JPH02230276A - 電子写真印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真印刷装置に関するものである〔従来の
技術〕 第４図には電子写真印刷装置の従来例が示されている。

同図に示されているように、帯電器１によって一様に帯
電された感光体２にレーザ光３が照射されて静電潜像が
形成され、これに現像器４によってトナーが供給され現
像が行われる。次いでトナーは転写器５によって印刷用
の用紙６に転写される．この転写された１−ナーは、用
紙吸引部７に吸引され定着加熱板８によって予熱され、
熱ローラである加熱ローラ９とバックアップローラ１ｏ
とよって加熱加圧され定看を完了し、プラーローラ１１
によってスタッカ１２に送られ積層状に折畳まれる。そ
して定着作業中には、加熱ローラ９の外周面に帯状体１
３が接触走行してシリコーンオイル等の離形剤を塗布し
ながら加熱ローラ９の表面に付着したトナーを清掃して
いる．この帯状体１３は、高速のプリンタ等では高温下
でも離形剤を十分塗布でき、かっ離形剤の保持力もあり
，また，自己潤滑性があるので相手材を傷つけないポリ
四ふっ化エチレン，例えばテフロン（デュポン社の商品
名）を用いたテフロンフェルトが使用されるのが，一般
的であった。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は次に述べるような問題があった．テフロ
ンフェルトを用いた電子写真印刷装置では，縦軸に熱ロ
ーラ表面付着トナー量をとり、横軸に印刷速度をとって
印刷速度による付着トナー量の変化特性が示され“Ｃい
る第５図に示されているように，印刷速度が速くなれば
なるほど熱ローラ表面に付着するトナーの量が増加し、
清掃不良によるオフセット（黒点）が増加する。また、
テフロンフェルトは加熱ローラに押付けて長時間使用す
るとテフロンフェルトが送行方向に伸ばされて縦軸にシ
リコーンオイル保持量をとり、横軸に印刷時間をとって
印刷時間によるシリコーンオイル保持量の変化特性が示
されている第２図に曲線Ｎで示されているように、オイ
ルの保持量が次第に減少する傾向にあった．そのためオ
イル保持量の減少を補うようにオイルの量を変えなけれ
ばならなかった．更に，テフロンフェルトは伸び易いの
で薄くすることができず、厚さはＩＩ以上のものが一般
的で，非常に高価であり、かつ交換周期が短かかった．
これらを要約すると（１）用紙の送り速度を速くできな
い（清掃不良が生ずるため）、（２），シリコーンオイ
ルの量を変えなければならない，（３）一枚当りの印刷
コストが高くなること等である。

本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、高速で低
印刷コストを可能とした電子写真印刷装置を提供するこ
とを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、帯状体を、ポリ四ふっ化エチレンと芳香族
ポリアミド繊維との混合フェルトで形成することにより
、達成される。

〔作用〕

上記手段を設けたので、ボリ四ふっ化エチレンと芳香族
ポリアミド繊維との混合フェルトは伸び量が減少するよ
うになって、長時間使用してもオイルの保持量が変らず
高い清掃性能が保持されるようになり、高速で低印刷コ
ストが可能となる。

〔実施例〕

以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する．第
１図から第３図には本発明の一実施例が示されている。

本実施例では帯状体を，ボリ四ふっ化エチレンと芳香族
ポリアミド繊維との混合フェルトで形成した。このよう
にすることによりポリ四ふっ化エチレンと芳香族ポリア
ミド繊維との混合フェルトは伸び量が減少するようにな
って，長時間使用してもオイルの保持量が変らず高い清
掃性能が保持されるようになり、高速で低印刷コストを
可能とした電子写真印刷装置を得ることができる． すなわち芳香族ポリアミド繊維を、例えば耐熱繊維であ
るノーメックス繊維（デュポン社の商品名）を使用した
．そしてテフロン繊維と混合したが、混合比はノーメッ
クス：テフロン＝１：１の割合とした。これは縦軸に熱
ローラ表面付着トナー量をとり，横軸にテフロンとノー
メックスとの混合比をとって混合比による付着トナー量
の変化特性が示されている第１図に示されているように
混合比が１：１の点が最も熱ローラ表面への付着トナー
量が少なく、最も清掃性能が高いためである．この混合
比が１＝１の混合フェルトを長時間使用してオイルの保
持量を測定したのが、上述の印刷時間によるシリコーン
オイル保持量の変化特性を示した第２図である。従来例
も一緒に図示してある同図の曲線Ｍから明らかなように
、本実施例の混合フェルトは、長時間使用してもオイル
の保持量が変わらない。これはテフロン繊維の間にしっ
かりと剛性の高いノーメックス繊維がからみ合うことに
より、混合フェルトの伸び量が減少したからである．第
３図には縦軸に熱ローラ表面付着トナー数をとり、横軸
にフエルト厚さをとって混合フェルトの厚みを変えた時
の清掃性を従来例と比較した特性が示されている．同図
から明らかなように，本実施例の混合フェルトは曲線Ｒ
で示されているように厚さが０．５ｍｍ以上あれば従来
のテフロンフェルトの特性Ｓよりも熱ローラ表面に付着
するトナー数が少なく，清掃性がよい．これはノーメッ
クス繊維を混合することにより，両繊維の良い点だけが
引き出せるからである。

このように本実施例では厚さ０．５ｍｍの混合フェルト
を使用したので、従来に比べて清掃性がよく、オイルの
保持力もある安価な清掃用の混合フェルトを従来の２倍
近くの交換周期で使用することができる。また、混合フ
ェルトが接触する相手部材である熱ロールの表面も、テ
フロンを５０％残したので従来と同程度の寿命が保持で
きる．このように本実施例によれば、ノーメックスとテ
フロン繊維とを１：１に混合した清掃用の混合フェルト
を０．５ｍｍ程度の厚さで提供することができ、かつ従
来よりも高い清掃性を確保することができ、次に述べる
ような効果を奏することができる。

（１）従来より高い清掃性を確保できるので１５，００
０　〜２０，ＯＯＯＬＰＭ（７）電子写Ｘ印刷装置を提
供することができる。

（２）オイルの保持量が経時的に変化しないので，シリ
コーンオイルの量を変えなくてもよい。

（３）安価で薄い混合フェルトが使用できるので、従来
よりも低コストで印刷することができるなお、本実施例
ではテフロンに混合する芳香族ポリアミド繊維をノーメ
ックスにしたが、ケブラー（デュポン社の商品名）を用
いてもほぼ同等の効果を奏することができる． また、本実施例ではノーメックス：テフロン＝１：１の
混合フェルトを使用したが、ノーメックス：テフロン＝
２０　：　８０〜９０：１０としても，ほぼ同程度の効
果を奏することができる。

なおまた，本実施例の混合フエルトをブレード等に用い
てもほぼ同等の効果を奏することができる。

〔発明の効果〕

上述のように本発明は高速で印刷コストを低減すること
ができるようになって、高速で低印刷コストを可能とし
た電子写真印刷゛装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の電子写真印刷装置の一実施例の混合フ
ェルトのテフロンとノーメックスとの混合比による熱ロ
ーラ表面付着トナー量の変化特性図、第２図は同じく一
実施例の混合フェルト使用時と従来例のテフロンフェル
ト使用時の印刷時間によるシリコーンオイル保持量の変
化特性図、第３図は同じく一実施例の混合フェルト使用
時と従来例のテフロンフェルト使用時のフェルト厚さに
よる熱ローラ表面付着トナー数の変化特性図、第４図は
従来の電子写真印刷装置の説明図、第５図は従来のテフ
ロンフエルト使用時の印刷速度による熱ローラ表面付着
トナー量の変化特性図である■ ￥１図 Ｕ 坪２図 ６は用紙、９は加熱ローラ、１０はバックアップローラ
、１３は帯状体。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、印刷用の用紙上に転写された未定着トナー像を前記
   用紙の走行過程で定着する少なくとも一対の熱ローラと
   、この熱ローラの外周面に接触して前記熱ローラにトナ
   ー融着防止用の離形剤を塗布し、かつ前記熱ローラに付
   着したトナーを清掃する帯状体とを備えた電子写真印刷
   装置において、前記帯状体が、ポリ四ふっ化エチレンと
   芳香族ポリアミド繊維との混合フェルトで形成されたも
   のであることを特徴とする電子写真印刷装置。 ２、前記ポリ四ふっ化エチレンと芳香族ポリアミド繊維
   との混合比が、１：１である特許請求の範囲第１項記載
   の電子写真印刷装置。 ３、前記帯状体が、その厚さの０．５ｍｍである特許請
   求の範囲第１項記載の電子写真印刷装置。