JPH022304Y2 - - Google Patents

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JPH022304Y2
JPH022304Y2 JP4818986U JP4818986U JPH022304Y2 JP H022304 Y2 JPH022304 Y2 JP H022304Y2 JP 4818986 U JP4818986 U JP 4818986U JP 4818986 U JP4818986 U JP 4818986U JP H022304 Y2 JPH022304 Y2 JP H022304Y2
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clutch
speed
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spring
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミシン、特にサイクルミシンにおけ
る起動操作力軽減用の遮断装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種のサイクルミシンにおいては、ミ
シンの耐久性を向上させるために、高速の状態か
らミシンを停止させるには、いつたん減速してか
ら定位置に停止させるための減速装置と、それ用
の遮断装置が設けられている。この種の減速(変
速)装置の機構は種々の形式が採用されている
が、第2図に、クラツチを低速と高速とに切り換
えてそれぞれの側に押し付ける形式の切換え/遮
断装置の一例の要部破断断面図を示す。また、第
3図に遮断操作機構の概要側面を示す。これらの
機構は公知であるため、詳細説明は省略し、構
成/動作の概要を説明する。
(構成) Fはミシンフレーム(機枠)、31は上軸(主
軸)で、駆動プーリ43に、テーパねじ34によ
り固定されている。41は、高速プーリ24上の
高速ベルト、49は、低速プーリ48上の低速ベ
ルト、25は高速プーリ24に固着された平板ク
ラツチ用のコルクデイスク、26はテーパクラツ
チの切換えクラツチ体である。
駆動プーリ43上の球軸受23は、波形円板形
の予圧ばね38により、矢印方向aに微小距離摺
動し得るすきまを有し、予圧ばね38は軸受23
を、止め輪50に対して矢印b方向に予圧してい
る。球軸受23の外輪は高速プーリ24に圧入さ
れ、高速ベルト41により常時回転している。低
速モード時には、低速ばね36により、切換クラ
ツチ体26と低速プーリ49とは当接して一体化
し、爪クラツチ体27と駆動プーリ43との不図
示の爪クラツチを介して、上軸31は低速回転し
ているが、高速モード時には、切換クラツチ体2
6は、切換プーリ45を介して低速ばね36より
も強い力で矢印c方向に押圧されて、高速プーリ
24と切換クラツチ体26とが当接し、さらに、
高速プーリ24と、平板クラツチ25とが当接
し、切換クラツチ体26、高速プーリ24、駆動
プーリ43および平板クラツチ25は一体化して
回転して、上軸31に高速回転が伝達されるよう
構成されている。
一方、第3図の操作系において、ミシンフレー
ムFには支持台18組込まれ、切換プーリ45a
(第1図)を作動するクラツチリフタ9と、遮断
フレーム5と枢支されている。6は、アーム端に
カム形状7を有するクラツチ切換カム、8は、ク
ラツチリフタ9のカムフオロワローラ、また、2
0は高速ばね、22は、遮断ばねであり、Pは、
レバー装置51を介して遮断フレーム5を操作す
る起動ペダルである。
(動作) 第2,3図において、ペダルPを踏んで遮断フ
レーム5をd方向に回動させると、遮断フレーム
5に固定された切換カム6のカム形状7に沿つて
カムフオロワローラ8が転動し、カム形状7のA
部にローラ8が落込んだときに、クラツチリフタ
9は、矢印e方向に、高速ばね20により引張ら
れ、クラツチリフタ軸9aを支点として、クラツ
チリフタ9の先端部10は、切換プーリ45a
(第1図)の側面を押圧して、切換クラツチ体2
6を支持台12上を摺動させ、切換クラツチ体2
6は、一体の爪クラツチ体27aを介して、軸受
23を嵌合している高速プーリ24を図の右方に
押して、平板クラツチ25と駆動プーリ43とを
まさつ係合させ、テーパねじ34により結合され
た上軸31を高速モードで回転駆動させる。
遮断フレーム5が原位置へ復元すると、中間で
切換クラツチ体26が低速プーリ48に当接し、
低速回転領域を設けてから、不図示の遮断爪が駆
動プーリ43のみぞ部に完全に合致して遮断に至
るように構成されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、以上のような従来例にあつて
は、遮断フレーム5を復元させるには戻し用の遮
断ばね22を使用し、さらに、高速モード用に高
速プーリ24側へ切換クラツチ体26に軸力を付
勢するために、別個の高速ばね20を使用してい
るため、遮断フレーム5を矢印d方向に回動させ
るに要する力は、遮断ばね22と、高速ばね20
によつてカムフオロワローラ8と切換カム部7と
の接触まさつ力の両方に抗することになり、起動
ペダルPを踏んでミシンを起動させるとき、これ
らのばね合力が抵抗となり、ペダル操作圧力が大
きいため、一日数千回も操作を繰返す必要のある
縫製工場等においては、オペレータの疲労をはげ
しくするという問題点があつた。
本考案は、以上のような従来例の問題点に着目
してなされたもので、高速モード時の付勢用ばね
力を犠性にすることなく、起動ペダル操作力を軽
減することのできる遮断機構の提供を目的として
いる。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案においては、従来例の遮断ば
ねを廃止し、高速用ばねを、クラツチリフタと遮
断フレームとの間に配設することにより、前記目
的を達成しようとするものである。
〔作用〕
以上のような構成により、起動ペダルの操作力
を軽減し、かつばね部品点数を減少してコスト低
減に貢献することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案を、実施例に基づいて説明す
る。
第1図に、本考案に係る遮断操作機構の一実施
例の概要側面図(従来例第3図対応図)を示す。
第3図と同一または相当構成要素は同一記号で表
わし、レバー装置51は省略して示す。
(構成) 変速(減速)装置E自体は、従来例と不変であ
るが、本実施例においては、従来例第3図におい
て、クラツチリフタ9と支持台18間に配設され
ていた高速ばね20と、ミシンフレームFと遮断
フレーム5(切換カム6を固定)間に配設されて
いた遮断ばね22とを廃し、代りに新しく遮断機
能兼用の高速ばねSを、クラツチリフタ9のカム
フオロワローラ8に隣接するアーム先端部と、遮
断フレーム5の一部間に配設したものである。
(動作) 不図示の起動ペダルPを踏むと、リンク装置5
1を介して遮断フレーム5の下部が矢印f方向に
押され、遮断フレーム5に固定の切換カム6矢印
d方向に回動する。すると、切換カム6のカム形
状7に沿つてカムフオロワローラ8が追随し、ク
ラツチリフタ9が左右に揺動して、既述のような
低速/高速モードの切換えが行われる。
(作用) 以上のような構成により、高速ばねS一本で、
クラツチリフタ9を介して切換プーリ45、切換
クラツチ体26(第1図)を高速プーリ24側へ
押付ける軸力と、遮断フレーム5を遮断定位置へ
復元させる2機能を持たせることができる。
また、遮断フレーム5が上記遮断定位置(ミシ
ン停止位置)にあるときは、高速ばねSの機能と
しては弱い力でもよく、最初、起動ペダルPを踏
んで遮断フレーム5を矢印d方向に回動させるの
に弱い操作力ですみ、また高速モードにおいて
は、ばねSは伸長されてばね力が増加する傾向と
なるので、所定の高速側トルクに十分な付勢力を
得ることできる。
さらにまた、切換カム6のカム形状7は、低速
モードから高速モードに切換わる部分は逆傾斜と
なつているので、カム形状7とカムフオロワロー
ラ8とのまさつ力が減少する傾向となり、起動ペ
ダルPの操作力軽減に役立つ。
(他の実施例) 前記実施例においては、高速ばねSは、第1図
に示す位置に配設したが、第4図に示すような位
置に配設しても同様の効果が得られる。
〔考案の効果〕
以上、実施例に基づいて説明してきたように、
本考案によれば、サイクルミシン等の起動ペダル
の操作力を軽減し、かつ、操作系の機構を簡単に
してコスト低減にも寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る遮断操作機構の一実施
例の概要側面図、第2図は、従来の変速装置の一
例の要部破断断面図、第3図は従来の遮断操作機
構の一例の第1図対応図、第4図は本考案遮断操
作機構の第2実施例図である。 5……遮断フレーム、6……クラツチ切換カ
ム、9……クラツチリフタ、24/48……高
速/低速プーリ、26……切換クラツチ体、31
……上軸、45……切換プーリ、E……変速装
置、S……高速ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高低2段式変速装置を備え、遮断フレーム、ク
    ラツチ切換カムおよびクラツチリフタを介して前
    記高低速用各クラツチの切換え/遮断操作を行う
    ミシンの遮断装置において、前記高速用クラツチ
    付勢用のばね手段を、前記遮断フレームとクラツ
    チリフタ間に介装したことを特徴とするミシンの
    遮断装置。
JP4818986U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH022304Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4818986U JPH022304Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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JP4818986U JPH022304Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62159872U JPS62159872U (ja) 1987-10-12
JPH022304Y2 true JPH022304Y2 (ja) 1990-01-19

Family

ID=30869485

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JP4818986U Expired JPH022304Y2 (ja) 1986-03-31 1986-03-31

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