JPH02229013A - 繊維補強合成樹脂製ナットの製造方法 - Google Patents
繊維補強合成樹脂製ナットの製造方法Info
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- JPH02229013A JPH02229013A JP1051377A JP5137789A JPH02229013A JP H02229013 A JPH02229013 A JP H02229013A JP 1051377 A JP1051377 A JP 1051377A JP 5137789 A JP5137789 A JP 5137789A JP H02229013 A JPH02229013 A JP H02229013A
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Landscapes
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、軽量化、耐食等の目的で用いられる繊維補
強合成樹脂製ナツトの製造方法に関する。
強合成樹脂製ナツトの製造方法に関する。
(従来の技術)
従来、繊維補強合成樹脂製ナツト(以下繊維補強合成樹
脂をFRPと呼ぶ)を製造する方法としては、射出成形
法や、平織クロス、!SMCシート。
脂をFRPと呼ぶ)を製造する方法としては、射出成形
法や、平織クロス、!SMCシート。
スタンパブルシート、ワインディングシート等のシート
状の成形基材を積層して成形しその後積層方向にネジ加
工を施す方法(以後シート積層法と呼73;)がよく知
られている。
状の成形基材を積層して成形しその後積層方向にネジ加
工を施す方法(以後シート積層法と呼73;)がよく知
られている。
(発明が解決しようとする課題)
このうち、射出成形法によりFRP製ナツトを製造する
場合には、優れた生産性が得られるものの、成形品中に
含まれる補強繊維の長さが1馴以下と短いため、成形品
の強度が十分に得られないという問題を有していた。
場合には、優れた生産性が得られるものの、成形品中に
含まれる補強繊維の長さが1馴以下と短いため、成形品
の強度が十分に得られないという問題を有していた。
これに対し、シート積層法を利用すると、比較的高い強
度のFRP製ナツトを得ることができる。
度のFRP製ナツトを得ることができる。
第5図はシート積層法により製造されたFRP製ナツト
を示す縦断面図であり、補強Il帷の配向状態を示した
ものである。同図に示すように、このFRP’lナツト
1は、外周が例えば六角形状に仕上げられたナツト本体
2の中央部にメネジ部3が形成されでおり、ナツト本体
2内に含まれる補強mm束4aが、その配向方向をメネ
ジ部3のネジ軸方向に直交するようにして積層されてい
る。FRPVナツトの引張強度はメネジ部3にd3ける
ネジ山5の剪断強度が支配的であるため、上記のように
補強繊維束4aがその配向方向をねじ軸方向に直交する
ようにして積層されていると、ネジ山5の剪断破壊に対
して非常に有利となる。シート積層法により製造された
FRP製ナツトの強度が比較的高いのはこの1〔めであ
る。
を示す縦断面図であり、補強Il帷の配向状態を示した
ものである。同図に示すように、このFRP’lナツト
1は、外周が例えば六角形状に仕上げられたナツト本体
2の中央部にメネジ部3が形成されでおり、ナツト本体
2内に含まれる補強mm束4aが、その配向方向をメネ
ジ部3のネジ軸方向に直交するようにして積層されてい
る。FRPVナツトの引張強度はメネジ部3にd3ける
ネジ山5の剪断強度が支配的であるため、上記のように
補強繊維束4aがその配向方向をねじ軸方向に直交する
ようにして積層されていると、ネジ山5の剪断破壊に対
して非常に有利となる。シート積層法により製造された
FRP製ナツトの強度が比較的高いのはこの1〔めであ
る。
第6図および第7図は、それぞれシート積層法により製
造されたFRP製ナツ1〜1の横断面図を示す。このう
ち、第6図はネジ軸に対し直交する平面内で補強繊維束
/Iaが互いに直交するように配置された平織クロス積
層品の場合を示し、第7図はネジ軸に対し直交する平面
内で補強!l維束4aがランダムに配向するように配置
されたSMCシート積層品またはメタンバブルシート積
層品の場合を示す。
造されたFRP製ナツ1〜1の横断面図を示す。このう
ち、第6図はネジ軸に対し直交する平面内で補強繊維束
/Iaが互いに直交するように配置された平織クロス積
層品の場合を示し、第7図はネジ軸に対し直交する平面
内で補強!l維束4aがランダムに配向するように配置
されたSMCシート積層品またはメタンバブルシート積
層品の場合を示す。
しかしながら、上記従来のシー1〜積層法により製造さ
れたF RP製ナツ1〜1では、第6図および第7図に
示すように補強繊維束4aの多くがネジ山5にかかつて
いない!こめ、ネジ山5の剪断破壊に対J−る補強効果
が少ないという問題を有していた。
れたF RP製ナツ1〜1では、第6図および第7図に
示すように補強繊維束4aの多くがネジ山5にかかつて
いない!こめ、ネジ山5の剪断破壊に対J−る補強効果
が少ないという問題を有していた。
まIC、従来のシート積層法では、第8図に示すように
、製造過程でシート状の成形基材6を積層して成形した
後、そのシー1へ成形品11をナツト形状に切出したり
、あるいは各シートをナラ1へ形状に切出してから、切
出されたシートを積層しで成形するなど、ナラ1〜形状
にシー1〜を切出す作業が必要となる。そのため、生産
性が非常に低いという問題がある(例えば、特開昭60
−69313@、特開昭60−1 ’1346号、特開
昭60120037号)。
、製造過程でシート状の成形基材6を積層して成形した
後、そのシー1へ成形品11をナツト形状に切出したり
、あるいは各シートをナラ1へ形状に切出してから、切
出されたシートを積層しで成形するなど、ナラ1〜形状
にシー1〜を切出す作業が必要となる。そのため、生産
性が非常に低いという問題がある(例えば、特開昭60
−69313@、特開昭60−1 ’1346号、特開
昭60120037号)。
(発明の目的)
この発明は、上記従来技術の問題を解消するためなされ
たもので、補強繊維による補強効果が大きく強度に優れ
、しかも生産性の高いFRP製ナツトの製造方法を提供
することを目的とする。
たもので、補強繊維による補強効果が大きく強度に優れ
、しかも生産性の高いFRP製ナツトの製造方法を提供
することを目的とする。
(目的を達成するための手段)
この発明のFRP製ナツトの製造方法は、上記目的を達
成するために、ナツト形状に対応した金型内面を有する
金型を準備する一方、長さが前記金型内面のナツト形状
の内接円の直径の65%以上100%未満の長さに等し
くかつ長手方向に沿って配向された補強繊維と合成樹脂
とからなる成形素材を準備し、複数の前記成形素材を前
記金型内に積層した後、前記複数の成形素材を加熱加圧
することによりナツト形状の繊維補強合成樹脂成形品を
成形し、次いでその成形品の積層方向であって、かつ成
形品の略中心にメネジ加工を施すことを特徴とする。
成するために、ナツト形状に対応した金型内面を有する
金型を準備する一方、長さが前記金型内面のナツト形状
の内接円の直径の65%以上100%未満の長さに等し
くかつ長手方向に沿って配向された補強繊維と合成樹脂
とからなる成形素材を準備し、複数の前記成形素材を前
記金型内に積層した後、前記複数の成形素材を加熱加圧
することによりナツト形状の繊維補強合成樹脂成形品を
成形し、次いでその成形品の積層方向であって、かつ成
形品の略中心にメネジ加工を施すことを特徴とする。
(作用)
この発明のFRP製ナツトの製造方法によれば、成形素
材を金型内に積層する際、成形素材の長さが金型内面の
ナラ1〜形状の内接円の直径の65%以上100%未満
の良さに等しく設定されているので、必然的に成形素材
がナツト形状の金型内面の略中心を向くようにして積層
されることになる。
材を金型内に積層する際、成形素材の長さが金型内面の
ナラ1〜形状の内接円の直径の65%以上100%未満
の良さに等しく設定されているので、必然的に成形素材
がナツト形状の金型内面の略中心を向くようにして積層
されることになる。
この場合、成形素材に含まれている補強繊維の配向方向
は成形素材の長手方向に揃えられているので、結果的に
全ての補強#&雑が金型内面の略中心に向くよう(こな
る。したがって、この状態で上記積層された成形素材を
加熱7Jn圧してナラ1〜形状の成形品を成形した後、
その成形品の積層方向にメネジ加工が施されると、はと
んど又は全ての補強繊維がネジ山にかかることになり、
ネジ山の剪断破壊に対する補強効果が飛躍的に向」コさ
れる。
は成形素材の長手方向に揃えられているので、結果的に
全ての補強#&雑が金型内面の略中心に向くよう(こな
る。したがって、この状態で上記積層された成形素材を
加熱7Jn圧してナラ1〜形状の成形品を成形した後、
その成形品の積層方向にメネジ加工が施されると、はと
んど又は全ての補強繊維がネジ山にかかることになり、
ネジ山の剪断破壊に対する補強効果が飛躍的に向」コさ
れる。
(実施例)
この発明の一実滴例であるFRP製ナツトの製造方法を
、第1図ないし第3図を用いて説明する。
、第1図ないし第3図を用いて説明する。
まず、第1図に示すように、雄型1aと雌型1bからな
る金型1を準備する。雌型1bは側壁部材1Cと底壁部
月1dとで構成され、この雌型1bの内周面と雄型1a
の下面とで構成される金型内面1eが、ナツト形状に対
応して例えば第2図に示すような六角柱形状に仕上げら
れる。
る金型1を準備する。雌型1bは側壁部材1Cと底壁部
月1dとで構成され、この雌型1bの内周面と雄型1a
の下面とで構成される金型内面1eが、ナツト形状に対
応して例えば第2図に示すような六角柱形状に仕上げら
れる。
一方、第1図に示すように、一方向に配向された補強繊
維束4aと合成樹脂4bとからなる成形素材2を準備す
る。この成形素材2の長さは、第2図に示すように、金
型内面1eのナツト形状の内接円の直径りの65%以上
100%未満の長さにされている。この長さは、上記内
接円の直径りの70%以上90%未満の長さとすると更
により好ましい結果が得られる。また補強mu束4aの
配向方向は成形素材2の長手方向に揃える。このような
成形素材2として、例えば補強繊維に合成樹脂を被覆し
た被覆糸を切断した成形素材や、方向に配向した補強I
Hffに合成樹脂を含浸させ切断したテープ状の成形素
材(以後チョツプドヤーンテープと呼ぶことがある)や
、一方向に配向した補強II IIに合成樹脂を含浸さ
せ切断したガツト状の成形素材等がある。補強繊維に合
成樹脂を含浸させる際には、補強繊維と合成樹脂の接着
性を良くするために電界酸化処理等の表面処理を行うの
が好ましい。(例えば、特公昭47−40119号公報
)。第1図および第2図では、成形素材2としてチョツ
プドヤーンテープを用いた場合が小されている。
維束4aと合成樹脂4bとからなる成形素材2を準備す
る。この成形素材2の長さは、第2図に示すように、金
型内面1eのナツト形状の内接円の直径りの65%以上
100%未満の長さにされている。この長さは、上記内
接円の直径りの70%以上90%未満の長さとすると更
により好ましい結果が得られる。また補強mu束4aの
配向方向は成形素材2の長手方向に揃える。このような
成形素材2として、例えば補強繊維に合成樹脂を被覆し
た被覆糸を切断した成形素材や、方向に配向した補強I
Hffに合成樹脂を含浸させ切断したテープ状の成形素
材(以後チョツプドヤーンテープと呼ぶことがある)や
、一方向に配向した補強II IIに合成樹脂を含浸さ
せ切断したガツト状の成形素材等がある。補強繊維に合
成樹脂を含浸させる際には、補強繊維と合成樹脂の接着
性を良くするために電界酸化処理等の表面処理を行うの
が好ましい。(例えば、特公昭47−40119号公報
)。第1図および第2図では、成形素材2としてチョツ
プドヤーンテープを用いた場合が小されている。
こうして、準備されたテープ状成形素材2を、第1図に
示すように、雌型1bの金型内面1e内に複数片挿入し
て積層する。この際、第2図に示すように、テープ状成
形素材2の長さが金型内面1eのナツト形状の内接円の
直径の65%以上100%未満の長さに等しく設定され
ているので、必然的に成形素材2がナツト形状の金型内
面1eの略中心を向くようにして積層されることになる
。
示すように、雌型1bの金型内面1e内に複数片挿入し
て積層する。この際、第2図に示すように、テープ状成
形素材2の長さが金型内面1eのナツト形状の内接円の
直径の65%以上100%未満の長さに等しく設定され
ているので、必然的に成形素材2がナツト形状の金型内
面1eの略中心を向くようにして積層されることになる
。
この場合、成形素材2に含まれている補強繊維束4aの
配向方向は成形素材2の長手方向に揃えられているので
、結果的に全ての補強繊維束4aが金型内面1eの略中
心に向くようになる。
配向方向は成形素材2の長手方向に揃えられているので
、結果的に全ての補強繊維束4aが金型内面1eの略中
心に向くようになる。
この侵、雄型1aの凸部を雌型1bの金型内面1e内に
挿入して、この金型1で上記積層された成形素材2を加
熱加圧することにより、ナツト形状の繊維補強合成樹脂
成形品を成形する。その後、その成形品を金型1から取
り出し、成形品の略中心に、かつ成形素材2の積層方向
にネジ加工を施すことにより、FRP製ナツトを製造す
る。
挿入して、この金型1で上記積層された成形素材2を加
熱加圧することにより、ナツト形状の繊維補強合成樹脂
成形品を成形する。その後、その成形品を金型1から取
り出し、成形品の略中心に、かつ成形素材2の積層方向
にネジ加工を施すことにより、FRP製ナツトを製造す
る。
第3図は、上記製造法により得られたFRP製ナツト1
の横断面図を示す。同図に示すように、全ての補強va
維束4aがナツト1の略中心に向いており、メネジ部3
のネジ山5にかかつている。
の横断面図を示す。同図に示すように、全ての補強va
維束4aがナツト1の略中心に向いており、メネジ部3
のネジ山5にかかつている。
従って、ネジ山5の剪断破壊に対する補強効果は大きく
、より強度に優れたFRP製ナツトを製造することがで
きる。
、より強度に優れたFRP製ナツトを製造することがで
きる。
また、上記製造方法では、ナツト形状の金型内面1eを
有する金型1で加熱加圧成形を行うため、従来のように
ナツト形状に切出す処理を行う必要がなく、高い生産性
で容易にFRP製ナツ1−を製造することが可能である
。
有する金型1で加熱加圧成形を行うため、従来のように
ナツト形状に切出す処理を行う必要がなく、高い生産性
で容易にFRP製ナツ1−を製造することが可能である
。
また、ナツト軸方向に長い金型を用いて成形品を長尺に
成形すれば、成形後成形品を規定のナツト高さが得られ
るように長尺方向に間隔をあけて切断し、こうして得ら
れた各切断部材にそれぞれメネジ加工を施すことにより
、−度の成形で数個のナツトを得ることができる。
成形すれば、成形後成形品を規定のナツト高さが得られ
るように長尺方向に間隔をあけて切断し、こうして得ら
れた各切断部材にそれぞれメネジ加工を施すことにより
、−度の成形で数個のナツトを得ることができる。
なお、上記実施例では、金型1の金型内面1eを六角ナ
ツトに対応させて形成しているが、この金型内面1eは
、他のナツト形状、例えば四角ナツトに対応させて形成
してもよく、その他目的に応じて、例えば円形ナツト、
楕円形ナツト等の任意形状に対応させて形成してもよい
。
ツトに対応させて形成しているが、この金型内面1eは
、他のナツト形状、例えば四角ナツトに対応させて形成
してもよく、その他目的に応じて、例えば円形ナツト、
楕円形ナツト等の任意形状に対応させて形成してもよい
。
本発明で用いられる成形素材としては、前記チョツプド
ヤーンテープを用いるのが好ましい。
ヤーンテープを用いるのが好ましい。
本発明で用いられる合成樹脂は、例えばエポキシ、不飽
和ポリエステル、ビニルエステル、ポリウレタン等の熱
硬化性樹脂、また、ポリアミド。
和ポリエステル、ビニルエステル、ポリウレタン等の熱
硬化性樹脂、また、ポリアミド。
ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレ
ート、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂が用いられるが
、成形ザイクルの短縮化およびネジ加工の容易性等を考
慮すると、熱可塑性樹脂を用いる方が好ましく、ポリア
ミド樹脂がより好ましい。
ート、ポリアセタール等の熱可塑性樹脂が用いられるが
、成形ザイクルの短縮化およびネジ加工の容易性等を考
慮すると、熱可塑性樹脂を用いる方が好ましく、ポリア
ミド樹脂がより好ましい。
本発明で用いられる補強m雑としては、例えばガラスl
G維、炭素繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維、アルミ
ナ繊維、ステンレス繊維、アラミド繊維等が用いられる
が、ガラス、炭素繊維を用いるのがより好ましい。
G維、炭素繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維、アルミ
ナ繊維、ステンレス繊維、アラミド繊維等が用いられる
が、ガラス、炭素繊維を用いるのがより好ましい。
また、本発明のFRP製ナツトの4[体積含有vVfは
補強繊維と合成樹脂との組合せにもよるが、−数的には
30〜80%が好ましく、より好ましくは40〜70%
である。
補強繊維と合成樹脂との組合せにもよるが、−数的には
30〜80%が好ましく、より好ましくは40〜70%
である。
実験例1
補強繊頼として炭素繊維[東し株式会社シバ]ヘレカ”
T300(単糸数6000本)1を使用し、この炭素繊
維にブイロン6[東し株式会社製、品番CM1016K
]からなる合成樹脂を含浸させた繊維体積含有率Vfが
10%の、幅6喘、長さ13mmのチョツプドヤーンテ
ープを成形素材として使用した。この成形素材を、対辺
17mmの六角形状に穿設された金型内面を有する雌金
型内に積層し、成形温度260℃、成形圧力50に9/
c屑で、雄金型と共に、加熱加圧成形を行い、高さ14
mmの成形品を得た。その後、積層面に垂直に、かつ成
形品の略中心にM10ピッヂ1.5のメネジ加工を施し
て、FRP製ナツ1〜を製造した。
T300(単糸数6000本)1を使用し、この炭素繊
維にブイロン6[東し株式会社製、品番CM1016K
]からなる合成樹脂を含浸させた繊維体積含有率Vfが
10%の、幅6喘、長さ13mmのチョツプドヤーンテ
ープを成形素材として使用した。この成形素材を、対辺
17mmの六角形状に穿設された金型内面を有する雌金
型内に積層し、成形温度260℃、成形圧力50に9/
c屑で、雄金型と共に、加熱加圧成形を行い、高さ14
mmの成形品を得た。その後、積層面に垂直に、かつ成
形品の略中心にM10ピッヂ1.5のメネジ加工を施し
て、FRP製ナツ1〜を製造した。
こうして、冑られた「R[〕製ナツトを、■臭性製作所
製オートグラフDC10丁を用いて引張試験を行った1
、具体的には、第4図に示すように、一端にス[〜ツバ
7が固定されたポル[−8の他端にスペーサ9を介し上
記FRP製ブツ1〜1を螺合し、上記ス1〜ツバ7およ
びスペーサ9を引張試験用治具10,10に係止させた
状態′r:10 mm/ mtn (f)速1夏で荷重
をハlえ、引張試験を行った。結果は、表1に示ずどお
り引張破断荷重として3150Kyが測定された。
製オートグラフDC10丁を用いて引張試験を行った1
、具体的には、第4図に示すように、一端にス[〜ツバ
7が固定されたポル[−8の他端にスペーサ9を介し上
記FRP製ブツ1〜1を螺合し、上記ス1〜ツバ7およ
びスペーサ9を引張試験用治具10,10に係止させた
状態′r:10 mm/ mtn (f)速1夏で荷重
をハlえ、引張試験を行った。結果は、表1に示ずどお
り引張破断荷重として3150Kyが測定された。
実験例2
補強vA雛として炭素繊維1東し株式会社製″[〜レカ
”T300(単糸数3000本)1を使用し、この炭素
繊維にエポキシ樹脂[東し株式会社製、品番#M250
]からなる合成樹脂を含浸さゼた繊維1イ1積含右率V
fが60%の、幅3 mm 、良さ13#のチョツプド
ヤーンテープを成形素材として使用した。この成形素材
を、実験例1と同様の圃金型内に積層し、成形温度70
°C1成形圧力100 Kg/ clnで、10分間、
雄金型と共に、加熱加圧成形を行った。その後、成形圧
力を10Kg/ crA、成形温度を130°Cに昇温
し、2時間保持した。
”T300(単糸数3000本)1を使用し、この炭素
繊維にエポキシ樹脂[東し株式会社製、品番#M250
]からなる合成樹脂を含浸さゼた繊維1イ1積含右率V
fが60%の、幅3 mm 、良さ13#のチョツプド
ヤーンテープを成形素材として使用した。この成形素材
を、実験例1と同様の圃金型内に積層し、成形温度70
°C1成形圧力100 Kg/ clnで、10分間、
雄金型と共に、加熱加圧成形を行った。その後、成形圧
力を10Kg/ crA、成形温度を130°Cに昇温
し、2時間保持した。
次に、積層面に垂直に、かつ成形物の略中心にM10ピ
ッヂ1.5のメネジ加工を施すことにより、FRP製ナ
ツトを1qた。このナツトの引張試験結果は、表1に示
すとおり、引張破断荷重として4040 Kyが測定さ
れた。
ッヂ1.5のメネジ加工を施すことにより、FRP製ナ
ツトを1qた。このナツトの引張試験結果は、表1に示
すとおり、引張破断荷重として4040 Kyが測定さ
れた。
実験例3
補強繊維どして炭素繊11ffi [東し株式会社製パ
1〜レカ”T300(単糸数6000本月を使用し、こ
の炭素1雑に合成樹脂としてナイロン6を含浸さぜた繊
維体積含有率V、が/IO%の、幅6#長さ15#のチ
ョツプドヤ−ンテープを成形素材として使用した。この
成形素材を実験例1ど同様の雌金型内に積層し、成形温
度260°C1成形圧力1’OON!?/cIjで、M
E金型と共に、加熱加圧成形を行い高さ150#の成形
品を得た。そして、成形品をナツト軸方向に高さ14m
に8個切断した。
1〜レカ”T300(単糸数6000本月を使用し、こ
の炭素1雑に合成樹脂としてナイロン6を含浸さぜた繊
維体積含有率V、が/IO%の、幅6#長さ15#のチ
ョツプドヤ−ンテープを成形素材として使用した。この
成形素材を実験例1ど同様の雌金型内に積層し、成形温
度260°C1成形圧力1’OON!?/cIjで、M
E金型と共に、加熱加圧成形を行い高さ150#の成形
品を得た。そして、成形品をナツト軸方向に高さ14m
に8個切断した。
次に、積層面に垂直にかつ成形物の略中心にM10ピッ
ヂ1.5のメネジ加■を施した。従って、−度の成形に
より8個のFRP製ナッ1へを得ることができた。こう
して得らた8個のFRP製ナツトの平均の引張試験結果
は、表1に示すとおり、引張破断荷重として313(1
!?が測定された。
ヂ1.5のメネジ加■を施した。従って、−度の成形に
より8個のFRP製ナッ1へを得ることができた。こう
して得らた8個のFRP製ナツトの平均の引張試験結果
は、表1に示すとおり、引張破断荷重として313(1
!?が測定された。
比較例
比較例どじで以下に述へる3種類のFRP製ナツ1〜を
製造した。すなわち、第1種類目のFRP製ナッ1へは
射出成形法を用い7:a3す、具体的には炭素繊維[東
し株式会社製パ1ヘレカ”T300(単糸数6000本
)]とナイロン6[東し株式会社製、品番CM’l01
6K]を繊維体積含有率Vf/1.0%に混練したペレ
ッ1−をナラ1〜形状に射出成形して製造した。第2種
類目のFRP製ナツ1〜はシート積層法を用いており、
具体的には炭素11fを平織にしたクロスシート[東し
株式会社製、品番#6343]にナイ1]ン6[東し株
式会社製、品番CIVMO16K]を含浸させたものを
積層させ加圧+J[I熱して製造した。第3秤類目のF
RP製ナツ1〜もシー1へ積層法を用いており、具体的
には上記実験例1のチョツプドヤーンテープをランダム
に配向させたメタンバブルシート(スタ・シー1〜と略
す)を積層させ加圧加熱して製造した。こうして7得ら
れた3種類のFRP製ナツ1〜の引張り試験結果は、表
1に示すとおり、引張破断荷重として1730kg、2
81(1g、275(1gがそれぞれ測定された。
製造した。すなわち、第1種類目のFRP製ナッ1へは
射出成形法を用い7:a3す、具体的には炭素繊維[東
し株式会社製パ1ヘレカ”T300(単糸数6000本
)]とナイロン6[東し株式会社製、品番CM’l01
6K]を繊維体積含有率Vf/1.0%に混練したペレ
ッ1−をナラ1〜形状に射出成形して製造した。第2種
類目のFRP製ナツ1〜はシート積層法を用いており、
具体的には炭素11fを平織にしたクロスシート[東し
株式会社製、品番#6343]にナイ1]ン6[東し株
式会社製、品番CIVMO16K]を含浸させたものを
積層させ加圧+J[I熱して製造した。第3秤類目のF
RP製ナツ1〜もシー1へ積層法を用いており、具体的
には上記実験例1のチョツプドヤーンテープをランダム
に配向させたメタンバブルシート(スタ・シー1〜と略
す)を積層させ加圧加熱して製造した。こうして7得ら
れた3種類のFRP製ナツ1〜の引張り試験結果は、表
1に示すとおり、引張破断荷重として1730kg、2
81(1g、275(1gがそれぞれ測定された。
表 1
上記衣1から明らかなように、本発明の製造方法により
得られたFRP製ナツトは、引張破断強度が高いことが
N1認された。
得られたFRP製ナツトは、引張破断強度が高いことが
N1認された。
(発明の効果)
以上のように、この発明のFRP製ナツトの製造方法に
よれば、予めナツト形状に対応した金型内面を有する金
型で成形を行うため、成形素材を従来のようにナツト形
状に切出す必要がなく、また成形素材長さがナツト形状
を有する金型内面の内接円の直径の65%以上100%
未満の長さであるため、成形素材が必然的にナツト形状
の略中心を向くように積層され、優れた強度を持つFR
P製ナツ1〜を、容易に製造できるという効果が得られ
る。
よれば、予めナツト形状に対応した金型内面を有する金
型で成形を行うため、成形素材を従来のようにナツト形
状に切出す必要がなく、また成形素材長さがナツト形状
を有する金型内面の内接円の直径の65%以上100%
未満の長さであるため、成形素材が必然的にナツト形状
の略中心を向くように積層され、優れた強度を持つFR
P製ナツ1〜を、容易に製造できるという効果が得られ
る。
第1図はこの発明の一実施例に係るFRP製ナツトの製
造方法を説明するための図、第2図は金型内で成形素材
がナツト形状の金型の略中心に向くように積層されるこ
とを示した図、第3図はこの発明の製造方法により得ら
れたFRP製ナツトの補強#&雑の配向状態を示した横
断面図、第4図はFRP製ナツトの引張試験を説明する
ための図、第5図は従来のシート積層法により得られた
FRP製ナツトの補強繊維の配向状態を示した縦断面図
、第6図および第7図はそれぞれFRP製ナツトの補強
繊維の配向状態を示した横断面図、第8図は従来のシー
ト積層法のシート成形品からナツトを切出す工程を示す
図である。 1・・・金型、 1e・・・金型面、2・・・成
形素材、 3・・・メネジ部、4a・・・補強繊維、
4b・・・合成樹脂、5・・・ネジ山
造方法を説明するための図、第2図は金型内で成形素材
がナツト形状の金型の略中心に向くように積層されるこ
とを示した図、第3図はこの発明の製造方法により得ら
れたFRP製ナツトの補強#&雑の配向状態を示した横
断面図、第4図はFRP製ナツトの引張試験を説明する
ための図、第5図は従来のシート積層法により得られた
FRP製ナツトの補強繊維の配向状態を示した縦断面図
、第6図および第7図はそれぞれFRP製ナツトの補強
繊維の配向状態を示した横断面図、第8図は従来のシー
ト積層法のシート成形品からナツトを切出す工程を示す
図である。 1・・・金型、 1e・・・金型面、2・・・成
形素材、 3・・・メネジ部、4a・・・補強繊維、
4b・・・合成樹脂、5・・・ネジ山
Claims (1)
- (1)ナット形状に対応した金型内面を有する金型を準
備する一方、長さが前記金型内面のナット形状の内接円
の直径の65%以上100%未満の長さに等しくかつ長
手方向に沿つて配向された補強繊維と合成樹脂とからな
る成形素材を準備し、複数の前記成形素材を前記金型内
に積層した後、前記複数の成形素材を加熱加圧すること
によりナット形状の繊維補強合成樹脂成形品を成形し、
次いでその成形品の積層方向であつて、かつ成形品の略
中心にメネジ加工を施すことを特徴とする繊維補強合成
樹脂製ナットの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1051377A JP2697089B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 繊維補強合成樹脂製ナットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1051377A JP2697089B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 繊維補強合成樹脂製ナットの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02229013A true JPH02229013A (ja) | 1990-09-11 |
JP2697089B2 JP2697089B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=12885258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1051377A Expired - Lifetime JP2697089B2 (ja) | 1989-03-02 | 1989-03-02 | 繊維補強合成樹脂製ナットの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2697089B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017128018A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 株式会社エスイー | 引張材定着用定着板及びその製作方法 |
JP2020143228A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 住友ベークライト株式会社 | ねじ止め用成形体 |
-
1989
- 1989-03-02 JP JP1051377A patent/JP2697089B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017128018A (ja) * | 2016-01-20 | 2017-07-27 | 株式会社エスイー | 引張材定着用定着板及びその製作方法 |
JP2020143228A (ja) * | 2019-03-07 | 2020-09-10 | 住友ベークライト株式会社 | ねじ止め用成形体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2697089B2 (ja) | 1998-01-14 |
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