JPH02230503A - 多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド - Google Patents

多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド

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Publication number
JPH02230503A
JPH02230503A JP5128289A JP5128289A JPH02230503A JP H02230503 A JPH02230503 A JP H02230503A JP 5128289 A JP5128289 A JP 5128289A JP 5128289 A JP5128289 A JP 5128289A JP H02230503 A JPH02230503 A JP H02230503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
width
magnetic material
sendust
film width
Prior art date
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Pending
Application number
JP5128289A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Murakami
洋一 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP5128289A priority Critical patent/JPH02230503A/ja
Publication of JPH02230503A publication Critical patent/JPH02230503A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は記録・再生用空隙( Read Write 
Gap :以下、R/Wキャップと記述する)に対して
所定の角度傾けて磁性材膜を付着形成(スパッタ:Sp
uttering) Lた薄膜磁気ヘッドに関し、特に
複数の磁性材膜を電気的絶縁材を挟んで分離し、多層の
磁性材膜を付着形成した薄膜磁気ヘッドに関する。
(従来の技術) 従来、この種の薄膜磁気ヘッドは1つの帯状(以下、1
層と記述する)の磁性材膜を付着形成したものであり、
磁気記録媒体の特性によって定まる有効記録トラック(
track)幅(以下、トラック幅と記述する)に対応
してその磁性材膜の膜幅が決まり、トラック幅が広い場
合にはそれに応じて1層の磁性材膜の膜幅を広くしてい
た。
以下に、高い飽和磁束密度特性を有する磁性材としてセ
ンダス?・(Sendust)を使用して、それを付着
形成したT S S (Tilted Sendust
 Sputtering)型ヘッドの従来例について図
面を参照して説明する。第3図は従来のTSS型ヘッド
の構造図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は底
面図である。1はフエライトコア、2はコイル、3はR
/Wギャップ、4はガラス材、5はセンダスト膜、6は
磁気記録媒体である。
センダスト膜5はR/Wギャップ3に対して所定の角度
θ傾けてフエライトコア1に付着形成されている。セン
ダスト膜5の膜幅はL1である。
磁気記録媒体6のトラック幅をLとするとLILsin
θである。従って、トラック幅Lが広い場合は、それに
応じて( L 1= L sinθに従って)センダス
トM5の膜幅L1を広くして付着形成している。なお、
ガラス材4は、ギャップの内センダストM5で挟まれた
部分のギャップを有効なR/Wギャップ3とする役目を
している。磁気記録媒体6に記録されている信号は、電
磁誘導現象によってコイル2に信号電圧が発生して再生
される。
そして、磁性材膜として高い飽和磁束密度特性を有する
センダスト膜5を使用していることにより高い再生効率
で再生することができる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した従来の薄膜磁気ヘッドにおいて
は、磁気記録媒体のトラック幅が広い場合には、それに
対応して1層の磁性材膜の膜幅を広くする必要があり、
膜幅を広くするとその膜幅に対応ずる大きさの渦電流損
失が発生ずる。そして、この渦電流損失は記録信号の周
波数が高い周波数になるにしたがって大きくなる。この
ため、高記録密度で磁化されて磁気記録媒体に記録され
ている信号を再生すると、記録信号の高周波成分の再生
が不十分となるなめ(渦電流損失により高い周波数域に
おける再生効率が劣化するため)高遠に変化する記録信
号に対して十分な分解特性を有ずる再生信号が得られず
、再生信号波形のピーク(peak)位置ずれであるピ
ークシフト(peak shift)の増大、また、ピ
ーク値低下により信号対雑音比(Signal to 
Noise ratio: S / N )が劣化し、
雑音による信号波形ゆらぎ( S / N Jitte
r)の増加が生じて、高記録密度の記録信号を良好に再
生することが出来ないという問題点がある。また、良好
に再生するためには記録信号の記録密度を低く制限する
必要があり、十分な高速・大容量記録ができないどいう
問題点がある。
本発明の目的は、上記従来の技術の問題点を解決するた
めに、電気的絶縁材を挟んで分離された多層の磁性材膜
を付着形成し、各層の磁性材膜幅の合計膜幅をトラック
幅に対応する磁性材膜幅に概ね等しくすることにより、
広いトラック幅の場台においても、渦電流損失を低減し
て記録信号の高い周波数域における再生効率の劣化を改
善した多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッドを提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記の目的を達成するために、次の手段構成
を有する。
即ち、本発明の多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド
は、記録・再生用空隙に対して所定の角度傾けて帯状に
付着形成された高い飽和磁束密度特性の磁性材膜を有す
る薄膜磁気ヘッドであって、複数の前記帯状磁性材膜と
; 前記複数の帯状磁性材膜を電気的に絶縁分離する絶
縁利と; を有することを特徴とするものである。
(作 用) 以下に、上記手段構成を有ずる本発明の多層磁性材膜付
着形成型薄膜磁気ヘッドの作用について説明する。
高い飽和磁束密度特性を有する磁性材膜を記録・再生用
空隙に対して所定の角度傾けて帯状に付着形成する。付
着形成される帯状磁性材膜は1つの帯状(1層)ではな
く複数の帯状(多層)となっており、各層の磁性材膜は
、互いに、非常に細い幅の絶縁材を挟んで電気的に絶縁
分離されて付着形成される。各層の磁性材膜の膜幅は所
定の細さの幅となっている。即ち、渦電流損失による再
生効率の劣化度合いを所定値以下とする細さの幅となっ
ている。そして、各層の磁性材膜の膜幅を合計した膜幅
は磁気記録媒体のトラック幅に対応ずる所定の膜幅と概
ね等しくなっている。
以上のように、所定の細さの膜幅の磁性材膜を多層にし
て付着形成することによってトラック幅に対応する所定
の膜幅を実質的に確保しているので、広いトラック幅の
場合においても、渦電流損失を低減して記録信号の高い
周波数域における再生効率の劣化を生じないで信号を再
生することができる。
(実 施 例) 次に、本発明の一実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明実施例のTSS型ヘッドの底面図であり
、2層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッドの例を示して
いる。
1はフエライトコア、3はR/Wギャップ、4はガラス
材、5′および5″はセンダスト膜、7は電気的絶縁材
である。フエライトコア1、R/Wギャップ3およびガ
ラス材4は第3図の従来のTSS型ヘッドの同番号のも
のと同様である。
センダスト膜5′および同5″はR/Wギャップ3に対
して所定の角度θ傾いて付着形成されており、各々は膜
幅L2を有して電気的絶縁材7を挟んで電気的に絶縁分
離されている。電気的絶縁材7の幅は非常に細い幅であ
り、センダスト膜5′および同5″の各々の膜幅L2を
合計した膜幅はトラック幅Lに対応ずる所定の膜幅に概
ね等しい。
即ち、本実施例においては、2L2 =Lsinθであ
り、センダスト膜5′および同5″の各々の膜幅L2は
従来例のセンダストM!15の膜幅L1の約半分となつ
いる(L2シL t / 2 )。
このように、センダスト膜5′および同″の膜幅L2を
所定の細さの幅とすることにより渦電流損失を低減して
記録信号の高い周波数域における再生効率の劣化を改善
している。例えば、第2図の渦電流損失による再生効率
特性図に示すように、従来例のセンダスト膜幅L1の場
合の再生効率は特性■のようになり、記録信号の最高周
波数より低い周波数から再生効率の劣化が生じている。
しかし、本実施例のセンダスト膜幅L2の場合の再生効
率は特性■のようになり、記録信号の最高周波数の周波
数域まで再生効率の劣化は生じず改善されている。
なお、非常に細い幅の電気的絶縁材7は擬似ギャップと
なるが、この擬似ギャップはR/Wギャップ3に対して
所定の角度θ傾いているので角度θに対応するアジマス
損失(Azimuth Loss)の効果があり、R/
Wギャップ3による記録・再生時にこの擬似ギ・ヤップ
は悪影響を与えない。
これにより、電気的絶縁材を挟んで絶縁分離された多層
磁性材膜を付着形成しても、擬似ギャップによる悪影響
なしに周波数特性の向上・改善がなされた再生が可能と
なる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の多層磁性材膜付着形成型
薄膜磁気ヘッドにおいては、電気的絶縁材を挟んで分離
された多層の磁性材膜を付着形成してトラック幅に対応
する所定の膜幅を実質的に確保し、各層の磁性材膜の膜
幅を所定の細さの幅としているので、広いトラック幅の
場合においても、記録信号に対する所定の高い周波数域
まで渦電流損失による再生効率の劣化が生じない。
従って、高速に変化する記録信号に対して十分な分解特
性を有する再生信号が得られ、高記録密度の記録信号を
良好に再生することができるという効果がある。
また、良好に再生するために記録信号の記録密度を低く
制限する必要はなく、十分な高速・大容量記録が可能で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のT.SS型ヘッドの底面図、第
2図は渦電流損失による再生効率特性図、第3図は従来
のTSS型ヘッドの構造図で、同図(a)は正面図、同
図(b)は底面図である。 1・・・・・フエライトコア、  2・・・・・・コイ
ル、3・・・・・・R/Wギャップ、 4・・・・・・
ガラス材、5.5’,5″・・・・・・センダスト膜、
6・・・・・磁気記録媒体、 7・・・・・・電気的絶
縁材。 代理人 弁理士  八 幡  義 博 」

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 記録・再生用空隙に対して所定の角度傾けて帯状に付着
    形成された高い飽和磁束密度特性の磁性材膜を有する薄
    膜磁気ヘッドにおいて、複数の前記帯状磁性材膜と;前
    記複数の帯状磁性材膜を電気的に絶縁分離する絶縁材と
    ;を有することを特徴とする多層磁性材膜付着形成型薄
    膜磁気ヘッド。
JP5128289A 1989-03-03 1989-03-03 多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド Pending JPH02230503A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5128289A JPH02230503A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

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JP5128289A JPH02230503A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド

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JPH02230503A true JPH02230503A (ja) 1990-09-12

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5128289A Pending JPH02230503A (ja) 1989-03-03 1989-03-03 多層磁性材膜付着形成型薄膜磁気ヘッド

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