JPH02230558A - 交代処理方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 光磁気ディスク装置等の記憶装置における不良ブロック
発生時の交代処理に関し、 書込み時の交代処理における交代領域探索時間の短縮を
目的とし、 ユーザ領域において書き込むべきブロックが不良であっ
たとき該不良ブロックに代わって情報を書き込む交代領
域と、不良ブロックの識別アドレスと該不良ブロックの
交代ブロックの識別アドレスを組として格納する交代マ
ップを備えた記憶装置において、交代領域の未記録ブロ
ックが存在する最小トラックアドレスを示すよう管理さ
れたポインタ１と、交代頷域の未記録ブロックが存在す
る最大トラックアドレスを示すよう管理されたポインタ
２を格納するポインタ領域を備えると共に、未記録ブロ
ックが無くなったときポインタ１及びポインタ２に無効
を示す値をセッＩ・するよう管理し、ユーザ領域の書き
込むべきブロックが不良であったとき前記ポインタ１で
示すトラックからポインタ２で示ず１・ラックまでの範
囲で、交代領域内の未記録ブロックを探索し、検出した
未記録ブロックを交代ブロックとして書込みを行うよう
に構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光磁気ディスク装置における不良ブロック発
生時の交代処理に関する。

光ディスクは磁気ディスクに比べて　かに大容量の記録
を行うことが出来、追記も可能であるが、書換えができ
なかったため用途が限定されていた。

しかし、最近書換え可能（消去可能）の光ディスクが実
用化段階に到達している。書換え可能型光ディスクの一
つの形式が光磁気ディスクである。

光磁気ディスクは、通常の光ディスクおよび磁気ディス
クと性質が異なり、不良ブロック発生時の交代処理は、
独特の処理が行われる。

〔従来の技術］ 光磁気ディスク装置は、書換え可能（消去可能）な光デ
ィスク装置として、実用化段階に達している。

光磁気ディスク装置においては、ディスク媒体の書き込
もうとしたブロックに不良個所があった場合のために、
交代領域を準備しておき、不良ブロックに代わってそこ
に書き込むよう６こしているのが一般である。

第６図は、交代頷域を準備してある光磁気ディスク装置
における記録領域の割付け状態を示す図である。

図において、 １０（第６図（ａ））は、使用者が自由に使用できるユ
ーザ頷域である。

２０（第６図（ｂ））は、ユーザ領域１０の不良ブロッ
クに代わってデータを格納する交代領域である。

３０（第６図（Ｃ））は、読出しまたは消去の際に目的
とするブロックが交代頷域２０のどこに格納されている
か示す交代マップである。

交代マップ３０には、第５図（ｄ）に示すように、不良
ブロックのＩＤ（識別アドレス）（トラックアドレスと
セクタアドレス）の格納部（ｄ１）と、交代ブロック（
不良ブロックに代わって交代領域に書き込んだブロック
）のＩＤ（識別アドレス）の格納部（ｄ２）とを１＆Ｉ
ｌのデータとして格納する。

最近、光磁気ディスク用の交代マップとして、第６図に
示したような記録フォーマットがＩＳＯ（国際標準機構
）規格として制定されている。

ユーザ領域の或るトラックの或るブロックにデータを書
き込んだとき、ＥＣＣ　（エラー検出・訂正コード）に
より書込み後読出しチェックの結果不良が検出された場
合には、交代領域２０をサーチして空きブロックを見つ
け、そこに書き込むと共に、不良ブロックのＩＤと交代
ブロックのＩＤを交代マップ３０に書き込む。これが書
込み時の交代処理である。

光磁気ディスクに既に書き込まれているブロソクを、読
出しまたは消去する目的でアクセスし読み出したときに
、ＥＣＣによりエラーが検出された場合には、そのブロ
ックを不良ブロックであるとして、その不良ブロックＩ
Ｄをもって交代マップ３０内をサーチし、対応する交代
ブロックＩＤを読み出し、この交代ブロックＩＤによっ
て、交代領域２０の目的とするブロックにアクセスし、
読出しまたは消去を行う。これが、読出しおよび消去時
の交代処理である。

〔発明が解決しようとする課題］ 光磁気ディスク装置における交代処理においては、読出
し時と消去時には交代マップ３０をサーチして素早く目
的ブロックを探すことができる。

しかし、書込み時では、未記録ブロンクが見つかるまで
、交代領域２０の全ての領域をサーチしなヘ ければならず、交代処理回数に比例して処理時間が増大
するため、書込み時の交代頷域サーチを出来る限り速く
しないと性能が悪くなるという問題がある。

本発明が解決しようとする課題は、このような従来の問
題点を解消した交代処理方式を提供することにある。

未記録ブロックが存在する最大トラックアドレスを示す
よう管理されたポインタ２　（４２）を格納する。

なお、ポインタ１　（４１）およびポインタ２　（４２
）には、無効を示す値をセットするよう管理する。

ポインタ１　（４１）およびボインク２　（４２）は、
書込み時に、交代処理を行う際には、交代領域２０をサ
ーチすべき範囲を示す。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は、本発明の構成と原理を示す図である。

図において、１０はユーザ領域であり、使用者が自由に
使用できる。

２０は交代頷域であり、ユーザ領域１０の不良ブロック
に代わってデータを格納する。

３０は交代マップであり、不良ブロックの識別アドレス
と該不良ブロックの交代ブロックの識別アドレスを組と
して格納する。

４０はポインタ領域であり、交代領域２０の未記録ブロ
ックが存在する最小トラックアドレスを示すよう管理さ
れたポインタ１　（４１）と、交代領域２０の〔作　用
〕 本発明では、ポインタ領域４０を設け、ここに、交代領
域２０の未記録ブロックが存在する最小トラックアドレ
スを示すよう管理されたポインタ１（４１）と、交代領
域２０の未記録ブロックが存在する最大トラックアドレ
スを示すよう管理されたポインタ２　（４２）を格納す
る。

第２図は、交代領域とポインタの関係を示す図である。

図において、×印を付けたのは記録済みのブロックを示
し、空白のものは未記録のブロックを示す。

交代領域が図に示したような状態であるときには、未記
録ブロックの存在する最小トラックアドレスを示すポイ
ンタｌは、トラック０のアドレスを指し、未記録ブロッ
クの存在する最大トラックアドレスを示すポインタ２は
トラック４のアドレスを指す。

未記録ブロックの存在するトラックが無くなった場合に
は、ポインタ１およびポインタ２に無効を示す値（実際
に存在しないトラックアドレス）をセットするよう管理
する。

ユーザ領域１０の指示された識別アドレス（ＩＤ）へ書
込みを行ったとき、これが不良ブロックであった場合に
は、交代領域２０内を、未記録ブロックを見つかるまで
サーチするが、そのサーチ範囲はポインタ１の示すトラ
ックからポインタ２の示すトラックまででよい。ポイン
タ１およびポインタ２の値が無効を示す値であるときは
、交代領域２０内に未記録ブロックが存在しないことを
示し、サーチする必要はなく、交代処理を中止させる。

ポインタｌおよびポインタ２を正しい値に保持するよう
管理するために、書込み時の交代処理で未記録ブロック
を獲得し記録したときそのトラックに未記録ブロックが
無くなった場合、および消去時の交代処理で記録済みブ
ロックを消去したときそのトラックに初めて未記録ブロ
ックが存在するようになった場合には、ポインタ１およ
びポインタ２を更新する処理が必要である。

以上説明のように、本発明によれば書込み時の交代処理
において、交代領域をサーチすべき範囲を限定し、サー
チ時間を短縮することができる。

〔実施例〕

以下第３図〜第４図に示す実施例により本発明をさらに
具体的に説明する。

第３図は、本発明の一実施例によるポインタの初期設定
を示すフローチャートである。

本処理は、電源投入時等において光磁気ディスクを使用
する前に、ポインタの初期設定する処理である。

以下、フローチャートの処理ステップに従ってその動作
を説明する。

（１−１．）ポインタ１とポインタ２に無効な値（本実
施例ではトラック数は２３，６４０木でありトラックア
ドレスは１６進数で４桁の値となるが、実在しないＦＦ
ＦＦを無効な値とする）をセッ１・する。

（１−２）交代領域の先頭トラックアドレスをレジスク
ＰＴＲにセットする。

（１−３）そのトラックから交代ブロックを読み出す。

（１−４）読み出したブロックが未記録ブロックであれ
ばステップ（１−５）へ進み、記録済みブロックであれ
ばステップ（１−９）へ飛ぶ。

（１−５）このトランクに未記録ブロックが存在するこ
とによるポインタ１の更新が既に済んでいるかをフラグ
により調べ、更新済みであればステップ（１−８）へ飛
び、未だであればステップ（Ｌ６　）へ進む。

（１−６）ポインタ１に、レジスタＰＴＲの値をセット
する。

（１−７）ポインタ１の更新済みフラグをセットする。

（１−８）ポインタ２に、レジスタＰＴＲＯ値をセット
して、ステップ（１−１０）へ進む。

（１−９）読み出したブロックが同一トラックの最終ブ
ロックであるかを識別し、最終ブロックであればステッ
プ（１−１０）へ進み、そうでなければステップ（１−
３）へ戻る。

（１−１０）レジスタＰＴＲに、次の１・ラックアトレ
スをセットする。

（１−１１）現在の１・ラックアドレスが、交代領域の
最終１・ラックでなければ、ステップ（１−１２）へ進
み、最終トラックであればステップ（１−３）へ戻る。

（１−１２）ポインタ１およびポインタ２をポインタ領
域に格納する。

第４図は、本発明の一実施例による書込み時の交代処理
を示すフローチャ−１・である。

書込み時において交代処理を行ったときには、未記録ブ
ロックを獲得して記録したことによるそのトラックの状
態変化（未記録ブロックの有無）があればポインタの更
新を行・う。

以下、フローチャートの処理ステップにしたがってその
動作を説明する。

（２−１）ユーザ領域への書込み時に不良が発生したと
きには、書込み時交代処理を開始し、まず交代マップに
不良ブロックＴＤを格納する。

（２−２）ポインタ領域から、ボインク１とポインタ２
を読み出す。

（２−３）ポインタ１とポインタ２の値を調べ、これが
無効な値（第３図ステップ（１．１）の説明参照）であ
るならば、交代領域に未記録ブロックが全く無いことを
認識しサーチすることなく、交代処理不能として異常終
了とする。そうでなければステップ（２−４）に進む。

（２−４）ポインタ１で示すトラックからポインタ２で
示すトラックの範囲の交代領域をサーチし、検出した未
記録ブロックのＩＤをレジスタＤＦＩＤに一時保持させ
る。

（２−５）獲得した未記録交代ブロックに、不良ブロッ
クに書き込んだデータを書き込む。

（２−６）書き込んだ交代ブロックのあるトラックで未
記録ブロックが無くなったかを調べ、無くなったら、ポ
インタ１を＋１する。

（２−７）　交代マップに、レジスタＤＦＩＤに一時保
持させた交代ブロックＩＤを格納する。

（２−８）ポインタ１とポインタ２をポインタ領域に格
納して、正常終了する。

第５図は、本発明の一実施例による消去時の交代処理を
示すフローチャートである。

消去すべきブロックが交代ブロックにあるときには、消
去の結果、未記録ブロックが生じたことによる交代領域
内のトラックの状態の変化に応じてポインタの更新処理
を行う。

以下、フローチャートの処理ステップに従ってその動作
を説明する。

（３−１）　ポインタ領域からポインタ１とポインタ２
を読み出す。

（３−２）交代ブロックを消去する。

（３−３）消去したブロックのトラ・冫クアドレスを、
レジスタＰＴＨにセットする。

（３−４）ポインタ１の値とレジスタＰＴＲの値を比較
し、ポインタ１＞ＰＴＲであれば、ステップ（３−５）
へ進み、そうでなければステップ（３−６）へ飛ぶ。

（３−５）　　レジスタＰＴＲＯ値をポインタ１の値と
してセットする。

（３−６）ポインタ２の値とレジスタＰＴＲの値を比較
し、ポインタ２＜ＰＴＲであれば、ステップ（３−７）
へ進み、そうでなければステップ（３−８）へ飛ぶ。

（３−７）　　レジスタＰＴＲの値をポインタ２の値と
してセットする。

（３−８）ポインタ１とポインタ２をポインタ領域に格
納して消去処理を終了する。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明によれば、交代領
域のサーチすべき範囲を限定することによって交代処理
時間を短縮し、光磁気ディスク装置の性能向上に寄与す
るという著しい工業的効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成と原理を示す図、第２図は交代領
域とポインタとの関係を示す図、第３図は本発明の一実
施例によるポインタの初期設定を示すフローチャ−１・
、 第４図は本発明の一実施例による書込み時の交代処理を
示すフローチャート、 第５図は本発明の一実施例による消去時の交代処理を示
すフローチャート、 第６図は交代領域および交代マップの構成を示す図であ
る。 図において、 ＩＯはユーザ領域、　　　　　２０は交代領域、３０は
交代マップ、　　　　　　４０はポインタ領域、４１は
ポインタ１、　　　　　　４２はポインタ２、を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ユーザが自由に使用できるユーザ領域（１０）において
   書き込むべきブロックが不良であったとき該不良ブロッ
   クに代わって情報を書き込む交代領域（２０）と、不良
   ブロックの識別アドレスと該不良ブロックの交代ブロッ
   クの識別アドレスを組として格納する交代マップ（３０
   ）を備えた記憶装置において、 交代領域（２０）の未記録ブロックが存在する最小トラ
   ックアドレスを示すよう管理されたポインタ１（４１）
   と、交代領域（２０）の未記録ブロックが存在する最大
   トラックアドレスを示すよう管理されたポインタ２（４
   ２）を格納するポインタ領域（４０）を備えると共に、
   未記録ブロックが無くなったときポインタ１（４１）及
   びポインタ２（４２）に無効を示す値をセットするよう
   管理し、 ユーザ領域（１０）の書き込むべきブロックが不良であ
   ったとき前記ポインタ１（４１）で示すトラックから、
   ポインタ２（４２）で示すトラックまでの範囲で、交代
   領域（２０）内の未記録ブロックを探索し、検出した未
   記録ブロックを交代ブロックとして書込みを行うよう構
   成したことを特徴とする交代処理方式。