JPH02229002A - パーティクルボード等の原料の製造方法およびパーティクルボードの製造方法 - Google Patents
パーティクルボード等の原料の製造方法およびパーティクルボードの製造方法Info
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- JPH02229002A JPH02229002A JP5006889A JP5006889A JPH02229002A JP H02229002 A JPH02229002 A JP H02229002A JP 5006889 A JP5006889 A JP 5006889A JP 5006889 A JP5006889 A JP 5006889A JP H02229002 A JPH02229002 A JP H02229002A
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Landscapes
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Debarking, Splitting, And Disintegration Of Timber (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、パーティクルボードまたはファイバーボード
の廃材を再度利用してパーティクルボードまたはファイ
バーボードの小片原料を製造する方法、および、前記方
法で小片原料を製造し、これによりパーティクルボード
を製造する方法に関する。
の廃材を再度利用してパーティクルボードまたはファイ
バーボードの小片原料を製造する方法、および、前記方
法で小片原料を製造し、これによりパーティクルボード
を製造する方法に関する。
従来、パーティクルボードまたはファイバーボードの不
良品や所定寸法に切断した残りの端片等のパーティクル
ボードまたはファイバーボードの廃材をパーティクルボ
ードまたはファイバーボードの小片原料として再利用す
ることは、パーティクルボードまたはファイバーボード
自体が木質材料を小片化または繊維化して製造されたも
のであるから、更に破砕処理すると木部の破壊が著しく
、微粉が多くて、特にパーティクルボードの小片原料と
しては適さないものが多く発生したり、また接着剤によ
って結合されているため、原料としては堅いものとなり
破砕機械の刃物の損傷が大きい、等の理由により、行わ
れていないのが現状である。
良品や所定寸法に切断した残りの端片等のパーティクル
ボードまたはファイバーボードの廃材をパーティクルボ
ードまたはファイバーボードの小片原料として再利用す
ることは、パーティクルボードまたはファイバーボード
自体が木質材料を小片化または繊維化して製造されたも
のであるから、更に破砕処理すると木部の破壊が著しく
、微粉が多くて、特にパーティクルボードの小片原料と
しては適さないものが多く発生したり、また接着剤によ
って結合されているため、原料としては堅いものとなり
破砕機械の刃物の損傷が大きい、等の理由により、行わ
れていないのが現状である。
本発明の目的は、上記従来現実化されていないパーティ
クルボードまたはファイバーボードの廃材を再生して、
充分再使用に耐えるパーティクルボードまたはファイバ
ーボードの原料を製造する方法、および、前記方法で小
片原料を製造し、これによりパーティクルボードを製造
する方法を提供することにある。
クルボードまたはファイバーボードの廃材を再生して、
充分再使用に耐えるパーティクルボードまたはファイバ
ーボードの原料を製造する方法、および、前記方法で小
片原料を製造し、これによりパーティクルボードを製造
する方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明のパーティクルボー
ドまたはファイバーボードの原料の製造方法は、パーテ
ィクルボードまたはファイバーボートの廃材を水および
／または加熱水蒸気によって処理し、木部を軟化し、接
着剤を軟化、劣化させた後、切削または破砕等の小片化
処理することを特徴とし、本発明のパーティクルボード
の製造方法は、パーティクルボードまたはファイバーボ
ードの廃材を水および／または加熱水蒸気によって処理
し、木部を軟化し、接着剤を軟化、劣化させた後、切削
または破砕等の小片化処理し、得られた小片を原料とし
てパーティクルボードを製造することを特徴とする。
ドまたはファイバーボードの原料の製造方法は、パーテ
ィクルボードまたはファイバーボートの廃材を水および
／または加熱水蒸気によって処理し、木部を軟化し、接
着剤を軟化、劣化させた後、切削または破砕等の小片化
処理することを特徴とし、本発明のパーティクルボード
の製造方法は、パーティクルボードまたはファイバーボ
ードの廃材を水および／または加熱水蒸気によって処理
し、木部を軟化し、接着剤を軟化、劣化させた後、切削
または破砕等の小片化処理し、得られた小片を原料とし
てパーティクルボードを製造することを特徴とする。
そして、前記加熱水蒸気には過熱水蒸気も含まれるもの
である。また、前記水および／または加熱水蒸気として
、酸またはアルカリ等の接着剤の分解を促進する薬剤を
含有したものを用いると、得られる原料小片の歩留りを
向上することができる。
である。また、前記水および／または加熱水蒸気として
、酸またはアルカリ等の接着剤の分解を促進する薬剤を
含有したものを用いると、得られる原料小片の歩留りを
向上することができる。
以下、本発明の具体的構成の事例を詳細に説明する。
まず、パーティクルボードまたはファイバーボードの小
片原料として、パーティクルボードまたは、中質ファイ
バーボーＦ（ＭＤＦ）等のファイバーボードの不良品や
所定寸法に切断した残りの端片等を選択し、これをバッ
カー、クラッシャーハンマーミル等の破砕機械を使用し
て大きさ５０ｍｍＸ５０ｍｍ、厚さ５ ｍｍ〜１０ｍｍ
程度のチップに破砕する。
片原料として、パーティクルボードまたは、中質ファイ
バーボーＦ（ＭＤＦ）等のファイバーボードの不良品や
所定寸法に切断した残りの端片等を選択し、これをバッ
カー、クラッシャーハンマーミル等の破砕機械を使用し
て大きさ５０ｍｍＸ５０ｍｍ、厚さ５ ｍｍ〜１０ｍｍ
程度のチップに破砕する。
このチップに破砕する前または破砕した後のチップに、
水および／または加熱水蒸気処理を行い、小片原料とし
てのパーティクルボードまたはファイバーボード若しく
はチップの木部を軟化、接着剤を軟化、劣化させる。具
体的には、０〜１００°Ｃの水（温熱水）、好ましくは
２０°Ｃの水であるなら１〜２４時間、７０°Ｃの熱水
なら１０分間〜６時間浸漬するなり、撒水、噴霧などし
て、木材含水率を１５％以上、好ましくは２５％以上に
する。また、この処理は１００〜１３０°Ｃの解放蒸気
に１０秒〜３０分さらすか、圧力容器中で３００°Ｃ以
下の過熱加圧蒸気で５秒〜１０分間処理する水蒸気処理
で行ってもよい。
水および／または加熱水蒸気処理を行い、小片原料とし
てのパーティクルボードまたはファイバーボード若しく
はチップの木部を軟化、接着剤を軟化、劣化させる。具
体的には、０〜１００°Ｃの水（温熱水）、好ましくは
２０°Ｃの水であるなら１〜２４時間、７０°Ｃの熱水
なら１０分間〜６時間浸漬するなり、撒水、噴霧などし
て、木材含水率を１５％以上、好ましくは２５％以上に
する。また、この処理は１００〜１３０°Ｃの解放蒸気
に１０秒〜３０分さらすか、圧力容器中で３００°Ｃ以
下の過熱加圧蒸気で５秒〜１０分間処理する水蒸気処理
で行ってもよい。
さらに、この水処理と水蒸気処理を組み合わせ併用して
もよいものである。
もよいものである。
原料となるパーティクルボードまたはファイバーボード
の廃材に使用されていた接着剤は尿素樹脂や尿素メラミ
ン樹脂が好ましい。これらは水および／または加熱水蒸
気によって軟化、劣化させやすい。
の廃材に使用されていた接着剤は尿素樹脂や尿素メラミ
ン樹脂が好ましい。これらは水および／または加熱水蒸
気によって軟化、劣化させやすい。
また、水には、接着剤の分解を促進する働きを有する水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等の
アルカリ性薬剤、または、塩酸、燐酸、ぎ酸等の酸性薬
剤を０．００１〜１％添加することにより、チップまた
は小片歩留りを高め、品質を向上することができる。
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム等の
アルカリ性薬剤、または、塩酸、燐酸、ぎ酸等の酸性薬
剤を０．００１〜１％添加することにより、チップまた
は小片歩留りを高め、品質を向上することができる。
次に、上記チップをフレイカーまたはりファイナ−若し
くはフレイカーにかけた後リファイナーにかけ、パーテ
ィクルボードまたはファイバーボード用の小片に破砕す
るもので、所要時間は連続式であるため、数秒〜数分間
である。
くはフレイカーにかけた後リファイナーにかけ、パーテ
ィクルボードまたはファイバーボード用の小片に破砕す
るもので、所要時間は連続式であるため、数秒〜数分間
である。
そして、パーティクルボードを製造する場合は、パーテ
ィクルボードの製造方法として公知、公用の方法、手段
に従い、小片を乾燥し、この小片に接着剤および必要な
添加剤を添加し、ホーミングし、熱圧してパーティクル
ボードを製造するものである。
ィクルボードの製造方法として公知、公用の方法、手段
に従い、小片を乾燥し、この小片に接着剤および必要な
添加剤を添加し、ホーミングし、熱圧してパーティクル
ボードを製造するものである。
本発明は、パーティクルボードまたはファイハ−ボード
の廃材の切削または破砕等の小片化処理に先立ち浸漬、
撒水、噴霧などにより、水処理および／または解放蒸気
或いは圧力容器中で加熱水蒸気処理することにより、上
記パーティクルボドまたはファイバーボードの木部を軟
化し、接着剤を軟化、劣化させるので、小片に破砕等す
る際、木部を無理に破壊する作用を緩和し、木部の破損
の少ない小片が生産され、微粉の発生も少ない。
の廃材の切削または破砕等の小片化処理に先立ち浸漬、
撒水、噴霧などにより、水処理および／または解放蒸気
或いは圧力容器中で加熱水蒸気処理することにより、上
記パーティクルボドまたはファイバーボードの木部を軟
化し、接着剤を軟化、劣化させるので、小片に破砕等す
る際、木部を無理に破壊する作用を緩和し、木部の破損
の少ない小片が生産され、微粉の発生も少ない。
また原料全体が軟化しているため破砕機械の刃物の消耗
作用が小さく刃物の損傷が少ない等の結果をもたらす。
作用が小さく刃物の損傷が少ない等の結果をもたらす。
なお、小片には接着剤成分の樹脂や撥水材が含まれてお
り、この小片を原料としたパーティクルボードはこのよ
うな小片を含まないものよりも強度、耐水性の向上が期
待できる。
り、この小片を原料としたパーティクルボードはこのよ
うな小片を含まないものよりも強度、耐水性の向上が期
待できる。
（実施例〕
次に本発明の具体的な一実施例を示すと、尿素樹脂接着
剤を使用したパーティクルボードの端片をバッカーで５
０ｍｍＸ５０ｍｍ、厚さ１０ｍｍ位のチップに破砕し、
その後、温度１１０°Ｃの解放蒸気を５分間あてた後、
このチップをフレイカーに投入し、フレイカーで細かく
し、３〜３０秒位後パーティクルボード用の小片を得た
。
剤を使用したパーティクルボードの端片をバッカーで５
０ｍｍＸ５０ｍｍ、厚さ１０ｍｍ位のチップに破砕し、
その後、温度１１０°Ｃの解放蒸気を５分間あてた後、
このチップをフレイカーに投入し、フレイカーで細かく
し、３〜３０秒位後パーティクルボード用の小片を得た
。
この小片のかさ密度、細長比は下記の表の通りであった
。そして、この小片を乾燥後、尿素樹脂接着剤を乾燥小
片に対して８重量％添加、攪拌した後、マット状にフォ
ーミングし、圧力２６ｋｇ／ｃＪ、温度１６０°Ｃ１５
分間の条件で熱圧してパーティクルボードを得た。その
パーティクルボードの物性は下記の表に示した通りのも
のであった。
。そして、この小片を乾燥後、尿素樹脂接着剤を乾燥小
片に対して８重量％添加、攪拌した後、マット状にフォ
ーミングし、圧力２６ｋｇ／ｃＪ、温度１６０°Ｃ１５
分間の条件で熱圧してパーティクルボードを得た。その
パーティクルボードの物性は下記の表に示した通りのも
のであった。
なお、第１表の比較例は、上記一実施例とは、予め解放
蒸気をあてることなくパーティクルボード用の小片を生
産することが違う以外、同一の条件でパーティクルボー
ドを製造したものである。
蒸気をあてることなくパーティクルボード用の小片を生
産することが違う以外、同一の条件でパーティクルボー
ドを製造したものである。
（重置以下余白）
第１表
が軽減され、各種物性の優れた小片原料が得られる。ま
た微粉が少なく、破砕処理においてほこり、騒音が少な
く、そして破砕機械の刃物の損傷も軽減される。以上の
ように本発明によれば、パーティクルボードまたはファ
イバーボードの廃材から充分再使用に耐える物性を有す
るパーティクルボードまたはファイバーボードの小片原
料を極めて実用的かつ良好に製造でき、また、得られた
前記小片原料から曲げ強さの大きいパーティクルボード
を製造できるものである。
た微粉が少なく、破砕処理においてほこり、騒音が少な
く、そして破砕機械の刃物の損傷も軽減される。以上の
ように本発明によれば、パーティクルボードまたはファ
イバーボードの廃材から充分再使用に耐える物性を有す
るパーティクルボードまたはファイバーボードの小片原
料を極めて実用的かつ良好に製造でき、また、得られた
前記小片原料から曲げ強さの大きいパーティクルボード
を製造できるものである。
注：細長比とは小片の長さを幅で割った値である。
〔発明の効果］
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、パーティクルボードまたはファイバーボードの廃材
を水および／または加熱水蒸気によって処理し、木部を
軟化し、接着剤を軟化、劣化させた後、切削または破砕
等の小片化処理することを特徴とするパーティクルボー
ドまたはファイバーボードの原料の製造方法。 ２、水および／または加熱水蒸気が、酸まはたアルカリ
等の接着剤の分解を促進する薬剤を含有した水および／
または加熱水蒸気であることを特徴とする請求項１記載
のパーティクルボードまたはファイバーボードの原料の
製造方法。 ３、パーティクルボードまたはファイバーボードの廃材
を水および／または加熱水蒸気によって処理し、木部を
軟化し、接着剤を軟化、劣化させた後、切削または破砕
等の小片化処理し、得られた小片を原料としてパーティ
クルボードを製造することを特徴とするパーティクルボ
ードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006889A JPH0622803B2 (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | パーティクルボード等の原料の製造方法およびパーティクルボードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5006889A JPH0622803B2 (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | パーティクルボード等の原料の製造方法およびパーティクルボードの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02229002A true JPH02229002A (ja) | 1990-09-11 |
| JPH0622803B2 JPH0622803B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=12848680
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5006889A Expired - Fee Related JPH0622803B2 (ja) | 1989-03-03 | 1989-03-03 | パーティクルボード等の原料の製造方法およびパーティクルボードの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0622803B2 (ja) |
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