JPH02228957A

JPH02228957A - 歯科処置用ハンドピース又はアングルピースのための霧化方法及び歯科処置用ハンドピース又はアングルピースの頭部を備えた装置

Info

Publication number: JPH02228957A
Application number: JP2008099A
Authority: JP
Inventors: Jean-Marie Badoz; ジャン・マリー・バドウツ; Jacques Pernot; ジャック　ペルノ
Original assignee: Micro Mega SA
Current assignee: Micro Mega SA
Priority date: 1989-01-17
Filing date: 1990-01-17
Publication date: 1990-09-11
Also published as: FR2641694A1; ATE88619T1; DE69001442D1; FR2641694B1; EP0379459A1; US5078601A; EP0379459B1; DE69001442T2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明の対象は、歯科処置用のハンドピース又はアング
ルピースの頭部を備えた装置であり、この頭部は、ハン
ドピース又はアングルピース内及び頭部内に取付けられ
た手段によって駆動される回転工具を受は止めるような
形状とされており、頭部には、この回転工具を保持する
ための手段が設けられている。この種の装置は、一方は
ハンドピース又はアングルピース本体の内部において、
他方は頭部の内部において、治療されている領域と回転
工具を冷却するため及び前記回転工具が機能することに
より生ずる残留物を排除するために、その領域に向かっ
て、互いに混合されて霧状となった混合物、つまり、所
謂スプレー状になった水と空気を供給し及び散布するた
めの手段を備えている。この水と空気は、本体内の縦長
の輸送管から前記頭部の内部にある環状のチャンバーに
向かって供給され、回転工具の先端部にその中心軸線が
向けられている複数の孔を通してチャンバーから外部へ
排出される。

この種の装置は、それ自体、従来から知られているもの
である。

これらは、歯科処置用のハンドピース又はアングルピー
スを備えているフライスやリーマ−等の歯科処置切削装
置用の冷却流体を霧化する機構を有している。

更に詳しくは、本発明は、上記ハンドピース又はアング
ルピースの頭部内に組み入れられた霧化装置に関するも
のであり、この装置は、例えば、アングルピースの頭部
の下方であって切削刃の円筒部を受容する部分の周囲に
分散配置された何箇所かの位置において、霧化を行なう
ものである。

本発明は、タービン駆動のハンドピースと、ギアモータ
ーにより駆動されるアングルピースの双方に用いること
ができる。

〔従来の技術］このような霧化装置は、例えば、欧州特許出願筒０．２
３６，８２０号に記載されている。

これは、１つ又は複数の水噴流を同数の空気噴流により
霧化できるものである。この装置は、機構が低速で回転
している限り効率良く回転工具又は機構に対して確実に
噴流を供給できる。しかし、タービン上に取付けられた
フライスを有する機構が高速で回転する場合には、周囲
に発生した乱流がフライスから冷却流体を跳ね返す傾向
があり、このためフライスに対する噴流の供給が不足す
るおそれがあり、この結果、フライスの冷却が不充分な
状態になる危険性がある。

例えば、西ドイツ特許筒３，１２３，３９０号に記載さ
れ、又はフランス特許筒２，２（１６，０７３号に見ら
れるような他のシステムも存在する。

これらの装置の欠点は、水と空気の圧力が、相互に適正
な値に設定されていない場合には、これらの流体のうち
の１方がその輸送管又は他の流体の輸送管に逆流し、こ
れにより、散布動作中に脈動現象を生ずる。

最後に、従来技術において全ての装置が有する欠点は、
医者によって霧化が停止された時、水滴が散布用のオリ
フィスの出口に滞留しやすいこと′である。この水滴を
取り除くには、水滴回収機構か、水の供給が停止されて
しまった後に空気を停止することを要する空気の吹き付
は効果のどちらかが要求される。後者はすべての歯科処
置用装置に設けられているものではなく、水滴回収機構
は、流体バイブ内への水滴の再吸収によって、相互汚染
を減少させる努力と矛盾するパイプの汚染を引き起こす
ので、好ましくない。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明の目的は、上記問題点を解決し、汚染粒子がアン
グルピースの頭部に浸入するおそれのないｍ科処ｆ用の
ハンドピース又はアングルピースのための霧化装置を提
供することにある。

本発明は、このような浸入の危険を回避するための方法
をも対象とする。

〔課題を解決するための手段、作用］まず、本発明によって実現される歯科処置用のハンドピ
ース又はアングルピースに用いられる霧化方法は、次の
特徴を有している。即ち、この方法では、ハンドピース
又はアングルピースにおける回転工具の取付は領域にお
いて、回転工具の切削点を頂点とする気流円錐（ａｉｒ
　　ｃｏｎｅ）の作用により、フライスの取付部近傍を
僅かな負圧状態とする吸い込み効果を発生させるように
している。また、この気流円錐は、コアンダ効果（気体
や流体の噴流が、噴流軸の方向と湾曲した壁の方向とが
離れていても、壁の曲面に沿った方向の近くを流れよう
とする傾向をいう。）により冷却流体の方向を定めると
いう他の機能を有し、これらにより、回転工具又は機構
の回転によって生じる乱流の影響を減少させるようにし
ている。

本発明に係るこ、の方法は、歯科処置用ハンドピース又
はアングルピースの頭部を備えた装置により実現される
が、この頭部は、ハンドピース又はアングルピース内及
び頭部内に取付けられた手段で駆動される回転工具を取
り付けられる形状とされており、頭部には回転工具を保
持する手段を備えている。この種の装置は、一方ではハ
ンドピース又はアングルピースの本体内において、他方
では頭部内において、治療される領域に向けて水と空気
を供給し及び散布するための手段を備えている。この水
と空気は互いに混合されて霧化混合物となっており、回
転工具が歯を切削することにより生ずる切削残留物を排
除するものである。水と空気は本体内の輸送管から頭部
内の環状のチャンバーに供給され、このチャンバーから
、中心軸が回転工具の刃先に向くように配列された複数
の孔を通って外に噴き出される。本発明の装置の特徴は
以下の点にある。即ち、適切に配向された軸線を中心と
する周回形状のオリフィスを通して、頭部の下部におい
て薄い壁を有する気流円錐を発生させることにある。ま
た、この円錐の内部又は外部における円錐の直近におい
て、水噴流が円錐の周囲表面に沿って発生され、噴出源
においてはほぼ環状の断面を有する空気噴流によって、
これらの水流のそれぞれが包囲されうるようになってい
ることにある。

この空気噴流の効果は水を霧化することであり、一方、
気流円錐は、気体摩擦により初期の静止空気を押し出す
ので、その内部に若干の負圧状態を形成する。この作用
により、円錐の内面上及び外面上のどちらにおいても、
霧化された水は回転工具の刃先（フライス）に向けて導
かれる。これによって、冷却作用を最大限に確保するこ
とができる。

〔実施例〕

第１図及び第２図は本発明の実施例を図示したものであ
り、ここで、アングルピースの頭部１は、その取付部２
の中に、エア・タービン装置（図示せず）とギアを備え
たアングルピース装置（図示せず）の何れかを受容する
ことができる。このアングルピースの頭部ｌには、流体
、即ちそれぞれ公知の方法で生み出される空気及び水の
ための空気輸送管３及び水輸送管４が設けられており、
これらの輸送管はそれぞれ、リング８を頭部１に形成さ
れた凹部７の中に取付けることによって得られる周回形
状の中空部５．６に対し開口している。

このリング８は公知手段によって頭部１の内部に封止状
態で取り付けられており、リング８に挿入されたブツシ
ュ９は、その中心部に、回転機構（図示せず）の円筒部
を通すための貫通孔１０を形成している。リング８は雌
型円錐側面部１１を備え、この雌型円錐側面部１ｒは、
雄型円錐側面部１２及びブツシュ９と同軸的に対向配置
されており、空気輸送管３から供給される圧縮空気が頭
部１の外部に流出し、同時に、その流出部分において所
定の壁の厚さｅを有する気流円錐が形成されるようにな
っている。

リング８は、水噴流のノズルとして機能するフッシュ１
３を収容しており、このブツシュ１３は、気流円錐の底
面周囲に分散配置されていると共に、コアンダ効果を引
き起こすために充分な程度に、水噴流が気流円錐に近接
するように配向されている。更に、雌型円錐側面部１１
と交差しうるようになった凹孔１４に空気噴流が流出す
ることによって、気流円錐と連続する気流円筒が発生し
、回転するフライス円筒により生じる乱流から霧化作用
及び水噴流を保護する作用を強化している。

第３図は簡易化された構造を示しているが、この構造で
は、水噴流は気流の円筒に包囲されておらず、従って、
必然的に水噴流は気流円錐の内部に配されている。

第４図に示す別の実施例においては、上記の気流円錐及
び水噴流の流出孔を、水噴流用の１つの流出孔１６とこ
れを取り囲む空気噴流用の２つの流出孔とからなる三角
形状に配置された３つの流出孔からなる複数の流出孔群
で置き換えることにより、上記と同様の結果を得ること
ができる。これは、例えば、互いに正反対の位置にある
２組の流出孔群であってもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る装置の断面図である。第２図は第１図の装置をＦ方向に見た部分矢視図である
。第３図は気流円錐の内部に水噴流が配されている実施例
における装置の部分断面図である。第４図は別の実施例における装置の部分平面図である。第４Ａ図は第４図に示す別の実施例における装置の部分
断面図である。［符号の説明］ｌ・・・頭部２・・・取付部３・・・空気輸送管４・・・水輸送管５．６・・・中空部７・・・凹部８・・・リング９・・・ブツシュ１０・・・貫通孔１１・・・雌型円錐側面部１２・・・雄型円錐側面部１３・・・ブツシュ１４・・・凹孔１５．１．７・・・空気噴流用流出孔ｌ６・・・水噴流用流出孔。ＦＩＧ、４

Claims

【特許請求の範囲】

（１）歯科処置用ハンドピース又はアングルピース内の
回転工具の取付部の領域において、該工具の切削部に頂
点を有する気流円錐の作用により、前記取付部の付近を
僅かに負圧状態としている吸引作用を発生させると共に
、前記気流円錐によって生ずるコアンダ効果によって冷
却流体を配向させて、前記工具又は機構の回転によって
発生する乱流作用を減少させることを特徴とする歯科処
置用ハンドピース又はアングルピースのための霧化方法
。
（２）１又は複数の水噴流を前記気流円錐の内周面又は
外周面上に形成することを特徴とする請求項第１項に記
載の歯科処置用ハンドピース又はアングルピースのため
の霧化方法。
（３）各水噴流は、霧化作用を起こすための気流円筒に
より包囲されていることを特徴とする請求項第１項に記
載の歯科処置用ハンドピース又はアングルピースのため
の霧化方法。
（４）歯科処置用ハンドピース又はアングルピースの頭
部を備えた装置であって、該頭部は、該ハンドピース又
は該アングルピース内及び該頭部内に組み込まれた手段
により回転駆動される工具を取付けられる形状となって
おり、前記頭部には該工具を保持する手段が設けられ、
一方ではハンドピース又はアングルピース本体の内部に
おいて、他方では前記頭部の内部において、治療を受け
る領域と前記工具とを冷却するため及び前記工具の切削
により生ずる切削残留物を排除するために、互いに混合
されてスプレー状の霧化混合物となった水と空気を前記
領域に向かって供給及び散布するための手段を備え、こ
の水と空気は、前記本体内にある輸送管から前記頭部内
の環状チャンバーに向けて供給され、この環状チャンバ
ーから、前記工具の刃先部に配向された軸線を有する複
数の流出孔を通って外部に流出するようになっている装
置において、適切に配向された軸線を中心とする周回形状となったオ
リフィスを通して、前記頭部の下方に薄い壁を有する気
流円錐を発生し、また、該気流円錐のすぐ近接した内側
又は外側において、複数の水噴流が該気流円錐の側面周
上に形成されており、該水噴流のそれぞれは、その流出
源においてほぼ環状の断面形状を有する空気噴流によっ
て包囲されうることを特徴とする歯科処置用ハンドピー
ス又はアングルピースの頭部を備えた装置。
（５）前記頭部（１）は、空気輸送管（３）及び水輸送
管（４）を備え、これら２つの輸送管はそれぞれ、リン
グ（８）を前記頭部（１）の凹部（７）内に取り付ける
ことにより得られる周回形状の中空部（５）と（６）に
対して、開口するように接続しており、該リング（８）
は公知手段により前記頭部（１）に封止状態で設置され
、また、前記リング（８）に挿入されているブッシュ（
９）は、回転機構の円筒部が通過するための貫通孔（１
０）をその軸線に沿って有しており、前記リング（８）
は、空気輸送管（３）から流入する圧縮空気が前記頭部
（１）の外部に流出し、同時に、その流出部分において
所定の壁厚（ｅ）を有する中空の気流円錐を形成するよ
うに、雄型円錐側面部（１２）及びブッシュ（９）に対
し同軸に対向配置された雌型円錐側面部（１１）を備え
ていることを特徴とする請求項第４項に記載の歯科処置
用ハンドピース又はアングルピースの頭部を備えた装置
。
（６）前記リング（８）は水噴流のノズルとして機能す
るブッシュ（１０）を受容し、該ブッシュ（１３）は、
前記気流円錐の底面の周囲に分散配置され、また、コア
ンダ効果を得るため水噴流が前記気流円錐に充分近接す
るように配向されていることを特徴とする請求項第５項
に記載の歯科処置用ハンドピース又はアングルピースの
頭部を備えた装置。
（７）水噴流用の１つの流出孔（１６）と、これを取り
囲む空気噴流用の２つの流出孔（１５、１７）とからな
る三角形状に配置された３つの流出孔（１５、１６、１
７）からなる流出孔群を有することを特徴とする請求項
第４項に記載の歯科処置用ハンドピース又はアングルピ
ースの頭部を備えた装置。
（８）互いに正反対の位置に配された２組の前記流出孔
群を有する請求項第７項に記載の歯科処置用ハンドピー
ス又はアングルピースの頭部を備えた装置。