JPH02229103A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

Info

Publication number
JPH02229103A
JPH02229103A JP4922689A JP4922689A JPH02229103A JP H02229103 A JPH02229103 A JP H02229103A JP 4922689 A JP4922689 A JP 4922689A JP 4922689 A JP4922689 A JP 4922689A JP H02229103 A JPH02229103 A JP H02229103A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
skin
milk
acetylneuraminic acid
oligosaccharide
skin cosmetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4922689A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Horiuchi
堀内 俊雄
Hiroshi Horiuchi
堀内 博史
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKO SEIBUTSU KAGAKU KENKYUSHO KK
Original Assignee
SANKO SEIBUTSU KAGAKU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SANKO SEIBUTSU KAGAKU KENKYUSHO KK filed Critical SANKO SEIBUTSU KAGAKU KENKYUSHO KK
Priority to JP4922689A priority Critical patent/JPH02229103A/ja
Publication of JPH02229103A publication Critical patent/JPH02229103A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は皮膚化粧料に係り、その目的は肌アレ、コジ
ワ、シミ、の予防、治療に有効な乳由来のN−アセチル
ノイラミン酸結合オリゴ糖を含有する皮膚化粧料(医薬
部外品たる薬用化粧料を含む。
以下同じ)の提供にある。
(従来の技術) 化粧料は近年、皮膚の健康維持または損傷改善といった
所謂皮膚に対する有用性か重要視されてきており、種々
の有効成分或いは薬効成分を配合することか提案されて
いる。
しかし、有効性、安全性の観点から、とかく連続して使
用されがちな皮膚化粧料として適切な成分か見当たらな
いのか現実である。
従来から、生乳殊に牛乳は、肌アレ、コシワ、シミ等を
防止し、皮膚を滑らかにする等、その有効性が民間では
言い伝えられており、浴用剤としてフロに添加するなど
自家消費的に使用されてきた。
しかし、生乳には高分子性の蛋白が多量に含有されてお
り、加熱したり酸性にしたりすると凝集して不溶性とな
り、工業的に利用することか困難であった。
また、生乳中には、アレルギーの原因物質となり得るカ
セイン、ラクトグロブリン、ラクトアルブミン等の高分
子の蛋白質が含有されており、そのまま使用することは
、皮膚に対する安全性の面からも決して好ましいことで
はない。
この発明者は、この牛乳の有する優れた有効性に着目し
、生乳の有する肌アレ、コジヮ、シミ等に対する治癒効
果は、分子量13.000以下の成分中に存在すること
を見出し、既にその詳細を明らかにした(昭和63年第
81983号特許出願)。
(発明の解決課題) この既開示技術は、なる程すぐれた効果を呈したが、そ
の有効成分が不明であったために、配合成分の取り出し
操作が繁雑である等の欠点があった。
そこで、この発明者は更に、その詳細を鋭意研究した結
果、この優れた有効性の原因物質の一つとして、生乳中
に存在するN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ楯か関
与していることを発見し本発明を完成するに至った。
(課題を解決するための手段) 即ち、この発明は乳由来のN−アセチルノイラミン酸結
合オリゴ糖を含有することを特徴とする皮膚化粧料に係
わるものである。
(発明の構成) この発明で使用するN−アセチルノイラミン酸結合オリ
ゴ糖はシアル酸の一種でこのシアル酸(Nアセチルノイ
ラミン酸の各種誘導体である。)は生体における細胞間
識別並びに正常細胞の癌化防止等に重要な役割を果たし
ていることか認められており、又、脳細胞中の糖脂質や
血液中の糖タンパク質の糖鎖を構成し、ウィルスによる
赤血球凝集反応や血液タンパク質のホーミング現象等に
関与していることか知られている。
このN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖の皮膚に対
する有効性の作用機序についてはまた明らかではないが
、この発明者は肌アレ、コジワ、シミの予防及び治療に
極めて有効に作用することを臨床的に知得した。
この発明で使用する乳由来N−アセチルノイラミン酸結
合オリゴ糖を得る方法について、以下記載する。
本発明に使用される生乳としては、牛、馬、山羊、羊の
獣乳、母乳等が使用され得る。通常入手が容易な牛の乳
が使用に適している。原料乳は初乳、常乳を問わず生乳
であることが好ましいが、脱脂乳、脱脂乳から得たカゼ
インホエー、或いはチーズホエーを使用しても構わない
。更に、ホエー等から乳糖を製造する際に乳糖を結晶と
して取り出した母液である糖蜜等も有利な原料として使
用できる。
乳由来のN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖の製造
方法は、特に限定されるものではなく、この発明の実施
に使用するN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖が実
質的に本発明の実施に必要な含有量になっておればいか
なる方法でも構わない。
例えば、N−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖を含有
するホエーから限外濾過法によりホエータンパク濃縮物
を得る際複製する濾液を、まず、電気透析に対して脱塩
したものをアニオン交換樹脂を通してN−アセチルノイ
ラミン酸結合オリゴ糖を該樹脂に吸着させ、次いでこの
吸着したオリゴ糖を酸溶液で溶出させることにより得ら
れる。得られたN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖
は、皮膚化粧料の配合原料として通常の化粧水、乳液、
クリーム、パック等に配合して使用することかできる。
配合量は皮膚化粧料全体に対し5 kg以上であること
が実験的知得として確認されている。
こうして得られた乳由来のN−アセチルノイラミン酸結
合オリゴ糖は、肌アレ、コジワ、シミ等の予防、治療に
極めて有効に作用し、生き生きとした皮膚に蘇生する効
果か在ることをこの発明者は実験的に知得した。
(実施例及び試験例) 次に本発明について実施例をもとに詳しく説明する。
実施例 1  (N−アセチルノイラミン酸結合オリゴ
糖の調製法 その1) 新鮮な牛乳の限外濾過液200 kl?を、全固形分か
約20%になるまで減圧濃縮し50kgり濃縮率を得た
。これを電気伝導度が200μg/cmになるまで電気
透析した後、アニオン交換樹脂(アンバーライト1RA
410)を充填したカラムに通してN−アセチルノイラ
ミン酸結合オーリボ糖を吸着させた。ついてこのカラム
に水40kgを通して洗浄した後、0.51tlを通し
てカラムに吸着したN−アセチルノイラミン酸結合オリ
ゴ糖を溶出させた。得られた溶出C夜を20%力性ソー
ダl夜で、pH70に調整し、再び電気透析して脱塩し
た。得られた透析液を減圧濃縮器にかけ約1 kgの溶
液を得た。
この溶液には約2%のN−アセチルノイラミン酸結合オ
リゴ糖(シアリルラフ[・−スとして)か含まれていた
実験例2  (N−アセチルノイラミン酸結合オリコ糖
含有溶液の調製法 その2) 乳糖製造時に生成した糖蜜+−Okgを、電気伝導度か
150μg/cmになるまで電気透析した後、実施例1
と同様にアニオン交換樹脂カラムに通して、N−アセチ
ルノイラミン酸結合オリゴ糖を吸着させた。つきに充分
量の水を通して洗浄した後、0.5Mの塩酸溶液で吸着
しているN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖を溶出
させた。得られた溶出液を20%力性ソーダ液pH7,
0に調整し、再び電気透析にかけ脱塩した。得られた透
析液を減圧濃縮して約1 kgの溶液を得た。
この溶液は約4%のN−アセチルノイラミン酸結合オリ
ゴ糖(シアリルラクトースとして)を含んでいた。
実施例3 (実施例2て得られたN−アセチルノイラミ
ン酸結合オリゴ糖含有溶液を含有する皮膚化粧料の効果
) 後述の第1表に示す4種類の化粧水について、肌アレ、
コジワ、シミに対する効果を次のとおり試験した。
(1)被験者 肌あれ4自他覚的に肌あれ症状の認められる女子20名
 (23才〜54才) コシワ 自他覚的にコジワのの認められる女子10名 
(31才〜44才) シ ミ シミの認められる女子20名 (39オ〜62才) (2)試験方法 各症状について、被験者を5群に分け、4群に毎日朝夕
2回、温湯て石鹸洗顔後に化粧水を塗らせ、肌アレにつ
いては14日後に、コンワ、シミについては60日後に
その症状の改善効果を評価した。残りの1群は対照とし
た。
(3)評価 各症状を程度により次のとおり区分した。
肌あれ 】 皮膚表面かカサカサしており、角質か剥かれやすく、爪
てひっかくと、角質か容易に剥かれ落ちる。常に白い粉
をふいている。
2:皮膚表面かカサカサしており、ところところ角質か
剥かれ、僅かに白い粉をふいている。
3 皮膚表面が僅かにカサカサしてはいるか、角質の剥
かれとか、白い粉をふくことはない。
4:皮膚表面に潤いかあり、すべすべしており肌アレ症
状は認められない。
コンワ 目尻によく目立つかなり深いコンワか認めらつれる。
目尻に細いコンワか認められる。
3、目尻に目立つ程ではないか、よく見ると細く細かい
コシワが認められる。
4、目尻に張りがありコシワは認められない。
シ   ミ に色もかなり濃く境界もはっきりしたシミか認められる
2:色は薄いか境界はかなりはっきりとした231色も
極めて薄く境界もはっきりしないシミが認められる。
4、自他覚的にシミを認めない。
この症状の区分に従い次のように評価した。
有  効、症状か1から3.4に、及び2から4に改善
されたもの。
やや有効、症状か1から2に、2から3に、及び3から
4に改善されたもの。
無  効 症状にはとんと変化か無いかまたは悪化した
もの。
評価結果を第2表に示す。
(以下余白) 第  1 表(単位はg) 第  2 表 試験例1  (実施例2で得られたN−アセチルノイラ
ミン酸結合オリゴ糖溶液の皮膚感作試験)体重315〜
345gの雌のモルモット20匹をとり、10匹は感作
処置用、他の10匹は誘発時の対照として使用し、Ma
ximiZation testを実施した。試験部l
O匹に対して、上記実施例2で得られた牛乳組成物水溶
液及びabjuvandを皮肉注射して感作した後、塗
布による感作を行なった。次にこれ等を対照群10匹と
ともに誘発試験を実施した。両部とも肉眼的になんら変
化は認められなかった。
このことから、実施例1で得られた乳白来N−アセチル
ノイラミン酸結合オリゴ糖溶液は、皮膚アレルギーの原
因となり得るような物質は含有していないことが解る。
        (以下余白)実施例4 (実施例2で
得られたN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖含有溶
液を含有するクリムの調整) 処   方               重量%ステ
アリン酸              2.0ステアリ
ルアルコール         6,0スクワラン  
            6,0還元ラノリン    
          2.0オクチルドデカノール  
       6.0ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル (20E、 O,’)     4.0親油型モノステ
アリン酸グリセリン    1.5防腐剤      
          0.3実施例2のN−アセチルノ
イラミン酸結合オリゴ糖含有溶液          
 10,0香 料               微量
精製水               残部上記処方で
調整したクリームを使用したところ肌が潤いを持ち、カ
サカサとした肌がすべすべした肌となり、シミも大部分
消失した。
実施例5 (実施例1で得られたN−アセチルノイラミ
ン酸結合オリゴ糖溶液を含有する乳液の調整)処   
方                重量%スクワラン
               5.0ワセリン   
              2.0セスキオレイン酸
ソルビタン       0.8ポリオキンエチレンオ
レイルエーテル (20E、0.)     1.2 プロピレングリコール          5.0エタ
ノール                3.0カルボ
キシビニルポリマー (1%水溶液)    18.0 水酸化カリウム             0.1実施
例1のN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖含有溶液
           10.0防腐剤       
         0.3香 料          
     微量精製水               
 残部上記処方で調整した乳液を1か方便用したところ
皮膚表面のカサカサもなくなり、すべすべした肌になっ
た。また顔全体に広がっていたシミ、ソバカスも目立た
なくなった。
(発明の効果) 本発明に係る皮膚化粧料は、乳由来のN−アセチルノイ
ラミン酸結合オリゴ糖を含有していることにより、肌ア
レ、コジワ、シミ等の症状に対して優れた効果を有し、
皮膚に潤いを与え、健やかに保つことかできる。また、
水晶は、皮膚に対してアレルギーを引き起こす高分子物
質か完全に除去されており、安全である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)乳由来のN−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖
    を含有することを特徴とする皮膚化粧料。
  2. (2)乳が牛の乳、馬の乳、山羊の乳、羊の乳、人の乳
    から選択された一種以上の乳であることを特徴とする請
    求項第1項記載の皮膚化粧料。
  3. (3)N−アセチルノイラミン酸結合オリゴ糖の含有量
    が5mg以上であることを特徴とする請求項第1項記載
    の皮膚化粧料。
JP4922689A 1989-02-28 1989-02-28 皮膚化粧料 Pending JPH02229103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4922689A JPH02229103A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 皮膚化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4922689A JPH02229103A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 皮膚化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02229103A true JPH02229103A (ja) 1990-09-11

Family

ID=12825009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4922689A Pending JPH02229103A (ja) 1989-02-28 1989-02-28 皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02229103A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000006115A1 (en) * 1998-07-27 2000-02-10 Anderson Jon E Topical compositions containing sialyl sugars and their derivatives
US8426386B2 (en) 2006-10-16 2013-04-23 Lion Corporation NK1 receptor antagonist composition
WO2021167016A1 (ja) * 2020-02-18 2021-08-26 株式会社ファーマフーズ 卵黄膜および/またはカラザ由来の美容組成物、およびその製造方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000006115A1 (en) * 1998-07-27 2000-02-10 Anderson Jon E Topical compositions containing sialyl sugars and their derivatives
US8426386B2 (en) 2006-10-16 2013-04-23 Lion Corporation NK1 receptor antagonist composition
WO2021167016A1 (ja) * 2020-02-18 2021-08-26 株式会社ファーマフーズ 卵黄膜および/またはカラザ由来の美容組成物、およびその製造方法
JPWO2021167016A1 (ja) * 2020-02-18 2021-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3502990B2 (ja) 植物由来の糖脂質、リゾホスホリピド、スフィンゴ脂質、セラミドを含有する化合物の分離方法
JP5905188B2 (ja) シアル酸並びにegfおよび/またはfgfを含有する化粧料または育毛剤およびこれらの製造方法
JP2625400B2 (ja) グリセリル=トリ(α−ヒドロキシアシラート)を含有する化粧品用および/または皮膚病用の組成物
JPH0661262B2 (ja) 細胞増殖の刺激方法
JP2000191498A (ja) コラ―ゲン産生促進剤および皮膚外用剤
JP4291967B2 (ja) 皮膚コラーゲン産生促進剤
RU2485133C2 (ru) Белково-полипептидный комплекс, обладающий тканеспецифическим регенеративно-репаративным и омолаживающим действием на кожную ткань, способ его получения и фармацевтическая композиция на его основе
JP2008088075A (ja) プロフィラグリン/フィラグリン産生促進剤、表皮角化細胞増殖促進剤、表皮/角層正常化用皮膚外用剤、プロフィラグリン及び/又はフィラグリン産生促進方法、及び表皮角化細胞増殖促進方法
JP2013533308A (ja) ニコチン酸アデニンディヌクレオチドリン酸又はその誘導体を含む薬学又は化粧料組成物
JP2572931B2 (ja) 美白剤
WO2004098632A1 (ja) 皮膚コラーゲン産生促進剤
JPH02229103A (ja) 皮膚化粧料
JP2684179B2 (ja) 抗炎症剤
EP0046326A2 (en) Whey protein containing cosmetic formulations, process of preparing the same and a method for setting hair by using a non-hydrolyzed whey product
WO1999022709A1 (en) Cosmetics and process for the preparation of extract of the nest of $i(oceanodroma sp.)
JPH09301819A (ja) 燕窩抽出物を含む化粧料
JPH10194947A (ja) 麻科植物の抽出物を含む化粧料組成物
JP2657515B2 (ja) 皮膚化粧料及びその製造法
JPH01163114A (ja) 養毛剤
US20020006892A1 (en) Serum albumin compositions for use in cleansing or dermatological products for skin or hair
JP2558464B2 (ja) 卵白組成物含有皮膚化粧料
JP2557241B2 (ja) 抗色素沈着剤
KR20100114563A (ko) 피부에 미백효과가 있는 발효 유청과 그것을 함유한 피부 외용제 조성물
JPH08310938A (ja) 皮膚外用剤
JPH03258709A (ja) 化粧料