JPH022303Y2 - - Google Patents

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JPH022303Y2
JPH022303Y2 JP9957685U JP9957685U JPH022303Y2 JP H022303 Y2 JPH022303 Y2 JP H022303Y2 JP 9957685 U JP9957685 U JP 9957685U JP 9957685 U JP9957685 U JP 9957685U JP H022303 Y2 JPH022303 Y2 JP H022303Y2
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clutch
low
adjustment
pulley
speed pulley
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  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ミシンのクラツチ調整装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来のミシン、例えばサイクルミシンにおいて
は、変速装置が設けられ、種々の変速方式が採用
されている。例えば、穴かがりミシンにおいて
は、平ベルトシフト式、極数変換モータの使用、
電磁クラツチ式等があり、また閂止めミシンにお
いては複数Vベルトテーパクラツチ式、遊星ボー
ル式等がある。
しかしながら、これらの各方式には、それぞれ
機能上、整備性、コスト上等の一長一短があり、
その改善が要望されていた。これに対して、本願
の考案者と同一人によつて、前記各方式中、複数
ベルトテーパクラツチ方式を原形として採用した
変速用クラツチ装置の改善が提案されている(特
願昭60−67573参照)。
詳細は上記引用文献に開示されているので、重
複説明は省略するが、第2図にその変速機と操作
手段の概要側面図、第3図に上図−線矢視図
を引用して、要部のみ簡単に説明する。Aは操作
手段、Bはプーリ支持機構、Cは変速手段、Dは
駆動手段、Eは変速機を示す。変速機Eにおいて
は、高速プーリ3と低速プーリ4は、それぞれの
円すいクラツチ面を切換クラツチ体CLのクラツ
チ面と相対して、高速ベルト1と低速ベルト2に
より常時回転している。g1,g2はそれぞれのクラ
ツチ隙間である。遮断フレーム5に固定されたク
ラツチ切換カム6により、コロ8、クラツチリフ
タ9を介して、ピン0により切換プーリ11がス
ライド台12上を第3図の軸方向に摺動させる。
切換プーリ11が摺動して高速プーリ3および低
速プーリ4に接触すると、その回転を駆動プーリ
13を介して上軸(主軸)14を駆動回転させる
ように構成されている。上軸14と駆動プーリ1
3とは、テーパ軸15により結合されており、ミ
シン機枠(フレーム)16には軸受メタル17が
圧入されていて上軸14を軸支している。
フレーム16には支持台18が組込まれ、前記
クラツチリフタ9と遮断フーム5が枢支されてい
る。高低速の切換えタイミングは、フツク19の
位置により、遮断フレーム5のフツク23の引掛
かり位置が変化し、クラツチ切換カム6の凹凸7
により切換プーリ11の位置が、高速ばね20や
低速ばね21に引張られて同期する。遮断フレー
ム5は、遮断ばね22によりフレーム16側に引
張られて、フツク23とフツク19とが噛み合
う。
ミシン停止時には、切換プーリ11は、高速プ
ーリ3と低速プーリ4の中間に位置し、クラツチ
隙間g1とg2は、関連各部品の寸法精度、組付誤差
ならびに長時間使用経過による摩耗等により変化
する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上のように円すい摩擦クラツチにおいては、
クラツチ隙間g1,g2等の管理は極めて重要であ
り、関連構成部品の精度を高めることにより無調
整を指向する形式と、クラツチ機構の一部をシム
(スペーサ)等により調整する形式とがあり、前
記引用例は、それぞれ高速プーリ台4aと低速プ
ーリ台2aの各軸受肩部の隙間に、それぞれ適切
な厚さの調整シムS1,S2を挿入するようにした後
者形式を採用している。
しかしながら、前者の高精度部品による無調整
指向方式にあつては、部品の加工コストが著しく
大きくなるにもかかわらず、累積誤差によるある
程度のばらつきは避けられず、またクラツチフエ
ーシングが摩耗した場合は部品ごと交換する必要
があり実用的でなかつた。
また、引用例のように調整シムS1,S2等を用い
る後者形式にあつては、シムの枚数や厚さを変え
るためには、変速装置を相当程度分解しなければ
ならず、また組立状態でなければクラツチ隙間の
絶対値を確認できないため、分解/組付けを数回
繰返さなければならないという欠点があつた。
本考案は、以上のような後者形式の従来例の問
題点にかんがみてなされたもので、この形式にお
ける前記クラツチ隙間の調整を前記引用例のよう
に、内部構成の分解/組付けを要することなく、
外部から調整し得る機構の提供を目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案においては、変速機の低速プー
リ側において、低速軸受上に外輪を固定し、その
上を低速プーリを軸方向に摺動調整し得るよう構
成して前記目的を達成しようとするものである。
〔実施例〕
以下に本考案を実施例に基づいて説明する。第
1図に、本考案による構成の一実施例の前記従来
例第3図相当の変速機Eの概要断面図を、また第
4図に本実施例の調整装置構成部品の分解斜視図
を示す。第1図における前記第3図と同一または
相当構成要素は同一(相当)符号で示し、重複説
明は省略する。
第1図において、低速プーリ4は、低速軸受2
4の外周に嵌装固定した外輪25の円筒部に嵌合
して軸方向に移動し得るよう構成してあり、低速
プーリ4の側面には複数のねじ穴が刻設されて、
6角穴付調整固定ねじ26により外輪25を固定
することができる。外輪25の外側面には固定板
27が配設され、第4図に示すように、複数(図
例は2)の小ねじ31により、外輪25側面上に
穿設されたねじ穴31aにより外輪側面に固定し
て低速軸受の軸方向移動を拘束するとともに、調
整固定ねじ26の頭部を抑える役目をしている。
固定ねじ26は、第4図に示すように、固定板の
ボルト対応位置に穿設された穴から6角レンチ3
0を挿通して調整固定ねじ26を回転させること
ができる。このように外部からボルト26を弛め
ると、低速プーリ4と外輪25には隙間を生ずこ
とにより、この隙間に、複数割り(図例は2分
割)にした調整シム(スペーサ)28を外側から
挿入することができる。このためシム28は、第
4図に示すように内側に開口する長穴部29を有
し、固定ねじ26のシヤンク部を外部から通過で
きるように構成してある。
固定ねじ26を必要量だけ弛めたのち、適正厚
さのシム28を低速プーリ4と外輪25間の前記
隙間に挿入して固定ねじ26を再緊締すれば、所
要のクラツチ隙間調整を容易に行うことができ
る。
既述のように、従来のテーパクラツチの隙間は
実測が困難で、クラツチの組付後の移動量を測定
していたが、本実施例においては、調整固定ねじ
26を弛めて切換プーリ11か低速プーリ4に、
高速プーリ3が当接したところで外輪25と低速
プーリ4間の隙間を簡単に実測して所要シム厚さ
を決定し得る。
以上のように、クラツチ隙間調整は、変速機E
を分解することなく外部から実施し得るようにな
り、また、固定ねじ26で固定することにより、
ねじ部にはクラツチトルクはほとんど伝達されず
に直接切換プーリ11に伝達されるので、ねじの
ゆるみや折損等を生ずるおそれがなく信頼性が高
い。さらにまた、変速機Eを全部組付けてから最
後に調整できるので、各構成部分の精度要求は緩
和され、組付誤差も最終的に吸収し得る。
〔他の実施例〕
以上の実施例においては、前記調整隙間にはシ
ム28を挿入しなくても理論上は調整が可能であ
るが、固定ボルト26は、振動によるゆるみ防止
ならびに前記固定効果等により緊締して用いるの
が原則であるためそれに従つたものである。また
この固定は、シムを使用せずに固定ボルトにロツ
クナツトを使用してもよいことはもちろんであ
る。
また、前記実施例は、隙間調整を低速プーリ部
で行つたが、これのみに限定されるものでなく、
高速プーリもしくは切換プーリ部で行うこともで
き、またさらに拡張して、変速用クラツチのみで
なく、同様の構成を有す他のクラツチ等の調整に
も適用し得る。
〔考案の効果〕
以上説明してきたように、本考案によれば、ク
ラツチの隙間調整を、装置を分解することなく、
外部から容易に行うことができるように構成した
ため、整備性を著しく改善すると同時に、構成部
品の寸法精度要求、組立調整コストを低減させる
ことができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるクラツチ隙間調整機構
を備えたミシンの変速機の一実施例の断面図、第
2図は、変速機と操作手段の概要側面図、第3図
は、従来例の第1図相当図、第4図は、本実施例
の調整装置構成部品の分解斜視図である。 3……高速プーリ、4……低速プーリ、11…
…切換プーリ、14……上軸、16………ミシン
機枠(フレーム)、24……低速軸受、25……
外輪、26……調整固定ねじ、27……固定板、
28……調整シム、g1,g2……クラツチ隙間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) それぞれクラツチ隙間を介して切換クラツチ
    体とクラツチ面が対面する低速プーリと高速プ
    ーリとを備えたミシンの変速装置において、前
    記低速プーリを支持する低速軸受上に外輪を嵌
    装し、該外輪上に前記低速プーリを複数の調整
    固定ねじにより軸方向に移動可能に構成したこ
    とを特徴とするミシンのクラツチ隙間調整装
    置。 (2) 前記外輪と低速プーリとの間には、外部より
    挿入し得る複数分割の調整シムを介装させたこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のミシンのクラツチ隙間調整装置。
JP9957685U 1985-06-29 1985-06-29 Expired JPH022303Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9957685U JPH022303Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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JP9957685U JPH022303Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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Publication Number Publication Date
JPS627992U JPS627992U (ja) 1987-01-17
JPH022303Y2 true JPH022303Y2 (ja) 1990-01-19

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ID=30968579

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JP9957685U Expired JPH022303Y2 (ja) 1985-06-29 1985-06-29

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