまでの補液において、その効果を発揮
する。すなわち、仕切板38の存在により、前述した第
6図に対応する第10図に示すように、フロート33が
押し下げられたとき、各セル5に対して、液11をより
均等に分配することを確実なものとし得る。特に、この
実施例は、補液しようとするとき、蓄電池2が傾いてい
るとき、より有効である。 第11図および第12図は、この発明のさらに他の実施
例を説明するためのものである。この実施例は、防沫筒
39を蓋14に備えることが特徴である。その他の構成
は、第1図ないし第8図を参照して説明した実施例と同
様であるので、相当の部分には同様の参照符号を付し、
重複する説明は省略する。 防沫筒39は、たとえば、蓋14から延びる押し棒24
の先端部を取り囲むように、押し棒24と一体に形成さ
れる。防沫筒39は、前述した第5図に対応する第12
図に示すように、114が容器13を閉じた状態とされ
たとき、注液通路27の上方の開口を覆うように位置す
る。 この実施例によれば、蓄電池2が振動した際に生じる電
解液9の飛沫が、容器13にまで届《ことを防止し、ひ
いては、このような電解8L#9の飛沫が隣りのセル5
に入り込んだり、容器13外に漏れ出したりすることを
有利に防止する。 なお、防沫筒39は、注液通路27の上方の開口を比較
的密に閉じることになるので、充電時に発生するガスの
放出をより容易にするため、ガス放出口40が設けられ
てもよい。 第13図および第14図は、この発明のさらに他の実施
例を説明するための図である。特に、この実施例は、注
液栓の変形例を与えるものである。 第13図および第14図に示した注液栓25aは、前述
した第7図および第8図に示した注液栓25の代わりに
用いることができる。この注液栓25aは、その外筒部
28の内側に形成される注液通路27aが、螺旋状に延
びていることが特徴である。そのため、外筒部28の内
側には、螺旋状の遮蔽板41が形成される。この遮蔽板
41は、樹脂成形により得られる注液栓25aの成形の
容易性を考慮して、360度を越えない範囲で延びるよ
うにされるが、第14図に示すように、注液通路27a
が、注液栓25aの軸線方向に延びる一連の経路を実質
的に与えないようにされている。 この実施例によれば、前述した第11図および第12図
に示した実施例と同様、電解液の飛沫が蓄電池から飛び
出ることを有利に防止できる。 なお、上述した遮蔽板41は、フロートガイド31を支
持する第7図に示した連結部32の機能も果たしている
。 以上、この発明を、図示したいくつかの実施例、特に一
括注液方式を意図した実施例について説明(2たが、こ
の発明は、一括注液の機能を持たない汁液装置に対して
も適用することができる。 すなわち、第1図ないし第8図に示した実施例に関連し
て具体的に説明すると、容器13は、単に1個の取付穴
15のみを有し、単に1個の注液口6ごとに取付けられ
てもよい。この場合であっても、予備注液完了状態は、
容器13内に一時的に貯留された妓11が減らないこと
によって容易に認識することができ、蓋14を閉じるこ
とによって、最終注液完了状態を得ることができる。 また、上述したように、一括注液の機能を有しない注液
装置の場合には、容器13に対応する部分と注液栓25
に対応する部分とが、第15図に示すように一体化され
ていてもよい。すなわち、一括注液の機能を有しない場
合には、1個の注液口6ごとに注液装置1aが取付けら
れればよいので、容器部43および注液栓部44を一体
化したものを全体として回転させることにより、注液口
6に形成された雌ねじ7に雄ねじ45を螺合さぜること
ができるからである。なお、第15図において、たとえ
ば第5図に示す部分に相当の部分には、同様の参照番号
を{=t [,、重複する説明は省略する。 なお、注液装置を注液口に嵌合させるとき、上述したよ
うな螺合の組合わせを用いることが、嵌合の信頼性を高
めるために有利であるが、たとえば、弾性的な変形を利
用して、液密的な嵌合を達成してもよい。このような嵌
合の態様は、一括注液方式を採用するか否かにかかわら
ず、適用することができる。言え換えると、容器と注液
栓とが別体の場合であっても、一体の場合であっても、
適用することができる。 また、蓋を閉じたとき、フロートを押し下げるために、
図示の実施例では、蓋と一体的に押し棒24が形成され
たが、このような押し棒24の機能を果たす部分は、他
の形状に変更されてもよく、また、フロート33のガイ
ド棒36をより上方へ長く延ばすことにより、M14の
下面に直接接触させて、フロート33を押し下げるよう
にしてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は、この発明の一実施例を説明する
ためのものである。ここに、第1図1よ、注液装置1自
身を分解して示すとともに、蓄電池2から分離された状
態で示す斜視図である。第2図、第3図、第4図および
第5図は、蓄電池2に取付けられた注液装置1を用いて
補液するときに達成される動作を順次示す蓄電池2の横
断面図である。第6図は、第4図に対応する状態を示す
蓄電池2の縦断面図である。第7図は、注液栓25を単
独で示す斜視図である。第8図は、注液栓25を単独で
示す平面図である。 第9図および第10図は、この発明の他の実施例を説明
するだめのもので、第9図は、注液装置に含まれる容器
13およびM14を単独で示す斜視図であり、第10図
は、第6図に対応する図である。 第11図および第12図は、この発明のさらに他の実施
例を説明するためのもので、第11図は、M14の一部
を示す斜視図であり、第12図は、第5図に対応する図
である。 第13図および第14図は、この発明のさらに他の実施
例を説明するためのもので、第13図は、注液栓25a
を単独で示す斜視図であり、第14図は、同じく平面図
である。 第15図は、この発明のさらに他の実施例を説明するた
めの第5図に対応の図である。 図において、1,1aは注液装置、2は蓄電池、6は注
液口、7は雌ねじ、9は電解液、11は液、12は開口
、13は容器、14は蓋、15は取付穴、16は周縁部
、19は周縁部、22はヒンジ、24は押し棒、25,
25aは注液栓、26はフランジ部、27.27aは汁
液通路、28は外筒部、29.45は雄ねじ、31はフ
ロートガイド、33はフロート、36はガイド棒、43
は容器部、44は注液栓部である。 転 ヘ 派 第7図 第8図 ヘ 第I3図 第l4図 第Iタ図 手 続 補 正 書 弔成1年9月2.5′日 2、発明の名称 蓄電池の注液装置 3、補正をする者 事件との関係

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液口栓によって閉じられる注液口を備える蓄電池
    に対して用いられる、蓄電池の注液装置において、 前記液口栓を取り外した状態で液口栓の代わりに前記注
    液口に嵌合され、蓄電池と組合わされるものであって、 前記蓄電池内に注入されるべき液を受入れる開口を有し
    かつ当該液を一時的に貯留するための容器と、 前記容器内の空間に上端が連通しかつ蓄電池内の空間に
    下端が連通した注液通路と、 前記蓄電池の電解液の液面の変動によって上下動するも
    ので、その上動の終端において前記注液通路の下端を閉
    じるフロートと、 前記容器の開口を閉じるためのもので、閉じる状態とさ
    れたとき、前記フロートの一部に接触して、当該フロー
    トを押し下げ前記注液通路の下端を開放する状態に強制
    する、開閉可能な蓋と、を備えることを特徴とする、蓄
    電池の注液装置。
  2. (2)各々液口栓によって閉じられる複数個の注液口を
    備える蓄電池に対して用いられる、蓄電池の注液装置に
    おいて、 蓄電池内に注入されるべき液を受入れる開口を有しかつ
    当該液を一時的に貯留するためのものであり、複数個の
    注液口のそれぞれに位置合わせされた複数個の取付穴を
    形成した容器と、 前記取付穴の周縁部を前記注液口の周縁部との間でそれ
    ぞれ挾むフランジ部、および前記容器内の空間に上端が
    連通しかつ蓄電池内の空間に下端が連通した注液通路を
    内側に形成するとともに外周面が前記注液口にそれぞれ
    嵌合する外筒部を有する、複数個の注液栓と、 蓄電池内の電解液の液面の変動によって上下動するよう
    に前記注液栓によってそれぞれ保持され、かつその上動
    の終端において前記注液通路の下端をそれぞれ閉じる、
    複数個のフロートと、 前記容器の開口を閉じるためのもので、閉じる状態とさ
    れたとき、前記フロートの各一部に接触して、当該各フ
    ロートを押し下げ前記注液通路の下端を開放する状態に
    強制する、開閉可能な蓋と、を備えることを特徴とする
    、蓄電池の注液装置。
  3. (3)前記蓋は、前記容器に対して、ヒンジを介して回
    動可能に連結されている、請求項2記載の蓄電池の注液
    装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008218104A (ja) * 2007-03-01 2008-09-18 Furukawa Battery Co Ltd:The 蓄電池用注液器及び電解液注液方法
JP2011519119A (ja) * 2008-04-01 2011-06-30 オシュマン・ゲゼルシャフト・ビュルガーリッヒェン・レヒツ 電池ユニット用水補充プラグ
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JPWO2021079523A1 (ja) * 2019-10-25 2021-04-29

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